滝沢敏文
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滝沢 敏文(たきざわ としふみ、1953年9月18日[1] - 2015年6月22日[2])は、日本のアニメーション演出家、アニメーション監督。
経歴
[編集]長野県松本市出身[1]。東京造形大学映像科では写真と映画を専攻[1]。大学を卒業後、東京アニメーションフィルム(現:アニメフィルム)に入社。同社に撮影スタッフとして勤務した[1]後、シンエイ動画に移籍し演出助手に転向した[1]。その後日本サンライズ(現:サンライズ)に活動の拠点を移し[1]、『装甲騎兵ボトムズ』『ダーティペア』などの演出チーフ・監督を務めた。その後はフリーの演出家として活動していた。2011年からは、倉敷芸術科学大学の講師も務めていた。
参加作品
[編集]テレビアニメ
[編集]- 一球さん(1978年)コンテ
- ドラえもん(1979年)コンテ
- サイボーグ009(新)(1979年 - 1980年)ストーリーボード、演出
- 科学冒険隊タンサー5(1979年 - 1980年)絵コンテ、演出
- 伝説巨神イデオン(1980年 - 1981年)絵コンテ、演出
- 太陽の使者 鉄人28号(1981年)絵コンテ
- 太陽の牙ダグラム(1981年 - 1983年)絵コンテ
- 戦闘メカ ザブングル(1982年)絵コンテ、演出
- 装甲騎兵ボトムズ(1983年 - 1984年)演出チーフ、絵コンテ
- 銀河漂流バイファム(1983年 - 1984年)絵コンテ
- 重戦機エルガイム(1984年 - 1985年)ストーリーボード
- 機動戦士Ζガンダム(1985年 - 1986年)ストーリーボード
- ダーティペア(1985年)監督(鹿島典夫と連名)、絵コンテ
- 蒼き流星SPTレイズナー(1985年 - 1986年)絵コンテ
- 機動戦士ガンダムΖΖ(1986年 - 1987年)OPコンテ、ストーリーボード
- 機甲戦記ドラグナー(1987年 - 1988年)OP演出、絵コンテ
- シティーハンター(1987年 - 1988年)絵コンテ
- 機動警察パトレイバー(1989年 - 1990年)絵コンテ、演出
- 機動戦士Vガンダム(1994年)絵コンテ
- 機動武闘伝Gガンダム(1994年 - 1995年)絵コンテ
- 獣戦士ガルキーバ(1995年)絵コンテ
- BURN-UP EXCESS(1997年 - 1998年)脚本
- SAMURAI 7(2004年)監督[4][5]、絵コンテ
- ガラスの艦隊(2006年)絵コンテ
- 恋する天使アンジェリーク〜心のめざめる時〜(2006年)絵コンテ[6]
- 黒執事(2008年)絵コンテ
- イナズマイレブン(2008年)絵コンテ
- ジョジョの奇妙な冒険(2012年)絵コンテ
- 超速変形ジャイロゼッター(2013年)絵コンテ
- 黒執事 Book of Circus(2014年)絵コンテ
- 七つの大罪(2014年)絵コンテ[7]
OVA
[編集]- 装甲騎兵ボトムズ - ビッグバトル(1986年)絵コンテ、演出
- 装甲騎兵ボトムズ - 野望のルーツ(1988年)絵コンテ
- 機甲猟兵メロウリンク(1988年)ストーリーボード
- 神州魑魅変(1988年-1989年)絵コンテ
- New Story of Aura Battler DUNBINE(1988年)監督
- クラッシャージョウ - 氷結監獄の罠(1989年)監督
- クラッシャージョウ - 最終兵器アッシュ(1989年)監督
- ダーティペア 謀略の005便(1990年)監督、絵コンテ
- ファントム勇者伝説(1991年)絵コンテ
- みどりの守り神(1991年)絵コンテ
- 新海底軍艦(1996年)絵コンテ
- 装甲騎兵ボトムズ 幻影篇(2010年)絵コンテ
劇場アニメ
[編集]- 伝説巨神イデオン 接触篇(1982年)監督 ※総監督:富野喜幸
- 伝説巨神イデオン 発動篇(1982年)監督 ※総監督:富野喜幸
- 銀河英雄伝説外伝 黄金の翼(1992年)絵コンテ
- 幕末のスパシーボ(1997年)絵コンテ
- BLUE REMAINS(2001年)監督
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 『アニメージュ』(徳間書店)1982年7月号、p.85「テレビアニメーションワールド プロフェショナル探訪」
- ^ お知らせ 滝沢敏文の頭の中 売れないアニメ監督のつぶやき 2015年6月25日閲覧
- ^ “アニメ監督の滝沢敏文さん死去 「ダーティペア」「SAMURAI7」”. スポニチ (2015年6月26日). 2015年6月26日閲覧。
- ^ “SAMURAI 7 : 作品情報”. アニメハック. 2020年10月6日閲覧。
- ^ “SAMURAI 7”. GONZO公式サイト. 2016年5月15日閲覧。
- ^ アニメ公式サイトでの表記は「滝沢敏文」となっているが、エンドクレジットでは「滝沢あゆみ」となっている。
- ^ EDでは「滝澤敏史」とクレジットされていた。