滲出性表皮炎
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滲出性表皮炎(しんしゅつせいひょうひえん、英:exudative epidermitis)とはStaphylococcus hyicus感染を原因とするブタの感染症。Staphylococcus hyicusはグラム陽性の球菌であり、表皮剥脱毒素を産生する。症状は紅斑、滲出物、水疱、痂皮、皮膚剥離を特徴とし、その発病率は10%程度である。滲出物に皮垢や塵埃が付着すると黒褐色となり、煤を被ったように見えることからスス病とも呼ばれる。特徴的な病変は皮膚に限局して認められる。ワクチンはない。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 小沼操ほか編 『動物の感染症 第二版』 近代出版 2006年 ISBN 4874021239
外部リンク
[編集]- 豚滲出性表皮炎(スス病) - 家畜疾病総合情報システム 豚・いのしし編