澄川伸一
表示
すみかわ しんいち 澄川 伸一 | |
---|---|
2017年6月株式会社ジャクエツ 新作公開セミナーにて | |
生誕 |
1962年 日本・東京都新宿区 |
国籍 | 日本 |
職業 | プロダクトデザイナー |
公式サイト |
sumikawadesign |
澄川 伸一(すみかわ しんいち、1962年 - )は、日本のプロダクトデザイナー。大阪芸術大学デザイン学科教授[1]。澄川伸一デザイン事務所代表[2][3]。
来歴
[編集]東京都新宿区に生まれる[3]。1984年、千葉大学工学部工業意匠学科を卒業[3]。同年よりソニーデザインセンター、ソニーアメリカデザインセンターに勤務する[3]。1992年、澄川伸一デザイン事務所を設立する[3]。
2016年には2016年リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの公式卓球台をデザインした[3][4][5]。この卓球台には東日本大震災で被災した岩手県宮古市産の木材を利用している[5]。
作風・人物
[編集]三次元CAD/3Dプリンターをフル活用した人間工学的な曲面設計を得意とする[4]。バックパッカーと海外勤務を含めた世界57ヶ国の滞在経験を活かした、自由奔放なデザインをてがける[2]。「安心感」と「緊張感」を両立させるデザインを心がけている[4]。ネガティブな要素がないデザインを貫く[4]。
趣味はフルマラソン。サキソフォーン、ギター、ピアノの演奏もおこなう[2]。
2018年3月18日 2018板橋Cityマラソン 3時間22分49秒[6]
2010年7月23日 第63回富士登山競走 4時間27分08秒[7]
賞歴
[編集]- 2005年:富山デザインコンペ グランプリ[3]
- 2012年 ドイツ レッド・ドット・デザイン賞 [3][4]
- 2018年 ドイツiFデザイン賞 受賞[4]
主な作品
[編集]- 東京2020オリンピック・パラリンピック公式卓球台[8]
- リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック公式卓球台[5][4]
- マウンテン
- iFデザイン賞受賞[9]
- Sagan Blue 風[10]
- ダンベル
- ドイツレッドドット賞受賞[2]
- ハサミ〈エアロフィットシリーズ〉-コクヨ[2]
- Mamiya ZD 中判デジタル一眼レフカメラ -Mamiya[2]
- ドイツミュンヘン機械博物館 永久展示品
- グッドデザイン賞受賞
- AQUARIUM #003 - 製作:竹中製作所
- グッドデザイン賞受賞[11]
- PECON!
- 富山プロダクトデザインコンペ95デザイン優秀賞
- グッドデザイン賞受賞[11]
- AQUA[11]
- MELTING SEAT-試作:有限会社テイユーシー[11]
- BEACH -TOTO
- JIDAデザインミュージアムコレクション2004選定[11]
- PALETTE
- OZONE雑貨デザインコンペ98デザイン優秀[11]
- AM STEREO RADIO SRF-M100 -SONY[11]
- WALKMAN WM-SXF33 -SONY
著作
[編集]寄稿文
[編集]- コラム「澄川伸一のデザイン大冒険」『デザインニュース』234号-245号、日本デザイン産業振興会
- 「とがったモノづくり総合プロヂュース」京都工芸繊維大学、2013年3月
- 「1DCAEとデザインの融合」『日本機械学会誌』第120巻、日本機械学会、2017年7月
- 「大阪芸術大学紀要」『芸術42』、大阪芸術大学、2020年2月[12]
寄稿文web
[編集]- 澄川伸一の「デザイン道場」(2018年9月 - )[13]
掲載
[編集]- 「オリンピックのデザイン」『美術3』光村図書出版 2019年発行
- 「デザインを支える技術」『高校生の美術3』日本文教出版 2019年発行
出演
[編集]テレビ出演
[編集]- ニューデザインパラダイス [つり革] フジテレビ 2004年11月5日放送[14]
- デザインコードSP テレビ朝日 2016年9月16日放送[15]
- デザイントークスプラス #62「アシンメトリー(非対称)」NHK Eテレ 2019年1月8日放送
- デザイントークスプラス #「本能/Instinct」NHK WORLD 2019年1月3日放送
展覧会
[編集]- 「精緻の一滴」個展 六本木AXISギャラリー 2003年
- 「曲がるかたちの秘密」個展 蔵前 KONSENTSHOP 2010年
脚注
[編集]- ^ “大阪芸術大学 デザイン学科 教員紹介”. 2019年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月25日閲覧。
- ^ a b c d e f “澄川伸一略歴 プロダクトデザイナー/大阪芸術大学 教授”. https://sumikawadesign.amebaownd.com. 2021年8月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “澄川伸一 - 研究者 - researchmap”. researchmap.jp. 2019年5月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g “リオ五輪の卓球台を生んだ、デザイナーの「思想」 | MORE THAN PROJECT”. Morethan Project. 2019年5月2日閲覧。
- ^ a b c “リオ五輪のかっこいい卓球台は「日本の技術の集大成」 ソニー出身のデザイナーが手がける”. ITmedia NEWS. (2016年8月16日) 2019年5月2日閲覧。
- ^ “RUNNET 大会結果&写真”. runnet.jp. 2020年5月23日閲覧。
- ^ “第63回富士登山競走 - RUNNET ランネット・大会結果,写真”. runnet.jp. 2020年5月23日閲覧。
- ^ “三英がTOKYO 2020オリンピック・パラリンピック 卓球競技用 公式卓球台「MOTIF」を公開 | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア”. Webマガジン「AXIS」. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “マウンテン 澄川伸一 | WORK【PLAY DESIGN LAB | プレイデザインラボ 】”. プレイデザインラボ. 2019年5月2日閲覧。
- ^ “現代アートと融合、伝統工芸に新商品 NPOが仲介 ふるさと納税返礼品に”. 佐賀新聞. (2018年10月19日) 2019年5月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g “澄川伸一 | 注目のデザイナー | デザイン情報サイト[JDN]”. JDN. 2019年5月2日閲覧。
- ^ “大学紀要 | 大阪芸術大学”. www.osaka-geidai.ac.jp. 2021年8月1日閲覧。
- ^ “pdweb.jp プロフェッショナルデザインの総合Webサイト”. www.pdweb.jp. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “ニューデザインパラダイス”. www.fujitv.co.jp. 2019年5月20日閲覧。
- ^ “デザイン・コードSP~話題のモノに秘められた深すぎる物語2016~|テレビ朝日”. www.tv-asahi.co.jp. 2019年5月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- 澄川伸一/SHINICHI SUMIKAWA DESIGN WORKS
- (コラム)3Dデータから“バーチャル・プロトタイプ”を作成 ~進化したVR技術がデザインの未来を変える - 日経テクノロジーonline SPECIAL
- 100Q BY MORE THAN PROJECT 澄川伸一が答えているQUESTION - MORE THAN PROJECT