瀬戸口寅雄
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瀬戸口 寅雄(せとぐち とらお、1906年5月23日 - 1987年3月24日[1])は、日本の作家。
人物・来歴
[編集]鹿児島県生まれ。ペンネーム・瀬木俊郎。日本大学法科卒。東京毎日新聞[2]で警視庁記者、司法記者をへて、吉本興業文芸部長兼秘書課長。サトウ・ハチローに講談社の編集者野間律太を紹介され、探偵実話、裁判実話を執筆。
第二次世界大戦中は、自ら演劇人を引き連れ戦地を訪れ、出征将兵慰問活動を行っていた[3]。
戦後から時代小説を書く[4]。映画「東海遊侠伝」のほか、美空ひばり主演映画の原作を多く書いた。
著書
[編集]- 『非常線下の帝都 警官美談』官公書院 1936
- 『日本発明科学者伝』山海堂出版部 1942
- 『赤道直下』体育出版社 1944
- 『艶姿お富さん』福書房 1955
- 『鼠小僧次郎吉』鱒書房 実録巷談新書 1955
- 『若衆変化』山ノ手書房 1956
- 『大暴れ五人男』同人社 1957
- 『とかく浮世は 実話と艶笑譚』編 あまとりあ社 1957
- 『ふり袖太鼓』同人社 1957
- 『けんか侍』同光社出版 1958
- 『自雷也小判』同光社出版 1958
- 『大暴れ千両頭巾』同人社 1959
- 『山賊と長七郎』原作 伊藤正樹絵 曙出版 1959
- 『すっ飛び浪人』同光社出版 1959
- 『長七郎幽霊退治』原作 松本和夫絵 曙出版 1959
- 『長七郎日本晴れ』同光社出版 1959
- 『振袖囃子』同光社出版 1959
- 『弁天小僧 上』那須書店 1959
- 『お嬢吉三』同人社 1960
映画原作
[編集]- 瀬戸口寅雄 名義
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- 脚本
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- 唐手三四郎(1951年、児井プロ)
- ひばり捕物帖 かんざし小判 (1958年、東映京都)
- 原作
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- 東京バカ踊り(1956年、日活)
- 三橋美智也のおんな船頭唄 (1956年、日活)
- ふり袖捕物帖 若衆変化 (1956年、東映京都)
- ふり袖捕物帖 ちりめん駕籠(1957年、東映京都)
- 青い海原(1957年、東映東京)
- ふり袖太鼓(1957年、東映京都)
- 天下の鬼夜叉姫(1957年、新東宝)
- ひばり捕物帖 かんざし小判(1958年、東映京都)
- ひばり捕物帖 自雷也小判(1958年、東映京都)
- お染久松 そよ風日傘(1959年、東映京都)
- ひばり捕物帖 ふり袖小判(1959年、東映京都)
- ひばり十八番 弁天小僧(1960年、東映京都)
- ひばり十八番 お嬢吉三(1960年、東映京都)
- ひばり捕物帖 折鶴駕篭(1960年、東映京都)
- 天竜母恋い笠(1960年、東映京都)
- 大江戸喧嘩まつり(1961年、第二東映京都)
- 八州血煙り笠(1961年、ニュー東映京都)
- 緋ざくら小天狗(1961年、東映京都)
- 関東遊侠伝(1963年、日活)
- 東海遊侠伝(1964年、日活)
- 瀬木俊郎 名義
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- 原作
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- ギター抱えたひとり旅(1964年、日活)
- さすらいは俺の運命(1965年、日活)
出典
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 瀬戸口寅雄 - 日本映画データベース
- 瀬戸口寅雄 - allcinema
- 瀬木俊郎 - 日本映画データベース
- 瀬木俊郎 - allcinema