阿含の星まつり
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(炎の祭典・阿含の星まつりから転送)
阿含の星まつり(あごんのほしまつり)は、阿含宗主催の山岳修験道の柴燈護摩形式[1]による立春行事であり、毎年2月11日前後の日曜日に「炎の祭典・阿含の星まつり 神仏両界大柴燈護摩供」[2]として、京都府京都市山科区北花山大峰の阿含宗本山釈迦山大菩提寺の境内地にて開催される。主要新聞、週刊誌などにおいて広告記事により紹介される。2013年までテレビ中継されていた。
大護摩壇への点火は、開祖桐山靖雄が達成した念力の護摩[3]を継いだ聖火によって行われる[4]。阿含宗として伊勢神宮第61回式年遷宮奉祝・神仏両界大柴燈護摩供(1993年10月)を奉修して後、1994年度の星まつりから「神仏両界大柴燈護摩供」を標榜するようになった。
沿革
[編集]- 1975年2月 第1回星まつり大柴燈護摩供を開催
- 1981年2月 護摩壇が神界壇と仏界壇の両界壇となり、「宝生解脱大柴燈護摩供」と呼ばれるようになる
- 1987年2月 この年より真正仏舎利尊[5]を本尊として奉修される
- 1988年2月 通信衛星により全国阿含宗本部へ生中継
- 1992年2月 中国道教白雲観の秘仏六十星宿守護神将像が展示されるようになる
- 1994年2月 「神仏両界大柴燈護摩供」と呼ばれるようになる
テレビ中継
[編集]かつては独立局で毎年2月11日に放送していた。9:00からの55分間の生放送であるが、局によっては当日の遅れ放送を行っていた。2013年の放送[6]を最後に、以降は放送されていない。
近年の放送実績
[編集]- 2010年2月11日
- 2011年2月11日
- 司会:有賀さつき
- ゲスト:市川森一、井村雅代、井筒和幸、武田双雲、岡野弘幹(結界内出演)
- リポーター:阿藤快、駒田真紀
- ネット局
- 生放送(9:00 - 9:55)[8]:KBS京都(制作局)、びわ湖放送、奈良テレビ、テレビ和歌山、三重テレビ、ぎふチャン、チバテレ、テレ玉、群馬テレビ、とちテレ
- 当日の遅れネット:サンテレビ、TOKYO MX、tvk
- 2012年2月11日
2012年は東日本大震災復興祈願として後日、東北地方向けにも放送を行った。
脚注
[編集]- ^ 阿含の星まつり1997
- ^ 星まつりとは | 阿含の星まつり2013
- ^ 初護摩にて「念力の護摩」を焚く 阿含宗サイト
- ^ 04 大護摩壇へ点火 阿含宗の公式YouTubeチャンネル
- ^ 真正仏舎利、第2の渡来 公式サイト
- ^ 阿含の星まつり2013
- ^ 阿含の星まつり2010
- ^ 阿含の星まつり2011
- ^ 阿含の星まつり2012
参考文献
[編集]- 阿含宗公式サイト
- 『阿含宗報』
- ブリタニカ大百科事典