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炎症性ミオパチー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
炎症性ミオパチー
概要
診療科 リウマチ学
分類および外部参照情報
ICD-10 G72.4
ICD-9-CM 359.6
DiseasesDB 29473
MeSH D009220

炎症性ミオパチー(: inflammatory myopathy)とは自己抗体が関与するミオパチー[1]。炎症性ミオパチーは多発性筋炎(en:Polymyositis)、皮膚筋炎封入体筋炎(en:Inclusion body myositis)の3つの関連疾患を含む。

病型分類

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特発性炎症性ミオパチーはOlsenとWartmannによって以下のように分類されている。

OlsenとWartmannの病型分類
病型 名称 臨床・病理学的所見 関連自己抗体
I型 多発性筋炎 筋線維の壊死、CD8陽性T細胞・マクロファージの浸潤 抗Jo-1抗体など
II型 皮膚筋炎 ヘリオトロープ疹などの典型的な皮膚症状を伴う、筋線維束周囲の萎縮、CD4陽性T細胞・B細胞の浸潤 抗Mi-2抗体など
III型 筋症状のない皮膚筋炎 典型的な皮膚症状のみで筋症状を伴わない。急性間質性肺炎を合併 抗CADM-140抗体
IV型 小児の皮膚筋炎 血管炎・皮下石灰化を合併 抗Mi-2抗体など
V型 悪性腫瘍に合併する筋炎 治療反応性不良 抗TIF1γ抗体
VI型 他の膠原病に合併する筋炎 SLE強皮症に合併 抗U1/U2RNP抗体、他の膠原病の自己抗体
VII型 封入体筋炎 進行性、治療抵抗性で高齢者に好発。筋細胞内の空胞、線維状封入体が存在 自己抗体陰性

関連項目

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出典

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  1. ^ Kalenian M, Zweiman B (March 1997). “Inflammatory myopathy, bronchiolitis obliterans/organizing pneumonia, and anti-Jo-1 antibodies--an interesting association”. Clinical and diagnostic laboratory immunology 4 (2): 236–40. PMC 170510. PMID 9067664. http://cvi.asm.org/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=9067664.