炭化ウラン
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一炭化ウラン Uranium carbide | |
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一炭化ウラン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 12070-09-6 |
特性 | |
化学式 | UC |
モル質量 | 250.04 g/mol |
密度 | 13.63 g/cm3 |
融点 |
2350 °C, 2623 K, 4262 °F [1] |
構造 | |
結晶構造 | 立方晶, cF8 |
空間群 | Fm3m, No. 225 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
三炭化二ウラン Diuranium tricarbide | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 12076-62-9 |
特性 | |
化学式 | U2C3 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
二炭化ウラン Uranium dicarbide | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 12071-33-9 |
特性 | |
化学式 | UC2 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
炭化ウラン はウランの炭化物で、非常に固いセラミック様の物質である。化学量論的化合物として一炭化ウラン(UC)、三炭化二ウラン(U2C3)[2]、二炭化ウラン(UC2)[3]が存在する。
二酸化ウラン などのウラン化合物と同様、炭化ウランも原子炉用核燃料として利用でき、ペレット状またはタブレット状に加工される。過去には原子力推進ロケットでの利用も検討された例もある。
アメリカで設計されたペブルベッド炉では、炭化ウランを燃料の芯に用いていた(ドイツで設計されたものは二酸化ウランを用いていた)。
核燃料としては、炭化ウランはそのまま、または炭化プルトニウム(PuC および Pu2C3)と混ぜて利用される。混合物はウラン-プルトニウム炭化物(PuC U)と呼ばれる。
また、加速器のターゲット材としても広く使われている。
窒素と水素からアンモニアを合成する際に、炭化ウランを触媒として利用することがある[4]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ Ma, Benjamin. Nuclear Reactor Materials and Applications. Van Nostrand Reinhold Co, 1983, p. 167.
- ^ Also called diuranium tricarbide, it was reported by A.E. Austin, Acta Crystallographica, 1959, 12, 159-161.
- ^ Uranium dicarbide was reported by A.L. Bowman, G.P. Arnold, W.G. Witteman, T.C. Wallace and N.G. Nereson, Acta Crystallographica, 1966, 21, 670-671.
- ^ Hutchings, G. J., et al., Uranium-oxide-based catalysts for the destruction of volatile Chloro-organic compounds, Nature, 1996, 384, 341-343.