熊切圭介
表示
熊切 圭介(くまきり けいすけ、1934年9月24日 - 2020年11月27日)は、日本の写真家。本名は奎介。前日本写真家協会会長。
長男は同じく写真家の熊切大輔。
来歴・人物
[編集]東京都下谷西町出身。1958年日本大学芸術学部写真学科卒業。丹野章に師事。報道写真を中心に、美術全集収録の写真撮影などにもたずさわる。
三重県名張市でおきた名張毒ぶどう酒事件の遺児を記録した「母なき新入生」で、1961年講談社三賞の写真賞。
のちにフリーランスの写真家として週刊誌を中心に月刊誌、グラフ誌など主にジャーナリズムの分野で活動する。同時に単行本、美術全集等の撮影を行う。写真集に「東南アジア鉄の旅」など。
2020年11月27日、誤嚥性肺炎により死去[1]。
役職
[編集]受賞歴
[編集]- 1961年 第2回 講談社写真賞
主な出版物
[編集]- 「手漉和紙精髄」「世界の博物館」「美術全集・25人の画家」「中国の旅」(講談社、いずれも共著)
- 「毛綱殻曠」(丸善出版)
- 「朝香宮廷のアール・デコ」(東京都文興会)
- 「東京港」(東京開港50周年記念事業実行委員会)
- 「ハプスブルグの鉄」「上海鉄景」「インド鉄紀行」「マンハッタンの橋」(川崎製鉄株式会社)
- 「池波正太郎のリズム」(展望社)
- 「南島からの手紙」(新潮社)
- 「揺れ動いた ’60年代の光と影」
脚注
[編集]- ^ “熊切圭介さん死去”. 朝日新聞社. (2020年11月28日) 2020年11月29日閲覧。