コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

熊本市立熊本市民病院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
熊本市民病院から転送)
熊本市立熊本市民病院
2019年10月に開院した新病院
2019年10月に開院した新病院
情報
英語名称 Kumamoto City Hospital
標榜診療科 内科
精神科
神経内科
呼吸器科
消化器科
循環器科
リウマチ科
小児科
小児心臓外科
小児循環器科
外科
整形外科
脳神経外科
呼吸器外科
心臓血管外科
小児外科
皮膚科
泌尿器科
産婦人科
眼科
耳鼻咽喉科
放射線科
歯科
麻酔科
許可病床数 388床
一般病床:380床
感染症病床:8床
開設者 熊本市
管理者 水田 博志
地方公営企業法 全部適用
開設年月日 1946年2月1日
所在地
862-8505
熊本県熊本市東区東町四丁目1番60号
二次医療圏 熊本
PJ 医療機関
テンプレートを表示

熊本市立熊本市民病院(くまもとしりつくまもとしみんびょういん)は、熊本県熊本市東区にある医療機関。熊本市病院事業の設置等に関する条例(昭和41年12月12日条例第54号)に基づき熊本市が開設する公立の病院である。市内では単に「市民病院」といえば当院を指した呼び方であることが多い。

熊本県内に二箇所ある総合周産期母子医療センターのうちの一箇所であり(もう一箇所は熊本大学医学部附属病院)、地域周産期母子医療センターである熊本赤十字病院福田病院や、特定機能病院で高度・先進・特殊医療を担う熊本大学医学部附属病院と連携して高度な周産期医療にあたることが期待されている[1]。また、熊本県で唯一の第一種指定感染症医療機関である[2]

沿革

[編集]
2019年9月まで使われていた旧病院
  • 1945年昭和20年)4月 - 熊本市立乳児院の一部に本荘産院開設。
  • 1946年(昭和21年)2月1日 - 熊本市立民生病院として開設。
  • 1949年(昭和24年)5月10日 - 市立熊本市民病院に改称。
  • 1950年(昭和25年)7月 - 本荘産院が湖東一丁目へ移転し熊本市立産院となる
  • 1955年(昭和30年)7月1日 - 呉服町診療所を開設。
  • 1958年(昭和33年)9月1日 - 総合病院市立熊本市民病院に改称。
  • 1968年(昭和43年)3月31日 - 呉服町診療所を廃止
  • 1992年平成4年)4月1日 - 熊本市立芳野診療所を市民病院に所管替えし、市民病院附属芳野診療所として開設。
  • 1996年(平成8年)2月1日 - 開設50周年
  • 1999年(平成11年)4月1日 - 熊本市立産院を市民病院の所管とし、熊本市立熊本市民病院附属産院とする。
  • 2002年(平成14年)8月1日 - 熊本県予防接種センター開設。
  • 2009年(平成21年)4月1日 - 地方公営企業法全部適用。
  • 2009年(平成21年)12月31日 - 熊本市立熊本市民病院附属産院を廃止。
  • 2010年(平成22年)1月4日 - 助産師外来設置。
  • 2016年(平成28年)
  • 2017年(平成29年)
    • 1月20日 - 地震前の439床中、管理棟5階の10床のみ、一般の入院患者受け入れを再開[5]
  • 2019年(令和元年)
    • 9月21日 - 新病院完成式典を開く。大西熊本市長らが出席[6]
    • 10月1日 - 東町の新病院移転。なお外来は10月7日から開始。

診療科

[編集]

医療機関の指定等

[編集]

交通アクセス

[編集]

附属診療所

[編集]
芳野診療所

条例の定めに従い、熊本市西区河内町野出1410番地に無床の診療所を置く。

芳野地区は熊本圏域(熊本市)におけるへき地とされ、芳野診療所はへき地診療所とされている[7]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 熊本地震では、病棟が傾くなど倒壊の危険性があることから、外来診療および入院治療を全て停止し、全患者の転院(病院避難)を決定。
    転院に関しては、消防隊および災害派遣医療チーム(DMAT)の指揮の下、他県からの救急車、ドクターカー、ドクターヘリが用いられた。
    現在は病院外において再来患者に対する処方箋発行のみ行っており医師・看護師等の職員は避難所の支援や患者転院先での医療支援を行っている。
  2. ^ 但し精神科・リウマチ科・産婦人科に関しては外来も対応不能状態である[3]。救急外来も一部再開したが、震災前に使用していた1階の診察室・救急処置室や2階のICUはいまだに使用不能となっており、現在は当直医による対応しか出来ないため、救急車の受け入れも基本的に断っているという状況である。

出典

[編集]
  1. ^ 第5次熊本県保健医療計画 (PDF) 25頁。
  2. ^ 厚生労働省:感染症指定医療機関の指定状況 (2010年4月1日現在)。
  3. ^ a b “熊本市民病院が再診の外来診療 きょうから再開 熊本地震”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 熊本全県版. (2016年4月28日) 
  4. ^ 池上桃子 (2016年12月20日). “NICU・GCUを26日から再開へ 熊本市民病院、管理棟で”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 熊本全県版 
  5. ^ 池上桃子 (2017年1月13日). “入院患者受け入れ20日再開 熊本市民病院、10床用意”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 熊本全県版 
  6. ^ 新熊本市民病院で完成式典 来月7日から外来診療 熊本日日新聞
  7. ^ 熊本県へき地保健医療計画 改訂版 (Microsoft Word.doc) (熊本県)10頁。

外部リンク

[編集]