熊本電気鉄道1000形電車
熊本電気鉄道1000形電車 | |
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熊本電気鉄道1000形(2022年3月) | |
基本情報 | |
運用者 | 熊本電気鉄道 |
種車 | 静岡鉄道1000形 |
改造所 | 西鉄テクノサービス |
改造年 | 2021年 - 2022年 |
改造数 | 2両 |
運用開始 | 2022年3月27日 |
主要諸元 | |
編成 | 2両編成 |
軌間 | 1,067 mm |
電気方式 |
直流600V (架空電車線方式) |
最高速度 | 50km/h |
編成定員 | 252(座席90)人 |
車両定員 | 126人(座席45)人 |
車両重量 |
クモハ1000(Mc) 32.7 t クハ1500(Tc) 25.7 t |
最大寸法 (長・幅・高) | 17,840 ×2,744 ×4,110 mm |
車体 | ステンレス鋼 |
主電動機出力 | 110 kW(一時間定格) |
歯車比 | 84:15(5.6) |
編成出力 | 440 kW |
制動装置 | 電気指令式空気ブレーキ(発電ブレーキ併用) |
保安装置 | ATS |
熊本電気鉄道1000形電車(くまもとでんきてつどう1000がたでんしゃ)は、熊本電気鉄道が2022年(令和4年)より導入した電車。
概要
[編集]元静岡鉄道1000形の譲渡を受け、2022年3月27日から運用開始した[1]。
2024年5月現在、2編成4両が在籍する。
変更点
[編集]熊本電気鉄道線の架線電圧は直流600Vなので、種車の供給源となる他社線に多い1500Vの車両を導入する場合、降圧をはじめとした各種改造が必要となる。1000形は直流600V電源で軌間も同じであり、走り装置にはあまり手を加えず導入できた。ワンハンドルマスコンもそのままである。
静岡鉄道での形式番号をそのまま使用しており、熊本電鉄の他形式同様レシップ製液晶ディスプレイ・運賃箱、整理券発行機、後方確認用のミラー、発車ベル等のワンマン運転に必要な整備を行った。
客室内では各車両車端部3位側の3人掛けシートが廃され車椅子スペースを編成中二ヶ所に設け、扉開閉時用のドアチャイムが追加された。
車輛正面の行先表示器は白色LED式に変更され、左右の客用扉のうち四ヶ所に01形と同様のサイドボードを設置、静岡鉄道時代車体側面にあった種別表示灯は撤去されている。
2022年4月現在、車体のストライプ塗色は静岡鉄道時代のまま残置されている。
編成別概説
[編集]運用中車両
[編集]- 1009編成
2021年2月に静岡鉄道での運行を終えた1009編成(1009+1509)が7月に運び出され、西鉄筑紫車両基地(筑紫工場)にて改造を受けた。2022年2月1日未明に北熊本の車両基地に搬入された[2]のち試運転を実施[3]、同年3月27日から運用を開始した[1]。
- 編成表
← 御代志
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Mc | Tc | 種車の 車体製造 メーカー |
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1009 | 1509 | 東急車輛製造 |
1012 | 1512 | 東急車両製造 |
- 1012編成
2023年2月に静岡鉄道で運行を終えた1012編成(1012+1512)が熊本電鉄に譲渡を発表[4]、同年8月に譲渡予定[5] 。2024年2月6日未明に北熊本駅に陸送で到着し、4月12日夕方の便から運用入りした。
脚注
[編集]- ^ a b 熊本電気鉄道1000形デビュー! 元静岡鉄道の車両、ストライプも健在 - マイナビニュース(2022年3月27日掲載)
- ^ 生活に欠かせない県民の足として静岡から熊本に (22/02/01 18:30)(テレビ熊本) - YouTube
- ^ 【普通速度 ver】熊本電鉄1000形 本線試走行(北熊本整備工場~上熊本駅間) (2022/03/03)(熊本電気鉄道) - YouTube
- ^ 『新型車両 A3011 号出発式 および 1012 号ラストランのお知らせ ~ 静鉄電車 新型車両導入プロジェクト ~』(PDF)(プレスリリース)静岡鉄道、2023年2月16日。オリジナルの2023年2月25日時点におけるアーカイブ 。2023年6月25日閲覧。
- ^ ありがとう1011号 ラストランイベント - 静鉄電車(2023年6月30日掲載、同年7月2日閲覧)
関連項目
[編集]- 静岡鉄道1000形電車 - 種車
- 静岡鉄道クモハ100形電車 - 静岡鉄道から導入、過去に保有していた熊本電鉄500形/600形の種車