熱乾麺
熱乾麺 | |||||||||||
右下:熱乾麺、左下:豆皮、上:桂花糊米酒 | |||||||||||
繁体字 | 熱乾麵 | ||||||||||
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簡体字 | 热干面 | ||||||||||
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熱乾麺(ねつかんめん)は、武漢の著名な小吃、麺料理。茹でた小麦の麺に芝麻醤、搾菜、ネギ、およびコショウを食べる直前に混ぜ加えて調理される。武漢の典型的な朝食であり、通常朝の食堂か通り沿いの屋台で販売される。中国の最高の麺と評価された[1]。
概要
[編集]武漢熱乾麺は、山西省の刀削麺、広東省の伊府麺、四川省の担担麺、および中国北部の炸醤麺とともに「中国の五大麺」といわれる[2][3](刀削麺、伊府麺、担担麺、打鹵麺(北京)、魚焙麺(河南省)を中国の五大麺と称する場合もある[4][5])。
歴史
[編集]起源に関して権威のある説は存在しない。しかし、広く伝わる伝承がある。「百年以上前のある日、漢口で商売をしていたタンメン売りが、不景気で商売が思うように行かず麺が売れ残った。そして、すでに茹でて火の通ってしまった麺をすくい取り、油で和えて家へ持ち帰った。翌日この麺をお湯で茹でなおし、芝麻醤を少し加えたところ、意外に美味であることを発見した。このようにして新しい料理が誕生した」というものである。
他には「1930年代に、漢口の麺屋(涼麺)が茹で上げた麺をテーブルの上で干していたところ、うっかりテーブルの油壺を倒してしまい麺が油まみれになってしまった。翌日軽く茹でなおし調味料を入れてみたところ美味であった。その後改良され、今日の熱乾麺ができた」[6]といった話もある。
作り方
[編集]麺は八割方茹でた状態にしておき、料理油で和えて乾いた状態にしておく。通常、食べる朝の前の晩に仕込んでおく。食用する前に麺を大きい円錐形の竹籠の中に入れ、熱湯の中で三十秒間茹でる。何度か上げて湯をきり、その他の材料の入った器の中でかき混ぜて味を均等にする。食べる人の好みでチリソースと米酢を加える。
脚注
[編集]- ^ ““中国十大面条”出炉热干面居首 你吃过几样”. 人民网. 2013年7月9日閲覧。
- ^ 「山西面是一个有声誉的流派」中国面食网、2003年12月22日記事、中国面食网公式webページ(2008年11月26日閲覧)
- ^ 「全面報告」温州商報、2005年12月16日 11:56記事、Wenzhou Daily Press Group公式webページ(2008年11月26日閲覧)
- ^ 「中国の麺いろいろ『中国全省を食べ歩いた男』坂本一敏氏講演」大成食品公式webページ(2008年11月26日閲覧)
- ^ 「山西面食天下絶」黄河新闻网、2008年3月25日11:26:56記事、黄河新聞网公式webページ(2008年11月26日閲覧)
- ^ 武汉的本地面食"热干面" Ringo