片桐一男
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人物情報 | |
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生誕 |
1934年12月26日 日本 新潟県 |
出身校 | 法政大学 |
学問 | |
研究分野 | 歴史学(近世史、日蘭文化交渉史) |
研究機関 | 青山学院大学 |
学位 | 文学博士 |
片桐 一男(かたぎり かずお、1934年12月26日 - )は、日本の歴史学者、青山学院大学名誉教授。専攻は、蘭学史・洋学史・日蘭文化交渉史。
来歴
[編集]1934年、新潟県生まれ。新潟県立与板高等学校を卒業。1967年、法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻の博士課程を単位取得退学。
その後は法政大学助手となった。1968年より文部省職員。1983年に学位論文『阿蘭陀通詞の研究』を青山学院大学に提出して文学博士号を取得[1]。1977年より青山学院大学文学部助教授、1981年より教授。2003年に青山学院大学を定年退任し、名誉教授となった[2]。その後は、公益財団法人東洋文庫研究員[3]。
受賞
[編集]- 1986年:『阿蘭陀通詞の研究』で角川源義賞を受賞。
著書
[編集]- 著書
- 『杉田玄白』吉川弘文館〈人物叢書〉1971
- 新版 1986
- オンデマンド版 2020
- 『阿蘭陀通詞の研究』吉川弘文館 1985
- オンデマンド版 2019
- 『蘭学、その江戸と北陸 大槻玄沢と長崎浩斎』思文閣出版 1993
- 『阿蘭陀通詞今村源右衛門英生 外つ国の言葉をわがものとして』丸善ライブラリー 1995
- 『未刊蘭学資料の書誌的研究』1・2 ゆまに書房〈書誌書目シリーズ〉 1997-2006
- 『開かれた鎖国 長崎出島の人・物・情報』講談社現代新書 1997
- 『阿蘭陀宿海老屋の研究』1・2 思文閣出版 1998
- 『京のオランダ人 阿蘭陀宿海老屋の実態』吉川弘文館〈歴史文化ライブラリー〉 1998
- オンデマンド版2017
- 『江戸の蘭方医学事始 阿蘭陀通詞・吉雄幸左衛門耕牛』丸善ライブラリー 2000
- 『江戸のオランダ人 カピタンの江戸参府』中公新書 2000
- 『出島 異文化交流の舞台』集英社新書 2000
- 『平成蘭学事始 江戸・長崎の日蘭交流史話』智書房 2004
- 『阿蘭陀宿長崎屋の史料研究』雄松堂出版 2007
- 『それでも江戸は鎖国だったのか オランダ宿日本橋長崎屋』吉川弘文館〈歴史文化ライブラリー〉 2008
- オンデマンド版 2019
- 『知の開拓者杉田玄白 『蘭学事始』とその時代』勉誠出版 2015
- 『伝播する蘭学 江戸・長崎から東北へ』勉誠出版 2015
- 『江戸時代の通訳官 阿蘭陀通詞の語学と実務』吉川弘文館 2016
- 改題「阿蘭陀通詞」講談社学術文庫 2021
- 『勝海舟の蘭学と海軍伝習』勉誠出版 2016
- 『シーボルト事件で罰せられた三通詞』勉誠出版 2017
- 『杉田玄白評論集』勉誠出版 2017
- 『紅毛沈船引き揚げの技術と心意気』勉誠出版 2017
- 『出島遊女と阿蘭陀通詞 日蘭交流の陰の立役者』勉誠出版 2018
- 『鷹見泉石-開国を見通した蘭学家老』中央公論新社〈中公叢書〉2019
- 『カピタン 最後の江戸参府と阿蘭陀宿 歩く、異文化交流の体現者』勉誠出版 2019
- 『杉田玄白と江戸の蘭学塾 「天眞樓」塾とその門流』勉誠出版 2021
- 校訂・翻訳
- 『鎖国時代対外応接関係史料』校訂 近藤出版社 1972
- 『年番阿蘭陀通詞史料』服部匡延と校訂 近藤出版社「日本史料選書」 1977
- 全訳注『杉田玄白 蘭学事始』講談社学術文庫 2000
- 『レフィスゾーン江戸参府日記』雄松堂出版「新異国叢書」 2003
- 岩崎克己 『前野蘭化』平凡社東洋文庫 1996
- オンデマンド版 校訂解説 2009
- 記念論集
- 『日蘭交流史 その人・物・情報』思文閣出版 2002
- 論文