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大島 (徳島県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
牟岐大島から転送)
大島

牟岐大島の空中写真。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1975年撮影)
所在地 日本の旗 日本 徳島県
座標 北緯33度38分10秒 東経134度29分30秒 / 北緯33.63611度 東経134.49167度 / 33.63611; 134.49167
海岸線長 8 km
最高標高国土地理院)216 m
大島の位置(徳島県内)
大島
大島
大島 (徳島県)
大島の位置(日本内)
大島
大島
大島 (日本)
プロジェクト 地形
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大島(おおしま)とは、徳島県牟岐町にある周囲約8kmの無人島である。徳島県海部郡牟岐町に所属するため、牟岐大島(むぎおおしま)と呼ばれることも多い。今でも多くの自然が残されており、徳島県内では釣りダイビングの名所として有名である。とくしま88景に選定。

地形

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周囲約8 km、高さ約200 mの、かなり急勾配な地形を持つ島である。島の周囲も切り立っており、島の西部にある船着き場以外から上陸することは難しい。このような厳しい環境が人を寄せ付けず、今日まで多くの自然を残す結果となっている。

島の西部の入り江には男性器の先端に似た岩「珍宝岩」がある。昔、美しい姫が身投げしたところに現れた岩と伝えられ、姫神祭という奇祭が行われている[1][2]。また、南西部には鰹のタタキの形をした高さ100mの岩壁「カツオのタタキ岩」がある[3]。こちらは古来からの名称ではなく、2024年1月に小阪健一郎が命名した新しい名称である[4]

北方には櫂投島、西方には津島小津島出羽島がある。

動植物

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島のほぼ全域に渡って樹木に覆われており、豊かな森林を形成している。タブノキシラタマカズラが主である。では珊瑚礁が広く分布しており、イサキクマノミなど温帯亜熱帯の楽園となっている。また、日本紅斑熱を媒介するマダニも多く、死者も出ているので注意が必要である[5]

交通手段

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牟岐港からに乗る以外に島に渡る手段はない。また、定期便は無いため、事前に地元のダイビングクラブや渡船業者に依頼する必要がある。島は個人所有の為、無断で立ち入る事はできない。

脚注

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  1. ^ 徳島県牟岐町に伝わる、おおらかで大胆な「奇祭」」『職員ブログ』B&G財団、2016年9月2日。2024年9月5日閲覧
  2. ^ 姫神伝説」牟岐町、2012年2月1日。2024年9月5日閲覧
  3. ^ 小阪健一郎「徳島・牟岐大島 カツオのタタキ岩」『ROCK & SNOW』103号、山と溪谷社、2024年3月、40-43頁。 
  4. ^ 「カツオのタタキ岩」って何? →“想像以上に鰹のたたきな岩”がもはやうまそう 「薬味までかかってる」「ポン酢いる」」『ねとらぼ』2024年8月3日。2024年9月5日閲覧
  5. ^ 馬原文彦「徳島県大島における日本紅斑熱媒介マダニ調査」『日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集』第63巻、日本衛生動物学会、2011年、doi:10.11536/jsmez.63.0_68_2 

関連項目

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外部リンク

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