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小笠原幹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
牧野幹から転送)

小笠原 幹(おがさわら かん、1826年1月24日文政8年12月17日[1]〉 - 1894年明治27年〉3月9日[1][2])は、幕末福井藩士明治時代の官吏笠松県知事。宮城県仙台区長。幼名幹吾、のち主殿介[3]。旧姓は牧野[3]

経歴

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父は主殿[3]。1845年(弘化2年)家督を相続し、横井小楠に学んだ[3]大番頭に進み軍制を改革し、農兵隊を組織した[1]。幕末期には一時、田内源介と名乗った[3]

維新期に入ると内田盛徳と名乗り[4]、1868年(慶応4年5月)笠松県知事に任ぜられるが病により辞し、翌1869年(明治2年)には福井県大参事となり、1871年(明治4年)大蔵省七等出仕、秋田県、1871年(明治4年)11月[4]入間県権令[注 1]を経て、1879年(明治12年)7月、宮城県名取郡長、1885年(明治18年)1月に仙台区長に就任し、奏任官に列した[3]。1886年(明治19年)8月、官を辞して東京に移り、1893年(明治26年)8月には姓を牧野に復した[3]

脚注

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注釈

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  1. ^ 入間県権令の時に名を内田盛徳から小笠原幹に復す。

出典

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  1. ^ a b c 上田ほか 2001, 1729頁.
  2. ^ 大植 1935, 395頁.
  3. ^ a b c d e f g 仙台人名大辞書刊行会 1933, 162頁.
  4. ^ a b 保科 1882, 73頁.

参考文献

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  • 保科保 編『地方沿革略譜』報告社、1882年https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/784650 
  • 仙台人名大辞書刊行会 編『仙台人名大辞書』仙台人名大辞書刊行会、1933年http://legend.main.jp/51-001-02-0000-sendaijinmeidaijisho.htm 
  • 大植四郎 編『国民過去帳 明治之巻』尚古房、1935年https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1262271 
  • 上田正昭ほか 監修『講談社日本人名大辞典』講談社、2001年。ISBN 4062108496