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常盤井宮全仁親王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
常盤井宮全仁親王

全名 全仁(またひと)
身位 三品・親王
敬称 殿下
出生 元亨元年(1321年
死去 貞治6年7月19日1367年8月15日)(享年47)
子女 常盤井宮満仁親王
父親 常盤井宮恒明親王
役職 大宰帥
中務卿
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常盤井宮全仁親王(ときわいのみやまたひとしんのう、元亨元年(1321年) - 正平22年7月19日1367年8月15日))は、室町時代初頭の皇族常盤井宮2代当主。位は三品。大宰帥中務卿に任じられる。子に常盤井宮満仁親王

経歴

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恒明親王が19歳の時の子で、暦応4年(1341年)、21歳の時に元服する。この時既に親王宣下を受けていたらしく、『砂巖』には「全仁親王」と書かれている[注釈 1]

貞治6年(1367年)6月、病気により出家、翌月薨去した(『愚管記』、『師守記』)。室町幕府は親王薨去を悼んで5日間訴訟を停止したという(『師守記』)[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ 松薗斉は、親王宣下を後醍醐天皇の意向であったとする[1]

出典

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  1. ^ 松薗、2023年、P157.
  2. ^ 松薗、2023年、P170.

参考文献

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  • 今谷明「中世の親王家と宮家の創設」(『歴史読本』2006年11月号)
    • 松薗斉『王朝時代の実像15 中世の王家と宮家』(臨川書店、2023年) ISBN 978-4-653-04715-5