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Wikipedia:外部リンク

これはこのページの過去の版です。月下美人 (会話 | 投稿記録) による 2010年3月2日 (火) 17:57個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎掲載すべきでない外部リンク: 語を補う)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ウィキペディアの記事を作成するに当たって、ウィキペディアの方針などの理由でウィキペディアの記事に取り込むことのできない情報を持っている外部サイトを参照することが有益なことがあります。

その一方で、「ウィキペディアはミラーサイトでもリンク集でもありません」の観点から、記事の扱っている事柄についての理解を促進するのに特別役立たない外部サイトへのリンクを記事に掲載することは避けるべきです。

このガイドラインでは、外部リンクの選び方についての基準を具体的に規定します。

基本的な考え方

まずはじめに考慮すべき基本的な考え方は以下のとおりです。

  1. その外部リンクが、記事の内容を補完するものであること。
  2. その外部リンクが、記事の内容についての読者の更なる理解への助けとなること。
  3. その外部リンク先が、日本語版ウィキペディアの利用者にとってのアクセシビリティ、可読性を確保していること。
  4. その外部リンクが将来にわたって有効であること。
  5. 外部リンクは最小限度にとどめること。
  6. 外部リンクの選択に際しても、ウィキペディアの3大方針である中立的な観点検証可能性独自研究は載せないの指針を適用すること。

これらの目的を達成するために、以下で具体的な基準を記述します。

禁止される外部リンク

次のような外部リンクはウィキペディア上のどの名前空間でも例外なく排除されます。

  1. 著作権侵害、肖像権侵害などの法令違反を行っているか、公序良俗に反する恐れのあるページへのリンク。そのようなページを含むサイトへのリンクには最大限の注意が必要です
  2. スパム・ブラックリストに掲載されているサイト(ここに掲載されているサイトへの外部リンクを含んだページは保存できません)。

掲載してよい外部リンク

次の項目のサイトは、方針Wikipedia:出典を明記するなどの観点から、記事の質、また読者の理解を高めることに資する出典や資料とする目的であれば、記事の外部リンク先に含める事が出来ます。

  1. 記事が、組織や人物、ウェブサイトなどに関するものである場合、その公式サイト。
  2. 情報の信頼性検証可能性などにおいて書籍や学術論文などと同等の水準を保っており、出典、参考文献として掲げるに値するサイト。
  3. 記事が、書籍や音楽、映像メディアに関するものである場合、その内容を参照することができるサイト。
  4. 著作権や技術的な問題で記事本文に含めることができない情報で、項目の理解にとって意味のあるもの(例:映画の出演者一覧、インタビューの書き取り、レビュー)。

ただし、上の第3項および第4項においては、以下の#掲載すべきでない外部リンクのどの項目にも該当しないことを確認すべきです。第1項については、上記の#禁止される外部リンクに該当しない限り、原則として排除されるべきではありません。第2項については、#掲載すべきでない外部リンク中立的な観点検証可能性独自研究は載せない、などのポリシーに適合するかどうか考える手がかりを与えてくれますが、#掲載すべきでない外部リンクのどれかに該当するからといって、直ちにそのサイトへの外部リンクが排除されるわけではありません。大切なのは、情報の信頼性検証可能性など、リンク先の内容の質や、似たような外部リンクをいくつも掲載しないことなど、上記「基本的な考え方」の各項目について慎重に吟味する事です。

外部からのリンクを禁止しているページへのリンクの扱い

掲載してよい外部リンクに該当するウェブサイトが、外部から個別ページあるいはそのサイトへのリンクを禁止している場合であっても、閲覧者の利便性を優先し、個別ページへのリンクを掲載して構いません。また、リンクというのはそのウェブページの情報を取得・表示させるものです。「デジタル・ネットワーク社会と著作権 Q:無断でリンクを張ることは著作権侵害となるでしょうか。」に述べられる著作権情報センターの記述もこの様な(ウィキペディアの)見解を裏付ける一つとなります。

多くの記事において個別ページを外部リンクで示す例は数え切れない程有りますが、ここで言う利便性の一例として、記事「日本国憲法」の外部リンクに* 日本国憲法原本 - 国立公文書館があります。これは個別ページであり、国立公文書館のトップページからウィキペディアの閲覧者はこの個別ページに容易に辿り着けない事や、この様な個別ページが有ることを知らない場合や「日本国憲法原本」について探し出したり、検索する事すら思いつかないことが考えられます。この例のように個別ページを表記しなければ示す事が出来ない事柄などもあり、個別ページは閲覧者の利便性を増すものとなり、記事によっては必要不可欠となります。

また、一部の日本語サイトでよく見られ、一部で主張されているネチケットである「リンクを貼る際には連絡してほしい。(場合によっては許しを得てほしいと言う場合もある)」というものがありますが、これは不要です。仮にこのようなネチケットがウィキペディアの方針として実践されたとしても、誰がどう連絡を取りどう許可を出したかというログがウィキペディア上に残らないため、ウィキペディアが求める検証可能性を満たすことができないからです。また、Webを開発したティム・バーナーズ=リーも「There is no reason to have to ask before making a link to another site」(和訳:他のサイトへのリンクを貼る際にお伺いをたてる必要はない。(出典))と言っています。

掲載すべきでない外部リンク

標準名前空間(通常の記事)においては以下のいずれかに当てはまるサイトへの外部リンクは掲載すべきではありません。

  1. 記事に含まれている内容を本質的に超えないもの。これは、その記事が将来秀逸な記事に選定されたとき、当然含まれるべき内容以上の記述を持たない外部サイトへのリンクも掲載すべきでないことを意味します。
  2. 検証不可能な記述によって読者に誤解を与えるようなサイト。これはWikipedia:検証可能性のガイドラインを外部リンク先の内容にも準用することを意味します。
  3. その外部サイトが物品やサービスの販売(広告、アフィリエイト等の商業行為を含む)以外に特筆すべき内容を持っていない場合。たとえば、書籍を参照する場合、ネット上の書店内のページへリンクするのではなく、Help:ISBNのリンクに準拠した方法をとるべきです。
  4. 記事に加筆しようとしている利用者自身が所有、管理、または執筆を行っているサイト。これはWikipedia:中立的な観点を確保するための基準です。
  5. 特定のブラウザやソフトを使用しなければ閲覧できないサイト。
    • 特に、Adobe Flash, Javaなどの拡張アプリを要求するドキュメントへの直接リンクはなるべく避けてください。
  6. 閲覧に有償、若しくはユーザー登録を必要とするサイト。(後述)
    • 無償ログイン方式は内外の新聞社系サイトなど比較的良質なソースに多いですが、将来有償になるかもしれません。
  7. 検索サイトの検索結果へのリンク。
  8. ブログは当該記事内容と直接関係があり、その分野の専門家とみなされる著者によるものを除いて、排除すべきです。
  9. SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)およびそれに類するもの。これらのサイトでは、記事に関係のある記述やその他の情報が将来失われてしまう可能性があるからです。
  10. 外部のウィキサイトなど。ただし、十分な数のユーザーが書き込んでおり、十分な実績と情報量があるウィキサイトで、ユーザーが当該記事の内容を理解する助けになると認められる場合には、リンクを貼る事を考えても良いかもしれません。
  11. 記事の内容に直接関係がないサイト。たとえば、
    • タレントの記事において、公式サイトは掲載すべき外部サイトですが、個人または複数のファンが私的に運用しているそのタレントについてのサイトへの外部リンクは、#掲載してよい外部リンクの第2項に当てはまらない限りにおいて、掲載すべきではありません。
    • ギター」のページにおいては、ギター奏者やギターメーカーのサイトは、それが公式のものであっても、これらの外部サイトへのリンクを置くべきではありません。個別のギター奏者やギターメーカーの記事にならば、これらのサイトへの外部リンクを含めることができます。ただし、これらのサイトがギターの歴史や製造方法などについて検証可能かつ信頼の置ける記述を行っているなどの場合にはその限りではありません。
  12. 別のウェブサイトへのリダイレクトになっているサイト(URL)。

上記項目のいくつかについて以下で更に詳説します。

宣伝目的のリンク行為、自分が運営にかかわっているサイトへのリンク行為
ウィキペディアがより広く認知されるにつれて、自らが運営に関係しているサイトへの外部リンクをウィキペディアの記事に掲載することによって、サイトへのアクセスを増やしたいと多くの人が考えるでしょう。しかし、そのサイトが商業目的(アフィリエイト等を含む)であれ非営利目的であれ、#掲載してよい外部リンクの第1項および第2項に当てはまらないものに関しては、そのサイトへの外部リンクは排除すべきです。もしあなた自身が運営に関わっている、あるいは、個人的に応援しているサイトへの外部リンクが当該記事にとって非常に有益であると考えたとしても、意図するとせざるとにかかわらず、あなたの判断が中立的でない可能性があります。このような場合は、サイトへのリンクは最大限自制すべきであり、掲載する前にまずは上記の基準を十分に吟味してください。リンクを掲載する前にノートページで他の利用者にリンクを張るべきか否か意見を聞くことも有益でしょう。
もし、ウィキペディアの記事にスパムリンクを掲載するボットの類を発見した場合、管理者に報告してください。管理者はこれらのボットをブロックしてください。
ユーザー登録を必要とするサイト
たとえば、新聞社や雑誌社などの運営するサイトでは、記事やそのバックナンバーを閲覧するにあたってユーザー登録を要求する場合があります。ユーザー登録を必要とするサイトは、多くのユーザーは(ユーザー登録を行うことなく)閲覧することができないので、そのサイトへの外部リンクは、以下の例外を除いては掲載すべきではありません。
  • そのサイト自身が当該記事の主題である場合。
  • そのサイトの内容が、書籍や学術論文などと比較しても十分高度な内容を持っており、参考文献、記事中の出典として掲げたい場合。
日本語以外の言語で記述されたサイトへのリンク
日本語で書かれたサイトで、それ以外の言語で書かれた別のサイトと同程度の内容を含むものがあれば、日本語のサイトのみを外部リンクに含めるべきです。

中立的な観点

記事を執筆するに当たってはWikipedia:中立的な観点は必ず守られるべき方針ですが、これは、ある特定の観点から書かれた言説への言及を禁止するものではありません。すなわち、ある特定の観点を主張する外部サイトへのリンクを禁止する根拠とはなりません。しかしながら、外部リンクの選択においては、中立的な観点を確保するために、ある特定の観点から作られたサイトに偏って外部リンクを掲載すべきではありません。外部リンクの選択に当たっては、ある観点から書かれたサイトへのリンクを掲載するときは、別の観点から書かれたサイトへのリンクや参考文献も同じぐらい多く掲載するべきです。

不適切な外部リンクを見つけたら

記事を編集していて、この文書に照らして不適切と思われるリンクを見つけたら、編集でこれを適切なものに直してください。#禁止される外部リンクに該当するものに関しては、削除依頼で対応すべき場合があるかもしれません。

関連項目