ジャン=ジャック・オリガス
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ジャン=ジャック・オリガス(Jean-Jacques Origas、1937年 - 2003年1月26日)は、フランスの日本近代文学研究者。
パリ大学および高等師範学校でドイツ語文学を学んだのち日本文学に志望を変え[1]、早稲田大学、東京大学に学び、森鴎外、夏目漱石、坪内逍遥を研究。65年フランス国立東洋言語文化研究所助教授、69年教授。
1988年国際交流基金賞受賞、2004年没後『物と眼 明治文学論集』でやまなし文学賞受賞。
著書
- 『物と眼 明治文学論集』岩波書店 2003.9.
- Dictionnaire de littérature japonaise, Jean-Jacques Origas, PUF, Collection Quadrige
- La Lampe d'Akutagawa. Essais sur la littérature japonaise moderne, Jean-Jacques Origas, présenté par Emmanuel Lozerand et Christophe Marquet, Paris, Les Belles Lettres, coll. "Japon" octobre 2008
参考文献
- 「追悼 ジャン=ジャック・オリガス教授」『比較文學研究』東大比較文學會編 (通号 83) 2004.3
- 金子美都子「オリガス先生パリ訃報」
- 「ジャン=ジャック・オリガス教授著作目録」
- Emmanuel Lozerand「ロズランサン,ヨンデクダサイ」安藤智子訳
脚注
- ^ 高等師範学校に留学していた阿部良雄が彼に日本語を教えたことを著録している。阿部良雄『若いヨーロッパ――パリ留学記』中央公論社〈中公文庫〉、1979年(原著1962年)、85頁。ISBN 4-12-200636-8。