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ゴロワーズ

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フランスで販売されていたGAULOISES-CAPORAL。現在はGAULOISES-BRUNESにリニューアルされている。
フランスで販売されていたGAULOISES-CAPORAL。現在はGAULOISES-BRUNESにリニューアルされている。
スペインで販売されているGAULOISES-Blondes FILTRE
スペインで販売されているGAULOISES-Blondes FILTRE
オランダで2007年頃に販売されたGAULOISES-Blondes LIGHTSの限定パッケージ
オランダで2007年頃に販売されたGAULOISES-Blondes LIGHTSの限定パッケージ

ゴロワーズ: Gauloises)は、アルタディス社が製造するタバコの銘柄。1910年フランスで登場した銘柄で、ジタンと並びフランスでは現在も人気なブランドである。

概要

gauloisesという語は直訳で「ゴール人の女」を意味する。「ゴール」とは現在のフランスにあたる地方の古名。形容詞でもあり、その場合は「陽気な」「好色な」「あけっぴろげな」という意味になる。パッケージには翼のついた兜のイラストがあしらわれている。この兜は古代ガリア人の騎士たちが用いた防具で、フランスの伝統的な兜である。このデザインになったのは1936年で、マルセル・ジャクノというグラフィックデザイナーの手によるもの。以来ゴロワーズはこの基本デザインを守り続けている。

「BRUNES」と表記されているパッケージは、タバコ葉を堆積発酵させた黒タバコと呼ばれるタイプである。黒タバコ特有の強い香り(と言うより匂い)があり、これがゴロワーズの最大の特徴となっている。「Blondes」と表記されているパッケージは一般的なアメリカンブレンドであるが、オリエント葉が比較的多めに使用されている。そのためこちらも、Brunesほどではないにせよ、やはり特徴的な香りを持つ。

現行販売製品

製品名 価格 本数 発売年月日 タール ニコチン 販売地域 備考
GAULOISES-BRUNES 460円 20本 1964年9月 10mg 0.8mg 全国 黒タバコ (両切り)
2000年にCAPORALからBRUNESに変わり、それと共にパッケージ・巻きの変更もされた。
GAULOISES-Legeres 460円 20本 1987年7月 8mg 0.6mg 全国 黒タバコ (プレーンフィルター)
GAULOISES-Blondes FILTRE 460円 20本 2003年11月 10mg 0.9mg 全国 アメリカンブレンド (チャコールフィルター)
GAULOISES-Blondes LIGHTS 460円 20本 2004年5月 6mg 0.6mg 全国 アメリカンブレンド (チャコールフィルター)

関連項目

ゴロワーズカラーのシトロエン・クサラWRC
  • かまやつひろし - 1975年(昭和50年)に「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」という楽曲を発表している。タイトル通りこのタバコを歌っている。
  • サルトル - ゴロワーズを愛煙しており、現在残されている彼の写真の数々にその姿を見ることができる。
  • ダイ・ハード - シリーズ1作品目でジョン・マクレーンが、倒したテロリストの持ち物の中から奪い、その後、テロリストの首領、ハンスに渡すタバコがゴロワーズ。このシーンを確認するとフィルターがあるので、恐らくプレーンフィルターかアメリカンブレンドのどちらかと思われるが、マクレーンが無線で警官のパルに、このタバコを持っているということはテロリストはヨーロピアンだろうと話していることから、プレーンフィルターの可能性が高い。
  • レン・デイトン - 処女作「イプクレス・ファイル」(1961)をはじめとする初期のスパイ小説作品シリーズで主人公となる、労働者階級出で眼鏡をかけた名無しの偏屈スパイ(映画では「ハリー・パーマー」と名付けられ、マイケル・ケインが扮した)が愛飲。この煙草独特の臭気のため、喫煙が許容されていた1960年代でも周囲の英国人たちからは臭いがひどいと不評だが、主人公は意に介していない。

外部リンク