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寄席芸人伝

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寄席芸人伝
ジャンル 青年漫画
漫画
作者 古谷三敏・ファミリー企画
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミック
レーベル ビッグコミックス、他
発表号 1978年8月25日 - 1989年11月25日
巻数 全11巻(ビッグコミックス)
全2巻(小学館叢書)
全8巻(中公文庫コミック版)、他
話数 全153話
小説:小説寄席芸人伝
著者 永倉万治
イラスト 古谷三敏
出版社 小学館
レーベル BIG NOVELS
発行日 1984年6月20日
巻数 全1巻
話数 全8話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

寄席芸人伝』(よせげいにんでん)は、古谷三敏による日本漫画。漫画雑誌ビッグコミック』(小学館)において、1978年昭和53年)から1989年平成元年)まで連載された[1]。全153話[2]明治大正昭和の各時代を舞台とし[3]、各話ごとに架空の落語家、もしくは落語の関係者を主人公として、主に寄席にまつわる人々のエピソードを描く。基本的に1話完結のオムニバス形式であり[* 1]、全話に共通した主要登場人物や物語は存在しない[* 2]

古谷の代表作の一つであり[4][5]、『ダメおやじ』と共に、古谷が漫画家として人気を博すきっかけとなった作品の1つである[6][7]。著者名義は古谷と、古谷が芳谷圭児と共に設立した漫画制作プロダクション・ファミリー企画との連名による「古谷三敏 ファミリー企画」[1]。脚本協力は漫画原作者のあべ善太[1][* 3]

あらすじ

※ オムニバス作品のため、例として第1話「写実(レアリスム)の左楽」のみ紹介する[10]

明治末期。落語家の3代目柳亭左楽は、人情噺で人気を博している。左楽が寄席で、ある下男がある者に脅され、世話になった主人を槍で突こうとする場面を演じると、客席から文士の高野酔桜が「まずい!」と一喝する。左楽が理由を問うと、高野は「レアリスム、即ち写実が欠けている」と言う。左楽は、決して殺したくはない相手を、命惜しさに殺さなければならない心理を知るため、「お前を殺さなければ、落語家としての俺が死んでしまう」と、泣きながら自宅の愛犬を殺す。左楽が高座で号泣しながら下男の槍を演じると、客席は拍手で満ち、高野も称賛する。これを機に左楽は、落語における写実を極めてゆく。

やがて、大正期の初めての冬。左楽は豪雪の甲州で山に登り、行き倒れになる。命拾いして病院に担ぎ込まれた左楽は、「『鰍沢』を完成させたかった」と語る。その年の夏。猛暑のあまり、寄席の客たちが服を緩めて団扇で煽いでいる中で、左楽は『鰍沢』を始める。演目『鰍沢』は、豪雪の時期の設定であり、仲間の落語家たちは「客たちには受けないのでは」と危惧する。しかし、迫真に迫る左楽の演技は、あたかも背後に猛吹雪が吹き荒れるようである。客たちは団扇の手を止め、緩んだ服を直し、ついには身震いし始める。左楽は「写実(レアリスム)の左楽」の異名を持つに至る。

作風とテーマ

大正時代の浅草の寄席

時代設定は、明治から昭和中期にかけての様々な時代である[11][12]。特に、街のあちこちの寄席が庶民の娯楽の場として、多くの客たちに人気を博していたころ[12]、まだ街に遊廓も人情も残されていたころが舞台となっている[13]

各話ごとの主人公の落語家も、名人、若手の真打[12]、駆け出しの前座、芸の上達に苦悩する者、慢心する者[11]、70歳以上の高齢で入門する前座といったように、様々な地位や年齢の者が登場する。落語家のみならず、名落語家の人力車を引く車夫、落語の道を断念して別の職に就く者、下座(出囃子)の太鼓や笛の名人、ベテランながら一線を退いて後進の育成に生き甲斐を見いだす者もいる[12]。芸に身を滅ぼす者、失敗を成長の糧とする者、既存の伝統から脱却して新しい落語を確立しようとする者など様々だが、落語を愛し、寄席を愛し、自分の仕事に誇りを持っているという点は共通している[12]

師匠と弟子、落語家と妻、落語家同士、演者と観客など、寄席とそれを取り巻く人間模様を描いた作品であり[14]、それぞれの芸人が持つ得難い個性を、1話1人ずつ描き分けることで、独特の世界が作り上げられている[15]。「古典落語は流れから結末まですでに決まっており、聴く側も大抵それを知っているはずなのに、決まりきった型の話を聞いてなぜ面白く感じるのか」「落語が楽しませる相手は批評家や文人か、それとも大衆か」「噺の中で複数人の役を演じるとき、多くの落語家はなぜ声色を変えないか」といった、落語における基本的な問題も、漫画の中に込められている[16]

物語は基本的にシリアスであるが、ところどころに、ふと心を和ませるようなユーモアが散見される[11]。古谷は本作以前に、『ダメおやじ』のようなギャグ漫画で人気を博したが、ギャグを描くための綿密な計算が、こうしたシリアスな漫画の描写に活かされているとの意見もある[11]

多くの登場人物の描写は、古谷三敏が師事した赤塚不二夫譲りの、デフォルメされた愛嬌のある3頭身であり[11]コマ割りと共に、基本的かつシンプルな絵柄として描かれている[16]。全編を通じた、柔らかで端正な描線は、古谷の漫画独自の物である[17]。登場人物が激動の時代に弄ばれたり、人々の残酷な心に蹂躙されるような話も見受けられるが、そうした悲惨な境遇や生涯も、ユーモラスな雰囲気の絵により、救いと奥行きがもたらされている[17]。画風や、作中に様々なうんちくが登場するなどの点は、『ダメおやじ』の後期展開や、古谷が後に描く『BARレモン・ハート』にも通じている[18][19][20]

モデル

5代目古今亭志ん生。貧乏時代、酒好きな性格、満州慰問の経験が、それぞれ本作の第9話、第25話、第58話のモデルになっている[7]

登場人物は架空の人物であるが、実在の落語家らのエピソードがモデルとなっている[21]

例として、単行本第1巻収録の第2話「女(タレ)好きの小三太」は、女好きの落語家が、過度の遊廓通いが祟って梅毒で足腰の自由を失い、妻に背負われて楽屋入りして高座を務めるという物語であり、同様の経緯を辿る初代柳家小せんがモデルと見られている[22]

また第1巻収録の第9話「貧乏小円太」や、第2巻収録の第27話「晦日の月の助」に登場する貧乏な落語家は、5代目古今亭志ん生の貧乏時代がモデルであり、第2巻収録の第25話「一斗酒勝太郎」での酒好きの落語家は、その志ん生の酒好きな性格がモデル、第5巻収録の第58話「望郷二代 三升屋勝蔵」で描かれる第二次世界大戦中の朝鮮満州の落語家の慰問は、志ん生の満州慰問がモデルといったように、実在の1人の落語家が複数の話のモデルとなっているケースもある[7]

第11巻収録の第143話「犬の目 三遊亭円麗」で題材として取り上げられている、老いた落語家の白内障角膜移植は、小せんの患った白内障と林家彦六の死後の角膜提供、同巻の第149話「始末の極意 柳家吉兵衛」の主人公である倹約家の落語家は、同様に倹約で知られた彦六や9代目桂文治と、複数の落語家のエピソードが統合されているものもある[7]

制作背景

古谷三敏自身の弁によれば、古谷は子供のころから落語を好み、先述の古今亭志ん生や、三遊亭圓生三遊亭金馬といった落語たちを特に好んで聞いていた。そうした名人の落語家たちの芸と人生を描いた作品が、本作とされる[6][7][* 4]

古谷が実際に落語家たちに取材したところ、「そんなきれいな世界ではない」と言われ、人気を得られずに自殺した落語家の話なども聞かされたものの、古谷は暗く悲惨な雰囲気の作品を描くことは好まなかった。そこで、必ずしも現実に即したリアルなものでなくとも、自身の頭の中にある芸人の世界を温かい目線で、一種のファンタジーとして本作を描いたという[6][7]

情けない中年男性を主人公とした『ダメおやじ』、バーを舞台とした『BARレモンハート』と同様、それ以前に他の漫画家たちが描いたことの無い分野への挑戦として製作された作品でもある[6]

派生作品

小説寄席芸人伝
本作の内の計8話を小説化した作品。原作は古谷三敏、著者は永倉万治。小学館より1984年(昭和59年)6月10日に発行された。永倉自身の弁によれば、本作が連載中だった当時に彼に依頼が来たものの、永倉は諸事情から漫画を嫌悪していたため、文庫本を一気に読んで寄席の知識を得て、一気に書き上げたものが本作であり、そうした意味で「いい加減な作品」と語っている[24]。また、それまで本名名義だった永倉が、初めて「永倉万治」の名を用いた作品でもある[24]石山かつみの朗読によるカセットテープ版もある(東京ヘレン・ケラー協会、全4巻)[25]
落語うんちく高座 実録・寄席芸人伝
実在の寄席や落語家たちを題材としたエッセイ集。著者は古谷自身。廣済堂出版より1984年9月15日に発行された。

社会的評価

本作は、医学者の尾形悦郎[22]、教育学者の齋藤孝[26]、エッセイスト・タレントの糸井重里[14]漫画評論家いしかわじゅん[11]紙屋高雪[27]中野晴行[12]、俳人・文芸評論家の齋藤愼爾[10]、著述家の伊藤賀一[28]、落語家の立川談修[29]、ノンフィクション作家の矢島裕紀彦[* 5][7]、文筆家の和田尚久らにより[7]、高い評価を受けている。

紙屋高雪は、落語の演目に絡めながら、落語の世界の雰囲気を伝える様を評価しており[27]、「落語漫画の頂点[27]」「新作の落語漫画は本作を超えられるかどうかをバロメータとしているといっても過言ではない[27]」「寄席や落語家を扱った漫画の中でも、本作の右に出るものはない[16]」と絶賛している。尾形悦郎も「ノーベル文学賞に値する」として[22]、いしかわじゅんも「古谷三敏の漫画の中で、自身が最も好きな漫画」として称賛している[11]

また紙屋は本作を、シンプルな構成のために再読性が高く、誰でもいつでも、何度でも繰り返し読める漫画として評価している。紙屋はそのように、自分にとって再読性の高い本を「夜中にインスタントラーメンとインスタントコーヒーをすすりながら読む定番の本」とたとえて、星新一、初期の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、『1・2のアッホ!!』、そして本作を挙げており、紙屋自身も高校時代から何度読んだかを数え切れないという[16]

中野晴行も、連載終了から20年以上を経ても、古さを感じることなく読むことができ、落語に詳しくなくても十分に楽しむことができる漫画と評している[12]。また、労働の意味、生き甲斐とは何か、を描き出したという点で、落語や寄席を題材にした漫画の中でも、本作を独特な存在と語っている[12]

齋藤孝は、作中の緩やかで温かみのある雰囲気、非常に細やかな感情表現を評価しており[26]、「気持ちや表情がしっかり伝わる。情がある世界で、その感情というものが確実に現れている」「アメリカン・ドリームのように、成功と失敗、勝負という概念とは違い、静かに、真面目に生きて、最後にはその人なりの芸を見つけることといった、日本の伝統的な精神を表現してる」とも語っている[26]

いしかわじゅんは、本作の登場人物が丁寧に描写されており、それでいて描写は余計なものが廃されており、過剰な背景の心理描写が無いことを「名人の演じる落語を見るよう」とたとえている[11]

糸井重里からは、画風が比較的穏やかで温かみがあり、軽妙な笑い話にふさわしいとの点や、明治・大正・昭和それぞれの世相が反映され、芸人世界の様々な符牒が登場する点、時には浮世の情念まで現れる点が評価されている[14]齋藤愼爾は、『ダメおやじ』や『減点パパ』などと共に、古谷のライフワークたる作品と語っている[10]

矢島裕紀彦や和田尚久は、随所に実在の落語家の要素が巧みに盛り込まれており、思わず引き込まれてしまうと語っている[7]。また前述の通り、古谷が必ずしも現実に即したエピソードでなく、自身の頭の中にある落語家たちの姿を描いたことから、矢島らは、落語家とその芸に対する古谷の愛情と郷愁が色濃く滲んでおり、読後には人情噺を聴いた後のような心地良さが残るとも評価している[7]

登場する落語家や芸人はすべて架空の人物だが、「その落語家が実在するのではないかと思わせるほど」との意見もある[15]。紙屋によれば、これは現実感や完成度の高さ、伝記物語として完成度の高さによるものといい[27]、実際に「これは実話なのか?」との声が多いという[16]

本作を読んだことで、落語ファンになったという者も多い[27]11代目春風亭柏枝も、大学を卒業後に上京して、本作を図書館で読んだことが、落語の世界に入門するきっかけだったという[31]林家たい平も、大学時代に落語に開眼した後、本作を読んで落語の魅力を再認識したという[32]。寄席に行ったことが無くても、本作により寄席の知識を得た者もいる[33]。落語初心者にとっての入門書として本作を勧める声[2]、手軽な入門書として人気との声もある[23]2ちゃんねる伝統芸能板でも、最も評判が良い[23][* 6]

1983年(昭和58年)には、日本漫画家協会による第2回「マンガオスカー賞」を受賞した[34]。1986年(昭和61年)には第32回文藝春秋漫画賞の候補となり、ほぼ満票で受賞に決まりかけたが、同年度の受賞は該当なしに終わった[35]

一方で落語家の立川談之助は、自身の所属すると学会の研究発表イベント「と学会例会レポート」において本作を、実際の落語にはあり得ない設定が非常に多いと指摘している[23]。たとえば第1話「写実(レアリスム)の左楽」にしても、落語家の小道具である扇子や手拭の扱い、寄席、高座、楽屋の描写など、1話だけで誤りだらけだという[23][* 7]。これについて談之助は、古谷は実際には落語を聞いたことが無く[* 8]、彼が若手落語家から聞いた話を、真偽不明のまま漫画化したものが本作であり、落語家は笑いをとるためなら多くの話を創作するため、結果的に本作が誤りの多い作品になったと述べている[23]

書誌情報

脚注

注釈

  1. ^ 単行本第8巻収録の第106話「質入れ遊喬」など、1話が「前編・後編」構成になっているエピソードもいくつかある。
  2. ^ 同一の人物が複数話に登場するケース自体は存在する。例として、単行本第3巻収録の第33話「若手潰しの満橘」では、落語家の三遊亭満橘が主役であり、脇役として五厘の市之助が登場するが、同巻の第37話「五厘の市之助」ではその市之助を主役、満橘を脇役として、市之助の前日談が語られる。
  3. ^ あべ 善太(あべぜんた、? - 1999年〈平成11年〉3月14日)。神奈川県出身の漫画原作者。他に原作を担当した漫画に『味いちもんめ』があり、1999年に同作で第44回小学館漫画賞を受賞した[8][9]
  4. ^ 一方で立川談之助は「ビッグコミックの企画先行で制作されたらしい」と語っている[23]
  5. ^ 矢島 裕紀彦(やじま ゆきひこ、1957年〈昭和32年〉 - )。東京都出身の作家。早稲田大学政治経済学部卒業。旺文社の『現代日本人物事典』などの編集を経て、文筆に専念している[30]
  6. ^ もっとも立川談之助は、「2ちゃんねるで評判が良いということは、世間一般的に見れば罵倒に値する」と指摘している[23]
  7. ^ 具体的には、扉絵を実際の落語家と比較すると、槍の演じ方が異なる、手拭の畳み方が異なる、この時代に高座にあったはずの火鉢が無い、話に入ると羽織を脱ぐはずなのに着たまま、といった具合に、扉絵の時点で4点もの誤りが指摘されている[23]
  8. ^ しかし#制作背景にも述べたように、古谷自身は落語を好んで聞いていたと語っており[6]、自著『落語うんちく高座 実録・寄席芸人伝』でも、寄席に足を運んだり、落語を聞いたりした体験を語っている[36][37]

出典

  1. ^ a b c ビッグコミック 寄席芸人伝”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年5月16日閲覧。
  2. ^ a b 中野翠落語にはその人ごとの「聴きどき」がある」『プレジデントオンラインプレジデント社、2010年3月20日、3面。2019年7月1日閲覧。
  3. ^ 永倉万治小説寄席芸人伝小学館〈BIG NOVELS〉、1984年6月20日、カバー頁。全国書誌番号:85004782 
  4. ^ 南信長現代マンガの冒険者たち 大友克洋からオノ・ナツメまでNTT出版、2008年5月21日、162頁。ISBN 978-4-7571-4177-3https://books.google.co.jp/books?id=mFea8Oe54yUC&pg=PA162&lpg=PA162&dq=%22%E5%AF%84%E5%B8%AD%E8%8A%B8%E4%BA%BA%E4%BC%9D%22+%22%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%81%AE%E5%86%92%E9%99%BA%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1%22&source=bl&ots=MKpU_psIt2&sig=ACfU3U1Td-6To74WfCp1aQKEVSYrfqc7Pg&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwjX87fOxOviAhXJS7wKHe42DrEQ6AEwAHoECAAQAQ#v=onepage&q=%22%E5%AF%84%E5%B8%AD%E8%8A%B8%E4%BA%BA%E4%BC%9D%22%20%22%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%81%AE%E5%86%92%E9%99%BA%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1%22&f=false2019年7月1日閲覧 
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  8. ^ 日外アソシエーツ編集部他 編『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日、20-21頁。ISBN 978-4-8169-1760-8 
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  10. ^ a b c 齋藤 1982, p. 303
  11. ^ a b c d e f g h いしかわ 2011, p. 123
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参考文献