コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「在日クルド人」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
TAMGATURK、デイリー新潮、奥野精一のTweet、参議院議員浜田聡のブログを出典とする記述を除去。TAMGATURK記事の内容は明らかにクルド人攻撃の意図がある。
編集の要約なし
タグ: 差し戻し済み 2017年版ソースエディター
143行目: 143行目:
=== PKK支持団体 ===
=== PKK支持団体 ===
Ömer Kalaycıによると日本の[[ANTIFA]]は、PKK/YPGを支持し、PKKのプロパガンダを流布している<ref name=omer20240917/>。
Ömer Kalaycıによると日本の[[ANTIFA]]は、PKK/YPGを支持し、PKKのプロパガンダを流布している<ref name=omer20240917/>。

== 偽装難民問題 ==
在日クルド人支援組織の「クルディスタン&日本友好協会」と「クルドを知る会」は、2005年に強制送還されたトルコ国籍自称クルド人のアメメット・カザンキランの一家と、同じくトルコ国籍自称クルド人のエルダル・ドーガン一家について、「クルド人でもないし難民でもない」とし、クルド人を偽装した[[偽装難民]]であったという調査結果を月刊[[サイゾー]]誌上で公表している<ref name=kiyotani/>。アハメット・カザンキランは、クルド人の自治を求める活動家をしていたため迫害のおそれを主張していた<ref name=asahi20230527>{{Cite web |title=日本から強制送還、新たな国で幸せつかんだ難民が入管法改正に思う |url=https://www.asahi.com/articles/ASR5V4H4MR5SPTIL00Y.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2023-05-26 |access-date=2024-03-04 |language=ja}}</ref>。エルダル・ドーガンは、民族的理由によりトルコで7回の逮捕歴があるため迫害のおそれを主張していた<ref name=erdal>{{Cite web |url=http://homepage3.nifty.com/kds/presserdal.pdf |title=プレスリリース:クルド人難民エルダル・ドーガンさんカナダ出国記者会見 |access-date=2024-03-20 |publisher=クルド人難民二家族を支援する会 |archive-url=https://web.archive.org/web/20081013202920/http://homepage3.nifty.com/kds/presserdal.pdf |archive-date=2008-08-13 |date=2007-06-18}}</ref>。彼ら2家族は、通算8度に及ぶ難民申請を却下されており、別途難民不認定処分取消を求める訴訟をそれぞれ起こしているが敗訴している<ref name=mkimpo/>。2家族を、[[国連難民高等弁務官事務所]](UNHCR)は「マンダート難民」と認定していた<ref name=endo/>。これについて、偽装難民を「難民」と信じて難民認定申請を支援していた「クルド人難民二家族を支援する会(現在は解散)」は、「国連が一度難民と認定した人物は、それが疑わしくとも日本政府は難民として扱うべき」と主張している<ref name=kiyotani/>。「クルド人の難民認定を支援する会(略称:クルドの会、現在は解散)」の代表東文男は「難民だからというよりも、むしろ一人の人間として彼らを放っておけなかった」と主張している<ref name=refugee20100427>{{Cite web |title=第4回後編 クルド難民強制送還事件:国、国連、市民はどう動いたのか |url=https://www.refugee.or.jp/10th/10th4-2/ |access-date=2024-03-20 |language=ja |publisher=認定NPO法人 難民支援協会 |date=2010-04-27}}</ref>

トルコ国籍自称クルド人のカザンキラン一家は、1990年代から家族7人で日本に[[不法滞在]]していた。滞在資格がないままに難民認定申請却下による退去命令が出ても自主退去せず、2004年に強制送還のために職員が訪れると、ガソリンをかぶる抗議活動をしている<ref name=onnagumi>{{Cite web|和書|title=
難民と共に・・・・ 「ありがとう」 |url=https://onnagumi.jp/appealFile/appeal4.html |website=おんな組いのち |access-date=2024-09-21 |language=ja}}</ref>。処分取り消しを求める訴訟を起こすが、地方裁判所により難民認定申請却下という判決が下る<ref name=onnagumi/>。

トルコ国籍自称クルド人のドーガン一家は[[1999年]]に来日し[[不法滞在]]していたが、難民認定申請却下による強制退去処分を下されたことに抗議し、難民不認定処分取消請求訴訟を提訴<ref name=erdal/>。

2004年7月13日-9月22日に、カザンキラン一家とドーガン一家の2家族12人は[[辛淑玉]]らと、UNHCR事務所がある[[国際連合大学|国連大学]]前で難民不認定に対する座り込みの抗議を行い、その間、[[福島瑞穂]]やクルド難民弁護団団長の大橋毅が支援している<ref name=onnagumi/><ref name=endo>{{Cite journal|author=進藤令子|month=11|year=2012|title=難民と国家の関係に関する考察-日本にいる難民のまなざしから|url=https://www.cao.go.jp/pko/pko_j/organization/researcher/pdf/02-shindo-2.pdf|journal=国際平和協力研究論文集|volume=第2号|pages=29-52|publisher=内閣府国際平和協力本部事務局}}</ref><ref name=kiyotani>{{Cite web|和書|title=クルド難民、実は「難民」でも「クルド人」でもなかった!? |url=https://kiyotani.seesaa.net/article/200504article_41.html |website=清谷信一公式ブログ 清谷防衛経済研究所 |access-date=2024-09-21 |language=ja}}</ref><ref name=mkimpo>{{Cite web|和書|title=難民認定を求め7/13から連続座り込み中 クルド人の2家族12人|url=http://www.mkimpo.com/diary/2004/kurd_sit_in_2004_signature.html |website=ジャマルさんを支援する会 |access-date=2024-09-21 |language=ja}}</ref>。この座り込みが功を奏し、UNHCRから「マンデイト難民」として認定される<ref name=endo/>。
また、「おんな組いのち」元祖世話人の[[辛淑玉]]と「クルド人の難民認定を支援する会(略称:クルドの会、現在は活動停止)」代表の東文男らは、[[日本労働組合総連合会東京都連合会]]、[[情報産業労働組合連合会|情報労連東京都協議会]]、[[東京都交通局|東京交通]]労働組合、[[東京地下鉄]]労働組合、[[全日本自治団体労働組合|自治労]]東京都本部、[[東京都公立学校教職員組合]]、[[東武トップツアーズ|東急観光]]労働組合、[[東京水道労働組合|全水道東京水道労働組合]]などに呼びかけ、63,000人の「日本国政府にクルド人の難民認定を求める署名」を集めている<ref name=onnagumi/><ref name=erdal/><ref name=":6">{{Cite web |title=難民支援協会と、日本の難民の10年 第4回前編 クルド難民強制送還事件:国、国連、市民はどう動いたのか |url=https://www.refugee.or.jp/10th/10th4-1/ |access-date=2024-03-04 |language=ja |publisher=NPO法人 難民支援協会 |date=2010-04-12}}</ref><ref name=refugee20100427/>。

アフメット・カザンキラン(父親)とラマザン・カザンキラン(長男)は、2005年1月18日に[[不法滞在|不法入国]]により入管へ収容され、最高裁判所に退去強制令書取消訴訟の上告中のままその日のうちにトルコへ[[退去強制|強制送還]]され<ref name=endo/><ref name=asahi20230527/><ref name=kiyotani/>。日本政府は[[東京高等裁判所]]が「迫害はなかった」とする判決を出したことと、[[イギリス]]が2人の難民申請を却下したことを根拠として、難民として認定していない。法務省は、彼らは難民の資格がないオーバーステイの不法滞在者であるため 「ノン・ルフールマン」原則に違反しないという立場をとっている<ref name=endo/>。同6アメメット・カザンキラン一家は、日本人支援者の協力で[[フィリピン]]に滞在した後、2006年1月に[[ニュージーランド]]で難民認定され同国で暮らている<ref>{{Cite web |title=国連は「難民」と認定したのに強制送還…家族がバラバラになったクルド人男性が入管難民法改正案に思うこと |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/250108 |website=東京新聞 TOKYO Web |access-date=2024-03-04 |language=ja |date=2023-05-16}}</ref>。トルコの兵役義務終えた息子のラマザン・カザンキランも、2007年[[3月13日]]ニュージーランドに移住し、家族と合流ている<ref name=refugee20100427/>。この一家については自主制作[[ドキュメンタリー映画]]『[[バックドロップ・クルディスタン]]』で描かれている。
{{see also|バックドロップ・クルディスタン}}

トルコ国籍自称クルド人のドーガン一家は、2006年に難民認定処分取消求訴訟の最高裁敗訴が確定する<ref name=erdal/>。2007年5月、一家は[[カナダ]]政府から難民認定を受け、2007年7月10日に出国してカナダへと移住した<ref name=erdal>{{Cite web |url=http://homepage3.nifty.com/kds/presserdal.pdf |title=プレスリリース:クルド人難民エルダル・ドーガンさんカナダ出国記者会見 |access-date=2024-03-20 |publisher=クルド人難民二家族を支援する会 |archive-url=https://web.archive.org/web/20081013202920/http://homepage3.nifty.com/kds/presserdal.pdf |archive-date=2008-08-13 |date=2007-06-18}}</ref><ref name=refugee20100427/>。

[[清谷信一]]は、[[国連難民高等弁務官事務所]](UNHCR)が「マンダート難民」と認定したが、実際はクルド人ではない[[偽装難民]]であったことから、「国連が常に正しいと思いこむのは時代遅れというか認識不足」であると述べている<ref name=kiyotani/>。


== 事件や事故 ==
== 事件や事故 ==
379行目: 397行目:
* メメット(メフメット)・タシ (Mehmet Tasi)
* メメット(メフメット)・タシ (Mehmet Tasi)
:解体業者。1993年に来日し現在の埼玉県川口市・蕨市のクルド人集住のきっかけとなった人物で、「川口メメット」<ref name=":10" />、「ビッグボス」<ref>{{Cite web |title=「一万三千円。安くするよ」壊滅したはずの違法風俗が…埼玉県川口&蕨市 混沌のディープタウンを歩く |url=https://friday.kodansha.co.jp/article/353829 |website=FRIDAYデジタル |date=2024-01-21 |access-date=2024-06-05}}</ref>の愛称で知られる。日本人女性と結婚し永住許可を取得している<ref name="nikkei-bisiness20160421"/>。威力業務妨害罪容疑で起訴され、また経営している起業が、廃棄物処理法違反容疑、入管難民法違反(不法就労助長)により摘発され、従業員らも逮捕されている<ref name=sankei20200617/>。
:解体業者。1993年に来日し現在の埼玉県川口市・蕨市のクルド人集住のきっかけとなった人物で、「川口メメット」<ref name=":10" />、「ビッグボス」<ref>{{Cite web |title=「一万三千円。安くするよ」壊滅したはずの違法風俗が…埼玉県川口&蕨市 混沌のディープタウンを歩く |url=https://friday.kodansha.co.jp/article/353829 |website=FRIDAYデジタル |date=2024-01-21 |access-date=2024-06-05}}</ref>の愛称で知られる。日本人女性と結婚し永住許可を取得している<ref name="nikkei-bisiness20160421"/>。威力業務妨害罪容疑で起訴され、また経営している起業が、廃棄物処理法違反容疑、入管難民法違反(不法就労助長)により摘発され、従業員らも逮捕されている<ref name=sankei20200617/>。
<!--(映画の宣伝的であり、在日クルド人ではないためコメントアウト。)
==== 元在日クルド人 ====
{{宣伝|date=2024年6月22日}}
{{特筆性|date=2024年6月22日}}
2005年1月、トルコ国籍クルド人で難民申請中のアフメット・カザンキラン(父親)とラマザン・カザンキラン(長男)は、[[不法滞在|不法入国]]により入管へ収容され、彼らが最高裁判所に退去強制令書取消訴訟の上告中であったが、トルコへ[[退去強制|強制送還]]され<ref>{{Cite web |title=日本から強制送還、新たな国で幸せつかんだ難民が入管法改正に思う |url=https://www.asahi.com/articles/ASR5V4H4MR5SPTIL00Y.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2023-05-26 |access-date=2024-03-04 |language=ja}}</ref>。1990年代から家族7人で日本に暮らしていた彼らは、高校生の娘ら残りの家族と引き離されることとなり、一家の処遇改善を求めていた弁護団や[[難民支援協会]](JAR)の訴えや6万人の署名も聞き届けらない結果となった<ref name=":6">{{Cite web |title=難民支援協会と、日本の難民の10年 第4回前編 クルド難民強制送還事件:国、国連、市民はどう動いたのか |url=https://www.refugee.or.jp/10th/10th4-1/ |access-date=2024-03-04 |language=ja |publisher=NPO法人 難民支援協会 |date=2010-04-12}}</ref>。彼ら一家は[[国連難民高等弁務官事務所]](UNHCR)が難民認定した「マンダート難民」であったが、日本は[[東京高等裁判所]]が「迫害はなかった」とする判決を出したことと、[[イギリス]]が2人の難民申請を却下したことを根拠として、難民として認定していない。20061月、家は[[ニュージーランド]]で難民認定され同国に移住<ref>{{Cite web |title=国連は「難民」と認定したのに強制送還…家族がバラバラになったクルド人男性が入管難民法改正案に思うこと |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/250108 |website=東京新聞 TOKYO Web |access-date=2024-03-04 |language=ja |date=2023-05-16}}</ref>。兵役のためにトルコに留まること余儀なくされた息子のラマザンも、2007年[[3月13日]]ニュージーランドに移住し、家族と再会。この一家については[[ドキュメンタリー映画]]『[[バックドロップ・クルディスタン]]』で描かれている。

カザンキラン一家の父と長男の強制送還から約半年前の2004年7月、一家は、同じく[[国連難民高等弁務官事務所]](UNHCR)から難民と認められたトルコ国籍クルド人のドーガン一家とともに、[[UNHCR]]からの日本政府への積極的な働きかけなどを求めて、UNHCR事務所がある東京・青山の[[国際連合大学|国連大学]]前で72日間にわたる座り込み抗議活動を行った{{Refnest|彼らの要求は
1.国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で難民認定して下さい。
2.第三国への出国手続きをして下さい。
3.第三国に行くまで、自由で働いて生活できるためのビザを下さい。
の3点であった。|group=注釈}}<ref name=":6" /><ref>{{Cite journal|author=進藤令子|month=11|year=2012|title=難民と国家の関係に関する考察-日本にいる難民のまなざしから|url=https://www.cao.go.jp/pko/pko_j/organization/researcher/pdf/02-shindo-2.pdf|journal=国際平和協力研究論文集|volume=第2号|pages=29-52|publisher=内閣府国際平和協力本部事務局}}</ref>。しかし彼らの抗議は日本政府からの難民認定には繋がらなかった。
のドーガン一家は[[1999]]に来日。日本政府に難民認定を求めるも認定されず、強制退去処分を下されたため、処分取しをめる訴訟を起こしていた。その後、2006年にはドーガン一家の敗訴が確定。2007年5月、一家は[[カナダ]]政府から難民認定を受け、2007年7月10日に出国してカナダへと移住した<ref>{{Cite web |title=第4回後編 クルド難民強制送還事件:国、国連、市民はどう動いたのか |url=https://www.refugee.or.jp/10th/10th4-2/ |access-date=2024-03-20 |language=ja |first= |last= |publisher=認定NPO法人 難民支援協会 |date=2010-4-27}}</ref><ref>{{Cite web |url=http://homepage3.nifty.com/kds/presserdal.pdf |title=プレスリリース:クルド人難民エルダル・ドーガンさんカナダ出国記者会見 |access-date=2024-03-20 |publisher=クルド人難民二家族を支援する会 |archive-url=https://web.archive.org/web/20081013202920/http://homepage3.nifty.com/kds/presserdal.pdf |archive-date=2008-08-13 |date=2007-06-18}}</ref>。
-->


==主な日本の支援団体と関連人物==
==主な日本の支援団体と関連人物==
403行目: 408行目:
*「日本クルド交流連絡会<ref name=re20240206>{{Cite web|和書|title=川口市在住の有志らが「日本クルド交流連絡会」を発足|url=https://reconquista.issuikai.jp/766/|publisher=レコンキスタOnline編集部|date=2024-02-06|language=日本語|accessdate=2024-06-24}}</ref>」、代表世話人は「クルド文化教室」主催の中島直美、顧問は[[一水会 (思想団体)|一水会]]代表[[木村三浩]]<ref>{{Cite web|和書|title=我ら愛国・民族派、クルド人差別に断固反対する!|url=https://reconquista.issuikai.jp/766/|publisher=レコンキスタOnline編集部|date=2024-02-07|language=日本語|accessdate=2024-06-24}}</ref>、事務局長は坪内隆彦。
*「日本クルド交流連絡会<ref name=re20240206>{{Cite web|和書|title=川口市在住の有志らが「日本クルド交流連絡会」を発足|url=https://reconquista.issuikai.jp/766/|publisher=レコンキスタOnline編集部|date=2024-02-06|language=日本語|accessdate=2024-06-24}}</ref>」、代表世話人は「クルド文化教室」主催の中島直美、顧問は[[一水会 (思想団体)|一水会]]代表[[木村三浩]]<ref>{{Cite web|和書|title=我ら愛国・民族派、クルド人差別に断固反対する!|url=https://reconquista.issuikai.jp/766/|publisher=レコンキスタOnline編集部|date=2024-02-07|language=日本語|accessdate=2024-06-24}}</ref>、事務局長は坪内隆彦。
*「クルド難民Mさんを支援する会・事務局」(このクルド人Mは、難民ではなく6回目の難民申請者である)、代表は周香織。
*「クルド難民Mさんを支援する会・事務局」(このクルド人Mは、難民ではなく6回目の難民申請者である)、代表は周香織。
* [[難民支援協会]]
* [[対レイシスト行動集団|しばき隊]](対レイシスト行動集団、略称C.R.A.C.)、会長は[[野間易通]]。
* [[対レイシスト行動集団|しばき隊]](対レイシスト行動集団、略称C.R.A.C.)、会長は[[野間易通]]。
*「つくろい東京ファンド」、代表は大澤優真、通訳者の武石昌子も所属。
*「つくろい東京ファンド」、代表は大澤優真、通訳者の武石昌子も所属。
415行目: 421行目:
* [[有田芳生]]
* [[有田芳生]]
: 政治活動家。
: 政治活動家。
* [[福島瑞穂]]{{要出典|date=2024-03-04}}
* [[福島瑞穂]]<ref name=onnagumi/>
: 社民党党首。
: 社民党党首。
*菅野静華
*菅野静華
427行目: 433行目:
* [[安田浩一]]
* [[安田浩一]]
: ジャーナリスト。
: ジャーナリスト。
*[[辛淑玉]]<ref name=onnagumi/>
<!--(協会を退会済であり関連性が薄いためコメントアウト)
<!--(協会を退会済であり関連性が薄いためコメントアウト)
* [[平沼赳夫]]
* [[平沼赳夫]]
444行目: 451行目:


== 関連する映画 ==
== 関連する映画 ==
* 『[[バックドロップ・クルディスタン]]』(2007年):在日クルド人家族をったドキュメンタリー映画。
* 『[[バックドロップ・クルディスタン]]』(2007年):[[偽装難民]]の2家族が強制送還された後のトルコでの生活ったドキュメンタリー自主映画。
* 『[[マイスモールランド]]』(2022年):川口市を舞台に、クルドと日本のアイデンティティーをもつ女子高生を主人公とした劇映画。
* 『[[マイスモールランド]]』(2022年):川口市を舞台に、クルドと日本のアイデンティティーをもつ女子高生を主人公とした劇映画。
**小説版(川和田恵真]著、2022年、[[講談社]])
**小説版(川和田恵真]著、2022年、[[講談社]])

2024年9月21日 (土) 10:03時点における版

クルド人
Kurdên Japonyayê
クルディスタン地域の旗日本の旗
総人口
2016年時点で約2,000人[1]
2023年時点で「2,000~3,000人」以上[2]。推定4000人とも[3][4]。難民申請中の仮放免は住民票をもたず、また、本人が希望しない場合は居住する自治体に通知がされなかったために、在日クルド人が多く居住する自治体が人数を把握できず、正確な人数は把握されていない[5]
居住地域
埼玉県(大部分は川口市蕨市東京都千葉県愛知県など
言語
トルコ語クルド語
宗教
イスラム教スンナ派がほとんどであるが、シーア派ヤズィーディーアレヴィー派もいる)

在日クルド人(ざいにちクルドじん、クルド語: Kurdên Japonyayê)は、日本に滞在するクルド人。クルド人は固有の風習や文化、歴史、独自の言語を持つ推定3000万人ほどの人口の民族だが、これまでの歴史で多数派を占める民族国家を持ったことがなく、主に中東南コーカサストルコ南東部らシリア北東部、イラン北西部、イラク北部などにまたがった地域(通称「クルディスタン」)に居住する[6]。そのため皮肉を込めて「国を持たない最大の民族」ともよばれ[6]、また個人の国籍のみで在日“クルド人”であるかは識別できない。

上智大学教授の山口昭彦は、クルド人の定義は難しいが「クルド語を母語にする人々」が適当であるとしている[7]。また、クルド人は「国を持たない世界最大の民族」と言われることがあるが、イラクには、クルディスタン地域政府という自治区が存在し、その他の地域のクルド人も不満があったとしても自らの属する国の国民として生活しており、自国に対する帰属意識もそれなりにあるため、ある程度まで国をもっていると述べている[7]

歴史

1990年代以降、JR蕨駅を中心とした地域に定住し始め、その多くが、在留許可を持たずに非正規滞在を続け、地方自治体により実態の把握がなされないまま、暮らしていた[8]。80年代から日本で暮らしていたイラン国籍のクルド人をたよって、90年代からトルコ国籍のクルド人が渡日し、東京に近いわりには家賃などの生活費が比較的安価であった埼玉県川口市や蕨市周辺に住み着き、その後も、先に来日した在日クルド人の親族らを頼って相次いで渡日し難民申請を提出するということを繰り返し、やがて国内最大の集住地になったとされる[9]

民主党政権時代の2010(平成22)年に、難民申請から6カ月経過した申請者についての一律就労を許可したため、日本で働くために難民申請をする、就労目的の難民申請者が増加した。2010年に約1200人だった申請者は2017年には約16倍の約2万件に急増したが、翌18年1月12日に安倍政権が一律就労を廃止し、明らかに難民に該当しない申請者の在留や就労条件を戻したところ、難民申請者が半減した[9][10][11]

2015年(平成27年)のトルコ国籍者の難民申請者数は926人と、全体では3番目に多くなっている[12]。2016年には、川口市や蕨市周辺トルコ国籍のクルド人は、800人を超えているとか[13]、約1300人にまで増加していると言われていた[14][注釈 1]

2024年時点で、在日クルド人の全体人数は、2000人とか、3000人以上などと言われたり、報道によりまちまちである。2024年4月時点では、不法滞在状態の「仮放免者」が、埼玉県川口市内に約700人、「特定活動(難民認定手続中の「難民ビザ」)と呼ばれる一時的な滞在資格をもつ仮放免者が約1,300人いるとされている。これまでは仮放免者の情報は自治体へ通知されておらず、実態把握が困難だったが、入管難民法の運用が見直され実数の把握が進んだ。なお、改正法施行後は、難民認定申請中の強制送還停止が原則2回までに制限され、仮放免者の数も減ることが想定されていると報じられている[15]

背景

日本とトルコには、最大90日間の査証免除協定があり欧米に比べ渡航がしやすいために、観光ビザで入国してトルコ政府からの迫害を表向きの理由とし、その実、トルコ地震による被災や生活苦から逃れるための就労を目的とした難民認定を提出し、送還逃れをするオーバーステイが増加している。在日クルド人の多くは、難民申請を提出しているが、入管では、「難民としての自覚がないままの出稼ぎや土地への定住を目的としていることを強く疑わせる」としており、難民性を認めていない[9]。一方、クルド人は、「トルコで迫害が相次いでいる」と主張している[16][17]。また、シリアに侵攻したトルコからの迫害を主張する者もわずかに存在しているとされる[18]。トルコ政府は、クルド人は「選挙権もあり、人権は保障されている」とし、実際、クルド人にはパスポートも発行され、大使館からの投票も可能であることから、クルド人の難民性を否定している[19][20]。2024年現在、日本政府によって認められた難民申請は、2022年に裁判で日本政府に勝訴した1件[21]のみである[注釈 2]

就労目的で、親族が親族を呼び、難民申請するというパターンが増加している[26]。在日クルド人の不法滞在者らが難民認定申請を繰り返して、国内に在留し続ける問題が表面化したため、その根本的な解決のために、2024年6月10日に、改正入管法が施行された[27]。これにより、3回目以降の難民申請者は、新たに難民と認定すべき「相当な理由がある資料」を示さない限り、強制送還が可能となった[27]。2024年3月時点では、2回目以上の難民申請の複数回申請者は全国に1661人であり、そのうち、トルコ国籍が4分の1の402人を占めている[27]。1661人の申請者の8割は2回目の申請であるが、3-6回目の申請者で送還拒否をし国内に居住している外国人が計348人であり、順次、強制送還により祖国に帰国することになる[27]

生活・文化

クルド人居住地域
(2002年時点、アメリカ合衆国CIAの情報による)
クルド人居住地域(2021年、『The Cambridge History of the Kurds』に基づく)

4-5グループの親族に分かれて住み互いの交流が少なく、仲が悪い親族間でトラブルが発生すると、数十人から100人単位の事件に発展するケースがある[4]。クルド人は、出身地が異なる相手のことを信用しない傾向があり、ふだんから険悪な親族同士が存在する[4]

クルド人は定住地をもたない遊牧民であったため、親族間の絆が強いが、同じクルド人であっても、遊牧する場所が異なる人々とはなかなか打ち解けることはないという生活をしていた[4]

言語

多くの在日クルド人はクルド語トルコ語を混用して使用しているとされる。ただし、子にクルド語を教えない親もいる[28]。クルド人のトルコでの職業は、羊飼いや農業、都市部の単純労働が多く、まともな教育を受けないまま渡日し、日本語が話せない在日クルド人も多い[29]

宗教・祭

一般的に、クルド人の宗教は、イスラム教スンナ派がほとんどだが、シーア派ヤズィーディーアレヴィー派もいる[7]。日本クルド文化協会は、クルド人は「自然崇拝・多神教のゾロアスター教の文化を継承する民族で、一部にイスラム教徒も居るが多神教が基本」であり世俗的であるとしている[30]が、スンナ派がクルド人において多数派を占めることは一般的に広く認知されており[31]、正しくない。

PKK指導者であるアブドゥッラー・オジャランはスンナ派を基本とするトルコ人との対立構造を強調するため、しばしばクルド民族主義の拠り所としてゾロアスター教を利用しており(クルド人にはゾロアスターがクルド人であったと信じる者が多い)、それに同調するヤズィーディー教徒やアレヴィー派が多く存在する[32]

なお、イランやインドで現在も信仰されているゾロアスター教と、政治的背景から「復活」したトルコの新ゾロアスター教には多くの相違点がある。

埼玉県で、クルドの新年祭として「ネウロズ[1](ネブロス、ノウルーズとも)」を開催している。ただし、ネウロズ(ノウルーズ)は多民族による共通の祭であり、とくにクルド人の祭として発祥したわけではなく、クルド人のためだけの祭というわけでもない。世界的にはイラン人の祭であるとみなされているが、トルコにおいては(イラン系民族である)クルド人のアイデンティティと密接にかかわっており、クルド人の鍛冶屋カワがアッシリアの悪王に勝利した日とされる[33]

出身

日本、埼玉県に在住しているクルド人の多くが、トルコ・シリア地震の被災地であるトルコ南東部[34]、特にガジアンテップカフラマンマラシュアドゥヤマンシャンルウルファなどの都市やその近郊の村の出身である[35][36][37]

クルド人ジャーナリストであるイルファン・アクタンによると、2022年時点で80%がマヒカン族(Mahkânlı, Atma族の支族で、テュルク系民族トルクメン人がクルド化したという言説がある[38])と呼ばれる部族で構成されるという[39]。もともとデルスィム周辺に居住していたマヒカン族は、1937年に戦争を逃れアドゥヤマンのギョルバシュ郡にマヒカン(Mahkânlı)村をつくったが、この村が多くの在日クルド人の故地である[40]。現在はアドゥヤマン県には存在せず、ヒュリエット(Hürriyet、トルコ語で『自由』の意)という名前でカフラマンマラシュ県に移動している。

彼らが被災した戦争とはデルスィム蜂起を指すと考えられるが、弾圧の対象となったのはアレヴィー教徒で主にザザキ語話者であり、クルマンジー語話者でありスンナ派が多数を占めるマヒカン族とは異なる集団である。

また、カフラマンマラシュ県テティルリク村(Tetirlik、アレヴィー教徒の村)からも相当数が流入しているとされる。

山岳地帯に散在するクルド人は、元来地縁的性格の強い部族(アシーラ)をつくる。一族の長アーガーは、儀式・裁判の執行、成員からの罰金、アハティーという税金の徴収、外来者の接待を行い、その地位を長子が相続する。アクタンによる在日クルド人コミュニティ調査によれば、在日クルド人社会ではアーガーは不在である[39]

教育

在日クルド人の多くが、小学校を卒業していないとか、そもそも学校がない村であったため勉強をする機会がなく大人になっている[41]

難民申請を繰り返して在留資格がないまま滞在し続けた世代の2世が200人ほど誕生しており、日本の公立学校に通っている[29]。教育の価値がわからない親は、連れてきた子どもを義務教育にも行かせないことがあり、クルド人2世の子がまともに教育を受けないままに中学校を出るか出ないかの状態で、解体屋で働きはじめるケースが大多数であるとされる[41]

一方、クルド人の親が、中学生の女の子に学校に通わせないようにするなどの、子への虐待が数件発生している[42]。ただし、日本の法制度では、外国人の子どもは就学義務の対象ではない[42]。2016年に、2世から初めての大学進学者が誕生している[43]

就労・収入

解体業の仕事が主流である[26]。川口市や蕨市付近で、2016年の時点でクルド人による解体業者が20社ほど存在し[1]、故郷の主食であるケバブ屋を開業したりするケースが見られる。難民申請が不許可となった後に送還を拒否した仮放免の就労は禁止されているが、非正規に不法就労又は不法就労助長する者も多く逮捕者も出ている[44]

収容所生活や送還

逮捕されたあと祖国に帰国したクルド人が渡日して入管が上陸拒否をしても無視して無理やり再入国してきたり、入管で暴れたり、収容所でハンガーストライキをしたり、収容所で20人もの集団で抗議行動をしたり、送還拒否を逃れるために空港で放尿をしたり暴れたりするなど、クルド人による迷惑行為が多々報じられている[27][45][46]

クルド人支援団体「クルド人と共に」は、クルド人について、在留資格をもたず、入国者収容所から仮放免の状態にある者は、就労が禁止され、国民健康保険への加入もできず、また移動制限もあるなど困難な生活を強いられていると主張している[47]。また、一部の在日クルド人は、収容所内で暴力・侮辱が存在し、収容所内の環境が劣悪だなどと主張している[48]

女性器切除の風習

クルド人のイラン研究者メヘルダード・イザーディー英語版によれば、クルド人における女性器切除の習慣は非常に古く、イスラーム化以前から神への捧げ物として行われていたとされる[49]。4-7歳など幼少の時期に年長の女性によって行われることが多い。文化的伝統と宗教上の理由に基づいているため、自らも切除を受けた女性が特にこの風習を支持していることが知られている[50]。2011年に世界保健機関が行った調査では、イラク北部のクルド人女性の40%以上が女性器切除を受けていた[51]

在日クルド人の多数を占めるトルコのクルド人における女性器切除の習慣については、逸話的に語られるのみでまれとも言われる[52]が、体系的な調査は知られていない[注釈 3]。米国内務省によれば、トルコのクルド人には(トルコ国内のクルド人および、アメリカ国内のトルコ系クルド人難民)も含め、女性器切除・切断(FGM/C)の慣習は記録されていない[55][56]

クルド人が最も多くを占める移民集団となっているノルウェーでは、1995年に女性器切除を禁止する法律が定められた[57]

トルコ政府との対立

2015年6月のトルコ総選挙でクルド人政党の国民民主主義党(HDP)が躍進[58]して以降、クルディスタン労働者党(PKK)を武装集団叛徒だとするトルコ政府がクルド人地域を空爆したことで多数の死者が出るなど、トルコ政府とクルド人との対立は激化した。そのよう情勢のなか、2015年10月25日には、11月1日のトルコ総選挙の在外事前投票を行なっていた、在日トルコ大使館の周辺において、トルコ政府を支持する在日トルコ人と在日クルド人が乱闘となるなど、日本国内においても両者の対立が表面化した[59]。この事件について、在日クルド人団体の日本クルド文化協会は2015年10月28日に会見を開いた。騒動が起こったことを謝罪したうえで、トルコ人たちと対立する意思はないことを表明。また騒動の原因がクルド人とトルコ人双方が支持する政党や組織の旗を掲げたことが原因と報じられていることについてが、クルド側の旗について否定した[60][61]。英国内務省は、HDPは多数のPKKからの支援を受けており、PKKと関連する政党であると断言している[62]

2023年のトルコ総選挙において、在日トルコ国籍者からの最も票を集めたのは、HDPなどが統一名簿に加わった緑の左派党[63](選挙後に人民平等民主党に改称)で、投票総数の30.99%を占めた[注釈 4]。在外投票のなかで緑の左派党(当時)が第一位となったのは日本だけだが、得票率が20%を超えた国はほかに英国、フィンランド、スウェーデン、スイスがあった[65]

人民平等民主党は、2023年8月時点でトルコ政府などから「テロ組織」とされるPKKと実質的に一体化しているとして、トルコ最高裁検察より解散を要求されているHDPの分派(事実上の後継組織[66])である。PKKの賛美を行ったことなどから収監中のHDP元党首、セラハッティン・デミルタシュは、HDPの議会候補者が2023年の総選挙で当時の緑の左派党のリストに加わることを表明した。2023年時点で600席中61席と、トルコ議会では第5党にあたる。

テロ組織PKK/YPG関連活動

PKKと認定されている団体・人物

トルコからPKK支援団体と認定され、トルコ国内の資産凍結を受けている在日団体は、日本クルド文化協会とクルディスタン赤月の2団体である[67][68]。トルコから個人でPKK支援者と認定されトルコ国内の資産凍結を受けている個人は、日本クルド文化協会関係者のVAKKAS COLAK(ワッカス・チョーラク)、MAHMUT SAGLAM(メメット・サグラム)、VAKKAS CIKAN(ワッカス・チカン、ワッカス・シカン)ら6名である[67][68]

英国内務省は、トルコのテロに関する法律について「国際基準に則っている」と評価している[62] 。また、HDP(国民民主主義党)を支持する者、あるいは家族がPKKのメンバーである者は、PKKの支持者である可能性が疑われるとしている[62]。英国内務省は、HDPは多数のPKKからの支援を受けており、PKKと関連する政党であると断言している[62]

PKK/YPG関連活動

在日テロ組織PKK(クルド労働者党)に関する歴史、クルドコミュニティとPKKの関わり、日本政府とPKKとの関わりや住民とのトラブル、日本のPKK組織の活動がトルコにもたらす影響などについて、詳細な研究結果が発表されている[69]

トルコで迫害を受けたとし日本に渡航し難民認定を申請するPKKシンパのクルド人は、日本で在留許可を得ようとする、PKKの過激派の活動家を「自由の戦士」と呼ぶ[69]

PKK/YPG関連の歴史

1990年代初頭以降、PKK(クルド労働者党)がトルコから日本に移住した[69]

2000年以降、PKKテロ組織シンパにより、テロ組織に同調する過激派を自由の戦士とみなす、トルコに対するブラック・プロパガンダ活動が行われている[69]

2003年にはトルコ国籍のクルド人有志による「クルディスタン&日本友好協会」が設立されたが、トルコ政府からは「テロ組織PKKの事務所」とみなされ、日・土首脳レベルの外交問題へと発展した。その後、産油地域でもあるイラク北部のクルド人自治区との経済的つながりを重視した頭山興助らによる活動が主導的となり、「クルディスタン&日本友好協会」は何らかの理由により2008年に突如解体された[70]

2013年に「日本クルド文化協会」が設立され、Ömer Kalaycıによるとトルコへの敵意や、PKKのプロパガンダを流布する活動についても開始している[71]

2015年10月25日在外投票が行われた在日本トルコ大使館で、トルコ人とクルド人の間で午前中だけで4度の騒乱が起き、警視庁機動隊が出動して警察官を含む12名の負傷者を出す乱闘事件が勃発した[72]金高雅仁警察庁長官は「機動隊を緊急に配備し事態の沈静化に努めたが、ほかの国の紛争や対立を背景とした外国人どうしの大規模な集団暴行事件は、これまでに見られなかった」と語り大使館等との連携強化を図ると述べた[73]。この騒動の原因は、大使館でクルド人の政党旗が掲げられた後、トルコ人がクルド人を襲撃したことから衝突が始まったとされている[74] 。一方、日本クルド文化協会のワッカス・チョーラクは「旗は掲げていない」と述べている[75]

2016年に「クルディスタン赤月(クルド赤新月社)」が日本での活動を開始し、PKK/KCKの国際支部を通じて、対トルコ軍に対する武装活動の資金の提供をはじめる。クルディスタン赤月は1993年3月4日にドイツのボーフムで設立されたがPKKとの関連性が判明したために、2016年にドイツで活動禁止となり、活動の拠点を日本に移したものである[71]

2017年に初めて、トルコ政府が、日本に住むクルド人とテロ組織PKKとのつながりを確認し、ヴァッカス・デュンダルをイスタンブールの空港で逮捕している[69]。彼は、逮捕されたときに千ドル近い、金と外貨を保有しており、日本で稼いだ金の一部をテロ組織に送金していた[69]

2023年12月、トルコ政府が、在日組織である「日本クルド文化協会」や「クルディスタン赤月」ら2団体と、日本クルド文化協会事務局長ワッカス・チョーラクら幹部6人を、反政府武装組織クルド労働者党(PKK)の支援を理由に、資産凍結している[67][76]。日本クルド文化協会の事務所に、クルド労働党(PKK)の創設者の男性の顔が書かれた旗や、クルド労働党の旗を掲げて募金活動を行い、集まった約4000万円の資金をPKKへ送金したことが、テロ資金の調達であるとみなされた[77]。日本クルド文化協会の事務所には、PKKの関連組織の旗が飾られている[1]。トルコ政府は、日本クルド文化協会やクルディスタン赤月らの組織は、文化イベントを口実にして、過去20年間近くにわたり、PKKやYPGのシンボルの旗を掲示し、テロ組織に関する歌を歌い、テロ組織のスローガンを唱えており、これをテロ活動の一環と認定している[69]。これら、PKK活動に関与している組織は、常に援助金を募っており、その内訳を決して公表しないことから、PKK活動の疑念を招いているとしている[69]

ネウロズ

埼玉県南部で例年行われているネウロズ(ノウルーズとも)では、国際テロリスト組織PKK(クルド労働者党)の旗やPKK創立者・指導者でトルコで無期懲役による服役中である活動家アブドゥッラー・オジャランの写真が掲げられ、「トルコ兵殺害を讃える歌」の楽曲が流されている[71][78][79]。歌詞のテロ賛美に対して、日本クルド文化協会は、「日本で言えば軍歌のようなもので、戦いの歌だ。愛国者の歌がテロリストの歌と誤解されている。祭りの音楽も日本で言えば盆踊りのようなものだ」などと述べている[79]

支援者によると、2004年頃から、毎年3月にクルド人の新年祭である「ネウロズ」を開催しているという[37]。2020-2022年は、コロナ禍のため中断している[37]。日本クルド文化協会主催、クルド人支援団体「在日クルド人と共に」が運営に協力している[80]

2016年3月20日に、蕨市民公園で開催[81]。PKKのサインであるピースを参加者一同で掲げている[1]

2018年3月に、さいたま市秋ヶ瀬公園で開催[80]

2019年3月19日に、さいたま市秋ヶ瀬公園で開催[82]

2023年3月21日、さいたま市秋ケ瀬公園で開催し、クルド料理や書籍販売のブースも設けられた[37]。7月4日のクルド人約100人の乱闘や殺人未遂事件が起こって以降、「県の施設を貸すな」といった苦情電話やメールが多く寄せられるようになる[79]

2024年1月、公園利用の申請時に、公益財団法人県公園緑地協会が、安全上の理由により、日本クルド文化協会に公園の使用を認めない旨を通知したが、クルド人側は反発[83]。この件が報道されると、主催団体の日本クルド文化協会やその幹部らが、トルコから、PKK支援者とされトルコ内の資産凍結の制裁を受けていることから[79]、県公園緑地協会に「テロリストに加担するのか」などの抗議の電話が多数寄せらるようになった[84]。その後音楽を流すのみで楽器演奏をしないことを条件に、利用を許可した[83]。これら一連の話し合いについて、公園側は「当初の対応はよく調べずに行った」と謝罪した[85][86]。3月20日、埼玉県警による厳戒態勢がしかれ、ものものしい雰囲気のなかでの開催となった[87][88]

PKK支持団体

Ömer Kalaycıによると日本のANTIFAは、PKK/YPGを支持し、PKKのプロパガンダを流布している[71]

偽装難民問題

在日クルド人支援組織の「クルディスタン&日本友好協会」と「クルドを知る会」は、2005年に強制送還されたトルコ国籍自称クルド人のアメメット・カザンキランの一家と、同じくトルコ国籍自称クルド人のエルダル・ドーガン一家について、「クルド人でもないし難民でもない」とし、クルド人を偽装した偽装難民であったという調査結果を月刊サイゾー誌上で公表している[89]。アハメット・カザンキランは、クルド人の自治を求める活動家をしていたため迫害のおそれを主張していた[90]。エルダル・ドーガンは、民族的理由によりトルコで7回の逮捕歴があるため迫害のおそれを主張していた[91]。彼ら2家族は、通算8度に及ぶ難民申請を却下されており、別途難民不認定処分取消を求める訴訟をそれぞれ起こしているが敗訴している[92]。2家族を、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は「マンダート難民」と認定していた[93]。これについて、偽装難民を「難民」と信じて難民認定申請を支援していた「クルド人難民二家族を支援する会(現在は解散)」は、「国連が一度難民と認定した人物は、それが疑わしくとも日本政府は難民として扱うべき」と主張している[89]。「クルド人の難民認定を支援する会(略称:クルドの会、現在は解散)」の代表東文男は「難民だからというよりも、むしろ一人の人間として彼らを放っておけなかった」と主張している[94]

トルコ国籍自称クルド人のカザンキラン一家は、1990年代から家族7人で日本に不法滞在していた。滞在資格がないままに難民認定申請却下による退去命令が出ても自主退去せず、2004年に強制送還のために職員が訪れると、ガソリンをかぶる抗議活動をしている[95]。処分取り消しを求める訴訟を起こすが、地方裁判所により難民認定申請却下という判決が下る[95]

トルコ国籍自称クルド人のドーガン一家は1999年に来日し不法滞在していたが、難民認定申請却下による強制退去処分を下されたことに抗議し、難民不認定処分取消請求訴訟を提訴[91]

2004年7月13日-9月22日に、カザンキラン一家とドーガン一家の2家族12人は辛淑玉らと、UNHCR事務所がある国連大学前で難民不認定に対する座り込みの抗議を行い、その間、福島瑞穂やクルド難民弁護団団長の大橋毅が支援している[95][93][89][92]。この座り込みが功を奏し、UNHCRから「マンデイト難民」として認定される[93]。 また、「おんな組いのち」元祖世話人の辛淑玉と「クルド人の難民認定を支援する会(略称:クルドの会、現在は活動停止)」代表の東文男らは、日本労働組合総連合会東京都連合会情報労連東京都協議会東京交通労働組合、東京地下鉄労働組合、自治労東京都本部、東京都公立学校教職員組合東急観光労働組合、全水道東京水道労働組合などに呼びかけ、63,000人の「日本国政府にクルド人の難民認定を求める署名」を集めている[95][91][96][94]

アフメット・カザンキラン(父親)とラマザン・カザンキラン(長男)は、2005年1月18日に不法入国により入管へ収容され、最高裁判所に退去強制令書取消訴訟の上告中のまま、その日のうちにトルコへ強制送還される[93][90][89]。日本政府は東京高等裁判所が「迫害はなかった」とする判決を出したことと、イギリスが2人の難民申請を却下したことを根拠として、難民として認定していない。法務省は、彼らは難民の資格がないオーバーステイの不法滞在者であるため 「ノン・ルフールマン」原則に違反しないという立場をとっている[93]。同年6月に、アメメット・カザンキラン一家は、日本人支援者の協力でフィリピンに滞在した後、2006年1月にニュージーランドで難民と認定され同国で暮らしている[97]。トルコの兵役義務を終えた息子のラマザン・カザンキランも、2007年3月13日にニュージーランドに移住し、家族と合流している[94]。この一家については自主制作ドキュメンタリー映画バックドロップ・クルディスタン』で描かれている。

トルコ国籍自称クルド人のドーガン一家は、2006年に難民不認定処分取消請求訴訟の最高裁敗訴が確定する[91]。2007年5月、一家はカナダ政府から難民認定を受け、2007年7月10日に出国してカナダへと移住した[91][94]

清谷信一は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が「マンダート難民」と認定したが、実際はクルド人ではない偽装難民であったことから、「国連が常に正しいと思いこむのは時代遅れというか認識不足」であると述べている[89]

事件や事故

集団乱闘事件

トルコ大使館前乱闘

2015年10月25日在外投票が行われた在日本トルコ大使館前でトルコ人とクルド人600人の間で午前中だけで4回もの騒乱事件が勃発し、警視庁機動隊が出動して鎮定したが警察官2名を含む12名の負傷者を出した[98][99][100]

川口市立医療センター内乱闘

2023年7月4日午後9時ころから5日未明にかけて、クルド人約100人が埼玉県川口市立医療センターに殺到し県警機動隊が出動する騒ぎとなり、約5時間半にわたって病院の救急受け入れが停止する事件があった[101]

4日午後8時半ごろ、20代のクルド人の男が、川口市内の路上でクルド人グループから追いかけ回されて刃物で襲われ、頭部・顔部・首などに全治不詳の重傷を負ったため川口市立医療センターに救急搬送された[102]。犯人グループからも1名が同病院に救急搬送され、軽傷の1名は自力で同病院の治療を受けた[103]。その夜、事件を聞きつけた双方の親族・知人らとされる約100人のクルド人が病院へ集まり、救急外来の入り口扉を開けようとしたり、大声を出したりなどの騒ぎとなったため、駆けつけた機動隊により、2人のクルド人が公務執行妨害で現行犯逮捕された[101]。この件で、クルド人7人が殺人未遂や凶器準備集合の容疑で逮捕されたが、9月25日までに全員が不起訴となった(不起訴の理由は明らかにされていない)[104]。当事者のクルド人は、この騒乱に関して、「喧嘩が行き過ぎないよう集まった人々が多かった」などと釈明している [105]。事件の原因は女性をめぐるトラブルとされる[101]。これは、クルド人のなかでも特に問題が多い、普段から険悪な2つの氏族間による事件であった[41][42]

殺人未遂事件で逮捕されたクルド人男性のうち一人は強制送還された。しかし、2024年5月に、飛行機で再度渡日し、入管が上陸拒否したにもかかわらず空港で暴れるなどの行為に及んだためやむをえず収容所に収容したところ、ハンガーストライキをし、また事件時の指の治療などを理由に病院での治療を求め、仮放免を認められた。その後、全く治療の必要がない虚偽が判明したため、再度、強制送還された。送還時には、約20名のクルド人が入管施設に集まって騒いだり、家族が「すぐに再来日させてやる。弁護士やマスコミを連れてくる」と述べるなどの迷惑行為による混乱が生じている[45]

強姦事件

強姦事件

2015年12月27日に、東京都北区のJR赤羽駅構内で、30代女性に声をかけて公衆トイレに連れ込み、集団で強姦し9000円を奪って逃げた疑いにより、難民申請中の埼玉県川口市在住の自称解体作業員(22)と同市の無職少年(16)の2人が、集団強姦容疑で逮捕された[106]。そのうち22歳男性は無罪となった[107][108]

未成年強姦事件

2024年3月7日、 女子中学生に性的暴行をしたとして、トルコ国籍の20歳の男性が、不同意性交等の容疑で埼玉県警川口署に逮捕された。被疑者は「日本人女性と遊んだが暴行はしていません」と容疑を否認していると報じられた[109]。翌日、産経新聞は被疑者の男がトルコ生まれ日本育ちの在日クルド人で、事実上の「移民2世」であり、難民認定申請中で仮放免中だったことを報じた[110]。同年4月5日、この事件の続報が報じられ、3月7日に逮捕されたのは、さいたま市に住むトルコ国籍の20歳、解体工であるとされた。容疑者は都内の女子中学生とSNSで知り合い、2024年1月13日に被害者を含めた複数人でドライブし、二人きりになった後、川口市内のコンビニの駐車場に停車し、車内で犯行に及んだと報じられた。川口市議の奥富精一はこれらの事件に触れ「不安に思う市民が増えていると感じます」「これまでも一部のクルド人が改造車で危険運転や違法駐車をしたり、あるいはけんかをしたりという事例が見られてきました」「そこにきて今回の事件ですから、市民の不安がますます増したとしても不思議ではありません」「今回の事件もそうですが、2世の中には学校に行かず、いわゆる“グレて”しまうケースも少なくない。この問題を指摘するとすぐ差別と言われますが、まずは実態を正しく直視することが重要だと思います」と述べた[111]

人身事故

2021年10月13日、19歳のクルド人少年が自動車運転処罰法違反過失致死)と道交法違反ひき逃げ)の疑いで埼玉県警に逮捕された。容疑者は、10月8日午後9時21分ごろ、川口市伊刈の県道を、父親が所有する中型トラックで暴走し、道路を横断しようとした男性をはねて、そのまま逃走した。被害者男性は、胸と腹部の損傷が原因で死亡した。県警の捜査によって、事件現場から約200メートル離れた駐車場で、事故を起こしたトラックが発見された。右前部が大きく壊れ、フロントガラスが割れており、周辺の聞き込みや防犯カメラの精査などから、容疑者の少年が判明。容疑者は事故を起こした際、運転免許をもっていなかった。事件後の12日、容疑者の少年は国外逃亡のため、東京出入国在留管理局を訪問しており、県警から交通死亡事故の発生の連絡を受けていた同局が、同日午後1時50分ごろ、県警に通報し逮捕された[112][113][114]

解体業者にまつわる問題

埼玉県によると、2024年8月時点で、川口市内の解体工事業者が1年で1.2倍の251社に増加し、このうち約6割は代表者が中東系の名前であり、その大半はクルド人であるとしている[69][115]。埼玉で解体業を営むほとんんどのクルド人は不法に起業し、合法なビジネスではない[69]。川口市によると、市内約800カ所の資材置き場(ヤード)のうち、市東北部の地区の約40ヘクタールに約80カ所が密集しているとされる[115]

クルド人解体業者による、ずさんで危険な解体工事、価格破壊や脱税の懸念がなされている[116]。日本の解体業者が工事のしごとを適正価格で取ろうとすると「クルド人ならもっと安値でやってくれる」などと断られる事態が発生している[116]

解体業者による犯罪

2020年6月17日、川口市赤芝新田の解体会社「ウルジャポン」が、川口市内の空き地に畳を不法投棄したとして、廃棄物処理法違反容疑で捜査中に、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いが浮上して摘発され、従業員らも逮捕された。同社代表は威力業務妨害罪で起訴中であった[117]

ずさんな工事

2018年頃から、川口市周辺で、難民認定を求めて来日したクルド人が経営する産廃業者などによるトラックの危険な道路交通法違反走行や違法建築物の被害が地元住民によって訴えられていることが報じられた。問題となっている地域は、宅地開発などが規制され建築物をつくることが禁止されている市街化調整区域にあり、田畑であった土地を買い上げて資材置き場とされるケースが多いが、その場所で屋根付きの違法建築物が確認されたり、また業者が朝から激しい騒音を立て、トラックは交差点でも減速をしない、ウインカーを出さないなどの違反行為の被害が発生し、隣接する市街地の地元住民は「うるさい」「砂埃で洗濯物が外に干せない」「怖くて轢かれるかもしれない」「通学路を変えてもらったほうがいいかもしれない」(騒音と振動で)「地震かと思った」と取材にこたえて証言している。これらの資材置き場は複数の事業者が分割して利用しており、行政指導をしても業者の入れ替わりが激しく収束が不可能な状態になっている。テレビ朝日の取材に対し、業者側は返答せず「市役所に聞いてくれ」と繰り返すのみだった。越谷市の男性市議は「住民からは、半ば不法占拠のような形で資材置き場ができている状況もあると聞いている。今後、川口市のような状況になるのではないかと多くの市民が危惧しており、近隣都市の条例を研究しているところだ」と話している[118][119]

2023年9月初旬に、クルド人の解体業者による、品川区でのビジネスホテルのずさんな解体工事をめぐり、住民から苦情が相次ぎ、区が請負業者に工事停止を指示している[116]。区の調査によると、コンクリ片などの廃材が現場付近の歩道をふさいでおり、隣接マンションとの境のフェンスは廃材の重みでゆがんでいたという[116]。山積みになった廃材の上では重機が傾きながら動くという有様であり道路側へ倒れそうな状態であった[116]。目撃者によると、作業員がTシャツに短パン姿でヘルメットもかぶらず、高所で命綱も付けないまま解体作業をしていたため注意したところ、「ニホンゴワカラナイ」「シャシン、トルナ」と威嚇されるということがあり、周りの住民も怖がっていたという[116]

脱税問題と価格破壊

クルド人の解体業者は、職人を雇用することなく、一人親方のクルド人に「外注費」で実質従業員のように雇うことが多く、所得税を源泉徴収したり、社会保険や労災に入ったりする必要をなくすことで、相場より安い価格で工事を請け負うことが可能となっている[116]。この場合本来は、外注された一人親方が確定申告し、国民健康保険への加入義務が存在するが、ほとんどが現金手渡しのため、クルド人の一人親方は確定申告していないと言われている[116]。多くのクルド人が非合法なビジネスを展開し脱税している[69]。解体業の関係者は、「難民認定申請中で仮放免者のような不法就労の場合はなおさら納税はしていないのでは」と述べている[116]

2023年6月の川口市議会で、川口市側は、クルド人の一人親方に発注する事業主から税務資料の提出がないことが多く、クルド人の解体業者(一人親方)などに課税できていない状況を認めている[116]

日本企業は解体の注文を、安く請け負うクルド人系の解体業者に発注するようになっている[120]。一瞬、自社の利益になるかもしれないが、過積載を誘発して、住民を危険にさらしているなどの問題が発生している[120]。こうした問題に関し、石井孝明は、日本企業側においても「これらはいずれ、批判されることを認識した方がいい」と述べている[120]

ヤードにおける不正

埼玉県

資材置き場(ヤード)は、私有地であるため、警察による法的な取り締まりも難しい面がある[121]。川口市開発審査課に、2022年4月から2024年7月末までの2年4カ月の間に、資材置き場(ヤード)の騒音や振動被害21件、野焼き13件、粉じん被害6件、交通関連5件などで計71件もの多くの苦情や要望が寄せられている[121]

クルド人解体業者は、地元住民から農地を借受、ヤードとして使用しているが、賃料をほとんど払わない、畳の野焼きなどが原因とみられる火災が複数回発生する、それに関する警察の事情聴取にも「暖をとっていただけ」などと拒否するなどの問題が発生している[122]。住民が農地の明け渡しを求めて、さいたま地裁支部に仮処分を申し立てたが返還はなされず、訴訟提起したところ、クルド人は法廷に現れることなく姿を消し、農地にはトラックが放置され、廃材などが無断で埋められていたことが発覚するなどの被害が生じている[122]

群馬県

群馬県桐生市の外国人所有地に大量に産廃が不法投棄されており、近隣住民から苦情が相次ぎ、問題となっている[123]。「市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬」が公文書を開示したところ、川口市在住のトルコ籍クルド人の解体業者5社による不法投棄であったことが判明している[124]

クルドカー問題

クルド人が運転するクルドカーは、運転手法が非常識であり、危険であるとして問題視されている[125]。マナーの悪いクルド人または中東系が運転している危険なトラックや乗用車が「クルドカー」と呼ばれ、SNS上で、クルドカーの映像等が多数投稿されている[126][120][3]。多数のクルドカー映像がクルド人自身の手により、SNSに公開されている[120]。クルド人が自ら、飲酒運転しながら150キロのスピード違反をする映像を公開するなど、まるで危険運転を誇るかのような行動をとっている状態である[125]

地元住民はクルドカーに対して、不安と恐怖を感じており、クルドカーを見ると逃げ出す状況であるとされる[120]。狭い道を猛スピードで走るクルドカーを、住民は頻繁に目撃している[127]

クルド人が交通事故を起こしても捜査が困難なケースが相次いでいる[127]。 クルドカーは、名義変更をせずに個人間で車の売買を行うケースもあり、車の名義人の運転手が異なる場合には、警察の捜査で事故を起こした運転手を特定できず犯人不明となる問題も起こっている[128]。また、運転手や実質の車の所有者の名義も不明であり、保険金も請求できないことがある[128]。車が盗難され全損し犯人が逮捕された場合でも、犯人のクルド人に支払い能力がないため全額自腹という被害もある[125]。クルド人の多くが無免許運転で保険にも加入していない状況である[127]。クルドカー事故・事件については、警察の介入が難しくなっており、地域住民が泣き寝入りせざるをえない状況が頻発している[122]

クルドカーにまつわる問題としては、クルド系解体業者の過積載トラック[120][128]、荷台の廃材が今にも荷崩れしそうだったり落下[3]、無免許運転[128]、未成年運転[120]、危険なあおり運転[8][128](車間距離を過剰に詰めてきたり、割り込みをしてきたり[125])、飲酒運転[127]、頻繁な一方通行での逆走[128]改造車の暴走[128][4][129]、頻繁な路上駐車違反[8][125]、住宅地を高速で飛ばす[120]、午前3~4時など深夜の爆走[125]、閑静な住宅街で騒音を出して走る[126]、閑静な住宅街で急ブレーキによるタイヤの軋み音の騒音などがあげられる[125]。クルドカーによる交通事故、死亡ひき逃げ事故等も発生している[120]

2023年10月には、クルドカーが激突した電柱が折れ、周辺一帯のWi-Fiが使用できなくなるという事故が発生している[125]

過積載トラックのクルドカー

あきらかに危険とわかるレベルで、解体で出たとみられる廃材などを、うず高く積み上げているトラックについても、「クルドカー」と呼ばれている[120]。運転手がクルド人や中東人の場合が多いが、運転手の国籍は関係なく、見た目で危険性を感じるトラックが「クルドカー」と呼ばれている。過積載の可能性が高く、荷台から廃材が崩れたり、車が横転したりなどの事故が生じた際には、積荷が道路や歩道にぶちまけられることが容易に予想され、車や歩行者が巻き込み事故に遭う危険性が指摘されている[120]

川口市内の、クルドカートラックが狭い生活道路を頻繁に通行するため、住宅の壁や縁石が壊されたり、トラックの重みで簡易舗装のアスファルト道路が沈み込み、水道管が破断して水が吹き出すなどの被害が発生している[121]。トラックが大型化しており、地元住民は「地響きを立てて通るたびに震度4の地震くらいに揺れる。資材置き場のはずなのに、コンクリート殻を破砕する騒音や振動が絶えず、本当に困っている」などと述べている[121]

親族間対立に起因するトラブル

親族が親族を呼び、難民申請をさせるケースが多い[26]。異なる親族を容易に信用しない文化性であり、異なる親族間の対立が根深いが、改善はみられていない[4]。 普段から仲が悪いふたつの親族間でトラブルが発生し、コンビニに一家総出し、互いの母親同士、子供同士で取っ組み合いや殴り合いの乱闘騒ぎが発生している[4]

2023年7月に「クルド人の若い男が既婚のクルド人女性を連れて横浜に逃避行」したことが発端となり、金銭貸借トラブルも存在したことから殺傷沙汰となり、被害者と加害者の親族間でもめて、100人ものクルド人の親戚らが集合して大騒ぎする乱闘事件も発生している[125][4]

学校側に、「あの氏族の子と同じクラスにしないでほしい」などの要望を言ってくるクルド人がいる[4]。学校の授業参観で、「クルド人のあの一家の子供ばかり指して発言させた」と仲が悪い親族のクルド人の母が怒ったことが原因で、クルドの親同士が喧嘩したことがある[4]

地元住民とのトラブル

自称難民のクルド人が次から次へと家族や親族を日本に呼び寄せて人口が増加したことで、地元住民との多数のあつれきが生じている[125]

川口市蕨市周辺に住む地元住民によると、自称難民のクルド人の行動や素行をとても恐怖に感じているという[128]。地域住民からは「怖くて夜は出歩けない」という声が出ている[3]。クルド人に何らかの被害を受けた地元住民が、SNSでクルド人の迷惑行為を告発するケースが増えている[125]

度重なる違法行為に迷惑をかけられている地元住民は「法律を守らないクルド人は日本から即刻出ていってもらいたい。これはヘイトでも差別でもなく、日本人として当たり前の感情だし、当たり前の前提」であるとか、「普通に暮らしたいだけである」などと訴えている[128]

クルドカーや大きな犯罪や事故をのぞく、地元住民とのトラブルの種類としては、女性に対する強引・執拗なナンパ行為[3][125][129]、殴り合いの騒動や喧嘩[8]、駅周辺で多人数でたむろ[8]、夜間にコンビニ周辺にたむろ[3][130]、公園で集まる[130]、路上や公園で集まって飲食[129][8]、ゴミ出しルールを守らない[129]、ゴミの不法投棄[41]、公園や路上などでの排泄[8]、タバコのポイ捨て[8]、ゴミのポイ捨て[8][126]、警察による職質に罵倒[122]、警察への在留カード提示の要請を拒否[122]、警察の事情聴取の拒否[122]、裁判沙汰になったり都合が悪くなると姿を消すが移転先をつきとめられず泣き寝入り[122]、クルド人経営の店で深夜でも騒音[125]、アパートで毎日深夜も騒音[125][127]、頻繁な家賃滞納[122][125]、部屋を汚したまま退去[125]、賃貸物件の又貸し[128]、未成年喫煙[127]、全体的にマナーが悪い[8]、ローティーンの男女が自転車で爆音ホーンを鳴らすなどがあげられている[125]。 クルド人が居住する集合住宅の周囲は汚くなり、狭いアパートに5-6人の男性が住むなどの劣悪な住宅環境となっていることがある[127]

外国人への差別は日本には存在しないため、2010年代には、クルド人への支援を行う地元住民による団体が存在していた[127]。しかし、クルド人は、ちょっとしたことですぐ怒る、感謝の言葉がない、ほぼ皆が不法行為をしたりルールを守らないなどの特徴がみられ、また閉鎖的な社会で暮らしているために日本語が全くわからないケースも多く、クルド人は日本人社会とほとんど交わらず孤立して暮らしている[127]

2024年3月9日、産経ニュースが、在日クルド人問題について読者の声をメールで募集したところ、多数の意見が寄せられたと報じられた[128]。全体の約4割が埼玉県民からで、うち約7割が川口市民であり「政府も自治体も何もしてくれない」「このまま川口で暮らしていけるか不安」とクルド人とみられる集団の行為を具体的事例を上げて批判する意見が多かったという[128]

トラブルの原因としては、クルド人の遵法意識の低さ、安全への配慮の希薄さなどが指摘されている[120]。また、クルド人親族同士の対立が100人単位の大混乱につながるケースがある[4]

遵法意識が低く警察や警備員の注意を無視したり逆恨み

自称難民のクルド人は、警察を恐れることなく取締りに従わず、法律も無視し、集団で行動しているという点で、他の外国人と異なっているとされる[128]。クルド人は、過積載の多さを自慢しているかのように見える映像や、未成年の子供らがトラックや車を運転している映像など、まるで挑発するかのように、自らの犯罪行為をSNSに公開している[120]職質をする警視庁警官に対し「バカか。在留カードなんか見せないよ。持ってるけど、見せないって決めてるよ。知るか!」と罵倒し、飲酒運転やコカインやマリファナをやっていると自供している動画を、自らSNSにアップしているクルド人も存在する[122]。クルド人は、遵法意識が希薄で、日本人の安全への配慮が存在していないという指摘がなされている[120]

地元住民は、「もともと外国人の多い川口は、日本のどこの住民よりも外国人に慣れている」にもかかわらず、クルド人は法律も関係ない、警察も怖くない、集団で行動するという異質な特徴があるため、不良なクルド人をこのまま放置することで、川口市周辺が無法地帯になってしまうということを危惧しており、助けてほしいと訴えている[128]。また、不良クルド人は「一部だ」という主張についても、地元住民は「全体の問題と考えてもおかしくない」とし、一刻も早く、不良クルド人による問題を解決することで安心して暮らせる社会になることを願うと述べている[128]

クルド人経営の水たばこ屋の周辺に住む地元住民は、深夜に店のドアを開けっ放しで音がダダ漏れであり、また店先で路駐するクルドカーが窓全開で音楽やアクセル空吹かしの音がうるさいために、警察に20回以上通報しても、店のドアを閉めることさえせず全く改善しないために騒音で眠れないと訴えている[125]。アパートの騒音などで困っている地元住民が通報しても、警察はすぐ来てくれるが、民事のためか翻訳機で注意するくらいで、クルド人の騒音はまったく改善しないという[128]

2023年8月、川口市居住でトルコ国籍の14歳のクルド人男子中学生が、脅迫威力業務妨害の疑いで埼玉県警川口署に逮捕された。被疑者の少年は、前月12日に川口市内の商業施設に、複数人と施設内で大音量で音楽を流したり、たばこを吸うなどの迷惑行為を繰り返したとして、男性警備員から出入り禁止を告げられた。これに憤慨し「外国人を差別するのか」「爆破してやる」と警備員を脅迫し、一度立ち去り、煙幕花火を持って施設に戻り、火を付けた煙幕花火を投げ付けて業務を妨害した。逮捕された少年は、「僕が外国人で店で悪いことをすると自分だけが怒られ差別されたことに腹が立った」と供述し、容疑を認めているという[131][132]

2024年4月、川口市の特別養護老人ホームや小中学校が近くにあるヤードにクルド人100人以上が結集して20台以上の車両が路上駐車し、中東系の音楽を1キロ先にも聞こえるほどの大音量で長時間流し続ける迷惑行為があり、住民が通報し、警察や川口市議も駆けつけて注意をしたが、クルド人リーダーは、「大金をかけて音響施設を用意したので、音は絶対に下げない。音で取り締まりをしてみろ」と言い放ち、「いまは日本人の理解が足りないけど、10年後はわれわれを理解する日がくる」と主張して、迷惑行為をやめなかった[121]

30年クルド人支援を続けている松澤秀延は「特に悪さをするのは、中学校を卒業するか高校に入るかぐらいの子。そういった子の親は日本語がカタコトしかできない。でも子どもは親よりもできるようになるから自分はもう親と同等とかと勘違いしちゃって、親の注意に対しても聞かなくなったりする」「男の子は中学校を出ると働き手になってしまう傾向が強い。現場社会での経験が学校教育の意義を上回ってしまう。そういう子が暴走行為に走ってしまうんです」と述べている[41]

脅迫・親族単位の集団威嚇行動

地元住民の民家にクルド人の車が突っ込んできたあと、15人ほどのクルド人が猛烈な勢いでやってきて、大きな声で『むしろ悪いのはそっちだ』と意味不明の主張をするなどの被害が発生している[125]

また、アパートでクルド人の連日深夜までの騒音に悩まされた住民が警察を呼んだところ、「ババア出てけ。あなたが出てけば、私が入る。もっと騒いでやる」と威嚇され、怖くて引っ越すなどの被害が発生している[122]

2023年9月26日、川口市在住の30代クルド人男性が川口警察署を訪れ、ジャーナリストがクルド人の悪口を言っているとして、発言をやめさせられなければ殺すなどと話し、脅迫容疑で逮捕された[133]。「ジャーナリスト」は月刊誌などでクルド人について発信していたジャーナリストの石井孝明で、殺害予告に関する被害届を提出した[134]が、被疑者は2日後には釈放され、10月には不起訴処分となった[135]。石井はSNSや自身のサイトにおいて、この件で警察官から引っ越しをすることも検討して欲しいと言われたと述べ、「警察が日本国民である私の安全を守らず、外国人犯罪者を野放しにし、私に責任を押し付けるのはおかしい」と主張している[134]。また、この事件が起きた背景について「外国人に対して日本の司法は及び腰ではないか」、終戦後の「外国人に親切にしなさい」という強い刷り込みもあり、外国人への対応に関する整備が全くなされていないのではないか、また日本政府が、なし崩し的に外国人の労働範囲の拡大政策をとるのは「非常に危険ではないか」と主張している[136]

2024年7月中旬に、埼玉県議会議員の高木功介が、越谷市議や越谷市役所職員とともに越谷市の不法就労クルド人のヤードを視察した成果を発表したところ、クルド人から脅迫ともいえる激しい電話がかかってきたことを公表している[137]

同年8月に、川口市内の公道を歩いていた日本人が、「盗撮しただろう」などとクルド人に取り囲まれ、2時間もの間、軟禁される事件が起きている[138][139]。 同年9月に、クルド人を名乗る匿名人物から、石井孝明他クルド人問題を扱う複数のインターネット発信者宛に、テロの示唆や「1000万円を振り込め、さもなければ危害を加える」などという恐喝や殺害予告のメール、メッセージなどが次々と届き、埼玉県警が捜査をしている[139]

執拗なナンパ

地元住民の女性を、コンビニ前や自転車置き場、ショッピングモール前等でクルド人の男が待ち構え、突然クルドカーのドアがあいて無理やり車内に連れ込まれそうになったり、毎日のようにしつこく声をかけられるなどの、執拗なナンパ被害が発生している[125]。「ねえねえご飯食べに行こうよ」「LINE交換しようよ」「かわいいかわいいかわいい」などと声をかけてくるという[125]

川口市魏の松浦は、蕨駅前の自転車置き場で毎日のようにしつこく声をかけられたナンパ被害女性については、「引っ越した」と述べている[125]

日本クルド文化協会のメンバーは、クルド人によるナンパについて「大したことじゃないですよ。僕たちは日本人に比べると顔が派手。見つめてるだけでも、そう見られてしまうんだと思うんですよ」と述べている[41]。これに対し、西牟田靖は、日本人女性による被害の話と認識の食い違いが発生していると述べている[41]

賃貸物件における不正行為やアパート等での騒音

クルド人が引っ越してくると、毎日大人数で騒ぎ、昼から深夜まで一日中騒がしいという騒音トラブルが頻発している[128][125]

地元の不動産業者によると、多くのクルド人が川口市や蕨市周辺の古く安い物件に居住し、騒音を出し続けることを注意されてもやめないなどのトラブルが多いため、生活保護受給者など日本人の弱者が追い詰められていると述べている[122]。クルド人による連日深夜までの騒音のせいで、もともと障害がある住民が追い詰められ、ますます精神的にも不安定になるなどの被害が発生している[122]

事前に予告や許可等もないまま、突然、アパートの駐車場に100人ぐらいのクルド人が集合して結婚式を始めるなどの騒音トラブルも起こっている[125]

取り締まりに消極的な警察への不信感

2023年から、警察による川口・蕨のクルド人居住地域周辺でのパトロールが行われている[127]埼玉県警警視庁などが、クルド人犯罪を積極的に取り締まらない現状があり、地元住民が警察への不信感を強めている[120][127]。凶悪な犯罪を犯したクルド人が何らかの理由で釈放されることもあり、地元住民からは、「野放しにするのか」という不安の声もあげられている[125]。住民や市議らが警察に取り締まり強化を求めても「適切に対処している」と返事があるのみで強化がなされなかったとしている[128]。道路にあふれるゴミの問題や公園の使い方、夜のコンビニでのたむろなどについて、警察に連絡しても、改善はなくパトロールもしないなどの事態が発生している[128]

  • 川口市立医療センター内乱闘の際に、公務執行妨害等で逮捕されたクルド人7人は釈放され、今も川口市周辺で暮らしている[125]
  • 川口市内の住民宅に、隣接の集合住宅に住むクルド人が共用使用している乗用車が突っ込み塀が大破したために埼玉県警に届けても、名義書き換えなしの転売で名義人と使用者が異なっており、「運転者を特定できない」などと捜査はうやむやにされたなどの事例も発生している[128]

犯罪集団と薬物使用

若いクルド人の間で、犯罪集団が存在している[127]。また、若いクルド人の間で、禁止薬物の使用が増加している[26]。川口市立医療センター内乱闘の際に病院に搬入された複数のクルド人からもマリファナとみられる禁止薬物が検出されている[140]

クルド人擁護に徹する政府やメディアへの不満

地元住民は、クルド人犯罪で治安が悪化しているなどの住民被害に対処せずに、「外国人と共生を」「外国人を差別するな」などと政府やメディアがクルド人を擁護することに対し、「憤りしかない」と主張している[128]。「多様性」で一括りにして政治がこの問題を放置することで、社会の分断がかえって進む恐れすらあるとしている[128]

自警団やパトロール

治安悪化にともない、川口市では地域住民による「川口自警団」が結成され、駅周辺のパトロールや清掃が行われている[141]。川口市議会議員も自主的にパトロールしている。

一方クルド人側も、改正入管難民法施行による強制送還への危機感もあり、自主的に夜の巡回や清掃活動を行っているとしている[142]埼玉県警と日本クルド文化協会による、犯罪抑止のための合同パトロールなどが実施されている[143]。これに対し、西牟田靖は、クルド人犯罪や厄介事に胸を痛め真面目にパトロールを行っていることは間違いないとしながらも、クルド人が「大丈夫」と感じることが、日本人にとっては「迷惑だ」と感じることに、クルド人が気がついていないという問題点を指摘している[41]

川口市・蕨市における自治体の対応と県外団体による抗議デモ

埼玉県川口市や蕨市周辺に、在日クルド人の多くが居住しており、彼らの中にはこの地域を、クルディスタン(Kurdistan=クルド人の土地)にちなんで「ワラビスタン」と呼称する者もいるという[144][145]

2022年

2022年7月、川口市は、「川口市資材置場の設置等の規制に関する条例」を制定した[146]。これにより、一定の広さ以上の資材置き場(ヤード)の新設が許可制となった(業務以外の騒音などは制定されず)[121]

2023年

2023年6月、川口市議会は、市内で「一部の外国人」と地域住民との間に軋轢が生じているとして[注釈 5]、国や県などに「一部外国人による犯罪の取り締まり強化」を求める意見書を可決した[148]

9月1日、川口市市長の奥ノ木信夫が法務省を訪れ、入管施設への収容を一時的に解かれた「仮放免」のクルド人が市内に相当数存在し、トラブルも起こっていることから、「不法行為を行う外国人について厳格に強制送還すること」、「仮放免者が最低限の生活維持ができるように、就労可能とする制度の構築」、「生活維持が困難な仮放免者に対する健康保険その他の行政サービスについて、国からの援助措置を含め、国の責任による適否の判断」を国に求める要望書を提出した[151][152]

2024年

2024年2月18日、「日本第一党」元幹部で「日の丸街宣倶楽部」主宰者[153]による「クルド人犯罪や不法滞在者クルド人への抗議デモ[154]」がJR蕨駅周辺で行われた。毎日新聞は「排外主義的な主張を繰り返すデモ」と報じた[155]。現場にはデモ開催に反対・抗議する人々が、デモ参加者(10人未満[84])を大きく上回って集まった。SNS上では、それら抗議側の一人が「日本人死ね」と言っているように聞こえるとの指摘とともに、デモ現場を撮影した一つの動画が拡散された[156][注釈 6]。翌19日、日本クルド文化協会は、拡散された動画に写っているデモ隊への発言は「日本人死ね」ではなく、「病院へ行け、病院へ行け、レイシストは精神科へ行け」であったと説明した[159][注釈 7]。同月25日には同協会事務局長のワッカス・チョーラクが会見を行い、自身が動画に写っていた発言者であり、「病院に行け」と発言したものであって「日本人死ね」との発言は「一切していない。(発信者の)空耳だ」と説明したうえで、その発言について謝罪した[160]。また会見翌日、同協会は「いかなる理由があるとも『病院に行け』との発言も事務局長の立場にあり、かつまた、教鞭をとるものの発言としては不適切であり、日本の皆様に不快な思いをさせたことに対し深くお詫び申し上げます」との謝罪声明をネット上に公開した[161]。また、前年7月の川口市立医療センターでの騒動についても「病院の皆様、近隣の皆様、警察の皆様にご迷惑をおかけし、大変不愉快な思いをさせてしまいました」と改めて謝罪し、「クルド民族の問題ではなく、全て埼玉在住のクルド人の不徳の致すところであり、日本の皆様、特に地域の皆様に、大変御迷惑をおかけしましたこと、協会メンバー、役員一同、深くお詫び申し上げます」と発信した[162][161]

3月20日に、PKKの関与の疑いから地元住民による強い反対により公園の使用をいったん不許可としていたにもかかわらず何らかの理由で県が許可し、日本クルド文化協会主催でネウロズ開催。

3月28日、大野元裕埼玉県知事は定例記者会見で「クルド人に限らず、ヘイトスピーチというのは、地域社会から、徹底して排除されなければならない」と述べ、また県南地域の治安については「良くない」というのは誤解だと述べた[163][164]。しかし、2024年現在も在日クルド人のトラブルが多発中である[125]

4月28日、川口市で、クルド人犯罪と不法滞在者クルド人への抗議デモが開催[165]

6月の川口市議会で、市長の奥ノ木信夫は、相次ぐ住民の苦情や要望を受け、「資材置き場で市民の安全を脅かす問題が起きており、市は週2回のパトロールのほか、騒音や振動が確認されたら指導をしている」と答弁している[121]

7月中旬に、地元住民らが川口市などへ、ヤードに関する「規制の強化や立ち入り調査などを求める陳情書」を提出[121]。これに対し、市は8月1日付で「現在、問題点を確認しており、陳情書の意見も参考にさせていただく」などと回答している[121]。市は「迷惑行為を含めて規制する新条例の制定」に関する検討をはじめている[121]

主張

日本人

  • 池田信夫は、川口に在住しているクルド人は、観光で入国して難民申請を提出しそのままオーバーステイで送還逃れをしている不法滞在者であると述べている[166]。また、不法滞在者の一掃が必要であり、不法滞在の大きな要因であるトルコとのビザ免除はやめるべきであると主張している[166]
  • 西牟田靖は、「クルド人の人口が多くなり、なおかつ日本になじめない子どもたちが増えたらどうなるのか。中国残留孤児の一族の2世が結成した怒羅権のような集団となって、地域の治安を乱すのではないか。さらに騒動が大きくなり、フランスのようになってしまわないか。日本政府は今後、移民を増やそうとしているが、本当に大丈夫なのか」と述べている[41]
  • 石井孝明は、ほとんどのクルド人が何かしらの嘘をついて日本に滞在していると述べている[127]。日本に住むクルド人は、トルコやトルコ人を敵対視しており、クルド人は悪いことをするときや犯罪を犯した際に「自分はトルコ人だ」と名のり、トルコ人を侮辱していると述べている[69]。石井が懇意にしている弁護士によると「クルド人は処罰を受けないので、日本人と日本の司法制度を舐めて『無敵の人』になっているようだ。このままでは、その無敵の人が法律を恐れず、埼玉の一部を犯罪で乗っ取りかねない。東京に住む私も巻き込まれかねない。とても怖い。外国人の人権だけではなく、日本人の人権を考えるべきだ」と述べているという[167]。また、不法滞在のクルド人が集団で住むことを埼玉県民は誰も了承していないのに、クルド人による違法行為の取り締まりがなされないせいでクルド人問題に住民が一方的に巻き込まれており、問題が深刻化しているため、クルド人のコミュニティを縮小させることはやむを得ないとのべている[139]

トルコ政府

駐日トルコ大使コルクット・ギュンゲンは、クルド人の人権は保証されており、トルコの選挙で投票する権利もあると述べている[69]。ギュンゲンは、住民とクルド人とのトラブルの表面化について「治安上の問題を大いに懸念している」「治安に関わる事件が起きたことを大いに懸念している。それがごくわずかの人数であっても、わが国民全体のイメージが形成されることを大いに懸念している」と述べ、クルド人による暴動や暴走行為に対し「大使館として日本の法令に逆らうような行為は容認しない。常に日本の警察当局と連携し、市や政府関係者、国会議員らとも話をしている」、埼玉県警の治安対策については「大使館としても協力できる部分があれば喜んで協力したいと、警察当局などへ伝えている。日本側もわれわれの立場や姿勢を承知してくれていると思う」、「日本の法令にのっとって、どんな具体的措置を取れるか対話している。情報共有や情勢評価についての対話もあり得るだろう」、「2021年に大使として赴任後、川口、蕨両市を訪問した。両自治体とも連絡を取り合って協力態勢にある。両自治体と接触する中で、常に協力の用意があると伝えている」と述べている[168]

在日トルコ人

2023年以降、トルコ人又はトルコ国籍による犯罪報道が急激に増加しており、そのほとんどがクルド人による犯行ではないかとされている[127]。これに対し、日本で暮らすトルコ人から怒りや不満の声がSNSで投稿されている[127]。 地元住民とクルド人のトラブルに対して、日本に滞在して10年近いトルコ人男は、一部のクルド人の行動で、日本・トルコ両国の関係が悪化することを非常に懸念しているとし「一部のクルド人のために多くの善良なクルド人もトルコ人も迷惑している。日本とトルコのよい関係を続けるためにも日本政府は入国管理をより厳しくしてほしい」と訴えた。また、マスコミはトラブルの当事者を「トルコ国籍」としか報じないケースが多いため、在日トルコ社会では「わが国のイメージが悪くなる」という困惑が広がっているという。また難民認定を申請をするクルド人に対して、ビザ免除の観光名目で来日して難民申請を行うが、実際は日本での就労目的であるケースが多いとして「彼らの多くは本当は就労目的だと思う。なぜなら彼らはパスポートも持っているし、来日する航空機代もある。大統領選にも投票できる。国会にはクルド系議員がおり、クルド系のビジネスマンもいる。何より、日本にいる彼らは何か問題を起こすとトルコ大使館へ保護を求める」と指摘している。SNS等で、労働目的での来日の情報交換が頻発していることにも触れ「きちんと就労ビザで来日すべきだと思うが、毎日のように同じような質問が書き込まれていて、うんざりすることもある」「一部のクルド人のためにわれわれ全体が迷惑している。日本政府は入国管理を厳しくしてほしいし、日本のメディアは、『かわいそうなクルド人』という視点だけでなく、『トルコ国籍者』の背景をもっと報道してほしい」と訴えた[169]

在日クルド人

2024年2月18日、サウジアラビアの英語ニュースメディアであるアラブ・ニュース・ジャパン英語版に、ワッカス・チョーラクの「我々は日本の過激派の攻撃を受けており、支援が必要だ」という内容の発言が掲載された。ワッカス・チョーラクは、アラブニュース・ジャパンのインタビューに対して「昨年のトルコ大統領選挙中、日本の極右グループがオンラインで私たちを攻撃しましたが、これは私たちにとって驚きでした。彼らは誤った保守派、人種差別主義者、あるいはどのように呼べばよいのでしょうか」「私たちはクルド人を支援しなければならず、私たちに対する差別やヘイトスピーチを止めなければなりません」「日本政府は国内の労働力不足を理由に、より多くの移民や外国人労働者を受け入れる政策をとっていますが、日本のヘイトグループは移民、外国人、難民に反対しています。それらのグループは私たちを標的にしてこの政府の政策を攻撃しています」「彼らは外国人を礼儀を知らずで、日本の習慣や社会ルールに従わない悪い人として情報を捏造しています。彼らはそのような間違った認識を広めました。多少の問題が発生しており、誤解も産んでいることは否定しませんが、私たちは地元コミュニティと良好な関係を築き、相互に尊重しています。」「ヘイトグループは、政府からの怒りの反応を恐れて、ここにいる中国人、韓国人、ベトナム人の巨大なコミュニティを攻撃する勇気はありません。しかし、私たちのクルド人コミュニティの人口は僅かに2000人前後なので、迫害を行う集団は私たちが格好の標的であると考えています」と語った[170][171]

川口市立医療センター内乱闘事件についての論評

  • 2022年から在日クルド人について取材をしてきた読売新聞記者によれば、この騒動以降に在日クルド人についての「ごみ出しのルールを守らない、騒音を出す、危険な車の運転をする……」といった「一面的な情報が急激に増え」たという。ほかにも「クルド人とみられる外国人の様子がSNSで拡散され」たり、「「突撃取材」と称し、むやみにクルド人にカメラを向ける配信動画もあった」と述べている[172]
  • 共同通信は、この事件が2023年夏からSNS上あふれた在日クルド人へのヘイトスピーチや中傷のきっかけだと報じた[173]
  • 英誌「エコノミスト」は、この騒動をきっかけにして「保守系メディア」による在日クルド人を標的としてキャンペーンが行われ、排外主義団体のデモなど(後述)につながったとした[174]
  • 藤崎剛人はニューズウィーク日本版への寄稿のなかで、「ある右派ジャーナリスト」らが「 この事件を誇張して広め、「クルド人は怖い」というイメージを形成した」と分析している[175]

統計

警察や地方自治体からは、クルド人の民族に関する統計は公表されていない。トルコ国籍として、トルコ人とクルド人が合算で発表される。

主な在日クルド人

  • ワッカス・チョーラク(Vakkas Çolak, Colak Vakkas)
日本クルド文化協会事務局長、日本クルド友好協会幹事[176]東京外国語大学大学院総合国際学研究院, 研究員(2021-2022年, 2024年)[177]、TUFSオープンアカデミー講師(2024年)[178]。在留資格を持っている[179]
2017年にクルド料理店を開店しオーナーとなる[180]。2023年11月にトルコ政府から、国際テロリスト「PKK/KCKの関係者」であるとして、トルコ国内の資産を凍結する制裁を受けた[68]。所属する日本クルド文化協会が、クルド労働党(PKK)の創設者の男性の顔が書かれた旗や、クルド労働党の旗を掲げて募金活動を行い、集まった約4000万円の資金をPKKへ送金したことが、テロ資金の調達であるとみなされた[77]。しかし本人はPKKとの関わりを否定しており、またトルコ国内に資産を持っていない旨を述べている[181]。2024年、海外メディアに対して「日本のヘイトグループは、移民、外国人、難民に反対しています。」、「 私たち(在日クルド人)に対する(ヘイトグループからの)差別やヘイトスピーチを止めなければならない。」、 「自分たち在日クルド人はヘイトグループから攻撃されている。差別やヘイトスピーチを止めなくてはいけない。」などと在日クルド人の置かれた状況や、「日本クルド交流連絡会」設立の目的等を説明した[170][171]。2024年2月18日、蕨市駅前のデモの最中に、「日本人は精神病院に行け」と発言し謝罪している[182]
  • ユージェル・マヒルジャン
在留資格を失い退去強制令書が発令されている、5回の難民認定申請不認定の退去強制対象者(仮放免を延長して滞在)[166]。来日後、トルコに帰国し再度難民申請を提出している[129]。在日クルド人社会のリーダー的存在の一人とされている[129]
1991年、トルコのガズィアンテプ県の県都ガズィアンテプのシェヒトゥカミル区のテキルヌンチャムルル村で生まれる[129]。1994年に、父が来日し、最初に来日したクルド人と言われる[129]
2016年4月に解体業の株式会社マヒルを設立[129]。。自身は会長に就任し、日系ブラジル人の妻が代表をつとめた[129]。仮放免中は移動制限が課せられるが、マヒルジャンは、東日本大震災で現地に向かいボランティアなどを行ったと述べている[129]。マヒルジャンはクルド人による迷惑行為とされているものは、「トルコ人によるもの」と主張しているが、日本に来て悪いことをするクルド人については「国に帰ってほしい」と述べている[183]
ランボルギーニやフェラーリ、BMWのバイクなど多くの高級外車を購入しており、首都高を180キロに迫る速度で走行している動画をSNSで公開した[166]。高級車フェラーリを「所有」し「自称難民が高級車を購入」している動画がインターネットで炎上している件について、投稿した事実は認めたものの、映っているのは自分ではないと主張している[44]
  • デニズ・イェンギン(Deniz Yengin)[184][185](デニスと表記されることもある)
在留資格を失い退去強制令書が発令されている、複数回の難民認定申請不認定の退去強制対象者(仮放免を延長して滞在)[186]
暴行犯で有罪判決となり、刑務所に入所していた[185]。難民認定を申請し、入館収容中の2019年1月に、併用禁忌の鎮静薬の処方を求めて女性医師に差別的な発言をし深夜に叫び続けたために[187]、職員から制圧されたことが暴行にあたるとして国家賠償請求を起こした[188]。入管職員による暴行の様子、と称した動画は、支援弁護士らによりネットに公開され、「密室」の入管で収容者が劣悪な環境に置かれていると支援者らが主張するもととなった[189][190][191]。2023年4月、東京地方裁判所は、デニズの訴えの一部である職員が行った「制圧行為」に違法性を認めて、請求額約1100万円のうち22万円の賠償を国に命じた[187][192]。2024年4月、東京高等裁判所も地裁判決を支持し結審[193]
2020年に国連の恣意的拘禁作業部会が日本政府に、デニズに適切な対処をするよう意見を発布している[194]。これに対し、入管は、作業部会の見解について、「個別の事情を評価していない旨の意見を表明しているが,収容は,以下の個別の事情を適切に評価し,仮放免の判断を慎重に行うべき事情があるとして,その収容の要否が判断されたものである」、「司法上の審査・救済の機会なく収容されていた旨の意見を表明しているが,仮放免の延長を義務付ける等の行政訴訟を提起しており,司法上の審査・救済の機会が提供されており,また,仮放免を請求して許可されたことがあり,行政上の審査・救済の機会も提供されていた」、「正当な庇護申請の権利行使に対する制裁及び差別的な対応であったとの意見を表明しているが,収容は,前記のとおり,仮放免が相当ではないことを考慮して行われたもので,難民認定申請を理由とする制裁でも差別的な対応でもない」など、作業部会が明らかな事実誤認に基づくと反論している[195]
2021年のドキュメンタリー映画牛久』に本人役で出演し、入管の環境が以前に入所していた刑務所より劣悪であるなどの主張をしている[196]
  • メメット・チョーラク(ワッカス・チョーラクの兄)
2021年のドキュメンタリー映画『東京クルド』において、2019年3月に極度の体調不良を訴え救急車を呼んだが、入管はが移送を2度拒否し[197]、30時間後に移送されたエピソードが出てくる[198]
  • ラマザン
元仮放免者。家族で国を提訴した後、2021年に弟とともに在留特別許可を得たが、両親と妹は得られていない[199]。ドキュメンタリー映画『東京クルド』では、叔父メメットとともに出演し、不法に就労していた過去を告白している。2023年には入管法改正を巡る審議の参考人として参議院法務委員会に出席した[200]
  • オザン
『東京クルド』出演者。父はクルドの国際テロリズム勢力に食糧を配達しており、親戚がトルコ当局に拷問を受けたために危険を感じ祖国を出国したと主張しており、中東で過激派組織「イスラム国」(IS)と戦うクルド人にあこがれるようになっていた時に、番組制作会社から出演の声をかけられたという[201][202][203]。オザンが6歳のときに一家で来日。しかし難民申請は認められず、長らく仮放免者として解体業を不法に就労していた[204]
  • メメット・ユージェル(Mehmet Yücel[要出典]
埼玉県川口市の解体工事会社取締役[205]。日本クルド文化協会代表。2023年11月29日付で、国際テロリスト「クルド労働者党(PKK)」支持者としてトルコ政府よりトルコ国内の資産凍結を受けた。[要出典][68]
  • メメット(メフメット)・タシ (Mehmet Tasi)
解体業者。1993年に来日し現在の埼玉県川口市・蕨市のクルド人集住のきっかけとなった人物で、「川口メメット」[39]、「ビッグボス」[206]の愛称で知られる。日本人女性と結婚し永住許可を取得している[1]。威力業務妨害罪容疑で起訴され、また経営している起業が、廃棄物処理法違反容疑、入管難民法違反(不法就労助長)により摘発され、従業員らも逮捕されている[117]

主な日本の支援団体と関連人物

  • 「日本クルド友好協会」、代表理事は木下顕伸[71]
  • 日本クルド友好議員連盟」、会長は中谷元、副会長は新藤義孝、幹事長は和田政宗[71]
  • 「クルド難民弁護団」、事務局長は弁護士の大橋毅。
  • 「クルドを知る会」(2003年~日本において、クルドの文化や歴史を知り、伝えるために結成)、代表は松澤秀延、ジェミニ(日本語教室団体)代表の磯部加代子も所属。
  • 「在日クルド人と共に(HEVAL)」 (2022年~クルドを知る会より、地域活動団体として独立)、代表理事は温井立央。
    • 日本クルド文化協会主催のネウロズの運営に協力している[80]
  • 「クルド難民デニスさんとあゆむ会」、共同代表は福島尚文(元「共同通信」記者、2024-03-04):国内外の支局での勤務を経て、2009~2015年に国際局で日本がニュースのハングル翻訳・発信に携わった。革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)系列団体の集会「改憲・戦争阻止!大行進」の呼びかけ人もつとめた[207]
  • 「日本クルド交流連絡会[208]」、代表世話人は「クルド文化教室」主催の中島直美、顧問は一水会代表木村三浩[209]、事務局長は坪内隆彦。
  • 「クルド難民Mさんを支援する会・事務局」(このクルド人Mは、難民ではなく6回目の難民申請者である)、代表は周香織。
  • 難民支援協会
  • しばき隊(対レイシスト行動集団、略称C.R.A.C.)、会長は野間易通
  • 「つくろい東京ファンド」、代表は大澤優真、通訳者の武石昌子も所属。
  • 「埼玉から差別をなくす会」、世話人は中島麻由子と折茂あい。
  • 「STOP・HATE 川口・蕨」、メンバーは中島麻由子と折茂あい。
立憲民主党所属の参議院議員。
政治活動家。
社民党党首。
  • 菅野静華
参政党所属の川口市議会議員。
  • ひわき岳
立憲民主党所属の杉並区議会議員。
元「毎日新聞」記者、フリージャーナリスト。
  • 石橋学
神奈川新聞記者。
ジャーナリスト。

関連する映画

脚注

注釈

  1. ^ トルコ系クルド人を含む在日トルコ人の人数は、入管庁によれば、2015年末時点で4157人(短期滞在および「非正規滞在者」は含まない:入管庁『在留外国人統計』)。
  2. ^ それ以前にもクルド人への難民不認定処分の取り消しを命じる判決はあったが、[22]判決確定後に再び難民不認定処分となった[23][24][25]
  3. ^ イラク西部のRavansar市についての報告[53]、ノルウェーでの6年以上居住するクルド系移民男女への調査報告[54]などは知られている。
  4. ^ 全体の選挙結果では、緑の左派党は56議席(9.3%)を獲得し、第5党の座についた[64]
  5. ^ この意見書は冒頭で 「現在、川口市には40,000人を超える外国籍の住民がおり、加えて、住民票をもたない外国人の中には仮放免中の方も相当数いるものと推定されている。多くの外国人は善良に暮らしている」と前置きしたうえで、「一部の外国人は生活圏内である資材置き場周辺や住宅密集地域などで暴走行為、あおり運転を繰り返し、人身、物損事故を多く発生させ」ていると述べられており、「クルド人」というような特定の国籍・民族名は明記されてはいない[147][148][149]。 ただし、市議からは「彼ら(在日クルド人)を念頭に置いた議論だった」と説明がされている[148]。 意見書を取りまとめた若谷正巳市議(自民党市議団幹事長)は埼玉新聞の取材に「意見書は外国人排除を目的としたものではない」としている。 意見書が採択された僅か2ヶ月前の4月の市議選のなかで、有権者から市議候補者への相談として「川口の治安が良くない」などの声が各市議候補に寄せられたことも意見書採択の背景にあった[147]。ただし川口市の2024年の認知犯罪件数は3815件(うち1205件は自転車盗)であり、ピークだった2008年の1万6,314件と比べて4分の1にまで減少している[150]
  6. ^ デモ翌日の2月19日に、クルド人が「日本人死ね」と発言しているように聞こえるデモの動画について、参議院議員の若林洋平が、「我が物顔で日本人に迷惑をかけ、挙げ句日本人死ねというならどうぞお帰りください。日本人の国なので、日本の文化・しきたりを理解出来ない外国の方は母国にお帰り下さい」と投稿し、三崎優太は「いやいや、日本にいる以上、日本の文化やルールを守れ。日本をリスペクトできない外人は入ってくんなよ」と投稿している[157][158]
  7. ^ この発言について、川口在住のクルド人のユージェル・マヒルジャンは「1人のクルド人が“国に帰れ。変な外人”と言われた時に、“病院に行きなさい、精神科に行きなさい”と参加者に言い返した」と主張している[156]

出典

  1. ^ a b c d e f 宗像誠之 (2016年4月21日). “なぜ埼玉県南部にクルド人が集まるのか? クルディスタンを離れ「ワラビスタン」になった理由”. 日経ビジネス. 2024年2月27日閲覧。
  2. ^ https://www.tokyo-np.co.jp/article/291460
  3. ^ a b c d e f 「荷崩れが怖くて近くを走れない」 埼玉で問題の「恐怖のクルドカー」 女性への強引なナンパやクルド人同士の殺傷沙汰も【衝撃の証拠写真】」”. デイリー新潮 (2023年9月16日). 2024年8月6日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k 室橋裕和 (2023年9月29日). “川口・蕨の「クルド人」コミュニティで何が起きているのか”. 新潮社. 2024年8月23日閲覧。
  5. ^ 川口の仮放免者700人、初めて判明 大半はクルド人か 各自治体に情報提供へ運用見直し”. 産経新聞 (2024年4月13日). 2024年6月23日閲覧。
  6. ^ a b 福島利之『クルド人 国なき民族の年代記 —老作家と息子が生きた時代』岩波書店、2017年。 
  7. ^ a b c 「国をもたない最大の民族」とは 歴史から知るクルド人の歩みと今”. 朝日新聞 (2023年2月26日). 2024年6月23日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j 片山奈緒美 (2021年). “博士論文 - 在日クルド人コミュニティにおける異文化間コミュニケーションの研究ー「わかりあえる日本語コミュニケーション」に向けて―”. CiNii. 2024年3月30日閲覧。
  9. ^ a b c 川口のクルド人はなぜ増えたか きっかけはイラン人、民主党政権で難民申請激増”. 産経新聞 (2024年5月2日). 2024年6月23日閲覧。
  10. ^ 法務省、難民申請後6カ月での就労許可を廃止 在留の制限強化”. ロイター (2018年1月12日). 2024年6月23日閲覧。
  11. ^ 「申請半年で就労」廃止 難民認定巡り法務省”. 日本経済新聞 (2018年1月12日). 2024年6月23日閲覧。
  12. ^ 法務省入国管理局 (2016年3月26日). “平成27年における難民認定者数等について”. http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri03_00112.html 2016年4月20日閲覧。 
  13. ^ 川口市 (2014年2月3日). “川口市統計書 第2章 人口 9表 国籍別・外国人住民数”. http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/04013058/04013058.html#t02 2016年4月5日閲覧。 
  14. ^ 華やかな衣装で民族舞踊 クルド人1000人参加、蕨で新年祝う祭り”. 埼玉新聞 (2016年3月21日). 2016年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月21日閲覧。
  15. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2024年4月13日). “川口の仮放免者700人、初めて判明 大半はクルド人か 各自治体に情報提供へ運用見直し 「移民」と日本人”. 産経新聞. 2024年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月14日閲覧。
  16. ^ トルコ国籍のクルド人、初めての難民認定 「私以外の人にも希望に」”. 朝日新聞 (2022年8月9日). 2024年3月5日閲覧。
  17. ^ 高田俊亮. “トルコ国籍のクルド人に初の難民認定!”. ヒューマンライツ・ウォッチ. 2024年3月3日閲覧。
  18. ^ 「クルドへの迫害知って」差別恐れ、日本でも身元隠す” (Japanese). www.kobe-np.co.jp. 神戸新聞 (2020年2月17日). 2024年3月3日閲覧。
  19. ^ クルド人は難民ではない?「その答えは十分に説明した」 トルコ大使”. 産経新聞 (2024年1月7日). 2024年6月23日閲覧。
  20. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2024年3月26日). “川口クルド問題、在日トルコ社会も困惑 「イメージ悪化」「日本政府は入国管理厳格化を」 「移民」と日本人”. 産経新聞. 2024年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月29日閲覧。
  21. ^ 令和3年(行コ)第7号:難民の認定をしない処分等取消請求控訴事件(札幌高裁判決2022年5月20日)
  22. ^ 名古屋高判平成18年6月30日
  23. ^ 難民不認定処分取り消し判決の上告期限 古川法相「判決内容を精査して対応する」”. 東京新聞 (2022年6月3日). 2024年3月14日閲覧。
  24. ^ http://www.jlnr.jp/jlnr/wp-content/uploads/2022/05/jlnr_request_220531_final.pdf
  25. ^ https://www.at-s.com/sp/news/article/national/1076616.html
  26. ^ a b c d 日本国内に於けるトルコ系クルド人難民問題と課題”. 日本クルド友好議員連盟 (2019年10月22日). 2024年8月28日閲覧。
  27. ^ a b c d e 「アバレルヨー」本当に帰せるか 難民申請繰り返すクルド人ら改正法10日施行でどうなる”. 産経新聞 (2024年6月9日). 2024年6月23日閲覧。
  28. ^ 三好範英 (2023年11月20日). “難民申請4回却下でも解体業を経営する「川口市のクルド人」の本音(後編)|「なぜ難民が貧乏でなきゃいけないんだ!」”. 毎日新聞. 2024年6月23日閲覧。
  29. ^ a b 在日クルド人2世「結局は親次第」 10代前半で男子は解体業、女子は結婚”. 産経新聞 (2023年10月14日). 2024年6月23日閲覧。
  30. ^ 一般社団法人日本クルド文化協会 (2024年3月16日). “Xユーザーの一般社団法人日本クルド文化協会 Japan Kurdish Cultural Association”. 2024年6月22日閲覧。
  31. ^ I.B. Tauris『A Modern History of the Kurds』Bloomsbury, London、1997年、10頁。 
  32. ^ Zoroastrianism and Secularity in Sinjar / Multiple Secularities”. www.multiple-secularities.de. 2024年7月31日閲覧。
  33. ^ Newroz from Kurdish and Persian Perspectives – A Comparative Study”. 2024年7月31日閲覧。
  34. ^ クルドの祭り 秋ケ瀬公園で4年ぶり開催 大きな踊りの輪 笑顔ほころぶ”. 東京新聞 (2023年3月24日). 2024年6月27日閲覧。
  35. ^ ワラビスタン(埼玉県蕨市・川口市)と北クルディスタン(トルコ南東部)における クルド人の社会・空間構造の比較調査”. 2023年6月1日閲覧。
  36. ^ 一瞬でガレキになった歴史都市…トルコ大地震から半年、被災地を「食べ歩く」(5ページ目)”. デイリー新潮 (2023年8月6日). 2024年6月26日閲覧。
  37. ^ a b c d 在日クルド人、復興へ祈り さいたまで4年ぶり新年祭”. 産経新聞 (2023年3月21日). 2024年6月27日閲覧。
  38. ^ Maraş Yöresinde Kurmançça Konuşan Türkmenler”. 2024年6月30日閲覧。
  39. ^ a b c 調査報告会「Karihomen: 日本で〈クルド〉として生きるということ」 | 科研費基盤研究(A):イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究”. islam-gender.jp. イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究 事務局 (2022年1月17日). 2023年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月1日閲覧。
  40. ^ 『クルド人を知るための55章』明石書店、281頁。 
  41. ^ a b c d e f g h i 川口市は本当に危険なのか?クルド人とパトロールして考えた”. 実話BUNKAオンライン. コアマガジン (2024年3月22日). 2024年8月6日閲覧。
  42. ^ a b c 「女の子は学校行かなくていい」 日本に暮らす外国人の子どもの今”. 朝日新聞 (2019年12月18日). 2024年8月23日閲覧。
  43. ^ ワラビスタンの18歳、大学に受かっても…就労に高い壁”. 朝日新聞 (2016年3月21日). 2016年3月22日閲覧。
  44. ^ a b クルド人経営者「日本人がやらない仕事」 フェラーリ投稿で炎上も”. 産経新聞 (2023年8月12日). 2024年6月23日閲覧。
  45. ^ a b 川口クルド人病院騒動の逮捕者が再入国「帰りたくない」日本滞在も再び強制送還”. 産経新聞 (2024年6月19日). 2024年6月22日閲覧。
  46. ^ 「病院前大乱闘」で逮捕されたクルド人が日本に再入国していた! 羽田で「救急車を呼べ」と叫び、入管施設でハンガーストライキ”. デイリー新潮 (2024年6月19日). 2024年6月23日閲覧。
  47. ^ 任意団体 在日クルド人と共に”. syncable.biz. 2023年2月20日閲覧。
  48. ^ 茨城・牛久入管暴行訴訟 入所者処遇「改善を」 東京地裁結審 クルド人男性訴え(茨城新聞クロスアイ)”. Yahoo!ニュース. 2023年2月20日閲覧。
  49. ^ asitha (2015年6月19日). “Anti-FGM Campaign in Iraqi Kurdistan is a "Global Model"” (英語). The Kurdish Project. 2023年5月30日閲覧。
  50. ^ Yasin, Berivan A.; Al-Tawil, Namir G.; Shabila, Nazar P.; Al-Hadithi, Tariq S. (2013-09-08). “Female genital mutilation among Iraqi Kurdish women: a cross-sectional study from Erbil city”. BMC Public Health 13 (1): 809. doi:10.1186/1471-2458-13-809. ISSN 1471-2458. PMC 3844478. PMID 24010850. https://doi.org/10.1186/1471-2458-13-809. 
  51. ^ Shabila, Nazar. “Geographical variation in the prevalence of female genital mutilation in the Kurdistan region of Iraq” (英語). World Health Organization - Regional Office for the Eastern Mediterranean. p. Introduction, ¶2. 2023年5月30日閲覧。
  52. ^ A qualitative study on female genital cutting among Kurdish-Norwegians”. オスロ大学. 2024年6月14日閲覧。
  53. ^ Related Factors of Female Genital Mutilation (FGM) in Ravansar (Iran)”. www.longdom.org. doi:10.4172/2167-0420.1000108. 2023年5月30日閲覧。
  54. ^ Lunde, Ingvild Bergom. “A qualitative study on female genital cutting among Kurdish-Norwegians”. p. 13. 2023年5月30日閲覧。
  55. ^ 米国内務省. “トルコ 2014年 人権報告(法務省入国管理局 仮訳)”. 法務省. p. 53. 2024年3月30日閲覧。
  56. ^ 米国内務省. “トルコ人権報告書 2016年度(法務省入国管理局 仮訳)”. 法務省. p. 54. 2024年3月30日閲覧。
  57. ^ Lunde 2020, p. 13.
  58. ^ マイケル・タンチューム (5 2015). “動き出したクルド連邦の夢 ―― 政治的影響力を手にしたトルコのクルド人” (jp). フォーリン・アフェアーズリポート (Foreign Affairs Japan). https://www.foreignaffairsj.co.jp/articles/201508_tanchum/ 2024年3月6日閲覧。. 
  59. ^ 東京の大使館前でトルコ人乱闘 数百人、在外投票で対立”. 朝日新聞 (2015年10月25日). 2015年10月25日閲覧。
  60. ^ クルド人団体が釈明”. 毎日新聞 (2015年10月29日). 2016年1月16日閲覧。
  61. ^ 渋谷の乱闘事件でクルド人釈明 「争うつもりなかった」”. 47NEWS. 共同通信社 (2015年10月28日). 2015年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月20日閲覧。
  62. ^ a b c d 内務省実情調査ミッション報告書 トルコ:クルド人、HDP および PKK”. 英国内務省(出入国在留管理庁による仮訳)I (201910). 2024年9月14日閲覧。
  63. ^ 岩坂将充 (2023年5月11日). “2023年トルコ大統領選挙・議会選挙――建国100周年はどのような「節目」となるのか”. SYNODOS. 2024年3月6日閲覧。
  64. ^ 柿﨑正樹「エルドアン大統領が再選:存在感を増す民族右派・宗教保守勢力」(一般財団法人中東協力センター広報誌「中東協力センターニュース」2023年11月号)https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2023-07/josei03.pdf
  65. ^ Milletvekili Yurt dışı Genel Seçim Sonuçları - 14 Mayıs 2023”. secim2023.hurriyet.com.tr. 2023年8月27日閲覧。
  66. ^ HDP olağanüstü kongreye gidiyor, YSP isim değişikliği yapacak”. 2023年8月27日閲覧。
  67. ^ a b c 日本のクルド団体の資産凍結 「反政府組織と関連」―トルコ”. 時事通信 (2023年12月6日). 2024年6月22日閲覧。
  68. ^ a b c d HAKKINDA TÜRKİYE'DE BULUNAN MALVARLIĞININ DONDURULMASI KARARI ALINAN GERÇEK VE TÜZEL KİŞİLER”. 2023年11月29日閲覧。
  69. ^ a b c d e f g h i j k l m Japonya’da Artan Kürt Varlığı ve PKK Terör Örgütünün Propagandaları”. TÜRKİYE'NİN DÜŞÜNCE FABRİKASI (20240828). 2024年9月4日閲覧。
  70. ^ 『クルド人を知るための55章』明石書店、286頁。 
  71. ^ a b c d e f Ömer Kalaycı (2024年2月3日). “損なわれた国家、日本とテロリズム”. 2024年9月17日閲覧。
  72. ^ トルコ大使館前で乱闘 警察官含む12人けが”. FNN (2015年10月25日). 2024年6月23日閲覧。
  73. ^ 警察庁長官「大使館連携強化」”. NHK (2015年10月29日). 2024年6月23日閲覧。
  74. ^ Turks and Kurds clash in Japan over Turkey elections”. www.aljazeera.com. 2024年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ2015年10月26日閲覧。
  75. ^ クルド人団体が釈明”. 毎日新聞 (2015年10月29日). 2024年6月23日閲覧。
  76. ^ なぜ今、クルド人ヘイトが増えている? 夜回りや被災地支援など「溶け込む努力している人たちもいること知って」”. 東京新聞 (2024年4月29日). 2024年6月23日閲覧。
  77. ^ a b 川口のクルド団体「テロ支援」トルコが資産凍結 地震で「4千万円」、団体側「冤罪だ」”. 産経新聞 (2023年12月5日). 2024年6月22日閲覧。
  78. ^ 石井孝明 (2024年3月6日). “クルド系テロ組織PKK関係団体が、埼玉県で祭り開催へ-県が認める恐怖”. 2024年9月14日閲覧。
  79. ^ a b c d クルドの祭りに「県の公園貸すな」 音楽が「テロ賛美」指摘も、トルコがPKK支援団体指定”. 産経新聞. 2024年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月4日閲覧。
  80. ^ a b c 埼玉県営公園でのクルド人の祭り 指定管理者が「不許可」撤回し謝罪:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年1月23日). 2024年3月4日閲覧。
  81. ^ クルド人民族衣装華やかに「新年祭」 黙とうも 埼玉”. 毎日新聞 (2016年3月21日). 2016年3月21日閲覧。
  82. ^ クルドの春の訪れを伝える11の写真。弾圧から逃れた人々が埼玉で開く新年の祭り”. NUZZFeed News (2019年3月19日). 2024年6月27日閲覧。
  83. ^ a b クルド人のお祭りに「公園使用ダメ」→撤回、でも「演奏ダメ」 埼玉県公園緑地協会の「差別的取り扱い」”. 東京新聞 (2024年1月24日). 2024年2月28日閲覧。
  84. ^ a b 日本のクルド人支援団体に差別的メール 広がるヘイトの矛先”. 毎日新聞 (2024年3月22日). 2024年3月22日閲覧。
  85. ^ 紛糾…公園でクルド人イベント開催、「公園を貸すな」と電話相次ぐ 主催者の支援団体、次回開催の相談をするも…県が公園使用を認めず「安全を担保できない」 抗議すると条件付きで認める「正式な申請前の打診で門前払い」”. 埼玉新聞 (2024年1月30日). 2024年2月28日閲覧。
  86. ^ クルド人の春の祭り「ネウロズ」 紆余曲折の末…20日さいたま市内で開催と正式発表 :東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2024年3月20日閲覧。
  87. ^ クルドの祭事に1300人が参加で厳戒態勢…中止訴える人も さいたま”. 読売新聞 (2024年6月22日). 2024年6月22日閲覧。
  88. ^ 池尾伸一 (2024年3月20日). “クルド人が最も大切にする春祭り「ネウロズ」開催 ヘイト騒動を超えてさいたまの公園に踊りの輪”. 東京新聞 TOKYO Web. 2024年3月22日閲覧。
  89. ^ a b c d e クルド難民、実は「難民」でも「クルド人」でもなかった!?”. 清谷信一公式ブログ 清谷防衛経済研究所. 2024年9月21日閲覧。
  90. ^ a b 日本から強制送還、新たな国で幸せつかんだ難民が入管法改正に思う”. 朝日新聞デジタル (2023年5月26日). 2024年3月4日閲覧。
  91. ^ a b c d e プレスリリース:クルド人難民エルダル・ドーガンさんカナダ出国記者会見”. クルド人難民二家族を支援する会 (2007年6月18日). 2008年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月20日閲覧。
  92. ^ a b 難民認定を求め7/13から連続座り込み中 クルド人の2家族12人”. ジャマルさんを支援する会. 2024年9月21日閲覧。
  93. ^ a b c d e 進藤令子 (11 2012). “難民と国家の関係に関する考察-日本にいる難民のまなざしから”. 国際平和協力研究論文集 (内閣府国際平和協力本部事務局) 第2号: 29-52. https://www.cao.go.jp/pko/pko_j/organization/researcher/pdf/02-shindo-2.pdf. 
  94. ^ a b c d 第4回後編 クルド難民強制送還事件:国、国連、市民はどう動いたのか”. 認定NPO法人 難民支援協会 (2010年4月27日). 2024年3月20日閲覧。
  95. ^ a b c d e f 難民と共に・・・・ 「ありがとう」”. おんな組いのち. 2024年9月21日閲覧。
  96. ^ 難民支援協会と、日本の難民の10年 第4回前編 クルド難民強制送還事件:国、国連、市民はどう動いたのか”. NPO法人 難民支援協会 (2010年4月12日). 2024年3月4日閲覧。
  97. ^ 国連は「難民」と認定したのに強制送還…家族がバラバラになったクルド人男性が入管難民法改正案に思うこと”. 東京新聞 TOKYO Web (2023年5月16日). 2024年3月4日閲覧。
  98. ^ トルコ大使館前で乱闘 警察官含む12人けが”. FNN (2024年6月22日). 2015年11月4日閲覧。
  99. ^ 警察庁長官「大使館連携強化」”. NHK (2015年10月29日). 2024年6月22日閲覧。
  100. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2015年10月26日). “【トルコ大使館前乱闘】激しい殴り合いで騒然 クルド人「なぜこんな目に…」 トルコ人「自分の意思を示すためなのに」(2/3ページ)”. 産経ニュース. 2023年9月20日閲覧。
  101. ^ a b c 病院でクルド人「100人」騒ぎ、救急受け入れ5時間半停止 埼玉・川口”. 産経ニュース. 産経新聞 (2023年7月30日). 2023年9月20日閲覧。
  102. ^ 乱闘…100人が病院で騒ぐ 重傷男性と襲撃男が搬送され両グループ結集した 男性は広範囲を切られ全治不詳”. 埼玉新聞 (2023年7月7日). 2024年2月28日閲覧。
  103. ^ 100人乱闘で病院大騒ぎの事件、4人目の男逮捕 車数台で26歳男性を追い、全治不詳のけが負わせる…1人釈放”. 埼玉新聞 (2023年7月28日). 2024年2月27日閲覧。
  104. ^ トルコ人グループでトラブル、病院に100人が集まり騒ぎに…殺人未遂容疑の男性ら7人不起訴”. 読売新聞 (2023年10月3日). 2024年2月27日閲覧。
  105. ^ 野田洋人 (2023年10月8日). “埼玉県川口市や蕨市に住む「ワラビスタン」の「ビッグボス」が、ついに重い口を開いた!県警の機動隊まで出動した「クルド人騒動」…そのウラで起きていたこと”. 現代ビジネス. 2024年2月27日閲覧。
  106. ^ 難民申請中に女性乱暴容疑、トルコ人2人逮捕”. 産経新聞 (2016年2月22日). 2024年6月22日閲覧。
  107. ^ 難民申請中に女性乱暴容疑、トルコ人2人逮捕 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)”. web.archive.org (2016年2月24日). 2024年8月24日閲覧。
  108. ^ 準強姦未遂罪に問われた被告に無罪判決 東京地裁:朝日新聞デジタル”. web.archive.org. 朝日新聞 (2017年7月27日). 2017年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月24日閲覧。
  109. ^ 中学生に性的暴行、容疑のトルコ人逮捕 「遊んだが暴行はしていません」と否認”. 産経新聞. 2024年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月10日閲覧。
  110. ^ 女子中学生に性暴行の容疑者、難民申請中のクルド人 トルコ生まれ川口育ちの「移民2世」”. 産経新聞. 2024年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月10日閲覧。
  111. ^ 中学生に性的暴行したクルド人は難民申請中だった 地元市議は「実態を正しく直視するべき」(デイリー新潮)”. Yahoo!ニュース. 2024年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月6日閲覧。
  112. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2023年7月30日). “【「移民」と日本人】れいわも賛成した川口市議会「クルド人」意見書 マスコミ報じず”. 産経ニュース. 2023年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月6日閲覧。
  113. ^ 少年逮捕…父の車で死亡ひき逃げ 車体は大破損、ガラス割れるも「事故していない」…出国しようとしていた”. 埼玉新聞. 2023年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月6日閲覧。
  114. ^ 埼玉県警、クルド人による女性拉致や危険運転を見逃した?-それでも応援”. with ENERGY(ウィズエネ) – エネルギー、環境、経済 私たちの未来のために (2023年11月17日). 2023年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月6日閲覧。
  115. ^ a b 川口の解体会社を摘発、不法就労助長の疑い クルド人の代表取締役、従業員ら逮捕/県警”. 産経新聞 (2024年8月18日). 2024年8月18日閲覧。
  116. ^ a b c d e f g h i j 川口の解体会社を摘発、不法就労助長の疑い クルド人の代表取締役、従業員ら逮捕/県警”. 産経新聞 (2023年11月4日). 2024年8月6日閲覧。
  117. ^ a b 川口の解体会社を摘発、不法就労助長の疑い クルド人の代表取締役、従業員ら逮捕/県警”. 産経新聞 (2020年6月17日). 2024年6月22日閲覧。
  118. ^ ANNnewsCH (2022-06-21), 住民困惑・・・住宅街の「資材・残土置き場」(2022年6月21日), https://www.youtube.com/watch?v=ISlRgI4o_TQ 2024年5月22日閲覧。 
  119. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2023年8月12日). “【「移民」と日本人】「経営者」6割がトルコ国籍 資材置き場でトラブル、広がる規制 埼玉・川口”. 産経新聞:産経ニュース. 2023年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月22日閲覧。
  120. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 埼玉・川口市「クルドカー」問題、暴走行為やトラック過積載収まらず…警察不信高まる 市長は法相に強制送還の要望書” (2024年9月2日). 2024年8月6日閲覧。
  121. ^ a b c d e f g h i j <独自>川口クルド100人超、資材置き場で大音量騒ぎ警察出動「日本人の理解足りない」”. 産経新聞 (2024年8月18日). 2024年8月23日閲覧。
  122. ^ a b c d e f g h i j k l 「ババア出てけ」…在日クルド人のトラブル続出 「素性」わからぬ不安、警察介入も難しく”. 産経新聞 (2023年9月1日). 2024年8月6日閲覧。
  123. ^ 桐生市の外国人所有地に大量の産廃投棄、近隣は苦情”. 産廃メディア (2023年1月24日). 2024年9月13日閲覧。
  124. ^ サンパイ110番の看板が泣く…新里産廃問題の関連情報(桐生市の開示情報と原因者についての考察)”. 市民オンブズマン群馬 (2023年5月14日). 2024年9月13日閲覧。
  125. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 「ナンパされて車に連れ込まれそうに…」「車を盗まれて全損」 川口市が直面する「クルド人問題」に迫る【スクープその後】」”. デイリー新潮 (2023年5月6日). 2024年8月6日閲覧。
  126. ^ a b c ネットにあふれるクルド人ヘイトの異常さ 差別される側の視点に立ってみたことありますか?「一部の問題で全体を判断しないで」”. 共同通信 (2024年1月23日). 2024年8月6日閲覧。
  127. ^ a b c d e f g h i j k l m n o Japonya'daki Kürtler Dosyası: Japonlar Yaşananları TamgaTürk'e Anlattı” (トルコ語). TAMGATURK] (2024年8月31日). 2024年8月31日閲覧。
  128. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 川口クルド問題、地元当事者の声続々「政治が動いてくれない」 社会の分断一層進む恐れも”. 産経新聞 (2024年3月9日). 2024年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年6月22日閲覧。
  129. ^ a b c d e f g h i j k 川口市在住クルド人に聞く(前編)”. 令和電子瓦版. 2024年7月21日閲覧。
  130. ^ a b 批判…夜コンビニや公園に集まるクルド人ら、住民とトラブル頻発 一方で治安を改善したいクルド人は自主パトロール開始、たむろするクルド人に注意 ごみ拾いも 密着した写真家、変わろうとする姿を撮影 川口で「在日クルド人」展を開催”. 埼玉新聞 (2023年10月13日). 2024年8月11日閲覧。
  131. ^ 立腹…14歳が喫煙、商業施設で音楽爆音 出禁にされ花火投げ込む「外国人の僕だけ悪い事すると差別される」”. 埼玉新聞. 2023年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月10日閲覧。
  132. ^ 「ナンパされて車に連れ込まれそうに…」「車を盗まれて全損」 川口市が直面する「クルド人問題」に迫る-6”. デイリー新潮. 2024年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月10日閲覧。
  133. ^ <独自>クルド人の男、ジャーナリストを「殺す」「死体持ってくる」 脅迫容疑で逮捕”. 産経ニュース. 産経デジタル. 2023年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月11日閲覧。
  134. ^ a b 石井孝明 (2023年9月30日). “クルド人の男、記者石井孝明への「殺すぞ」との脅迫で逮捕、2日後釈放”. with ENERGY. 石井孝明. 2023年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月4日閲覧。
  135. ^ <独自>川口のジャーナリスト脅迫事件、クルド人男性を不起訴 「強制送還求めたい」”. 産経新聞. 2023年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月4日閲覧。
  136. ^ 【現場直撃】「死の脅迫」受けても報道し続ける ジャーナリスト石井孝明氏が見た共生社会のリアル 「既存メディアは外国人問題を真面目に報道すべき」”. EPOCH TV. 大紀元(エポック・タイムズ) (2023年10月12日). 2024年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月21日閲覧。
  137. ^ 『埼玉県議会議員 高木功介 県政報告』vol.26、9.10月号
  138. ^ 文化人放送局8月30日放送「埼玉県川口市・クルド人問題 現場リポート!凄惨すぎる実態を告発… 奥ノ木市長は職務放棄か?」
  139. ^ a b c 石井孝明 (2024年9月4日). “[url=https://protectjapan.jp/4434 <独自>クルド人の男、ジャーナリストを「殺す」「死体持ってくる」 脅迫容疑で逮捕]”. journal of Project Japan. 2024年9月13日閲覧。
  140. ^ 病院でクルド人「100人」騒ぎ、救急受け入れ5時間半停止 埼玉・川口”. 参議院議員浜田聡のブログ (2024年7月26日). 2024年8月26日閲覧。
  141. ^ 川口自警団”. 川口自警団. 2024年8月6日閲覧。
  142. ^ 川口のクルド人は「夜の巡回」で共生を目指す SNSで強まる非難…でも「この街を故郷と思っている」”. 東京新聞 TOKYO Web. 2024年6月22日閲覧。
  143. ^ 「ルール知らない人も…働きかけたい」 埼玉県警とクルド人ら、川口で合同パトロール 地域での共生促す”. 埼玉新聞 (2023年11月7日). 2024年8月11日閲覧。
  144. ^ ワラビスタン~日本のクルド人 朝日新聞(2004年12月15日)
  145. ^ 「ワラビスタン」第二の故郷 クルド人ら埼玉で共生 日本経済新聞(2013年9月8日)
  146. ^ 川口市資材置場の設置等の規制に関する条例(令和4年7月1日施行)|川口市ホームページ”. www.city.kawaguchi.lg.jp. 2024年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月22日閲覧。
  147. ^ a b 迷惑あおり運転、100人が病院で大騒ぎ…暴走する一部外国人、相次ぐ苦情 問題の背景は 騒動を取材<下>”. 埼玉新聞 (2023年8月12日). 2024年2月29日閲覧。
  148. ^ a b c INC, SANKEI DIGITAL (2023年7月30日). “【「移民」と日本人】れいわも賛成した川口市議会「クルド人」意見書 マスコミ報じず”. 産経ニュース. 2023年9月20日閲覧。
  149. ^ 『 一部外国人による犯罪の取り締まり強化を求める意見書』https://kawaguchi.gsl-service.net/doc/2016021300027/file_contents/202306-01ikensyo.pdf
  150. ^ 『広報かわぐち』2023年10月号 発行:川口市 p4 https://www.city.kawaguchi.lg.jp/material/files/group/3/202310-04.pdf
  151. ^ 埼玉・川口市がクルド人めぐり国に異例の訴え なぜ?現場で何が?”. NHK (2024年2月2日). 2024年2月27日閲覧。
  152. ^ “[hhttps://www.sankei.com/article/20230901-JRY6IEHP75LEHOBLNMPPFCDDXM/ 「犯罪外国人は強制送還を」 クルド人問題の川口市長、法相へ要望]”. 産経新聞 (2023年9月1日). 2024年6月23日閲覧。
  153. ^ 元日本第一党幹部 7月ヘイト街宣計画 川崎市条例敵対視(時代の正体シリーズ)”. カナコロ. 神奈川新聞 (2020年6月30日). 2024年2月28日閲覧。
  154. ^ クルド人と過激ヘイト 「仮放免者にも就労を」 川口市で見えた外国人政策の課題【報道特集】”. TBS publisher=TBSニュース. 2024年7月4日閲覧。
  155. ^ 電話口に響いた男の罵声 埼玉のクルド人に向けられたヘイト”. 毎日新聞 (2024年3月22日). 2024年3月22日閲覧。
  156. ^ a b デモ隊に“日本人死ね”と発言? 川口在住20年のクルド人「僕たちは国を持たず、日本に住ませてもらってる。その言葉は口にしたくもない」 人口・働き手が減る日本は外国人と共生できる?”. ABEMA TIMES. 2024年3月4日閲覧。
  157. ^ https://www.chunichi.co.jp/article/857894
  158. ^ 毎日新聞2024年2月26日(紙面・21面)
  159. ^ 一般社団法人日本クルド人協会 (2024年2月19日). “Xユーザーの一般社団法人日本クルド文化協会 Japan Kurdish Cultural Associationさん: 「日本の皆様へ。…」”. X. 2024年3月4日閲覧。
  160. ^ 「精神病院に行け」発言認め謝罪…日本クルド文化協会、デモでのヘイト発言を指摘 「死ね」は空耳と否定”. 埼玉新聞 (2024年2月16日). 2024年3月4日閲覧。
  161. ^ a b 一般社団法人日本クルド文化協会 Japan Kurdish Cultural Association @nihonkurdish 2月18日のヘイトスピーチデモにおける失言のお詫びと釈明について”. twitter. 2024年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月4日閲覧。
  162. ^ 日本クルド文化協会「日本人死ね」発言は「病院に行け」だと改めて釈明と謝罪 発言者は事務局長”. 日刊スポーツ. 2024年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月4日閲覧。
  163. ^ 「ヘイトスピーチは徹底して排除されなければならない」埼玉・大野知事がクルド人や支援団体への「ヘイトスピーチ」問題に言及”. TBS NEWS DIG. TBS (2024年3月28日). 2024年3月30日閲覧。
  164. ^ (日本語) 【令和6年3月28日実施】知事記者会見, https://www.youtube.com/watch?v=G5YT-E6QVog 2024年3月30日閲覧。 
  165. ^ クルド人と過激ヘイト 「仮放免者にも就労を」 川口市で見えた外国人政策の課題【報道特集】”. TBS. 2024年7月4日閲覧。
  166. ^ a b c d 池田信夫 (2023年7月31日). “川口で騒いでいるクルド人は「移民」ではなく「不法滞在」”. アゴラ. 2024年6月22日閲覧。
  167. ^ 石井孝明 (2023年9月21日). “在日クルド人、違法行為の多さと犯罪不起訴の危険”. journal of Protect Japan. 2024年6月22日閲覧。
  168. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2024年1月7日). “川口のクルド人問題「日本の法令に逆らう行為は容認しない」 トルコ大使”. 産経ニュース. 2024年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月29日閲覧。
  169. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2024年3月26日). “川口クルド問題、在日トルコ社会も困惑 「イメージ悪化」「日本政府は入国管理厳格化を」 「移民」と日本人”. 産経ニュース. 2024年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月29日閲覧。
  170. ^ a b 在日クルド人団体、支援を求める”. Arab News. 2024年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月8日閲覧。
  171. ^ a b Kurdish groups in Japan seek support” (英語). Arab News Japan. Arab News Japan. 2024年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月10日閲覧。
  172. ^ 岡田実優 (2023年12月30日). “クルド人 共生と摩擦”. 読売新聞オンライン. 2024年3月11日閲覧。
  173. ^ 赤坂知美 (2023年10月3日). “ネットにあふれるクルド人ヘイトの異常さ 差別される側の視点に立ってみたことありますか?「一部の問題で全体を判断しないで」”. 共同通信. 2024年2月27日閲覧。
  174. ^ 在日クルド人コミュニティ「ワラビスタン」を取材して 英誌「埼玉のクルド人街は日本の移民政策の愚かさを物語っている」(The Economist誌記事の翻訳記事)”. COURIER JAPON (2024年1月9日). 2024年3月4日閲覧。
  175. ^ 在日外国人と日本社会の共生努力を後退させる右派の差別扇動”. ニューズウィーク日本版 (2024年2月27日). 2024年2月29日閲覧。
  176. ^ 「難民なのは大変。いつ入管に拘束されるかわからない」 クルド人夫婦・コミュニティーを訪ねて【ルポ】”. ハフポスト (2017年7月6日). 2024年3月16日閲覧。
  177. ^ Colak Vakkas”. KAKENデータベース. 2024年7月21日閲覧。
  178. ^ 【A2404032】【月19:30】 クルド語初級Ⅰ(CEFR A1)【初学者向け】”. 国立大学法人東京外国語大学 (広報・社会連携課). 2024年7月21日閲覧。
  179. ^ ※記事名不明※『東京新聞』朝刊2019年2月10日朝刊
  180. ^ クルド料理店オーナー ワッカス・チョーラクさん 国なき民、異郷日本で奮闘(3)”. 日本経済新聞 (2023年11月22日). 2024年4月12日閲覧。
  181. ^ 日本のクルド団体の資産凍結 「反政府組織と関連」―トルコ:時事ドットコム”. 時事ドットコム (2023年12月6日). 2024年3月11日閲覧。
  182. ^ 「精神病院に行け」発言認め謝罪…日本クルド文化協会、デモでのヘイト発言を指摘 「死ね」は空耳と否定”. 埼玉新聞 (2024年2月18日). 2024年6月22日閲覧。
  183. ^ 松田隆 (2023年5月22日). “川口市在住クルド人に聞く(後編)”. journal of Protect Japan. 2024年8月12日閲覧。
  184. ^ 団結ひろば 投稿コーナー”. 週刊『前進』 (2019年12月9日). 2024年6月5日閲覧。
  185. ^ a b 「刑務所よりもひどい」外国人長期収容の“絶望しかない”入管での実態”. AERA (2019年11月11日). 2024年8月26日閲覧。
  186. ^ 国連の恣意的拘禁作業部会、難民申請者2人の長期収容に関して日本に勧告 | ヒューライツ大阪”. www.hurights.or.jp (2020年10月20日). 2024年3月14日閲覧。
  187. ^ a b 令和元年(ワ)第21824号国家賠償請求事件”. 2024年3月14日閲覧。
  188. ^ 【特別転載】入管長期収容問題を考える6ー安全・安心社会のために拷問を受ける~デニズ氏のケース~(Mネット2020年4月号より)”. note:移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連) (2021年5月16日). 2024年3月14日閲覧。
  189. ^ 「ガラ」と見下す風潮 元職員が明かす入管の人権意識”. 毎日新聞. 2024年3月14日閲覧。
  190. ^ 入管収容者制圧の映像公開 「痛い」叫ぶクルド人”. 47NEWS (2019年12月19日). 2024年4月9日閲覧。
  191. ^ 【日本の難民対応を変える訴訟】クルド人難民デニズさんのケース–CALL4 column”. 2023年2月20日閲覧。
  192. ^ 入管収容のクルド人男性への制圧、一部に「違法」判決 国に賠償命令:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年4月20日). 2024年3月14日閲覧。
  193. ^ 入管職員の暴行「合理的に必要な限度を超えた」と東京高裁 クルド人男性に国が22万円支払う一審判決を支持”. 東京新聞 TOKYO Web. 2024年4月12日閲覧。
  194. ^ 国連の恣意的拘禁作業部会、難民申請者2人の長期収容に関して日本に勧告 | ヒューライツ大阪”. www.hurights.or.jp (2020年10月20日). 2024年3月14日閲覧。
  195. ^ 令和2年9月28日付け送付の国連の恣意的拘禁作業部会による意見書に対する日本政府の対応”. 出入国在留管理庁 (2021年3月30日). 2024年8月26日閲覧。
  196. ^ 映画『牛久』は、入管収容所の過酷な実態を映し出す衝撃のドキュメンタリー|Pen Online”. Pen Online (2022年2月5日). 2023年2月20日閲覧。
  197. ^ 体調不良訴えたクルド人男性を救急搬送せず 東京入管”. 朝日新聞デジタル (2019年3月14日). 2024年3月4日閲覧。
  198. ^ 映画「東京クルド」が私たちに投げかけるもの | ひめしゃら法律事務所”. www.himesyara.com (2021年7月28日). 2023年2月20日閲覧。
  199. ^ 祖国で投獄、拷問なら日本国内での服役を選ぶ...!? 「入管法改正」に抗議する在留外国人たちの切実な事情 - 政治・国際 - ニュース”. 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] (2023年6月5日). 2024年3月11日閲覧。
  200. ^ 入管法改正「家族がバラバラに」 25歳のクルド人男性、国会で訴え:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年5月25日). 2024年3月11日閲覧。
  201. ^ 「捕まってでも苦境伝える」 国なき民、在日クルドが映画に―難民認定なし、移動や就労制限:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2023年11月6日閲覧。
  202. ^ 「捕まってでも苦境伝える」 国なき民、在日クルドが映画に―難民認定なし、移動や就労制限:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2023年11月6日閲覧。
  203. ^ それでも 僕は生きる 映画『東京クルド』上映会・監督講演会”. p. 15 (2022年5月25日). 2024年4月17日閲覧。
  204. ^ 「捕まってでも苦境伝える」 国なき民、在日クルドが映画に―難民認定なし、移動や就労制限”. 時事ドットコム. 時事通信. 2022年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月25日閲覧。
  205. ^ なぜあなたは日本でビジネスを? 世界のひとに聞いた「お金」のこと | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)”. forbesjapan.com. 2024年4月26日閲覧。
  206. ^ 「一万三千円。安くするよ」壊滅したはずの違法風俗が…埼玉県川口&蕨市 混沌のディープタウンを歩く”. FRIDAYデジタル (2024年1月21日). 2024年6月5日閲覧。
  207. ^ 全力で中国侵略戦争阻む 大行進 翼賛国会開会に戦闘宣言”. 週刊『前進』 (2022年1月24日). 2023年11月6日閲覧。
  208. ^ 川口市在住の有志らが「日本クルド交流連絡会」を発足”. レコンキスタOnline編集部 (2024年2月6日). 2024年6月24日閲覧。
  209. ^ 我ら愛国・民族派、クルド人差別に断固反対する!”. レコンキスタOnline編集部 (2024年2月7日). 2024年6月24日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク