「瀧泉寺」の版間の差分
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泰叡山瀧泉寺(たいえいざんりゅうせんじ)は、東京都目黒区下目黒にある天台宗の寺。一般的には目黒不動尊の俗称で呼ばれる。江戸五色不動の一つ。江戸三十三箇所第33番札所。本尊の不動明王像の目が黒いため、目黒不動と呼ばれる。「目黒」の地名はこの目黒不動に由来する、とする説もある。
808年に慈覚大師円仁が下野国から比叡山に赴く途中に不動明王を安置して開創したと伝えられるが、事実かどうか不明である。1615年に本堂が火災で消失したが、1624年徳川家光によって再建され、以後徳川幕府の庇護を受け繁栄するようになった。
文化・文政の時代に「江戸の三富」と呼ばれた富籤(とみくじ)が行われていた(他は湯島天神、谷中感応寺)。寺名の由来となった、境内の独鈷滝(とっこのたき)を浴びると病気が治癒するとの信仰があった。江戸時代には一般庶民の行楽地として親しまれ、江戸名所図会にも描かれている。また、落語の目黒のさんまは、この近辺にあった参詣者の休息のための茶屋(爺が茶屋)が舞台だとされる。
墓地には、薩摩芋の試作で有名な青木昆陽の「甘藷先生」の墓がある。
毎月8日、18日、28日が縁日とされ、28日が露天商が出て最も賑やかな縁日となる。
所在地
- 泰叡山瀧泉寺(目黒不動尊)東京都目黒区下目黒三丁目20番26号
交通
- 東急目黒線 不動前駅下車徒歩8分
- JR山手線、東急目黒線 、東京地下鉄南北線、都営地下鉄三田線目黒駅下車徒歩13分
- 渋谷駅または五反田駅から東急バス・渋72系統で目黒不動尊前下車。このバスは境内を通過することでも知られる。なお、毎月28日の縁日の時は林試の森入口と不動尊門前間は運休する(徒歩連絡)ため、この両停留所で下車することになる。
関連項目
外部リンク
- 天台宗泰叡山瀧泉寺 - 公式サイト