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「孫悟飯」の版間の差分

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**セルゲームが終った後の神様の神殿では、「クリリンさん18号を好きなんだ!」などと思わず口にしてクリリンに殴られているが、悟飯が恋愛沙汰に僅かながらも関心があるかのような事を口にしたのはこの時が初めてだったりする。クリリンも、悟飯が幼年期の間などはまだ子供だからと丁寧に扱っている節があったが、この辺りになると気軽に殴ったりできる様な間柄になっていることが伺える。
**セルゲームが終った後の神様の神殿では、「クリリンさん18号を好きなんだ!」などと思わず口にしてクリリンに殴られているが、悟飯が恋愛沙汰に僅かながらも関心があるかのような事を口にしたのはこの時が初めてだったりする。クリリンも、悟飯が幼年期の間などはまだ子供だからと丁寧に扱っている節があったが、この辺りになると気軽に殴ったりできる様な間柄になっていることが伺える。


==== 青年時代 ====
=== 青年期以後 ===
*エイジ774 - 16歳。近くに学校が無かったため、それまでの勉強は自宅での通信教育だったが、チチの意向でサタンシティにある'''オレンジスターハイスクール'''に通い、ミスター・サタンの娘である[[ビーデル]]らの同級生として、生まれて初めての学生生活を営む。ちなみに編入試験では数学、科学、物理、歴史、国語、外国語では満点を取った。学校に行かないうえに、修行で勉強を中断した時期があったにも関わらず好成績を取った面を見ると、セル撃破後には、かなりの勉強をしていたと思われる。チチやブルマに正体がばれると大騒ぎになると言われていたため、本人は至って普通の学生生活を送ろうと務めたが、所々で無意識に地球最強の力を発揮(体育で[[野球|ベースボール]]の試合を行った時、[[ホームラン]]を8メートル近いジャンプで阻止し、送球では本人は軽く投げたつもりが常人にとっては剛速球になり、[[デッドボール]](平常の人間の中では剛速球で、しかも顔)をぶつけられても平然としていたが、本人は「目立ってない」と思っていた)不審に思ったビーデルにマークされるようになる。また、サタンシティで暴漢を見かけた際、正体がばれぬようにと超サイヤ人化した状態で事件を解決、その姿から「金色の戦士」と噂されるようになった。
*エイジ774 - 16歳。近くに学校が無かったため、それまでの勉強は自宅での通信教育だったが、チチの意向でサタンシティにある'''オレンジスターハイスクール'''に通い、ミスター・サタンの娘である[[ビーデル]]らの同級生として、生まれて初めての学生生活を営む。ちなみに編入試験では数学、科学、物理、歴史、国語、外国語では満点を取った。学校に行かないうえに、修行で勉強を中断した時期があったにも関わらず好成績を取った面を見ると、セル撃破後には、かなりの勉強をしていたと思われる。チチやブルマに正体がばれると大騒ぎになると言われていたため、本人は至って普通の学生生活を送ろうと務めたが、所々で無意識に地球最強の力を発揮(体育で[[野球|ベースボール]]の試合を行った時、[[ホームラン]]を8メートル近いジャンプで阻止し、送球では本人は軽く投げたつもりが常人にとっては剛速球になり、[[デッドボール]](平常の人間の中では剛速球で、しかも顔)をぶつけられても平然としていたが、本人は「目立ってない」と思っていた)不審に思ったビーデルにマークされるようになる。また、サタンシティで暴漢を見かけた際、正体がばれぬようにと超サイヤ人化した状態で事件を解決、その姿から「金色の戦士」と噂されるようになった。
**髪の色が変わっただけではばれるのは時間の問題と考え、[[ブルマ]]に頼み変身グッズを製作して貰い、以後は正義のヒーロー「'''グレートサイヤマン'''」として悪事を解決。アニメではグレートサイヤマンは町のヒーローとして市民から絶大な支持を受け、さらに映画も製作されているが、ポーズは不評である。
**髪の色が変わっただけではばれるのは時間の問題と考え、[[ブルマ]]に頼み変身グッズを製作して貰い、以後は正義のヒーロー「'''グレートサイヤマン'''」として悪事を解決。アニメではグレートサイヤマンは町のヒーローとして市民から絶大な支持を受け、さらに映画も製作されているが、ポーズは不評である。

2007年12月2日 (日) 23:24時点における版

孫悟飯(そん ごはん)は、漫画アニメドラゴンボール」シリーズに登場するキャラクター。

同姓同名の人物が2人登場し、それぞれ孫悟空の育ての親、及び悟空の長男という位置づけである。本項では、後者について記述する。

担当声優は野沢雅子。原作での初登場は第196話「カカロット」、アニメでの初登場は『ドラゴンボールZ』第1話「ミニ悟空はおぼっちゃま! ボク悟飯です」。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


人物像

悟空とチチの息子で、サイヤ人と地球人との混血第一号。青年の悟空が初めて出場した、第23回天下一武道会の終了後に生まれた。小さい頃は甘やかされ、これからの平和な時代に武術は必要ない、と判断した母親のチチによって、学者になるべく山奥の家で一人勉強を強いられていたため、大人しく根性なしで泣き虫であった(ただしチチ自身はアニメ版においては主婦業の傍ら密かに武術の基礎鍛錬を続けていた)。悟飯という名前は、悟空の育ての親・孫悟飯にあやかり、悟空がつけたもの。アニメではチチや牛魔王からも多々名前の案が出たが、まだ赤ん坊の悟飯が泣いて嫌がりボツになったが、「ごはん」という言葉を聞いて悟飯が喜んだため、この名前を悟空が提案したことになっている。

幼少期はチチの教育方針から、悟空から武術の手ほどきを受けたことはない。が、アニメでは滝壷に落ちそうになった時に無意識に脱出したりと能力の片鱗が現れており、窮地に追い込まれた時に強い力を発揮するという点では、幼少期のチチにも通じる部分がある。悟空も原作・アニメ共に「かなりの力を持っていると思う」と発言している。ピッコロを師匠としており互いに硬い絆で結ばれている。戦闘スタイルもピッコロ寄りである。また、ピッコロのことはさん付けで呼び[1]、ピッコロから貰った服と同じものを作る(一度ピッコロに頼んでピッコロと同じ服を本人から貰ったこともある)など、非常に慕っており、「お父さんと同じくらい(尊敬している)」とも明言。ナメック星のドラゴンボール探しに行く息子を心配して猛反対をするチチに、「この手でピッコロさんを生き返らせたいんだ」と必死に説得を試みた事もある。(勿論他の仲間も含まれているのであろうが)ゲームではピッコロと同じ技が使えることも多い。また、精神と時の部屋から出てくると「ピッコロさんの服を・・・・・」などとお揃いの服を直接ピッコロに頼んだりなど、師匠への強い憧れの思いが感じられる。更に、ピッコロとはテレパシーによる会話が可能で、彼のピンチを聞き、窮地を救った時がある。後に人造人間編までの3年間で悟空とピッコロと共に修業し、また精神と時の部屋では超サイヤ人に覚醒し更にその状態を超える為、悟空の手ほどきを受けることになった。

幼年期や少年期は大人しく悟空やピッコロに依存しがち(ゲームでは勝負後に「お父さん…」と言ったり「ピッコロさんっ!」と叫ぶパターンが多い)だった[2]が、悟空の2度目の死後はそれを乗り越え、また平和な時期に尊敬する師匠のピッコロや同年代の親友であるデンデ及びMr.ポポらがいる神殿へ遊びに行く事を心の支えにし、さらにができたためか青年期は明るい性格になり、悟空やピッコロのことは尊敬しているが依存している様子は無くなっている。が、悟空並の、あるいはそれ以上の天然ボケな部分も出てくるようになる。幼少時から超戦士達と共に行動していたためか、後述の体育の様子やビーデルが「気」を知らない事に少し驚いたりと、常人の運動感覚が分からないようだった。

ただ、少年期などは大人しく温厚な性格ではあるものの、年代が違う大人相手でもクリリンやブルマとは親しくなったり、ヤムチャや天津飯などにも積極的に話しかけたりなど、社交的な面はあるようで、人見知りなどはしない性格のようである。特にクリリンとは兄弟分と言える程の仲になったと言える。そして、クリリンが18号に一時はフラれた時に「クリリンさん18号を好きなんだ!」などと発言する辺り、恋愛への関心は父親よりも早いようである。

後期の主要キャラクターの一人であり、アニメオリジナルパート、及びセル編以降一時的に主役的な扱いを受けていたものの、青年期でのオレンジスターハイスクール編でギャグ路線に戻した作風が再び戦闘漫画化したこと、悟空の人気の高さ等から作品上では最強でありながら悟空に主役の座を返上してしまうことになる。また、グレートサイヤマンに結構ノリノリで「変身」していた(自分で考えた名前を馬鹿にされた時は激怒している)ことからファンからはコスプレが趣味なのではと言う疑惑も挙げられている。また、ギニュー特戦隊の影響ではないかという説もある。少なくとも、グレートサイヤマンの格好をカッコいいと思い(初期の姿ならまだしも、バンダナとサングラスのスタイルにも違和感を感じていなかった)、クリリンらに「この格好の良さが理解出来ていない」と言っていた辺り、独特の美感の持ち主であることが分かる。また、恋人のビーデルなどは当初グレートサイヤマンの格好をしている悟飯の事をかっこ悪いなどと言っていたが、アニメ版では彼女自身が2号となって悟飯同様ノリノリのポーズをとっている辺り、悟飯のペースに呑まれたのではないかと推測される。

単独での純粋な戦闘力と潜在能力は、悟空などを圧倒している作中最強キャラだが、父の悟空を宇宙一の戦士と称して常に尊敬の念を忘れない。

妻子がいるサイヤ人3人(悟空・ベジータ・悟飯)の中で、唯一仕事学者)をしている。結婚した主要男性キャラクターで、まともな仕事をしている描写があるのは悟飯のみ。[3]同時に堅実に交際したような描写があるのも悟飯のみである(悟空は「じゃあケッコンすっか」。ベジータはブルマ曰く「ついなんとなく」。クリリンはセル編後にあったと思われるが、描写がない)。

ミスター・サタンの娘であるビーデルと自身の結婚により武道家一族となっている。悟空・弟に義父・妻・娘と比べると戦闘に関してはチチ・牛魔王同様消極的な性格である[4]が、後述の通り正義感が強いので自分の力が必要であると思った時は自ら戦いに赴いている。ナッパ戦でピッコロが死亡した直後は、ピッコロが逃げろと言っていたにも関わらず残った力を全て振り絞ってナッパへ向けて魔閃光を放ってピッコロの仇を討とうと試み、その魔閃光通用せず力を使い果たしてしまうと、一時は死を覚悟するなど潔い面も見せている。また、アニメ版のナメック星編終盤では、悟空がフリーザに敗れたと思った際にサイヤ人の血を引く自分が地球へ戻ると、フリーザを地球へ呼び寄せる事になってしまうとブルマに別れを告げてフリーザとの戦いに向かうという自己犠牲的な行動も見せた。

前述の通り、ピッコロから貰った服と全く同じものを自分で作った事がある(どうやって調達したのか謎だが、靴まで同じである)が、この時悟飯は5歳であり、その時点でチチの目を盗んで服を作れるほどの裁縫技術を持っていた事になる(魔術で簡単に服を作れるピッコロが裁縫技術を悟飯に教えたとは考えにくいので、4歳時点で既にそれだけの裁縫技術を持っていたものと思われる)。

性格

幼少・少年期

幼少から邪気の全くない性格で筋斗雲にも乗れ、素直な面と正義感の強さは両親によく似た性格と言える。父親の悟空同様、異星人のデンデや動物など、誰とでもすぐに仲良くなれる。父を尊敬し「悟空の子供」という事で自分を奮い立たせている場面もある。が、強敵と戦うことに喜びを覚え、胸を躍らせる悟空とは違い、好戦的な性格ではなく、趣味は読書や勉強と温厚で大人しい性格である。セルにさえも最初は説得を試みている。劇中でも、ピッコロは悟空に「悟飯はお前と違って戦うのは好きじゃない」と言っている。戦いを好まないという点ではチチ・牛魔王ら母方の気質を受け継いでいるといえる。そのため、幼少期・少年期は実力はあっても戦闘には消極的な時もあった。ただ、アニメ版では当初逃げ回っていた恐竜や豹を追い掛け回したりするなど、やんちゃな一面も見せている。また、親友であり弟分でもあるデンデと会話する時はどこか生き生きとした表情で、アニメ版などではロム達と心底楽しそうに遊んでいる様子などから、本当は子供同士の友達と子供らしい遊びがしたかったのでは・・・などと推測できる。だが、超サイヤ人2に変身すると好戦的な口調になり、調子に乗ってセルをいたぶるなどサイヤ人的な気質が出てきていた。

チチの教育によりとても礼儀正しく、祖父と両親が訛っているのに対し標準語で、目上の人はもちろん父親の悟空にも敬語で話している時が多い。悟空が初めて悟飯を連れてカメハウスを訪問した際には、ブルマが「孫くんの子にしては礼儀正しいわね」と発言したほど。他のZ戦士に対しては、ベジータに対してのみ、ナメック星編までは敵だった事もあって呼び捨てにして敬語を使う事はなかったが、人造人間編以降はさん付けで敬語を使っている。この辺り、ベジータのことも仲間として見るようになった事が伺える。また、少年期は仲間のほとんどが年上だった為か、そんな中で唯一とも言える同年代(正確に言えばやや年下と思われる)のデンデは、異星人であり戦士ではないものの、悟飯にとっては非常に貴重な存在だったと言える。デンデに対しては悟飯は当然の事ながら呼び捨てで敬語も使わないが、それだけではなく若干ながらも目下なので(デンデは悟飯のことを「悟飯さん」と呼んでいる)、僅かながら悟飯の方がお兄ちゃん面をしたがってるようにも見え、デンデも悟飯を兄のように慕っている。

一方で、大事な人が死ぬなど怒りでキレてしまうと悟空以上の力を発揮し、純粋サイヤ人以上の潜在能力を秘めている。自分自身を痛めつけられてもあまり怒らないが、他者を痛めつけられた時には激しく怒る。セル編では本人も自覚していた。

悟空に比べるとマシではあるが、母チチには頭が上がらない。ナメック星編終了時には宿題をやっていなかったため、怒られてしまうと落ち込んだ様子で発言し、ブルマ邸に泊めて貰うことを頼んだ程。青年時代にはチチに天下一武道会への出場を恐る恐る伝えている(この時、チチは牛魔王の財産がなくなりかけていたためあっさり了承したが)。ただし、ナメック星編ではチチがナメック星へ行く事を頑なに反対し、その迫力で悟空や亀仙人達がおされる中、最後は「うるさい」と怒って黙らせ、劇場版でもチチが勉強優先で悟空を助けに行こうとするのを反対した時に「お父さんの命と勉強と、どっちが大切なの?」と反論していた。

好物は中華マン

青年期以降

青年期は自分の戦力が必要ならば積極的に参戦しているが、ビーデルが天下一武道会参加の話をした時に「そういうのは興味ない」と言ったり、ゲーム『ドラゴンボールZ 真武道会』では「正直、戦うのは好きじゃないが皆を守るためなら頑張れる」という旨を話す場面があり、やはり戦いは好まない様子。悟空やベジータの様に強さを追求する事には関心が無いようで、修行をするのは強敵の出現等、必要に駆られた時のみ。そのため、平和な時期が続くと勉強優先で武道家としての修行は怠け気味になる。だが、ゲームでは勉強の気分転換として自ら悟空やピッコロと組み手をしており、劇場版「ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」や天下一武道会参加時は楽しんでいるような描写があるので、武道そのものは体を動かすためのスポーツとしてや大会レベルなら好きなようである。チチの教育もあって結婚後は子供の頃からの夢である学者になることができた。4歳当時からそう発言しているが、この時点ではどちらかというとチチの意向であった可能性がある。とはいえ、幼少時から自然や動物などへの関心が強かったようで、『Z』第1話では蝶を追いかけたり、アニメオリジナルエピソードでは4歳児で蝶や恐竜の品種を知っていたりするなどの描写もあり、パオズ山という自然の豊富な環境が悟飯に自然への興味を持たせ、自発的に学者になりたいという気持ちを育んでいったとも考えられる。学者になった後は修行はしておらず、この時に行われた天下一武道会には武術を習得しているサイヤ人(悟空・ベジータ・悟飯・悟天・トランクス・パン)の中で唯一出場していない。悟空も悟天には修行をつけたり強制的に武道会に参加させているのに対し、悟飯には全く言及していない点を見ると、悟飯が武道家をやめた事は容認していると思われる。

少年期までは丁寧な口調を話す事が多かった悟飯だが、青年期は弟の悟天と年下の(現代)トランクスやビーデルには砕けた口調で話す時がある。また、正体を知る前のキビトには「あんた」、スポポビッチには「貴様」「お前」劇場版で対戦したブロリーに激怒した時は「コノヤロー!」と言うようになり、悪人や正体不明の相手に対しては同年代の青年と同じく乱雑になる時がある。また、ゲーム上での攻撃時ボイスの中には「このヤロー!(青年期)」や「くたばれ!!(未来)」などもあり、成長とともに性格の細部も微妙に変化していることがわかる(これらのボイスは変身形態とは無関係に使用されている)。また、悟空と違い「倒す」ではなく「殺す」と発言している場面もある。

面倒見がよく、デンデや悟天にトランクスと年下の者にはとても慕われており、鬱陶しく思っていたビーデルにも丁寧に気のコントロールや舞空術を教えている。劇場版では(少年期に)動物や奴隷にされていた異星人の世話をしている場面もある。典型的な『お兄ちゃん』気質ともいえる。

基本的には真面目で堅実で正義感が強く、おっとりとした優等生タイプだが、センスの悪いコスプレを好むなど、天然ボケな面ではある意味両親以上といえる。父親同様、母であるチチ、ブルマやビーデルなど気の強い女性には頭が上がらなかったり、簡単な誘導尋問に引っかかる時も。悟空が悟飯と合体しようとポタラを投げた時は、悟空が悟飯の頭上を越えて投げた上に悟飯が取り損なうという、親子揃ってドジな結果になった。ブルマ曰く「しっかりしているように見えて、お父さんの血を継いでいる」 だが、悟空と共に行動している時は悟空のマイペースな言動をたしなめたり、アニメでは無茶をした悟天をアメとムチを使い分けて面倒を見る等しっかり者な長男の面もあり、結婚後は野沢の演技もあり悟空よりも落ち着いた大人になっている。

但し、Zソードを抜いてからは性格が変わったという指摘もある。 ブウ撃破後のストーリーにあたる劇場版「ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」では、うさんくさい老人の話をあっさり信じるなど天然ボケな部分は健在だが、戦闘で潜在能力を開放すると沈着冷静になる。

一人称は「ボク」だが、魔人ブウ(純粋悪)との戦闘時には「オレ」になっていた。が、結婚後は「ボク」に戻っている。

ピッコロとの師弟関係

その性格の良さがピッコロを悪の大魔王から地球を守る戦士へと変える一つの要因となっており、悟飯をかばって死ぬ際、悟空たち親子のせいで甘さが移ったことを涙して語る場面がそれを裏付けている。ピッコロにとって悟飯はまともに(おそらく日常的な)会話をしてくれた初めての人間だったようだ。悟飯もピッコロを師として心の底から尊敬し、慕っている。劇場版『この世で一番強いヤツ』では、『ピッコロさんだ~いすき』などと言う歌を夢の中で歌うシーンがあり、師匠への好感度を最大限にアピールしている。ちなみに、悟飯はアニメ版の予告編でも、「ピッコロさん大好き」と言っている。(界王星へピッコロ・ヤムチャ・天津飯・餃子が到着する回の予告編)ちなみに、当初はピッコロに対して良い印象がなかったと思われるチチだが、人造人間編で悟空・悟飯・ピッコロが戦いに赴く時、「悟空さも悟飯ちゃんもピッコロさも気をつけてな」などとピッコロに対しても気遣う発言が見られる辺り、既にピッコロにも気を許していた。息子がピッコロを慕う姿を見ている内に、いつの間にか気を許していた、などといった事が考えられる。実力がピッコロを越えてからも、セルゲーム終了後に天界で暮らすというピッコロに「遊びに来てもいいですか?」と聞き、ピッコロが「勿論だ」と答えた時は喜んでいた。青年時に参加した天下一武道会で、キビトに観客の前で超サイヤ人になるように言われた時は正体がばれるからと拒否したが、ピッコロの呼びかけで変身を決意した。実父の悟空が不在の時が多いので、悟飯にとってはピッコロが父親代わりだったともいえる。実際に、作者の鳥山明氏自身も、「悟飯にとっては、ピッコロという父親代わりの役割を果たしてくれる存在がいてくれたのは本当に良かった。」などというコメントを残している。

ビーデルとの恋愛

グレートサイヤマンの正体を知るために付きまとわれていた時は、ビーデルの気の強さと勘の鋭さで苦手なタイプのようだったが、ブルマには「正義感が強くていい子」と話している。舞空術を教わるために押しかけられた時は、天下一武道会に向けた修行の妨げになるため鬱陶しく思っていたが、武道家としては「ただ者ではない」と実力を認めている。この頃は悟飯はビーデルを友人として見ているが、ビーデルは悟飯を異性として意識し始めていた。だが、悟飯も出会った当初はビーデルに丁寧な口調で話していたが、後に砕けた口調で話すようになる。この事から、当初はビーデルの方から悟飯に好感を持ったようではあるが、悟飯もビーデルに惹かれていった事が伺える。原作では2人でいる所をクリリンにからかわれると少し照れながら否定するぐらいなのに対し、アニメでは同じ様にからかわれると激しく動揺したり、ビーデルと接触した時や彼女の言動で頬を染めながら見つめるなど、(無自覚な)恋心が現れており、ビーデルの容姿は「可愛い」と思っているようである。スポポビッチ戦でビーデルが重症を負わされた時、周りが止めるのを聞かずに超サイヤ人化して止めに入ろうと飛び出し、ビーデルを介抱する。アニメではこの時にクリリンから遠まわしに恋愛感情を指摘され赤面しているが、後のサタンとのやりとりや仲間達の所に戻った時の様子を考えると、この時に少し自覚したようにも見える。一回戦で悟飯が襲われた時は、逆にビーデルが止めに入ろうと飛び出していた。その後にビーデルがセルゲームの真実を知った事もあり、2人の信頼関係が強くなる。また、この頃にはビーデルは原作・アニメ共に悟飯への恋愛感情を自覚しているが、悟飯は原作では「友達以上、恋人未満」の感覚のようである。だが、悟空が老界王神との取引(悟飯の潜在能力を引き出すかわりに女の胸を触らせる)でビーデルを利用しようとした際には、「冗談じゃないですよ!何言っているんですか!」と激怒している。なおこの後、ブルマが引き合いに出された時は悟空にセクハラだと抗議し「宇宙は救えても、ボクがブルマさんに殺されますよ…」と困惑しているが怒ってはいない。アニメではビーデルの死をミスター・サタンと話している時に、ドラゴンボールで生き返ると分かっていても複雑な表情を浮かべ、仲間達の元へ戻った時には真っ先にビーデルの所に行ったためチチが悔しがる場面があり、ブウ編後や劇場版ではビーデルも「グレートサイヤマン2号」を名乗り、お揃いの格好で息の合った(変な)ポーズを決めている。劇場版『龍拳爆発~』では悟飯はビーデルの強引さに振り回されがちで、ビーデルの方も悟飯の天然ボケに心底呆れたりするものの、勇者の正体について考える時に以心伝心のような場面もあり、後述にもあるように仲は良いようである。一部のゲームでは、ビーデルには『敵に吹っ飛ばされると悟飯がお姫様抱っこで助け、二人で反撃する』という技があり、『ドラゴンボールZ 真武道会』では少年悟飯をビーデルが「可愛い」と抱きしめたり、ビーデルを避難させるために青年悟飯がわざわざお姫様抱っこしたりと、ある意味バカップルとも取れるような場面がある。だが、アニメでは少年期にブルマに「お父さんと同じで、女心が分からなくて苦労するタイプ」と言われたが、実際にビーデルに「髪を短くした方がいい」とアドバイスした時に、悟飯に惹かれ始めていたビーデルは異性として言われたと思い喜んだが、悟飯は武道家としての意見だったためビーデルは激怒しつつもアドバイス通り髪を切った。しかし、悟飯はその理由を全く理解できず戸惑っていた。アニメでは初デートの時に恋愛映画を見ていたが居眠りして、相手を怒らせていた。この事から、父親同様に女心などには極めて鈍いことが伺える。 ちなみに、アニメでは初デートの相手はビーデルではなくクラスメイトの他の女の子である。これは、グレートサイヤマンの正体をばらされると勘違いしたためであり、恋愛感情は全く無かった。 温厚で天然ボケで戦いを好まない悟飯に対し、ビーデルは勘が鋭く勝気で好戦的と、性格は正反対ではあるが、両者とも真面目で正義感が強いため悪人や非道を見過ごせなかったり、自分の父を尊敬し『父の子供』である事を誇りに思っているので、根本的には似た者同士ともいえる。

軌跡

幼年~少年時代

  • エイジ757 5月 - 誕生。
  • エイジ761 - 4歳。悟空と共にカメハウスに遊びに来た所、父である孫悟空を懐柔するため地球に来襲した叔父であるサイヤ人ラディッツにより人質として捕らわれる。悟飯を奪還するために、ピッコロと共同戦線を張った悟空だが、ラディッツの力はこの時点で地球最強であるはずの悟空とピッコロをも大きく上回るものであったため、苦戦を余儀なくされる。悟空が絶体絶命の危機に陥った瞬間に、ラディッツに対して激怒。その時悟飯は悟空(通常時)の約3倍の戦闘力(1307)を見せ、ラディッツに頭突きを食らわせ、大ダメージを与える。
    • ラディッツとの戦いの後、一年後にやってくるというラディッツ以上の脅威(ベジータ・ナッパ)に対抗するため、悟飯の秘めた力を見抜き、それに賭けたピッコロによって連れ去られ、半年間一人で生き抜け、と、見知らぬ未開の荒野に置き去りにされてしまう。
  • 当初は、ピッコロが影ながら助力するほどだったが、半年後には恐竜の尻尾を叩き切ってバーベキューにしてしまうほどの逞しさを身につけていた。機は熟したと判断したピッコロによって、悟飯は実践的な修行を受けるようになる。
    • 悟飯は恐竜の肉を自らの食料にする時でも、敢えて尻尾から切って食べ、極力命を奪ったり大きなケガを負わせないようにしようとする意図も感じられ、恐竜にも「そのうち尻尾がなくなっちゃうよ(食料にしていた恐竜は、何度も悟飯を襲っていた)」と注意している。この辺りからも、生き物好きな悟飯の心優しさが感じられる。
    • アニメ版では、あることがきっかけで打ち解けた遺跡探索用のロボットを自分のせいで失ったり、仲良くなった草食恐竜が目を覚ましたら肉食恐竜に喰われて骨だけになっていたと言う、4歳の子供にとってはショッキングな出来事が続くが、こういった事も彼の成長を助長していたのだろう。辛い事が次々と起こっても最終的には全て受け入れ、環境に順応していく。悟飯は大人しい性格でおぼっちゃん育ちでも、柔軟性があり、芯は強い子供なのだと言う事が一連のストーリーで読み取る事ができよう。
    • アニメ版では、4歳という幼さで自分で図面を書いたり木を切っていかだを作ったりする才能も見せる。
    • 同時に、ピッコロの中に本人も気付いていない優しさがあることを知覚した悟飯は、ピッコロに対して尊敬と親愛の情を持つようになり、以後ピッコロを「ピッコロさん」(アニメ「ドラゴンボールZ」では一時期「ピッコロおじさん」)と呼んだ。そしてこのことはピッコロ当人にも変化をもたらすことになる。
  • エイジ762 - 5歳。サイヤ人、ベジータナッパが襲来。ピッコロの目論みは外れ、仲間を次々と殺されていく中、悟飯は怯えて、何も出来ずに立ちすくむばかりであった。ナッパに殺されかけた際、身を呈して庇ったピッコロに助けられるが、ピッコロは死亡。その死に激怒した悟飯は単身ナッパに戦いを挑むが敵わず、悟空が駆けつけ九死に一生を得る。悟空がべジータとの交戦中、悟空の危機を察知して、クリリンと共に戦場に戻り、ベジータと善戦したり、元気玉をベジータにぶつけたり、大猿化して止めを刺したりと、ナッパ・栽培マン戦では活躍できなかったが、ベジータ戦では、大活躍した。ベジータと亀仙人からは、「大したものだ」と言われた。ピッコロの死を経験したためか、この戦い以後、悟飯は戦いに怯える事はなくなった。
    • ピッコロら、サイヤ人との戦いで死んだ仲間を生き返らせるために、クリリンブルマとともにナメック星に向かうが、フリーザの一味やべジータとの邂逅により、ドラゴンボール集めどころではなくなる。この間、ナメック星人でデンデと友情を結び、最長老には潜在能力を引き出され大幅な戦闘力のアップを遂げる。
    • その後、ギニュー特戦隊の接近を察知し焦ったべジータと一時的な共闘関係を結び、グルドとリクーム、悟空の体を奪ったギニューと戦う。隙を見て7つのドラゴンボール全てを奪い、ポルンガ(ナメック星の神龍)を呼び出すことに成功、ピッコロを甦らせることに成功する。
    • しかし、ドラゴンボールにより不老不死となるという望みを断たれ、激怒したフリーザと戦うことになる。クリリンを殺そうとしたフリーザに激怒し、フリーザに「ただのチビではないようだな」と言わせた。悟飯自身に際立った活躍はなかったが、悟空らの死闘によりなんとか生き延び、地球に戻ることに成功する。この時、超サイヤ人となった悟空の姿を仲間の中で一番最初に目にしている。
  • エイジ763-6 - 6歳。人造人間との戦いに向け、孫悟空・ピッコロと共に修行を積む。
  • エイジ766 - 8~9歳。人造人間たちとの戦いに臨むが、ヤジロベーの救助やブルマ達の運搬等で序盤は20号にエネルギーを吸い取られていたピッコロを助けた他はほとんど戦闘に参加しなかった。セルを倒す為に精神と時の部屋で悟空とともに修行。その中で超サイヤ人化が可能(原作では仲間が殺される所を想像してなったが、アニメでは無力で甘えていた自分への憤りで変身している)となった。またこの時、悟空と共に日常的にも超サイヤ人の姿のままでいられるようになった。
  • 完全体セルとの戦いの中では人造人間16号を破壊された事がきっかけで、悲しみと共に怒りが限界を超えてスーパーサイヤ人2にも変化した。
    • ピッコロが神様と同化してしまったため地球のドラゴンボールが消滅してしまったが、新しい神様として悟空がデンデをナメック星人の新しい星から連れてきたが、デンデが地球に来た理由として、既に最長老となったムーリが言うには「悟飯くんやクリリンさんと会いたいから」というのが大きな理由らしい。フリーザ編で、ドドリアに殺されそうになるデンデを我慢できずに助けに行った悟飯の行動が、思わぬ形で生かされたと言えよう。悟飯、クリリン、そしてデンデが共に再会を喜んでいた姿が印象的。
    • 超サイヤ人2に覚醒後の悟飯は、それまでの温厚で優しい性格とはうって変わって、好戦的な性格になってしまう。悟飯が調子に乗って中々セルにトドメを刺さず、痛めつけていたため(いつもの温厚な悟飯とは思えない行動に悟空やピッコロも戸惑っていた。但しトドメを刺さずに痛め続けた結果、人造人間18号がセルから開放される。原作では「おしまいだな」と第2形態のセルとの闘いを止めようとしたが、アニメではセルの顔を踏みつける等更に痛め続けるシーンが追加された)に、セルの自爆から地球を守るために悟空が命を落すことになる。その後、復活したセルと壮絶なかめはめ波の応酬を繰り広げるが、ベジータ・あの世から悟空の助力もあって完全に撃破。これ以後、暫くは悟飯が一時的に主人公となる。
    • セルゲームが終った後の神様の神殿では、「クリリンさん18号を好きなんだ!」などと思わず口にしてクリリンに殴られているが、悟飯が恋愛沙汰に僅かながらも関心があるかのような事を口にしたのはこの時が初めてだったりする。クリリンも、悟飯が幼年期の間などはまだ子供だからと丁寧に扱っている節があったが、この辺りになると気軽に殴ったりできる様な間柄になっていることが伺える。

青年期以後

  • エイジ774 - 16歳。近くに学校が無かったため、それまでの勉強は自宅での通信教育だったが、チチの意向でサタンシティにあるオレンジスターハイスクールに通い、ミスター・サタンの娘であるビーデルらの同級生として、生まれて初めての学生生活を営む。ちなみに編入試験では数学、科学、物理、歴史、国語、外国語では満点を取った。学校に行かないうえに、修行で勉強を中断した時期があったにも関わらず好成績を取った面を見ると、セル撃破後には、かなりの勉強をしていたと思われる。チチやブルマに正体がばれると大騒ぎになると言われていたため、本人は至って普通の学生生活を送ろうと務めたが、所々で無意識に地球最強の力を発揮(体育でベースボールの試合を行った時、ホームランを8メートル近いジャンプで阻止し、送球では本人は軽く投げたつもりが常人にとっては剛速球になり、デッドボール(平常の人間の中では剛速球で、しかも顔)をぶつけられても平然としていたが、本人は「目立ってない」と思っていた)不審に思ったビーデルにマークされるようになる。また、サタンシティで暴漢を見かけた際、正体がばれぬようにと超サイヤ人化した状態で事件を解決、その姿から「金色の戦士」と噂されるようになった。
    • 髪の色が変わっただけではばれるのは時間の問題と考え、ブルマに頼み変身グッズを製作して貰い、以後は正義のヒーロー「グレートサイヤマン」として悪事を解決。アニメではグレートサイヤマンは町のヒーローとして市民から絶大な支持を受け、さらに映画も製作されているが、ポーズは不評である。
    • しかし、しつこく付きまとっていたビーデルに正体がばれ、ビーデルの要求を受け天下一武道会に出場し、弟の悟天と共に舞空術の稽古をつける事となった。原作ではかなり早い段階で正体がばれたが、アニメでは何度か対立(ビーデルが一方的につっかかっている場合が多い)と協力をしていた。が、両方とも声を変えていないために怪しまれ、悟飯が簡単な誘導尋問にひっかかって正体がばれた。
    • その後開催された第25回天下一武道会に、「グレートサイヤマン」として出場し(大会規約の都合で、頭部の変装を当初のヘルメットからバンダナとサングラスに変更。その後もアニメ版で変身の際はそのスタイルになる)予選を通過。しかし、決勝第1戦直前に変装が不十分なものになっていたため、観戦していたクラスメイトにばれてしまう。一回戦で対戦したキビトに超サイヤ人に変身するように頼まれ、ピッコロが同意したのもあり大勢の観客の前で変身するが、ヤムーとスポポビッチに襲われエネルギーを吸い取られてしまう。同時に魔導師バビディ魔人ブウの事件に巻き込まれることとなる。
    • セルとの戦い以後修行をしていなかったこともあって、実力がセル戦時よりも衰え、バビディの配下であるダーブラに苦戦。ベジータに「ガキの頃の方が強かったぐらいだ」と言われてしまい、復活した魔人ブウとの戦いにも敗れ去ってしまった。瀕死となっていたところを界王神に救われ、Zソードを抜いて15代前の界王神をよみがえらせる。その後、潜在能力を引き出して貰い、再び作品中、最強の力を得る。作中では、通常時でも高い能力を示していたことや、老界王神より「肉体に負担が掛かるから」「超サイヤ人は邪道」と言われたことから、この状態で超サイヤ人化するシーンは無い。基本的な外観に変化は無いが、従来の悟空と同じ目つきから超サイヤ人時と同じきつい目つきに変化しており、これ以降はこの目つきとなる。(アニメで悟空は「顔はオラより少し劣る」と言っていた)また、それまでの一人称は「僕」で言葉遣いも礼儀正しいものだったのから一変して「俺」と言うようになり、「けっ」や「~だったのによ。」等の荒っぽい言葉を使うようになる。(アニメでは一人称は「僕」のままになっている)ピッコロはこの悟飯を見て、「以前とは気の種類が違い、甘さも消えている。」と表現している。また、少年期や天下一武道会前の修行の時の胴着はピッコロと同じ紫(あるいは紺色)だったが、この時に「お父さんと同じ胴着で戦いたい」と願い、以降は悟空と同じ山吹色の胴着になる。(リバイバルブーム後のグッズでは、稀に劇場版のように山吹色の胴着を着て超サイヤ人になっているイラストがある。)
    • 再びブウと対峙し圧倒するが、ゴテンクスを吸収したブウに追い詰められ、さらにブウに吸収されてしまう。一旦は体内から救い出されるが、地球の消滅と共に死亡(初めての死)。その後はドラゴンボールによって生き返り、悟空の元気玉に協力した。天下一武道会で超サイヤ人に変身する時に「学校は諦めるか」と発言していたが、ブウ撃破後にあたる劇場版『龍拳爆発~』では通学している。が、クラスメイトにはグレートサイヤマンの正体はばれているようだった。
  • エイジ780 - 結婚したビーデルとの間にパンを授かる。
  • エイジ783 - この時点で幼い頃からの夢だった学者(おそらく生物学者)となっており、眼鏡をかけている。すでに戦いからは遠ざかっていた。アニメでは実家に隣接する一戸建てで親子3人で生活している。形は悟空の家と似ているが、色が異なり一回り大きい。リビングには結婚式の写真が飾られており、天下一武道会での観戦の様子やパンとのやり取りを見ると家族仲は良好のようである。

補足

原作(ブウ編)終了時点までに現れた登場人物の中で、ポタラによる合体やフュージョンを伴わない単体の存在としては、界王神によって力を引き出してもらった悟飯が、ドラゴンボールの作品史上で最強の存在と言われる。ただ、アニメ版では魔人ブウ(純粋)が現れた際に悟空が「今までで最高の気」と発言し、更にその悟空がブウと互角の勝負をしているために矛盾が生じ、常に原作派(アニメ批判派)とアニメ派(アニメ受け入れ派)の討論を呼んでいる。

幼少時から既に瞬間的に強大な力(サイヤ人編では、わずか5歳にして、戦闘力981(通常時)と当時、地球最強だった悟空(24歳)がラディッツ戦で416と考えると、2倍以上差をつけているので、驚異的な才能である。)を発揮し、他の戦士と同等かそれ以上に戦うなど、能力の片鱗をみせており、ピッコロやべジータですら苦戦した相手を悟飯が倒すことも数度あった。だが、アニメのGTでは、弱体化していたりもする。上記の性格を考えると、戦士の中で一番戦いを好まないのに(単体では)一番強いという結果になっている。後期の作品では平常時での姿でいることが多く、日常生活や恋愛に至る過程の描き方など、他のキャラとは若干扱いが違う。サイヤ人と地球人との間に子どもが生まれると、強力な雑種が出来るとベジータが捉えたシーンもある。

孫親子3人の中で、本格的な戦闘に初参加した年齢は悟飯が最年少である(ベジータ・フリーザ戦で5歳、悟空は連載開始時で12歳、悟天は初登場・魔人ブウ戦で7歳)。悟空はセルと戦わせる時に自分と悟飯を比べ「オラが同じ(年齢)くらいの時は、全然たいした事なかった」と言っている。ちなみに主要キャラの中で、結婚した年齢は悟空の次に若い(悟空は18歳。悟飯は22歳くらい)。

悟空を担当していた野沢は息子である悟飯も演じる事を「Z」1話のアフレコをするまで知らされていなかったと言う。その為、悟空の子供が登場すると聞いた時に野沢は、誰が担当するのだろう?と真面目に思ったという。キャスティングの理由は「悟空の息子だから」だったらしい。野沢は「育ちが違うから」と、子供時代でも悟空と悟飯の声を変えている。ちなみに、悟空の義父である牛魔王の声優が悟飯の義父であるミスターサタンと同じ郷里大輔のため、親子二代揃って義父と婿が同じキャストになっている。

アニメのエンディングの映像は第一期、第二期共に悟飯がメインの構成になっている。

アニメでは赤子時代を回想したシーンの中で、チチが過去の偉人の名前を羅列したような名前に命名しようとした際に、激しく泣いて抗議をする描写があった。 顔は父悟空と瓜二つだが、サイヤ人の特性で髪型が一貫している父とは違い、幾度となく髪型が変わっている。高校生になると身長や体格が悟空とほぼ同じになり、悟空がサイヤ人の特性でほとんど老化しないこともあり髪型以外は双子のようにそっくりになっている。身長・体重は不詳だが、この事から高校生以降は悟空と同じ175cm・62kg前後だと思われる。セル編での10歳時での身長はクリリンより少し低いくらいで、場面によってはほとんど同じ時もあり、悟空やクリリンと比べると背が伸びる時期は早かったようである。

主要キャラの中で唯一学園生活が書かれている(ブルマとヤムチャも学校に通っていたが、学校内の様子は書かれていない)。ビーデル役の皆口裕子は印象に残っている話として「『ドラゴンボール』の世界で学園物が面白かった」からと、ビーデル初登場=悟飯の高校編入をあげている。

サイヤ人と地球人のハーフで尻尾が生えているのは悟飯だけである(トランクスは赤ん坊のトランクスと初めて対面したクリリンが「尻尾切っちゃったんですか?」と発言している事から、大猿化する事を危惧したブルマらに切られたと主張する意見もある)。

海外の翻訳版では、セル編で、悟空の「おまえの番だぞ、悟飯!」というセリフにミスター・サタンらが食事の「ご飯」と勘違いする場面では必ず注釈付きである。

セル打倒後、青年になってからのかめはめ波は、すべて左利き(左手が上、右手が下。悟空とは反対。)で放っている。

作者である鳥山明曰く、主人公として力不足と称された不憫なキャラクター。ブウ編では界王神と同様に、本当は実力があるはずなのに簡単にやっつけられたり吸収されたりとヘタレなキャラクターになってしまった。

本人の性格や夢(学者)と反して戦いに巻き込まれたり、マイペースな父に振り回されて貧乏くじをひくことも多いため、全キャラ中一番の苦労人とも捉えられる。鳥山明曰く「悟飯はつらかったでしょうね。お父さんと違って、戦うのが本当に嫌なんだろうなぁ」と、思いながら描いていたという。鳥山・野沢・脚本家の小山高生の対談では、3人とも「悟飯はいろいろと災難だった」という旨を語っていた。だが、最後は子供の頃からの夢を叶え、妻子にも恵まれ円満な家庭を築いているので苦労した分報われたともいえる。また、これらの出来事がなければチチの過保護の下で軟弱に成長した可能性も考えられ、一部のゲームでは「鍛えられなかったら泣き虫のままだった。今の僕があるのはピッコロさんのおかげです。」と、ピッコロに感謝を語る場面があったり、ピッコロが闘いに敗れると「ピッコロさんっ!!」などと叫ぶ演出も存在する。また、セル編等では、父親が心臓病に犯されているとわかっており、尚且つ19号に気を吸い取られて命も危ない場面に遭遇していながら、20号のビーム攻撃に身体を貫通された師匠の方を必死になって助けに行った事等から(しかも、この時のピッコロは実際にはやられている演技をしているだけだった。)、悟飯は実は悟空よりもピッコロの方を慕っているのではないかと言う説もある。

ナメック星で、ドドリアに殺されそうになっている所を救って以来、悟飯はデンデとは幼年・少年期における唯一の子供同士の友達となったわけだが、アニメ版などでは一時的にではあるものの、ピゲロやロム達と共に過ごしたりした事などしている。また、父親の親友であるクリリンとも、サイヤ人戦やナメック星で共に協力し合い、セル編では18号のことを巡って軽いスキンシップを図ったり、ブウ編ではビーデルとの関係をクリリンが誰よりもからかったりと、相当なまでに親密な仲になっている。デンデと共にクリリンも、年代こそ違えど友達に近い関係であり、また家族と言うか兄弟の関係にも近いと言えるのかもしれない。

悟飯の声を担当した野沢は、ファンからはよく「優等生の悟飯がグレートサイヤマンになったりするギャップが魅力」という話を聞いたという。鳥山も「グレートサイヤマンは僕も好き。悟飯は不器用だからあんな感じになるんですよね。」と語っていた。また、悟空が「内面が変わらない」部分も人気とされるのに対し、悟飯は逆に「成長していく」ところに人気がある。それぞれの成長過程が描かれたジグソーパズルでは悟空が『進化する戦士』というタイトルだが、悟飯は『成長する戦士』となっている。

鳥山は恋愛物を書くのが苦手なため、作中は突然くっつくカップル・夫婦が多いが、悟飯とビーデルに関しては上記にあるように徐々に惹かれあっていく様子が書かれている。ちなみに高校に編入した時にイレーザに「(顔が)好みのタイプ」と言われたり、アニメでは(勘違いだが)クラスメイトの女の子にデートに誘わているが、悟空もブルマがモーションをかけなかった事を後悔したり、ブルマの母にデートに誘われたり、アニメでも蛇姫に一目惚れされ、悟天も17歳時には彼女がいたりと孫親子は意外と女性にもてるようである。父親同様、色恋沙汰には疎いようだが、天下一武道会でスポポビッチとの闘いで重傷を負ったビーデルを自ら抱きかかえて医務室に運ぶなど、全く関心がない訳でもないようである。

セル編の悟飯が一番人気が高いという事で「ハイブリッドアクション超龍伝」のフィギュアもその頃の容姿を題材にしている。リバイバルブーム後に販売されているグッズの悟飯のイラストは、このセル編かブウ編の潜在能力を開放した青年時がほとんどを占めている(青年の場合は悟天・少年トランクスが一緒に描かれている場合が多い)。

パラレルワールドの孫悟飯

未来から来たトランクスがいた世界では、悟空のように強くなりたいとの思いから、同じ武道着をまとっており(ただし中に着てある青の胴着は悟空のとは違い肘の辺りまである)、左胸と背中のマークは「飯」となっている。頬と額に傷跡がある。この世界における悟飯は、他者からの教えがピッコロによるサイヤ人襲来前の半年間のみ。ほぼ我流の強さの模様。原作では本気を出した17号に殺されているが、アニメでは左手を失うというアクシデントに見舞われたり、17号・18号の2人がかりという状況にもかかわらず互角以上に戦っている。また、クリリンの死が少なからず超サイヤ人覚醒に繋がっているため、悟空と親子揃って覚醒への原因が共通している。

TVSP『絶望への反抗!! 残された超戦士・悟飯とトランクス』では、本編の悟飯と比べると優しさや正義感の強さは同じだが、温厚でおっとりとしていた本編に対し、未来ではピッコロの様にクールでやや厳しい性格になっており、声も未来の方が低めになっている。また、パラレルワールドの悟飯の一人称は「オレ」なのに対し、この悟飯よりも年齢が上になっている本編終盤の悟飯は「ボク」となっている。PSPゲーム『ドラゴンボールZ 真武道会』のトランクスによると、このパラレルワールドの悟飯は凛々しいが、本編の悟飯は優しい感じがするとのこと。トランクスのように極端ではないものの、悟飯も環境で性格が変わった例といえる。攻撃の型など異なる面が多いがセル編では本編の悟飯も、親が死んだり右腕だけで戦わなくてはならなかったりと、展開をリンクさせているような描写が散見される。

軌跡

  • エイジ764 - 新種の心臓病に侵された父・孫悟空を失う。
  • エイジ766 - 人造人間17号・18号によってピッコロら仲間を全員殺され(このことを思い出していた際、超サイヤ人に覚醒したと発言)、ただ一人生き残る。
  • エイジ779 - 人造人間との戦いで、左腕を失う。その際、最後の仙豆を重傷を負ったトランクスに使ってしまったため、左手は永久に復活しなかった。
  • エイジ780 - 人造人間との戦いで死亡、トランクスの超サイヤ人覚醒のきっかけとなる(アニメ版)。この戦いにトランクスも参加しようとしたが、将来人造人間を倒すことが出来る可能性がある彼を悟飯は参加させず単身人造人間に戦いを挑んだ。

劇場版での孫悟飯

ドラゴンボールZ (劇場版)」ではガーリックJr. 一味にさらわれるが、秘められた潜在能力で、神龍の力で不死を手に入れたガーリックJr. を異空間に閉じ込める。

ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ」では母親に止められたにも関わらず、Dr.ウィロー一味と闘っている悟空の元へ向かう。 この劇場版では、悟飯は勉強中に居眠りをして、その夢の中で「ピッコロさんだ~いすき」などと言う歌を歌っているが、前作では全く面識のなかった ピッコロを、この時点で既に強く慕っている。悟飯の見ている夢の中では、最後に師匠であるピッコロが自分をかばって死ぬナッパ戦の場面が映し出されて いるが、悟飯が「ピッコロさん大好き」な大きな理由の一つが表現されているシーンだと言えよう。

ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦」ではターレスに大猿に変身させられ、悟空やピッコロを襲うが、ハイヤードラゴンを見て大猿のまま穏やかさを取り戻し、悟空を安堵させる。変身が解けた際、悟空に地球の守りを託す。

ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」ではベジータやトランクス、ピッコロらが太刀打ちできなかったボージャック一味を実質一人で倒す。セルゲームで悟空が亡くなってから間もないためか、それまでのピッコロと同じ胴着ではなく、悟空と同じ山吹色の胴着・ブーツを着用している(これは悟飯を天下一大武道大会に出場させたチチの意向と思われる)。

ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない」では7年前に死んだ父・悟空に代わり伝説の 超サイヤ人ブロリーと闘う。

ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ」では、あの世から復活した悪者をビーデルと共に退治し、復活したフリーザを一撃で倒している。作品の目玉があの世にいる悟空とベジータのフュージョンなため、登場場面は凄く少ない。

ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」では界王神星で目覚めさせた潜在能力の設定がそのまま継続。超サイヤ人になることなく、下半身のヒルデガーンを圧倒する(ただし、完全体にはかなわなかった)。常時は悟空・悟天と同じ顔つきだが、戦闘になると上記にあったような超サイヤ人と同じ目つきになり、終盤は悟空と同じ胴着を着用している。

余談だが、ビーデルと共に登場した3作(『危険なふたり~』・『復活のフュージョン~』・『龍拳爆発~』)では上映順を追うごとに2人の親密度が増している。『危険なふたり~』では悟飯は気絶したビーデルを見て奮起するが強さは秘密なため、問い詰められ痴話喧嘩のようなやり取りをしトランクスに呆れられていた。『復活のフュージョン~』では(変な)ポーズを決めフリーザを倒す悟飯にビーデルが見とれている。『龍拳爆発~』では基本的に一緒に行動しており、仲間達といても隣同士にいる事が多く、ビーデルにセクハラをしようとした亀仙人から悟飯がかばったりとすでに付き合い始めているようである。ヒルデガーンとの戦いでは悟飯のピンチに飛び出すビーデルと、気絶する直前にビーデルを心配する悟飯の姿がある。

必殺技

魔閃光(ませんこう)
悟飯の代名詞とも言える幼少期の必殺技。両手を額に翳し、掌から気を放出する。名前などから、ピッコロから伝授された可能性が高く(実際、劇場版ではピッコロも使用している)、元々は神がピッコロ大魔王と1人だった頃に開発した技で、分離した際にピッコロ大魔王がこの名称を付けたと思われる。魔族版かめはめ波とも言える技で、かめはめ波より出すのは容易だが、体力の消耗が激しい。ゲームにおける強化版として「サイヤ人絶滅計画」では「激烈魔閃光」、「Sparking!METEOR」では「超爆力魔閃」も登場。
原作ではこの技を使ったと明確に分かるシーンは1度しかなく、構えから推測できるシーンを加えても殆どない。加えて少年期以降は、使用される事は全く無くなったが、人造人間編でかめはめ波を撃つまで悟飯唯一の名前がついてる必殺技であった事や使用した場面もピッコロの死の直後と印象に残りやすい事もあって悟飯の代名詞的な必殺技となり、様々なゲームにおいて幼少、少年、青年に関わらず彼の気孔波系の必殺技の1つとして名を連ねている。
かめはめ波
元々は亀仙人が開発した技。精神と時の部屋で、悟空から習ったと考える意見もある。セルゲームでは、セルと壮絶な撃ち合いを見せる。なお、初使用時は気を溜める動作を行わず、直接放っている。セル戦での背後に悟空の姿があるかめはめ波は「親子かめはめ波」とよばれ、ゲームでは少年悟飯の奥義技になっている場合が多い。この時のかめはめ波は片手で撃っている。
また、アニメ版ベジータ戦でも、魔閃光と同様の構えで連弾で放っていた。
気合砲(きあいほう)
見えない気の塊をぶつける技。悟空など他の戦士が使うものと基本的に変わらない。サタンシティにおける銀行強盗退治の際、逃走する銀行強盗犯の車を吹き飛ばした。
舞空術(ぶくうじゅつ)
全身の気をコントロールしながら放出することによって、空中を飛行する技。元々は鶴仙人流独自の技だったが、その後殆どの戦士が体得している。
シールド/爆魔障壁(ばくましょうへき)
アニメオリジナル。ガーリックJr.のデッドゾーンを防御するために使い、とどめにも使用した攻防一体の技。ベジットが使用したバリヤーとはまた異種のものである。アニメではトランクスの未来の悟飯も使用している姿が確認できる。
龍翔撃(りゅうしょうげき)
名前はゲーム版より。完全体のセルにとてつもないダメージを与えた2発のパンチが技の元と見られる。
爆裂ラッシュ
ゲームオリジナル技。作品によって描写が異なる。
バーニングアタック
未来世界専用。トランクスが使用した技と全く変わらない。登場はゲーム版のみ
魔貫光殺砲(まかんこうさっぽう)
未来世界専用。ピッコロが使用する技と全く変わらない。登場はゲーム版のみ
ゼットソード
ゲーム版のみの登場。界王神界に伝わる聖剣「ゼットソード」を振り下ろした際に発生する衝撃波で攻撃する。ただしゼットソード自体がかなり重いせいか、攻撃に移るまでに時間がかかる。

究極のドラゴンボールで悟空が小さくなり、共に宇宙に行く事を決意するが、ベジータの案で悟天とトランクスが行くことになり断念。その九ヵ月後悟天に寄生したベビーに体を乗っ取られ、ピッコロや帰ってきた悟空を攻撃、挙句の果てには娘のパンをも殺めようとした。洗脳がとけ、地球崩壊時にはテレパシーでピッコロと涙ながらに最後の別れをした。スーパー17号編では復活したリルドに全く敵わず闘いで引退するような発言もした。

その後は自分達は悟空のサイヤパワーを補給する役と割り切っていた。なぜか超サイヤ人で戦っており、原作の「超サイヤ人になる必要が無い」という設定を無視された(そこがある意味最大の矛盾点でもあり、ファンの顰蹙を買う要因でもある)。悟空とべジータがブウ戦以降も総合的にレベルアップを果たしたのに比べ、トランクスや悟天同様修行不足のためか大した見せ場もなく、脇役的な立場に留まった(前述の通り力が著しく衰退しており、以前のような力を失ったため、超サイヤ人へ変身せざるを得なくなったとも考えられる)。ちなみに、一神龍戦ではZ時代の悟空と同じ道着を着ている(背中に「悟」という字が入っている)。

  1. ^ アニメでは、実は自身と4歳しか変わらないのを知らないため、体格から『おじさん』『ピッコロおじさん』と呼んだこともある。
  2. ^ とは言え、悟空が不在である事も多かったので極端に依存していたとも言いがたい。悟空が不在時は悟空に代わって漁をする場面もある。
  3. ^ ただし、ベジータはナッパ、ラディッツと共にフリーザの部下だった時は、侵略先の惑星にいる先住民を全滅させたあと、移住を希望している他の星の人間にその星を売りつけるという、いわゆる「星の地上げ」仕事をしていた。ナッパと共に初登場した時、壊滅させた惑星は「高値で売れない」という理由で消滅させている。
  4. ^ アニメの「セル編」でウイルス性の心臓病で体調を崩し、未来から来たトランクスの薬で持ち直した悟空を戦力として周囲が復帰させようとするのに対し、チチは戦闘を野蛮な行為として嫌い、悟空の即時復帰に反対している。牛魔王も城の財宝を狙う者から財宝を守ったり、アニメではレッドリボン軍のシルバー隊が襲撃に来た際に戦っているが、自分から戦いを挑んではいない。アニメのピッコロ大魔王編でピッコロ大魔王がTV中継で新国王就任を宣言した際には、チチ・牛魔王共に戦々恐々としながらその様子を見ているだけである。

関連項目