「中山峠 (福島県)」の版間の差分
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中山峠(なかやまとうげ)は、福島県耶麻郡猪苗代町、同郡山市にある峠。一般国道49号が経由している。標高370m。磐越西線、磐越自動車道も中山峠を通過している。
二本松街道(楊枝峠)
江戸時代、陸奥国の会津若松と二本松を結んでいた二本松街道が、現在の中山峠の北に存在する楊枝峠を経由していた。峠の途中には、現在でも一里塚(楊枝一里塚)が存在する。また、峠付近には楊枝集落があった。この集落は当街道のために開かれ村とされるが、磐越自動車道の経路となったため閉村となった。跡地には石碑がたつ[1]。
国道49号中山峠
中山峠は前述のように、二本松街道など、古くは現在の峠の北側を通る楊枝峠を経由していた。しかし、車などの交通が難しくなったため南側に新しい道を開削した。これが現在の旧道と言われている中山峠である。この旧道はこの道は長い間国道49号として活躍してきたが、その後現役を引退し、現在の中山トンネルを通る道が国道となっている。
中山峠旧道
福島県郡山市熱海町中山の現道から分岐し、中山トンネル手前で2度交差する。2度目の交差後は北方に400mほど進んだところで大きく西方向にカーブし、中山峠を経て、同猪苗代町山潟田子沼にて現道に合流する。現在、旧道(山頂付近)は廃道化しており、進入禁止になっている。
中山峠現道
前述の様に、カーブなどが連続していたほか、ヘアピンカーブが存在していた旧道を改良した。これは中山トンネルなどからなり、中山トンネル手前で旧道がヘアピンカーブをして峠に向かっていたものを、トンネルなどによって改良した。
磐越西線中山峠
磐越西線は上戸駅と中山宿駅の間で中山峠を経由する。両駅の間には沼上信号場がある。中山峠付近は、沼上トンネルで通過している。沼上トンネルは後に新トンネルに付け替えられており、旧トンネルが存在している。
磐越自動車道中山峠
国道や磐越西線などが経由する中山峠の北側を新中山トンネルで通っている。比較的、二本松街道時代の楊枝峠に近い。
脚注
関連項目
外部リンク
- 中山峠の位置情報 北緯37度28分55秒 東経140度12分7秒(日本測地系)、北緯37度29分06秒 東経140度11分55秒 / 北緯37.484986度 東経140.198617度(世界測地系)