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「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」の版間の差分

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ドラゴンクエストの呪文体系 2005年10月16日 (日) 07:47 UTCの版より一部転記
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===ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章===
以下は漫画『[[ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章]]』のオリジナル呪文である。こちらもダイの大冒険と同様、ザオラル等の蘇生呪文は使用されていない。ただし、能力向上呪文(スカラ・バイキルト・ピオリム等)は使用された。

*ニフラーヤ
*:昇天呪文。地上を彷徨う霊魂をあの世へと送り届ける。
*エビルデイン
*:黒い雷を放つ、魔人と勇者の両方の血を併せ持つジャガン専用呪文。その威力はライデインを凌ぐ。
*オメガルーラ
*:かつて精霊ルビスが生み出した究極の大転移魔法。異魔神はこの呪文を受けて精神を宇宙の彼方へと飛ばされ、肉体は闇のオーブに封印された。3つのロトの紋章(アルスが下半分、アランが上半分、アステアが中央の宝玉)に刻まれており、紋章がひとつになった時、彼らロトの血を引く者達の意思により巨大な立体魔法陣が現れ呪文が発動する。
====合体魔法====
大賢者カダルによって編み出された、2つ(以上)の呪文を組み合わせる秘術。
*バイバーハ
*:フバーハ+フバーハ。二重に展開した障壁が、炎や吹雪を倍返しにする。
*バギラ
*:バギ+ギラ。炎の渦と刃で敵を焼き、引き裂く。
*スカラル
*:スクルト+スクルト。味方全体の守備力を増強する。
*スピオキルト
*:スクルト+ピオリム+バイキルト。
*オクルーラ
*:ルーラ+ルーラ。転移呪文。対象者のみを別の場所に移動させる。
*「閃熱大炎」メゾラゴン
*:メラゾーマ+ベギラゴン。巨大な火炎を放つ。
*「氷刃嵐舞」マヒアロス
*:マヒャド+バギクロス。無数の氷の刃で敵を切り裂く。
*「爆裂旋風」イオナロス
*:イオナズン+バギクロス。猛烈な爆風で敵を木っ端微塵に吹き飛ばす。
*「閃吼爆裂」イオラゴン
*:イオナズン+ベギラゴン。
*「火炎竜巻」メラゾロス
*:メラゾーマ+バギクロス。巨大な炎の竜巻を発生させる。
*「嵐竜変化」バギグラム
*:バギクロス+ドラゴラム。飛行可能な翼を持った竜に変身する。ドラゴラムと違い、術者の理性は残る。
*「双竜変化」ドラゴラム×2
*:二つの首を持つ竜に変身する。ドラゴラムと違い、術者の理性は残る。
*「強制変身」モシャサス
*:モシャス+モシャス。相手を強制的に変身させる。

2005年10月16日 (日) 08:04時点における版

ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』(ドラゴンクエストれつでん ロトのもんしょう)は、1991年から1997年まで月刊少年ガンガンに連載された漫画作品である。愛称はロト紋。原作・設定:川又千秋、脚本:小柳順治、画:藤原カムイ

月刊少年ガンガンの販売元・エニックス(現:スクウェア・エニックス)の看板作品であるテレビゲームドラゴンクエストシリーズを題材に、同誌創刊時の看板作として登場した。1994年にはコミックCDが発売され、1996年には映画化されている。

現在、ヤングガンガンに、本作の続編である『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達へ~』が連載されている。

概要

漫画

コミックCD

  • 『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章1 アルス、ロトの血に目覚める』 ISBN 4-87025-769-6
1994年10月19日発売。ストーリーは原作単行本1~2巻終盤まで。タイトルに「1」と付いており、続編も製作されるはずだったが、結局1作のみとなった。

映画

1996年4月20日公開。『ハーメルンのバイオリン弾き』『魔法陣グルグル』と同時放映。

注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


あらすじ

かつて大魔王ゾーマを倒したロトの名を継ぐ勇者アレルの子、ローランとカーメンがアレフガルドより帰ってきた。 彼らは地上で自らの国を築き、それぞれの国にはロトの紋章が分けて伝えられていた。

またアレルとともに旅をした3人のケンオウもまた、いずれ現れるであろう闇に対抗するため、子孫にその技を伝承していた。

ゾーマが倒れて100年…世界は異魔神という更なる闇によって脅かされようとしていた。

勇者アルスは、剣王キラ・拳王ヤオ・賢王ポロンとともに、異魔神に挑む。


本作はゲーム・ドラゴンクエストシリーズ初期の1~3作目・通称“ロト三部作”の『III』→『I』→『II』と続く時系列の中で、『III』→『 I 』の間に位置する物語として設定されている。

主な登場人物

  • アルス (声優:コミックCD 高山みなみ、映画 平松晶子
    本作の主人公。カーメン王国の王子として生を受けるが、誕生と時を同じくして城が竜王の手によって陥落、共にイシスに逃げ延びた老師タルキンやカーメン騎士団長の娘ルナフレア達に育てられる。心優しい性格でまだ幼さの残る少年だが、自身に託されたロトの紋章と勇者としての使命に立ち向かい、様々な出会いと別れ、ライバルであるジャガンとの戦いなどを経て、紋章を継ぐ者として選ばれる。
  • キラ (声優:コミックCD 鈴木みえ、映画 山口勝平
    アルスと共に育った親友。隊商のギランの息子として育てられる。おっちょこちょいでお調子者だが、剣の腕に長けている。後に実の兄との対決を経てその出生の秘密が明かされ、剣王としてアルスと共に異魔神に立ち向かう。呪われた武具を自在に操り、斬りつけた傷口が絶対に塞がらない幻魔剣の使い手で、生きている鎧「ブラックシーザー」を身に着ける。後にヤオと結婚。
  • ヤオ
    拳王の少女。出身地である拳王の里がとある事件により滅ぼされ、彼女が唯一の拳王継承者となる。里の者達の敵を追って、ファン爺と大道芸をしながら世界を旅していた。里の仇を見つけ出したとき、アルスやキラたちとも出会う。当然ながら体術に優れ、気を自在に操る波動拳を駆使する。アルス達と出会う前に関わった事件以来、へビが大の苦手になる。登場初期はおかっぱ頭の幼さの残る少女だったが、ストーリが進むにつれて女性らしくなっていく。後にキラと結婚。
  • ポロン
    自称「伝説の遊び人」。大賢者カダルの弟子の魔法使いと僧侶を両親に持ち、本名はノロップ。故郷を出て偽名を名乗り、子分のドラキー、スライム、ゴーストを引き連れていつも悪戯をしていた。後にカダルの継承者として覚醒し、賢王となる。カダルの最秘奥である合体呪文(メラゾーマ+ベギラゴン=メゾラゴン、マヒャド+バギクロス=マヒアロス、イオナズン+ベギラゴン=イオラゴン 等)を使いこなし、最後にはカダルですら成し得なかった究極合体呪文マダンテをも成功させた。余談だが、遊び人から賢者になるという設定はゲーム『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』で特殊に位置付けられたシステムに倣ったものである。
  • ルナフレア (声優:コミックCD 水谷優子、映画 冬馬由美
    カーメン騎士団長ボルゴイの娘で、カーメン流二刀剣術「霞の小太刀」の使い手。老師タルキンとともに、まだ幼いアルスを滅び行くカーメン城から脱出させた。性格は基本的に男勝りで強気だが、女らしい部分も多数見せる。アルスとキラにとっては最初の剣術の師匠であり、姉のような存在。アッサラーム市街で、魔剣ネクロスに支配されたキラの兄・剣王サーバインと戦い、共に戦っていたギランともども幻魔剣の傷を受けてしまう。傷が塞がらず出血もひどい中で、アルスとタルキンに連れられ教会に赴き、アルスの無事を精霊ルビスに祈りながら力尽きる。死後もその魂は死者が渡ると言われるアケロンの河のほとりに佇み、ジャガンに負け自分を見失いかけたアルスに助言をして立ち直らせた。
  • 老師タルキン (声優:コミックCD 仲木隆司、映画 千葉耕市
    ルナフレアとともにまだ幼いアルスを滅び行くカーメン城から脱出させ、親代わりとなってイシスの隠れ家でアルスとキラを育てた。温和で、ちょっとお調子者なところのある好々爺。かつてカーメンで神官職を務め、ホイミ系やバギ系の呪文を使いこなす。逆に格闘戦は苦手で体力が持たない。ポロンが賢王として覚醒するまで、パーティーの呪文役を一手に引き受けていた。獣王グノンの放つモンスターの大群相手に奮闘するが、ついに進退窮まったところで覚悟を決め、アルス達を救うためにグノンに対し自己犠牲呪文メガンテを放ち、残っていたモンスター達もろとも塵となった。そのメガンテもグノンには通用しなかったが、命を賭したタルキンと子分のスライム達の行動は、戦いにおびえるだけだったポロンを立ち上がらせ、賢王の力を目覚めさせる。死後もその魂は死者が渡ると言われるアケロンの河のほとりに佇み、ジャガンに負け自分を見失いかけたアルスに助言をして立ち直らせた。
  • ジャガン (声優:コミックCD まるたまり
    またの名を魔人王ジャガン。ローラン王国の王子で、勇者としてその生を受けるはずだったが、異魔神の策略により呪われた名「ジャガン」を付けられ、魔王として育てられる。性格は残忍。勇者アレルが身につけていた伝説の武具(王者の剣 光の鎧 勇者の楯)はローラン王家に伝わり、ジャガンもそれを身に着けているが、これらの武具も異魔神の呪いで強化され、赤色に変わっている。ロトの力と魔人の力を併せ持ち、ライディン以上の威力を持つ呪文、黒い稲妻「エビルデイン」を得意とする。圧倒的な実力差で、アルスを一度は死の淵に追いやった。
  • アラン
    魔人王ジャガンが異魔神の呪いから解放され、母フレイアから本来の名前とその命を与えられて生まれ変わった姿。無愛想の性格はそのままだが、本来の善良な心を取り戻している。異魔神の呪いが解けた勇者アレルの武具を身に着ける。また異魔神に力を吸収されたため一時期白髪だったが、それも取り戻して黒髪に戻る。後にアステアと結婚するが、そのぶっきらぼうな物言いのためか、最初はやや折り合いが悪かった。
  • アステア
    地下世界アレフガルドからやって来た勇者。通称第三のロト。死産とされ匿われていた勇者ロトの第三子フローラの血を引き、異魔神の目を逃れて力をつけていた。アロイスという兄がいるが、ラダトーム城の攻防戦で死亡しており、彼の使命とロトの紋章とを受け継いでいる。本編初登場では、ラダトーム城の支配者となっていた竜王を煙に巻き、必ず城を取り戻すと挑戦状をたたきつける。作中では自分のことを「僕」と言っているが、セリフや描写の端々に女性らしさのようなものが見られ、ファンの間で「実は女性なのでは?」との噂が絶えず、連載終了後も論議の種となっていた。しかし近年、ヤングガンガンに掲載された番外編「ロトの紋章Returns」において、ついに公式に女性であることが判明した。後にアランと結婚し、続編の主人公となるアロスを出産する。
  • 異魔神 (声優:コミックCD 柏倉つとむ
    突如として現代に蘇った太古の魔神。その強大さゆえに魔界からも追放され、亜空間に幽閉されていたが、ムー帝国の魔術師によって召喚され、生き神として崇められる。しかしその圧倒的な力と野心から暴走を始め、ムー帝国を一夜にして崩壊させてしまう。その後、精霊ルビスの放った究極の大転移魔法オメガルーラによって肉体を封印されるが、1万2千年の時を経てその精神のみが蘇る。魔人王ジャガン、獣王グノン、冥王ゴルゴナ、竜王の魔王四天王を従え、肉体を取り戻して世界を混沌に陥れようとする。
  • 竜王 (声優:コミックCD 山口健
    ドラゴンクエストに登場する竜王の若き日の姿。竜族を統括し、普段は人間の姿をしている魔王。ドラゴンクエストIII そして伝説へ…に登場して勇者ロトに光の玉を与えた「竜の女王」の息子であり、本来は世界を守護する善の神の一柱、竜神であるが、アランのように異魔神に呪われた名前をつけられ魔王とされた。自分の出生の秘密と、異魔神への忠誠が偽りだったことを知り、混乱の余り巨大な竜の姿に変身する。後に勇者達と和解し、生きとし生けるもの全ての敵、異魔神に反旗を翻す。
  • 獣王グノン
    竜王と同じく普段は人間のような姿をしているが、本来の姿は人面に、獅子の体、蛇の尾、翼を持つ巨大な獣である。気性が荒く冷酷で残忍、逆らうものや気に触るものには、部下にも容赦がない。精鋭の獣王四天王の下に、数十万の獣型モンスターを従えており、大軍を率いてアリアハンに侵攻する。最後はアルスと仲間達、そしてアリアハンの人々全員の魔力を結集したミナデインによって破れるが、その闘志は凄まじく、屍となっても戦う姿勢を崩さなかった。
  • 冥王ゴルゴナ
    黒衣の姿をし、得体の知れない雰囲気を持つ。異魔神とは古くから関わりがあるらしく、その言葉を他の魔王に伝える役割を持つ。死者を操る妖術に長けており、かつて勇者アレルに倒された魔王バラモスをも復活させ、操った。また「光葬魔雲」などの技で聖なる力を消し去ることができる。その正体は古代ムー帝国の魔術師、科学者にして王の弟、そして異魔神を召喚した張本人である。自己中心的な性格で、異魔神すら自分の野心のために利用しようとしていたがしだいに手に負えなくなり、ムー帝国崩壊のきっかけを作った。兄である王に沈みゆくムー大陸に取り残されたが、生き残るため冥界の王、大蜘蛛と部下の魔術師達と共に合体する。1万2千年を経て再び兄と対峙し、その兄の手で葬られる。

アイテム・呪文

ドラゴンクエストシリーズでお馴染みのアイテム呪文が多々登場している。そのまま登場しているものについてはほぼ全て本作の中で解説がされているので、そちらか本項の関連項目を参考にして頂きたい。

また、本作オリジナルのアイテムや呪文もあり、非常にごく一部ではあるがゲーム作品にフィードバックするものも生まれた。

ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章

以下は漫画『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』のオリジナル呪文である。こちらもダイの大冒険と同様、ザオラル等の蘇生呪文は使用されていない。ただし、能力向上呪文(スカラ・バイキルト・ピオリム等)は使用された。

  • ニフラーヤ
    昇天呪文。地上を彷徨う霊魂をあの世へと送り届ける。
  • エビルデイン
    黒い雷を放つ、魔人と勇者の両方の血を併せ持つジャガン専用呪文。その威力はライデインを凌ぐ。
  • オメガルーラ
    かつて精霊ルビスが生み出した究極の大転移魔法。異魔神はこの呪文を受けて精神を宇宙の彼方へと飛ばされ、肉体は闇のオーブに封印された。3つのロトの紋章(アルスが下半分、アランが上半分、アステアが中央の宝玉)に刻まれており、紋章がひとつになった時、彼らロトの血を引く者達の意思により巨大な立体魔法陣が現れ呪文が発動する。

合体魔法

大賢者カダルによって編み出された、2つ(以上)の呪文を組み合わせる秘術。

  • バイバーハ
    フバーハ+フバーハ。二重に展開した障壁が、炎や吹雪を倍返しにする。
  • バギラ
    バギ+ギラ。炎の渦と刃で敵を焼き、引き裂く。
  • スカラル
    スクルト+スクルト。味方全体の守備力を増強する。
  • スピオキルト
    スクルト+ピオリム+バイキルト。
  • オクルーラ
    ルーラ+ルーラ。転移呪文。対象者のみを別の場所に移動させる。
  • 「閃熱大炎」メゾラゴン
    メラゾーマ+ベギラゴン。巨大な火炎を放つ。
  • 「氷刃嵐舞」マヒアロス
    マヒャド+バギクロス。無数の氷の刃で敵を切り裂く。
  • 「爆裂旋風」イオナロス
    イオナズン+バギクロス。猛烈な爆風で敵を木っ端微塵に吹き飛ばす。
  • 「閃吼爆裂」イオラゴン
    イオナズン+ベギラゴン。
  • 「火炎竜巻」メラゾロス
    メラゾーマ+バギクロス。巨大な炎の竜巻を発生させる。
  • 「嵐竜変化」バギグラム
    バギクロス+ドラゴラム。飛行可能な翼を持った竜に変身する。ドラゴラムと違い、術者の理性は残る。
  • 「双竜変化」ドラゴラム×2
    二つの首を持つ竜に変身する。ドラゴラムと違い、術者の理性は残る。
  • 「強制変身」モシャサス
    モシャス+モシャス。相手を強制的に変身させる。