「古畑任三郎の登場人物」の版間の差分
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古畑任三郎 2006年3月9日 (木) 14:37 より、一部転記 (試作版) |
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<td>死者からの伝言</td> |
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<td>小石川ちなみ<BR/>[[漫画家|少女コミック作家]]</td> |
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<td>[[中森明菜]]</td> |
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<td><small>後に無罪判決</small></td></tr> |
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<td>動く死体</td> |
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<td>中村右近<BR/>[[歌舞伎]]役者</td> |
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<td>笑える死体</td> |
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<td>笹山アリ<BR/>[[精神科医]]</td> |
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<td>[[古手川祐子]]</td> |
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<td>殺しのファックス</td> |
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<td>幡随院大<BR/>[[推理作家]]</td> |
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<td>[[笑福亭鶴瓶]]</td> |
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<td>汚れた王将</td> |
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<td>米沢八段<BR/>[[棋士]]</td> |
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<td>[[坂東三津五郎|坂東八十助]]</td> |
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<td>ピアノ・レッスン</td> |
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<td>井口薫<BR/>[[ピアノ奏者]]</td> |
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<td>[[木の実ナナ]]</td> |
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<td>殺人リハーサル</td> |
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<td>大宮十四郎<BR/>[[時代劇]][[俳優]]</td> |
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<td>[[小林稔侍]]</td> |
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<td>殺人特急</td> |
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<td>中川淳一<BR/>[[外科医]]</td> |
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<td>[[鹿賀丈史]]</td> |
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<td> </td></tr> |
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<td>殺人公開放送</td> |
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<td>黒田清<BR/>[[霊能力者]]</td> |
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<td>[[石黒賢]]</td> |
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<tr><td>第10回</td> |
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<td>矛盾だらけの死体</td> |
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<td>佐古水茂雄<BR/>[[参議院議員]][[秘書]]</td> |
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<td>[[小堺一機]]</td> |
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<td><small>小説版では迫坪という名前</small></td></tr> |
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<tr><td>第11回</td> |
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<td>さよなら、DJ</td> |
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<td>中浦たか子<BR/>[[歌手]]、[[ディスクジョッキー|DJ]]</td> |
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<td>[[桃井かおり]]</td> |
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<td> </td></tr> |
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<tr><td>第12回</td> |
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<td>最後のあいさつ</td> |
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<td>小暮音次郎<BR/>[[警視]]</td> |
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<td>[[菅原文太]]</td> |
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<td><small>小説版では警部</small></td></tr></table> |
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==重複出演者== |
==重複出演者== |
2006年3月9日 (木) 14:47時点における版
古畑任三郎の登場人物では、テレビドラマ『古畑任三郎』の登場人物を列挙し、より詳細に解説する。ドラマの概要については、「古畑任三郎」を、犯人の詳細については「古畑任三郎の犯人」を参照のこと。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
古畑任三郎
ふるはた にんざぶろう (田村正和)
- 警視庁刑事部捜査一課の刑事で、階級は警部補。
- 生年月日は1949年1月6日で、誕生日がシャーロック・ホームズと同じ。第3シリーズの時点で55歳と思われる(同級生の安斎亨が55歳であるため)。一度、警察犬訓練所の飼育係に異動したが、「おみくじ殺人事件」で復帰する。よく『第2シリーズ以降に警部に昇進した』と誤認される事が多いが、登場人物のセリフからみて階級は警部補のままである。
- 彼の推理法は、これだと踏んだ(最初から目を付けている場合が常)容疑者にいつまでも付きまとい、そして執拗に質問をかけ追求するという方法であり(第40回では結果的に裏目に出てしまった)、事件解決の時には基本的に1対1になる。事件を解決した夜は、部下や関係者達を自宅に呼んで鍋パーティーを開く(今泉は呼ばれていないらしい)。
- 血を見ると目眩を起こし、拳銃を持たないなど、コロンボとの共通点も多いが、黒いスーツで小奇麗な出で立ちなどの正反対の一面もある。所持している警察手帳は、高津小道具店の舞台用小道具の偽物という設定で、『かさばる』と嫌がって不携帯の時さえある。(本人曰く、本物の警察手帳は『失くした』との事)
・ 性格
- 本人曰く、乙女座のA型と一致する『頭が切れる割に情に流されやすく、意外にミーハーである。性格は神経質でかなりねばり強い・・・』性格だが、実際はそのどちらにもあてはまっていない。また、『人間に解けない事件は無い!』など、自分の推理力には絶対的な自信を持っている。
- どんな時でも人生はやり直す事が出来るという考えを持っており、その言葉で人生に絶望した犯人を諭す事もある(第1回、第32回、第42回)。古畑のこの考えは、殺人事件で殺された被害者達の無念を思う気持ちから来ているらしく、第32回では『例え全てを失ったとしても、死んでしまった人間のために生き続ける事が生きている人間の義務』と発言している。
- 女性の犯人には優しい。また、犯人が男性の場合でも、その人が尊敬に値する人物であれば、たとえそれが殺人者であろうとも実に紳士的にふるまう。逆に、相手が少しでも気に入らない犯人の場合は、完膚なきまでにこらしめるのも特徴のひとつである。特に第17回では、「観覧車のせいで時計が見えなくなった」という理由で爆弾を仕掛けた林功夫を平手で殴った。古畑が犯人に対して手を上げるという、唯一の例であった。
・ 家族・友人
- 世田谷区に住んでいたが、府中市分倍河原に転居、本籍は長野県(第39回参照)で、実家は九州地方にある。移動は主にセリーヌの黄金色の自転車に乗っている。小石川ちなみ(第1回の犯人)の愛犬であった"万五郎"という名の犬を飼っていたが、後に小学生時の同級生、安斎亨(第32回の犯人)に預けた。
- 結婚はしていない(第42回)。小石川ちなみとは、事件後かなり親しい関係だったので、恋愛に発展するのではないかとファンの間では思われていたが、古畑が刑事である事から、犯罪者(容疑者)と結婚をすると退職せねばならなくなるため、ドラマが継続しなくなる。第42回で大野かえでにも、告白めいた言葉をかけられたが、すぐに彼女は死んでしまったため、やはり恋愛に発展する事はなかった。
- 四人兄弟(兄二人と弟一人)の三男で、一番上の兄は九州大学付属病院に勤務しており、弟の名は金四郎という。父親はタヒチで旅行中、頭上から落ちてきたヤシの実に当たり客死した(第40回)(ただし、これは証人から証言を誘導尋問する際の発言なので、本当かは不明)。
・ 特技・好物
- 好物は魚肉ソーセージ、酢豚(思いっきり酸っぱいもの)、スウィーツ(ケーキ、パフェ)、ハンバーガー(コンビニチェーン店「MINORIYA」と、モスバーガーのもの。ただし、MINORIYAのものについては、ピクルスが真ん中に一枚、それを取り囲むようにして周りに四枚、計五枚を花びらのようにどこから食べてもピクルスに当たるようにしなければいけない)。得意料理はミートローフ、焼き茄子、茶碗蒸し。
- 少女コミック(『カリマンタンの城』作:小石川ちなみ)の愛好者。また、ゴールデンハーフのファンクラブ会員であり、中でも特にルナのファン。サザエさんは最初の歌だけが好き。
- 特技は、変なフォームで投球するボウリング。野球でピッチャーをした際も、変なフォームで投げている(一本だけとはいえイチローをストライクにした。ちなみに二本目は場外ホームラン)。学生時代はバスケ部や野球部、応援団などに所属。英語は軽くはしゃべれるが、海外では発音が悪いせいか、ミスを連発する。数学の成績は最低だったらしい。
- 越路吹雪の「サン・トワ・マミー」や「ラストダンスは私に」などは数少ない歌のレパートリーのひとつである。肝心の歌唱能力はあまりよくない。
- テレビは結構見ているらしい。「LOVE LOVEあいしてる」などのような若者向けの番組が大好きである。SMAPのメンバーが過去に出演していたマニアックなテレビ番組のことをよく知っていて、SMAP本人たちをも感心させた(第26回)。ラジオ番組「中浦たか子のミッドナイトジャパン」に出演経験もあり(第11回)、テレビのクイズ番組「クイズ王」にも出演したが、準決勝で敗退(第19回)。『鬼警部ブルガリ三四郎』という刑事ドラマの監修をした事があり、『ラブポリス』という刑事ドラマに関しても監修を頼まれる事があった(第42回)。オカルト関連には全く興味が無い。
・ 部下達との関係
- 今泉に対してはからかったり、こき使ったりと散々な扱いをしているが、第14回では「友人の一生がかかっている」という発言もしている。第25回では今泉のせいで死に掛けたためか、第3シリーズでは今泉に対する扱いがかなり悪くなっていた。
- 西園寺に対してはその能力を認め、第32回では安斎の下へ連れて行ったりもしている。また、古畑が犯人と対決する際には居合わせている事も何度かあった。
- 向島に対しては中々名前を覚えなかったが、第2シリーズ最終話(総集編扱いの第25回を除く)である第24回で名前を覚えた。その後、第39回では古畑達と一緒に旅行に行ったりもしている。第41回では向島の退職後も古畑は彼の事を気にしていたと西園寺が発言している。また、この回の最後で古畑はイチローのために自首した向島に温情をかけて見逃している。
- 第39回ではパスポートを失くして置いていかれてしまったせいか、花田に今泉達の事を「あいつら友達じゃない」と発言したりもしている。第40回では「祟りだ!」を連発する今泉を玩具にしていた。
・ その他
- よく業界用語を言い間違え、そのことを何度も指摘されるというのが、お約束の流れになっている。第1回ではコミックを漫画、第24回ではフラワーアレンジメントのことを生け花、第27回では検案のことを検死、第39回では勲章のことをメダルと何度も言い間違えている。
- 容疑者などから難しい用語を聞くと、「アクチノバシラス・アクチノミセテムコミタンス」と、歯周病菌の名前を言って対抗する事がある。
今泉慎太郎
いまいずみ しんたろう (西村雅彦)
- 古畑の部下で、階級は巡査。
- 第41回の時点で45歳。古畑のいい"いじめ相手"。かなりおっちょこちょいな性格で、西園寺に「あれ程役に立たない人がいると思いませんでした。」とまで言われているが、彼の無意味な行動が事件解決のヒントをもたらすことも多々あり、古畑にはある意味で認められている。古畑とのコンビは2人をよく知らない警察の人間には名コンビとして知られているらしい。
- あだ名はピカさん、タコ(古畑が命名)、デコ(警察内)、ハゲ、タコ坊主(小清水弁護士が命名)。痔や自律神経失調症で入院した事も。警視総監を目指していた(しかし、ノンキャリアであるため実現する可能性はゼロである)。
・ 性格・行動
- 発言や行動ははっきり言ってエキセントリックであり、第17回において爆弾の解体をやらされた際「(リード線を)仲良く並んでます!」などと発言し暮睦警部をキレさせた。また、古畑とは対照的にオカルト関連を信じやすく、第40回では音弥や古畑のいたずらがあったとはいえ祟りをすっかり信じ込み、何かにつけ「祟りだ!」「次に死ぬのは俺だ!」「祟るなら古畑を祟れ!」など怒鳴りまくり周囲を呆れさせた。
- 一度不注意によって古畑を殺しかけた事もあった(第25回。第27回で古畑が今泉と久々に会って嫌そうな顔をしたのはそのせいと思われる)。また、有名人が犯人の場合はそれを全く信じないところがある(第26回、第41回)。
・ 家族・友人
- TVゲームが好きなおばあちゃんと2人暮らし。家にビデオデッキは無く、テレビの上に電子レンジが置いてあり汚いらしい。"おしゃまんべ"という名のネコを飼っている。
- 今泉が思いを寄せた女性は大抵事件に巻き込まれて死んでしまう(第14回、第23回、第30回。ただし、第23回は事件ではないので死んでいない)。
- 弁護士の小清水潔とは、大学の同級生だったが、彼により犯人にでっち上げられ、あやうく有罪になる所だった(第14回)。
・ 特技・好物
- やたらと多趣味で、刑事の仕事を開始する前はアマチュア・オーケストラでクラリネットを吹いていたり、ハスラーをやっていた。落語研究会や将棋研究会に所属していたこともある。将棋に関して、古畑よりも上手い所を見ると頭が悪いわけではないと思われる。他にもフラワーアレンジメント、手品もでき、ことわざやボーリング、陶器についてなど、様々な知識を有している。やたらと福引で海外旅行を引き当てる才能を持ち、悪運も強いが旅行でいった先々で事件に巻き込まれている。
- 好物はピーマンの肉詰め。好きな映画はグリース。好きな歌手はABBA。好きな歌はダンシング・クイーン。ゴールデンハーフのファンクラブ会員であり、中でも特にエバのファンで追っかけをやっていた。
・ 古畑との関係
- 人使いが荒く傲慢な古畑との関係には苦労しているらしく、一度は警察を辞めようかと考えたり(第9回)、古畑を殺そうと考えたりもした(巡査・今泉慎太郎 第5回)。事件後、鑑識課の桑原の所で、愚痴をこぼすのが日常である。
- 古畑に無視されたり、のけ者扱いされるとすぐにすねて、第32回では古畑を慕うあまり安斎の山荘まで押しかけてきた。また、古畑の相棒は自分だと自負しており、第2シリーズでは芳賀、第3シリーズでは西園寺に異常なほどの対抗意識を持っていた。
向島音吉
むこうじま おときち (小林隆)
- 古畑を「最高の刑事」と敬愛する巡査。本名は東国原音吉(ひがしくにばる おときち)。
- 埼玉県秩父市出身。古畑が現場に到着すると、よく声をかけて貰えるものの、名前をなかなか覚えてもらえない(第24回でやっと覚えてもらったが、東国原姓になっても向島君と呼ばれ続けてしまった)。第40回で退職する事を明かし、第41回ではホテルの保安課職員として登場。
・ 家族・友人
- 向島財閥の婿養子で、元チーマーの奥さんは内田有紀にそっくり。第3シリーズで一度離婚して旧姓の東国原(ひがしくにばる)になり、後になんとか復縁して向島姓に戻るも、まもなく再び離婚して結局、東国原姓となる。2004年に放送された『今泉慎太郎』によると、その後向島嬢とは正式に別れ、偶然にも前の奥さんと同じ姓を持つ、プエルトリカンのアニタ・向島という女性と再婚(おそらく婿養子)した模様。影が薄いが、意外にも第2回で既に登場していた。シアトルマリナーズのイチロー(第41回の犯人)とは異母兄弟になる。
・ 第41回での事件
- 高校時代甲子園に控え投手ながら出場の経験があり、仲の良い暴力団組員に請われて暴力団同士の草野球に助っ人として入った時には満塁ホームランを放った事があるが、それが切欠で悪質なライターに強請りを受ける事になる(第41回)。第41回で弟を庇うためにアリバイ工作をしたが、古畑の温情によって見逃される(他にも、毒物をイチローに渡したことによる殺人幇助、殺人を犯す目的でナイフを用意した殺人予備、同僚に薬物を横流しさせた(同僚に無断で持ち出した可能性もあり)ことによる業務上横領の共同正犯もしくは教唆、または窃盗、毒物及び劇物取締法違反などで刑事責任を問うことが可能だが、それらの件がどうなったのかは不明)。最終回である第42回には登場しなかった。
西園寺守
さいおんじ まもる (石井正則)
- 第3シリーズから登場(初登場は第26回)した刑事で、古畑の部下。
- 古畑も一目置く有能な小男で、犯行現場の状況分析、被害者の身元特定、容疑者(候補)の経歴調査…など事件解決に必要なデータ収集を一手に引き受け、古畑をサポートする。推理には自信があるが、勇み足の経験を持つ(第35回)。
・ 性格
- 基本的には作品中では数少ない『普通』の感覚を持ち合わせた人物だが、大浴場でも何故か海パン着用で入浴をしたり、今泉と卓球やテニスをした際には「失礼します!」と言ってからスマッシュを打つなど、『古畑的』登場人物(どこかずれている)の側面もしっかり併せ持っている。
- 常に礼儀正しいが、今泉に対しては怒鳴ったり、呼び捨てにしたこともある(どちらも第40回)。黒岩博士に身長の事を言われて大声で怒鳴った事があるため、自分の身長にはコンプレックスを持っている(第27回)ようだが、古畑が監修した刑事ドラマ『鬼刑部ブルガリ三四郎』に登場するキャラ(鶴田刑事)のモデルが今泉だと分かると「小柄で優秀な部下というのはキャラクターとしては最高なのに・・・」と、いつもとは逆に背が低いことを自らアピール、自分をモデルにしたキャラが居ない事に不満を洩らした。(第42回)
・ その他
- 寺の息子であり、姉が三人いる。既婚(ただし、これは犯人を誘導尋問する際の発言なので本当かは不明)。古畑に対する自分のポジションは、しっかり自覚している(第42回)。あだ名はチビ太(今泉が命名)。第27回で、あたりめ(「鯣」の忌み詞)は好きだと言っている。祟りや心霊現象などは全く信じていないため、頑なに信じる今泉に対して前述のように呼び捨てにして怒鳴りつけた(第40回)。尊敬する人物はナポレオン。
その他の登場人物
芳賀啓二(はが けいじ) (白井晃)
- 第2シリーズでは、古畑の部下として登場した。非常に気が利く上、頭もよく(?)、事件解決に際して古畑の有能?な右腕となる。ただし小清水潔の事件(第14回)では誤認逮捕をした上、今泉を犯人に仕立て上げようとしていた節(検察側の冒頭陳述の際)もあり、特に推理力や総力に秀でたわけでもないのかもしれない。
- 階級は第2シリーズでは巡査だったが、それから3年後の第3シリーズでは『部長』と呼ばれていた。このシリーズで彼は第27回冒頭にしか登場しないため詳細は不明だが、ノンキャリアで部長レベルの管理職に付く(しかも平の巡査から3年で)のは不可能なため、一部のファンの間では、彼は3年で巡査部長に昇進していて『部長』は彼のニックネーム(一般に警察内部では巡査部長を「部長」と略すとされる)では無いか?とする説がある。しかし、本人が警部補である古畑に関して「かつての私の上司だった」と述べていることから、本当の意味で「部長」、つまり警察組織でいうと警視、または警視正に昇進した可能性もあるが、第27回冒頭の時点では古畑は警察犬訓練所の飼育係をしているため、この台詞は自然であるといえ、単に三谷幸喜による脚本上のミスであるとも考えられる。
桑原万太郎(くわばら まんたろう) (伊藤俊人(故人))
- 警視庁鑑識課の技官。事件が終わった後、今泉はちょくちょく桑原のもとを訪れ、古畑に対する愚痴をぶちまける。初登場は第12回で、古畑に対する憎しみを露にした今泉に、毒物などを与えようとした。古畑に対しては腰が低い。
- ゴールデンハーフのファンクラブ会員であり、中でも特にユミのファンで追っかけをやっていた。落語研究会の出身。当時の高座名はなん亭こっ太。
- 演じている伊藤が亡くなったため、第3シリーズ終了後のスペシャルには登場しないが、第41回で向島が毒物をくすねた知り合いは彼である可能性もある。
花田(はなだ) (八嶋智人)
- 第3シリーズから登場。あらゆる職業を転々とする男で、ファミレス店員(第27回)、コーヒーショップ店員(第31回)、バー店員(第33回)、タクシー運転手(第38回)、日本大使館の派遣員(第39回)で働いた事がある。実は双子で、航空機パーサーとして登場(第36回、巡査・今泉慎太郎第12回)する花田は兄(花田兄を演じるのも八嶋)。今でも日本大使館の派遣員を続けているのか、『古畑任三郎 FINAL』には登場しなかった。
- するどい勘でズバリと犯人を指摘するが、それに全く根拠は無い。つまり犯人を最初から知っている視聴者と同じ目線を持っているため、視聴者の代理としてドラマ内に存在していると言える。
蟹丸義太夫(かにまる ぎだゆう) (峰岸徹)
- 誘拐犯専門部署(「SIT」と呼ばれる捜査一課特殊犯捜査係のことであろうか)の警部。第4回ではファックスを頼りに部下に的確な指示をし、第7回では事故(実際は計画殺人)の記者発表で登場し、第25回では古畑の消息に関する証言をしている。が、第4回でも、最終的に責任を追及された際に部下であるはずの古畑に助言を求めるなど、基本的には『頼りない上司』的存在。
暮睦 (くれむつ) (大谷亮介)
- M爆発物処理班班長。第17回のみに登場。観覧車に仕掛けられた爆弾をこともあろうに今泉に処理させようと苦肉の決断をしてしまった。どちらかと言うと『頭より体』と言った感じの体育会系で、古畑とは異なるタイプ。古畑とは署内ボウリング対会決勝戦で対決、負けている。
松阪(まつざか) (野仲功)
- 舞台監督。第26回、第28回、第33回に登場。本人は、自分の係わる仕事で必ず殺人事件が起こることに不満を抱いている。第22回でも登場している(松阪役では無く、タクシーの運転手として登場)。
犯人(ゲスト出演者)
「古畑任三郎の犯人」を参照。
第一シリーズ
通算回 | サブタイトル | 犯人・職業 | 役者 | 備考 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 死者からの伝言 | 小石川ちなみ 少女コミック作家 |
中森明菜 | 後に無罪判決 |
第2回 | 動く死体 | 中村右近 歌舞伎役者 |
堺正章 | |
第3回 | 笑える死体 | 笹山アリ 精神科医 |
古手川祐子 | |
第4回 | 殺しのファックス | 幡随院大 推理作家 |
笑福亭鶴瓶 | |
第5回 | 汚れた王将 | 米沢八段 棋士 |
坂東八十助 | |
第6回 | ピアノ・レッスン | 井口薫 ピアノ奏者 |
木の実ナナ | 音楽学院理事 |
第7回 | 殺人リハーサル | 大宮十四郎 時代劇俳優 |
小林稔侍 | |
第8回 | 殺人特急 | 中川淳一 外科医 |
鹿賀丈史 | |
第9回 | 殺人公開放送 | 黒田清 霊能力者 |
石黒賢 | |
第10回 | 矛盾だらけの死体 | 佐古水茂雄 参議院議員秘書 |
小堺一機 | 小説版では迫坪という名前 |
第11回 | さよなら、DJ | 中浦たか子 歌手、DJ |
桃井かおり | |
第12回 | 最後のあいさつ | 小暮音次郎 警視 |
菅原文太 | 小説版では警部 |
重複出演者
脚本家の三谷幸喜は、同じドラマ内で「同じ役者を何度も使いまわす」のが好きらしく、その役者を度々「重複出演」させている。
最多の重複出演者は梶原善。新幹線の車掌・山口役で初登場(第8回)。以後準レギュラー化している。伊丹十三の映画のようにいつもいろんな要所で出てくる。以後ホテルの支配人・井戸(第12回)、弁当屋「梶善」の配達員(第26回)としても登場している。
また、木村拓哉はシリーズ中唯一、2度犯人を演じた人物である(第17回、第26回。後者はSMAPメンバーの一員として)。
その他の重複出演者を以下にあげる。
役者 | 放送回1 | 放送回2 |
---|---|---|
池田成志 | 第1回 被害者 | 第21回 被害者 |
酒井敏也 | 第4回 | 第27回 被害者 |
中丸新将 | 第6回 被害者 | 第14回 |
山崎一 | 第7回 | 第37回~第38回 |
ト字たかお | 第7回 | 第26回 |
佐渡稔 | 第9回 | 第29回 被害者 |
小川雅弘 | 第9回 | 第19回 |
鈴木義男 | 第10回 | 第19回 |
あめくみちこ | 第11回 | 第30回 被害者 |
宇梶剛士 | 第11回 | 第26回 被害者 |
池田貴族 | 第11回(声) | 第19回 |
久保晶 | 第12回 | 第20回 |
松金よね子 | 第16回 | 第42回 |
金井大 | 第17回 被害者 | 第30回 |
近藤芳正 | 第19回 | 第42回 |
津川雅彦 | 第32回 犯人 | 第39回 |
小日向文世 | 第34回 被害者 | 第42回 |