「ツェルマット」の版間の差分
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{{世界の市 |
{{世界の市 |
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|正式名称 = ツェルマット |
|正式名称 = ツェルマット |
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|公用語名称 = Zermatt<br>{{Flagicon|Switzerland}} |
|公用語名称 = Zermatt<br>{{Flagicon|Switzerland}} |
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|愛称 = |
|愛称 = |
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|標語 = |
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|画像の見出し = |
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|市旗 = |
|市旗 = |
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|市章 = Zermatt |
|市章 = Zermatt Wappen.svg |
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|位置図 = Karte Gemeinde Zermatt 2007.png |
|位置図 = Karte Gemeinde Zermatt 2007.png |
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|位置図サイズ指定 = 250px |
|位置図サイズ指定 = 250px |
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|標高(メートル) = 1,608 |
|標高(メートル) = 1,608 |
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|標高(フィート) = 5,276 |
|標高(フィート) = 5,276 |
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|人口の時点 = [[ |
|人口の時点 = [[2015年]]12月 |
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|人口に関する備考 = |
|人口に関する備考 = |
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|総人口 = 5,759<ref name="statistics">[https://www.pxweb.bfs.admin.ch/Selection.aspx?px_language=de&px_db=px-x-0102010000_104&px_tableid=px-x-0102010000_104\px-x-0102010000_104.px&px_type=PX Ständige und nichtständige Wohnbevölkerung nach institutionellen Gliederungen, Geburtsort und Staatsangehörigkeit] スイス連邦統計局、2017年1月29日閲覧。</ref> |
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|総人口 = 5,687 |
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|人口密度(平方キロ当たり) = |
|人口密度(平方キロ当たり) = 24 |
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|人口密度(平方マイル当たり) = 61 |
|人口密度(平方マイル当たり) = 61 |
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|市街地人口 = |
|市街地人口 = |
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|ナンバープレート = |
|ナンバープレート = |
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|ISOコード = |
|ISOコード = |
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|公式ウェブサイト = http://zermatt.ch/ |
|公式ウェブサイト = [http://zermatt.ch/ zermatt.ch/] |
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|備考 = |
|備考 = |
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}} |
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'''ツェルマット'''(標準[[ドイツ語]]:Zermatt、[[スイスドイツ語|スイス方言]]([[アレマン語]]):Zärmat)は、[[スイス]]、[[ヴァレー州]]の[[マッターホルン]]山麓 |
'''ツェルマット'''(標準[[ドイツ語]]:Zermatt、[[スイスドイツ語|スイス方言]]([[アレマン語]]):Zärmat)は、[[スイス]]、[[ヴァレー州]]の[[マッターホルン]]山麓にある[[スイスの基礎自治体|基礎自治体(アインヴォーナー・ゲマインデ)]]。 |
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スイス最高峰の麓に広がる、標高{{convert|1620|m|ft|abbr=on}}の[[マッタータル溪谷]]の最上流部に位置する。[[イタリア]]との国境である高さ{{convert|10800|ft|2|abbr=on}}の[[テオドール峠]]とは、約{{convert|10|km|mi|abbr=on}}の距離がある。 |
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[[スイス・アルプス]]の登山口や[[スキー場]]として知られる。19世紀中頃までは農村であったが、1865年の[[マッターホルン]]初登頂を契機に周辺の山々への登山ブームが起きると、多くの観光施設が建設された。人口は{{as of|{{Swiss populations YM|CH-VS}}|lc=on}}、{{Swiss populations|CH-VS|6300}}{{Swiss populations ref|CH-VS}} 人である。地域経済のほとんどは、観光業に依存しており、雇用の約半数がホテルまたはレストラン関係で占められる<ref name=work/>。町内のアパートも、ほぼ半数が別荘である<ref name=Housing/>。常住人口の3分の1は、町の出身だが、スイス国外からツェルマットへ移住する者もいる<ref name=STAT2000/>。 |
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「ツェルマット」は[[舞台ドイツ語]]式発音に基づく仮名転写で、現代の標準ドイツ語の発音では「ツェアマット」に近い。 |
「ツェルマット」は[[舞台ドイツ語]]式発音に基づく仮名転写で、現代の標準ドイツ語の発音では「ツェアマット」に近い。 |
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== 地理 == |
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[[image:Zermatt.jpg|thumb|left|200px|ツェルマットの町並み]] |
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[[画像:00070604Matterhorn.jpg|thumb|left|200px|マッターホルン]] |
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ツェルマットの町は、[[ローヌ川|ローヌ]]谷周辺の谷の1つである、マッター・バレー (ドイツ語: Mattertal) の南端にある。ツェルマットは、[[ペンニネアルプス山脈]]の高い山々にほぼ完全に囲まれており、そのうちの[[モンテ・ローザ|モンテローザ]] (Dufourspitze) は、標高{{convert|4634|m|ft}}で、スイスの最高峰である。これに続いて、[[ドーム山]] ({{convert|4545|m|ft|abbr=on}})、[[リスカム]] ({{convert|4527|m|ft|abbr=on}})、[[ヴァイスホルン]] ({{convert|4505|m|ft|abbr=on}}) 及び[[マッターホルン]] ({{convert|4478|m|ft|abbr=on}}) が連なる。アルペン・フォーサウザンダーズ (Alpine four-thousanders) の多くは、ツェルマットとその周辺の谷近くに位置している。 |
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[[画像:00070506KleinMatterhorn.jpg|thumb|left|200px|ツェルマットの山並み]] |
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[[氷河急行]]が走る[[マッターホルン・ゴッタルド鉄道]]の終点であり、ツェルマットからは[[スネガ]]、[[ゴルナーグラート]]、[[クライン・マッターホルン]]等の絶景地に多数の[[ケーブルカー]]や[[登山鉄道]]が延びている。これらの[[展望台]]からは、[[マッターホルン]]のほか、[[モンテ・ローザ]]等の数々の4,000m級の山々や、ゴルナー氷河等の[[氷河]]を臨むことができる。 |
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ツェルマットの面積は、{{as of|2011|lc=on}}で{{convert|242.7|km2|mi2|abbr=on}}である。このうち、9.5%は農業用地、4.2%は森林である。残りの土地のうち、0.7%は居住区(建物や道路)、85.6%は非生産的土地である<ref name=SFSO/>。 |
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== 観光 == |
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[[File:KleinMatterhorn edit.jpg|thumb|left|[[クライン・マッターホルン]]へ向かうロープウェイ]] |
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この村は、19世紀中頃に、有名な[[エドワード・ウィンパー]](彼の[[マッターホルン]]の登頂は、町を有名にした)ら、イギリス人の登山家によって、発見された。マッターホルンは、1865年まで登頂されていなかった最後の山の1つであり、頂上に到達した最初の登山隊は、滑落により7人のうち3人のみ生き残るという悲劇的なものに終わった。この話は、[[マッターホルン博物館]]で紹介されている。 |
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ツェルマットは、[[フランス]]の[[シャモニー]]に通ずる[[オート・ルート]]や[[パトロイ氷河]]を含む、山へ向かうハイキングの出発地点である。[[ロープウェイ]]と[[リフト]]は、冬季にはスキーヤーを、夏季にはハイカーを運んでいる。これらの中で最も高い目的地は、標高{{convert|3883|m|ft|abbr=on}}にある[[クライン・マッターホルン]]([[ブライトホルン]]とマッターホルンとの間の尾根にある頂で、各方向の壮観な光景を提供する)である。チェルヴィニア・ロープウェイ駅経由でイタリアへと横断することも可能である。壮大な[[ラック式鉄道]]の[[ゴルナーグラート鉄道]](ヨーロッパ最高の屋外鉄道)は、{{convert|3,089|m|ft|abbr=on}}にある[[ゴルナーグラート]]の頂上まで走る。ツェルマットは、[[サンモリッツ]]とを結ぶ[[氷河急行]]やMGB([[マッターホルン・ゴッタルド鉄道]])の西端駅でもある。 |
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== 交通 == |
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[[File:Gelbes Elektroauto in Zermatt.jpg|thumb|right|電気自動車]] |
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町からのマッターホルンの視界を悪くすることにつながる[[大気汚染]]を防ぐため、町の全域では、[[内燃機関]]を搭載した自動車の乗り入れは禁止されている。そのため、ツェルマットの自動車のほとんどは、電気自動車であり、騒音もない。電気自動車は、地方産業のために許可されている。区警察は、住民が郊外で運転、駐車する許可を出すことができる。救急車両(消防車、救急車など)や自治体の自動車(バス、ゴミ収集車)も、内燃機関の使用が許されている。 |
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ツェルマットで運転されている自動車には、主要鉄道駅(または町郊外にあるタクシー乗り場)からホテルまで観光客を運ぶ、ホテルによって提供される小さな電気シャトルを含む。これは、4つのツェルマットの主要会社によって運営される電気タクシーや、2路線(1つは主要ホテルテリアとスキーリフトの乗り場、もう1つはWinkelmattenの郊外を結ぶ)の電気バスがある。ホテルによって運営されていたり、借りることのできる馬車も存在する。 |
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[[File:Glacier express.jpg|thumb|left|ツェルマットへ向かう[[氷河急行]]]] |
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観光客の多くは、近くの町、[[テッシュ (スイス)|ティッシュ]]からアプト式[[鉄道]](ツェルマット・シャトル)でツェルマットへと辿り着く。また、鉄道は、スイスの主要鉄道線が通る[[フィスプ]]や[[ブリーク]]の谷からもツェルマットへ乗り入れている。町には[[ヘリポート]] ([[国際民間航空機関|ICAO]]: LSEZ) もあり、地元のヘリコプター会社「[[エアー・ツェルマット|エア・ツェルマット]]」が、アルプスの救助活動を行っている。 |
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2007年には、プロジェクト・グループが、地方交通網(電気バスには十分な定員がない)の開発に向け、交通機関を評価するために結成された。この研究の結果は、「ツェルマット・インサイド」の2007年12月号にて公表された。調査された6つの機関は、コースター、ケーブルカー、メトロ、動く歩道、ゴンドラ、そして電気バスである<ref name="zermatt inside">{{cite web |
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|url= http://inside.zermatt.ch |
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|title=Zermatt Inside |
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|publisher=Zermatt |
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|accessdate=2013-10-08 |
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}}</ref>。 |
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=== ゴルナーグラート === |
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[[File:Gornergrat03.jpg|thumb|[[ゴルナーグラート]]駅、標高3,100 m]] |
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[[ゴルナーグラート]]は、[[ゴルナーグラート鉄道]]によってアクセスでき、29分でリッフェルアルプ、リッフェルボーデン、リッフェルベルク(フィンデルバッハ、ランドトンネルは一部停車)を経由して、ゴルナーグラート山頂 (3,089m) に到着する。頂上には、改装されたホテルやレストランがあり、ショッピングセンターも提供されている。リッフェルアルプ駅は、[[リッフェルアルプトラム]]と名付けられた短いトラムによって、リッフェルアルプ・リゾートと結ばれている<ref>{{de icon}} [http://www.riffelalp.com/riffelalp_tram_107.html Riffealptram on Riffelalp Resort website] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140303152601/http://www.riffelalp.com/riffelalp_tram_107.html |date=2014年3月3日 }}</ref>。 |
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ロープウェイは、[[ホッタリィ]]から[[ローテ・ナーゼ]] (3,247 m) まで走る。この最後のリフトは、無料エリアを走るが、山腹に丁度良い雪が積もり、スキーが可能である可能性は低い。このエリアのリフトは、一般に2月下旬か3月上旬にオープンする。ロープウェイは、年中無休で営業しており、リフトも取り替えが検討されている。ゴルナーグラートの真下のホッタリィからKellenseeへの新しいスロープは、ロートホルンからゴルナーグラートへ結ぶため、このリストと交換した。 |
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== 気候 == |
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{{Weather box |
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|location = ツェルマット |
|||
|metric first = Yes |
|||
|single line = Yes |
|||
|Jan high C = 0.2 |
|||
|Feb high C = 1.3 |
|||
|Mar high C = 3.7 |
|||
|Apr high C = 7.3 |
|||
|May high C = 12.1 |
|||
|Jun high C = 15.6 |
|||
|Jul high C = 18.9 |
|||
|Aug high C = 17.9 |
|||
|Sep high C = 15.4 |
|||
|Oct high C = 11.2 |
|||
|Nov high C = 4.6 |
|||
|Dec high C = 1.1 |
|||
|year high C = 9.1 |
|||
|Jan mean C = -4.8 |
|||
|Feb mean C = -4 |
|||
|Mar mean C = -1.5 |
|||
|Apr mean C = 2 |
|||
|May mean C = 6.7 |
|||
|Jun mean C = 10 |
|||
|Jul mean C = 12.5 |
|||
|Aug mean C = 11.7 |
|||
|Sep mean C = 9 |
|||
|Oct mean C = 4.8 |
|||
|Nov mean C = -0.8 |
|||
|Dec mean C = -3.8 |
|||
|year mean C = 3.5 |
|||
|Jan low C = -9.4 |
|||
|Feb low C = -8.8 |
|||
|Mar low C = -6.5 |
|||
|Apr low C = -3.2 |
|||
|May low C = 1.6 |
|||
|Jun low C = 4.6 |
|||
|Jul low C = 6.6 |
|||
|Aug low C =5.7 |
|||
|Sep low C = 3.9 |
|||
|Oct low C = 0.7 |
|||
|Nov low C = -4 |
|||
|Dec low C = -8.8 |
|||
|year low C = -1.4 |
|||
|Jan precipitation mm = 43 |
|||
|Feb precipitation mm = 46 |
|||
|Mar precipitation mm = 49 |
|||
|Apr precipitation mm = 50 |
|||
|May precipitation mm = 61 |
|||
|Jun precipitation mm = 56 |
|||
|Jul precipitation mm = 47 |
|||
|Aug precipitation mm = 60 |
|||
|Sep precipitation mm = 41 |
|||
|Oct precipitation mm = 55 |
|||
|Nov precipitation mm = 55 |
|||
|Dec precipitation mm = 49 |
|||
|year precipitation mm = 611 |
|||
|Jan precipitation days = 6.6 |
|||
|Feb precipitation days = 6.3 |
|||
|Mar precipitation days = 7.7 |
|||
|Apr precipitation days = 6.7 |
|||
|May precipitation days = 10 |
|||
|Jun precipitation days = 8.6 |
|||
|Jul precipitation days = 8.9 |
|||
|Aug precipitation days = 9.9 |
|||
|Sep precipitation days = 6.9 |
|||
|Oct precipitation days = 6.7 |
|||
|Nov precipitation days = 7 |
|||
|Dec precipitation days = 6.7 |
|||
|year precipitation days = 92 |
|||
|source 1 = MeteoSchweiz<ref name=MeteoSchweiz>{{Cite web | url =http://www.meteoswiss.admin.ch/web/de/klima/klima_schweiz/tabellen.html | title =Temperature and Percipitation Average Values-Table, 1961-1990 | accessdate =2009-05-08 | publisher =Federal Office of Meteorology and Climatology MeteoSwiss | language =German, French, Italian | archiveurl =https://web.archive.org/web/20090627163841/http://www.meteoswiss.admin.ch/web/de/klima/klima_schweiz/tabellen.html | archivedate =2009-06-27 | url-status=dead|url-status-date=2017-09 }}</ref> |
|||
|date=August 2010 |
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}} |
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== 人口動態 == |
|||
ツェルマットの人口は、{{Swiss populations|CH-VS|6300}}である({{as of|{{Swiss populations YM|CH-VS}}|lc=on}})。{{as of|2008}}、住人の35.9%は外国人である{{Swiss populations ref|CH-VS}}<ref name=HDS_superweb>[http://www.bfs.admin.ch/bfs/portal/de/index/infothek/onlinedb/superweb/login.html Swiss Federal Statistical Office - Superweb database - Gemeinde Statistics 1981-2008] {{de icon}} accessed 19 June 2010</ref>。ここ10年 (2000年–2010年) にわたり、人口は6.4%の割合で変わった。この変化のうち、-3.2%が移住、7.1%が死亡や誕生によるものである<ref name=SFSO>[http://www.bfs.admin.ch/bfs/portal/en/index/regionen/02/key.html Swiss Federal Statistical Office] accessed 4 October 2011</ref>。 |
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{{as of|2000|lc=on}}、人口のほとんどは[[ドイツ語]] (4,093人、68.4%) を母語とし、2番目に[[ポルトガル語]] (719人、12.0%) 、3番目に[[イタリア語]] (474人、7.9%) が続く。また、226人は[[フランス語]]を、一人は[[ロマンシュ語]]を話す<ref name=STAT2000/>。{{bar box |
|||
|title=ツェルマット宗教人口割合 - 2014 <ref>{{Cite web|title=ツェルマット情報 - 2014|url=http://gemeinde.zermatt.ch/pdf/Info_Zermatt_2014.pdf |type=Statistics |format=pdf |language=German |accessdate=9月 2015}}</ref> |
|||
|left1=宗教 |
|||
|right1=パーセント |
|||
|float=left |
|||
|bars= |
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{{bar percent|[[カトリック]]|DarkBlue|80.3}} |
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{{bar percent|[[プロテスタント]]|DeepSkyBlue|9.1}} |
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{{bar percent|[[正教会]]またはその他の宗教|LimeGreen|5.3}} |
|||
{{bar percent|記載無し|LightGrey|5.3}}}} |
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{{as of|2008}}、人口の51.6%は男性、48.4%は女性である。人口のうち、1,840 (31.6%) はスイス人男性、1,166人 (20.0%) は非スイス人男性、1,837人 (31.5%) はスイス人女性、985人 (16.9%) は非スイス人女性である<ref name=VS_Pop>[http://www.vs.ch/Navig/navig.asp?MenuID=14752 Ständige Wohnbevolkerung nach Geschlecht und Heimat am 31.12.2009.xls] {{de icon}} {{fr icon}} accessed 24 August 2011</ref>。また、2000年時点で、2,214人 (約37.0%) はツェルマットで生まれ、住んでいる。720人 (12.0%) は、同じ郡内で生まれ、774人 (12.9%) はスイス国内で、2,039人 (34.1%) はスイス国外生まれである<ref name=STAT2000/>。 |
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{{as of|2000}}、子供とティーンエイジャー (0–19歳) は21.3%、大人 (20–64歳) は70.2%、年配者 (64歳以上) は8.5%を占める<ref name=SFSO/>。 |
|||
{{as of|2000}}、自治体には独身、未婚者が2,763人いる。2,830人は既婚者であり、207は未亡人、188人は離婚者である<ref name=STAT2000>[http://www.pxweb.bfs.admin.ch/Database/German_40%20-%20Eidgen%C3%B6ssische%20Volksz%C3%A4hlung/40.3%20-%202000/40.3%20-%202000.asp?lang=1&prod=40&secprod=3&openChild=true STAT-TAB Datenwürfel für Thema 40.3 - 2000] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140409212530/http://www.pxweb.bfs.admin.ch/Database/German_40%20-%20Eidgen%C3%B6ssische%20Volksz%C3%A4hlung/40.3%20-%202000/40.3%20-%202000.asp?lang=1&prod=40&secprod=3&openChild=true |date=2014年4月9日 }} {{de icon}} accessed 2 February 2011</ref>。 |
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{{as of|2000}}、2,441人は家族を持っており、家族には2.2人がいる<ref name=SFSO/>。1人や5人以上の128世帯を含む921世帯が存在する。{{as of|2000|alt=2000年}}時点で、アパートの住人のうち、2,167人 (52.1%) は永住者で、1,890人 (45.4%) は時期限定、103人 (2.5%) は空き家である<ref name=Housing>[http://www.pxweb.bfs.admin.ch/Database/German_09%20-%20Bau-%20und%20Wohnungswesen/09.2%20-%20Geb%C3%A4ude%20und%20Wohnungen/09.2%20-%20Geb%C3%A4ude%20und%20Wohnungen.asp?lang=1&prod=09&secprod=2&openChild=true Swiss Federal Statistical Office STAT-TAB - Datenwürfel für Thema 09.2 - Gebäude und Wohnungen] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140907111534/http://www.pxweb.bfs.admin.ch/Database/German_09%20-%20Bau-%20und%20Wohnungswesen/09.2%20-%20Geb%C3%A4ude%20und%20Wohnungen/09.2%20-%20Geb%C3%A4ude%20und%20Wohnungen.asp?lang=1&prod=09&secprod=2&openChild=true |date=2014年9月7日 }} {{de icon}} accessed 28 January 2011</ref>。{{as of|2009}}、新しい住宅の居住割合は、1,000人中14.1人である<ref name=SFSO/>。 |
|||
下記は、町の人口の移り変わりを示したグラフである<ref>[http://www.pxweb.bfs.admin.ch/Database/German_40%20-%20Eidgen%C3%B6ssische%20Volksz%C3%A4hlung/40.4%20-%201850-2000/40.4%20-%201850-2000.asp?lang=1&prod=40&secprod=4&openChild=true Swiss Federal Statistical Office STAT-TAB Bevölkerungsentwicklung nach Region, 1850-2000] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140930162751/http://www.pxweb.bfs.admin.ch/Database/German_40%20-%20Eidgen%C3%B6ssische%20Volksz%C3%A4hlung/40.4%20-%201850-2000/40.4%20-%201850-2000.asp?lang=1&prod=40&secprod=4&openChild=true |date=2014年9月30日 }} {{de icon}} accessed 29 January 2011</ref>。 |
|||
<timeline> |
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|||
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|||
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|||
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|||
PlotArea = height:150 left:100 bottom:50 right:100 |
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|||
DateFormat = x.y |
|||
Period = from:0 till:6000 |
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|||
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|||
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|||
</timeline> |
|||
== 経済 == |
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ツェルマットの職業の約半分は、ホテルやレストラン産業である。 |
|||
{{as of|2010|In 2010}}で、ツェルマットの失業率は1.9%である。{{as of|2008}}、52人が[[第一次産業]]に従事し、23の事業所が存在する。また、567人は[[第二次産業]]に従事し、56の事業所が存在する。3,957人は[[第三次産業]]に従事し、433の事業所がある<ref name=SFSO/>。職業従事者は自治体に3,841人住んでおり、このうちの44.6%は女性が占める。 |
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== ギャラリー == |
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Image:00070506KleinMatterhorn.jpg|ツェルマットの山並み |
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Image:Zermatt2005.jpg|ツェルマットの町並み |
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Image:00070604Matterhorn.jpg|マッターホルン |
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Image:Picswiss VS-01-10.jpg|ツェルマットの家 |
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Image:3804 - Winkelmatten - Matterhorn viewed from Gornergratbahn.JPG|ツェルマット近くのWinkelmatten村 |
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Image:1 zermatt night 2012.jpg|夜のツェルマット |
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File:Zmutt 20190715 144148.jpg|[[ツムット]]の集落 |
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</gallery> |
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== 関連項目 == |
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* [[リッフェル湖]] |
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* [[ライゼー]] |
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* {{仮リンク|マッターホルン博物館|en|Matterhorn Museum}} |
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* {{仮リンク|スイスのスキー場一覧|en|List of ski areas and resorts in Switzerland}} |
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* {{仮リンク|スイス・アルプス|en|Swiss Alps}} |
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== 出典 == |
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[[環境保護]]のために、ツェルマットへの[[内燃機関]]を搭載した[[自動車]]の乗り入れは規制されており、代わりに[[電気自動車]]や[[馬車]]が使用されている。 |
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{{脚注ヘルプ}} |
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{{Reflist|2}} |
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==外部リンク== |
== 外部リンク == |
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{{Commons |
{{Commons|Zermatt}} |
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*[http://www. |
* [http://www.myswitzerland.com/ja/zermatt.html スイス政府観光局:ツェルマット]{{ja icon}} |
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*[http://www.zermatt.ch/ Zermatt |
* [http://www.zermatt.ch/ Zermatt Tourism]{{de icon}}{{en icon}}{{fr icon}}{{it icon}} |
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*[http://www.passo.biz/Zermatt.html ツェルマット(スイス在住日本人によるサイト |
* [http://www.passo.biz/Zermatt.html ツェルマット(スイス在住日本人によるサイト)]{{ja icon}} |
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[[Category:スイスの都市]] |
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[[Category:スイスの観光地]] |
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[[Category:ヴァレー州]] |
[[Category:ヴァレー州の基礎自治体]] |
2024年7月16日 (火) 06:26時点における最新版
ツェルマット Zermatt | |||
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| |||
位置 | |||
ツェルマットの位置 | |||
座標 : 北緯46度01分0秒 東経7度45分0秒 / 北緯46.01667度 東経7.75000度 | |||
行政 | |||
国 | スイス | ||
州(Kanton) | ヴァレー州 | ||
区(Bezirk) | フィスプ区 | ||
基礎自治体(Einwohner Gemainde) | ツェルマット | ||
地理 | |||
面積 | |||
基礎自治体(Einwohner Gemainde)域 | 242.67 km2 (93.7 mi2) | ||
標高 | 1,608 m (5,276 ft) | ||
人口 | |||
人口 | (2015年12月現在) | ||
基礎自治体(Einwohner Gemainde)域 | 5,759[1]人 | ||
人口密度 | 24人/km2(61人/mi2) | ||
その他 | |||
等時帯 | 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1) | ||
夏時間 | 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2) | ||
郵便番号 | 3920 | ||
市外局番 | 6300 | ||
公式ウェブサイト : zermatt.ch/ |
ツェルマット(標準ドイツ語:Zermatt、スイス方言(アレマン語):Zärmat)は、スイス、ヴァレー州のマッターホルン山麓にある基礎自治体(アインヴォーナー・ゲマインデ)。
スイス最高峰の麓に広がる、標高1,620 m (5,310 ft)のマッタータル溪谷の最上流部に位置する。イタリアとの国境である高さ10,800 ft (3,291.84 m)のテオドール峠とは、約10 km (6.2 mi)の距離がある。
スイス・アルプスの登山口やスキー場として知られる。19世紀中頃までは農村であったが、1865年のマッターホルン初登頂を契機に周辺の山々への登山ブームが起きると、多くの観光施設が建設された。人口はDecember 2015年現在[update]、5,759[2] 人である。地域経済のほとんどは、観光業に依存しており、雇用の約半数がホテルまたはレストラン関係で占められる[3]。町内のアパートも、ほぼ半数が別荘である[4]。常住人口の3分の1は、町の出身だが、スイス国外からツェルマットへ移住する者もいる[5]。
「ツェルマット」は舞台ドイツ語式発音に基づく仮名転写で、現代の標準ドイツ語の発音では「ツェアマット」に近い。
地理
[編集]ツェルマットの町は、ローヌ谷周辺の谷の1つである、マッター・バレー (ドイツ語: Mattertal) の南端にある。ツェルマットは、ペンニネアルプス山脈の高い山々にほぼ完全に囲まれており、そのうちのモンテローザ (Dufourspitze) は、標高4,634メートル (15,203 ft)で、スイスの最高峰である。これに続いて、ドーム山 (4,545 m (14,911 ft))、リスカム (4,527 m (14,852 ft))、ヴァイスホルン (4,505 m (14,780 ft)) 及びマッターホルン (4,478 m (14,692 ft)) が連なる。アルペン・フォーサウザンダーズ (Alpine four-thousanders) の多くは、ツェルマットとその周辺の谷近くに位置している。
ツェルマットの面積は、2011年現在[update]で242.7 km2 (93.7 sq mi)である。このうち、9.5%は農業用地、4.2%は森林である。残りの土地のうち、0.7%は居住区(建物や道路)、85.6%は非生産的土地である[6]。
観光
[編集]この村は、19世紀中頃に、有名なエドワード・ウィンパー(彼のマッターホルンの登頂は、町を有名にした)ら、イギリス人の登山家によって、発見された。マッターホルンは、1865年まで登頂されていなかった最後の山の1つであり、頂上に到達した最初の登山隊は、滑落により7人のうち3人のみ生き残るという悲劇的なものに終わった。この話は、マッターホルン博物館で紹介されている。
ツェルマットは、フランスのシャモニーに通ずるオート・ルートやパトロイ氷河を含む、山へ向かうハイキングの出発地点である。ロープウェイとリフトは、冬季にはスキーヤーを、夏季にはハイカーを運んでいる。これらの中で最も高い目的地は、標高3,883 m (12,740 ft)にあるクライン・マッターホルン(ブライトホルンとマッターホルンとの間の尾根にある頂で、各方向の壮観な光景を提供する)である。チェルヴィニア・ロープウェイ駅経由でイタリアへと横断することも可能である。壮大なラック式鉄道のゴルナーグラート鉄道(ヨーロッパ最高の屋外鉄道)は、3,089 m (10,135 ft)にあるゴルナーグラートの頂上まで走る。ツェルマットは、サンモリッツとを結ぶ氷河急行やMGB(マッターホルン・ゴッタルド鉄道)の西端駅でもある。
交通
[編集]町からのマッターホルンの視界を悪くすることにつながる大気汚染を防ぐため、町の全域では、内燃機関を搭載した自動車の乗り入れは禁止されている。そのため、ツェルマットの自動車のほとんどは、電気自動車であり、騒音もない。電気自動車は、地方産業のために許可されている。区警察は、住民が郊外で運転、駐車する許可を出すことができる。救急車両(消防車、救急車など)や自治体の自動車(バス、ゴミ収集車)も、内燃機関の使用が許されている。
ツェルマットで運転されている自動車には、主要鉄道駅(または町郊外にあるタクシー乗り場)からホテルまで観光客を運ぶ、ホテルによって提供される小さな電気シャトルを含む。これは、4つのツェルマットの主要会社によって運営される電気タクシーや、2路線(1つは主要ホテルテリアとスキーリフトの乗り場、もう1つはWinkelmattenの郊外を結ぶ)の電気バスがある。ホテルによって運営されていたり、借りることのできる馬車も存在する。
観光客の多くは、近くの町、ティッシュからアプト式鉄道(ツェルマット・シャトル)でツェルマットへと辿り着く。また、鉄道は、スイスの主要鉄道線が通るフィスプやブリークの谷からもツェルマットへ乗り入れている。町にはヘリポート (ICAO: LSEZ) もあり、地元のヘリコプター会社「エア・ツェルマット」が、アルプスの救助活動を行っている。
2007年には、プロジェクト・グループが、地方交通網(電気バスには十分な定員がない)の開発に向け、交通機関を評価するために結成された。この研究の結果は、「ツェルマット・インサイド」の2007年12月号にて公表された。調査された6つの機関は、コースター、ケーブルカー、メトロ、動く歩道、ゴンドラ、そして電気バスである[7]。
ゴルナーグラート
[編集]ゴルナーグラートは、ゴルナーグラート鉄道によってアクセスでき、29分でリッフェルアルプ、リッフェルボーデン、リッフェルベルク(フィンデルバッハ、ランドトンネルは一部停車)を経由して、ゴルナーグラート山頂 (3,089m) に到着する。頂上には、改装されたホテルやレストランがあり、ショッピングセンターも提供されている。リッフェルアルプ駅は、リッフェルアルプトラムと名付けられた短いトラムによって、リッフェルアルプ・リゾートと結ばれている[8]。
ロープウェイは、ホッタリィからローテ・ナーゼ (3,247 m) まで走る。この最後のリフトは、無料エリアを走るが、山腹に丁度良い雪が積もり、スキーが可能である可能性は低い。このエリアのリフトは、一般に2月下旬か3月上旬にオープンする。ロープウェイは、年中無休で営業しており、リフトも取り替えが検討されている。ゴルナーグラートの真下のホッタリィからKellenseeへの新しいスロープは、ロートホルンからゴルナーグラートへ結ぶため、このリストと交換した。
気候
[編集]ツェルマットの気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 0.2 (32.4) |
1.3 (34.3) |
3.7 (38.7) |
7.3 (45.1) |
12.1 (53.8) |
15.6 (60.1) |
18.9 (66) |
17.9 (64.2) |
15.4 (59.7) |
11.2 (52.2) |
4.6 (40.3) |
1.1 (34) |
9.1 (48.4) |
日平均気温 °C (°F) | −4.8 (23.4) |
−4 (25) |
−1.5 (29.3) |
2 (36) |
6.7 (44.1) |
10 (50) |
12.5 (54.5) |
11.7 (53.1) |
9 (48) |
4.8 (40.6) |
−0.8 (30.6) |
−3.8 (25.2) |
3.5 (38.3) |
平均最低気温 °C (°F) | −9.4 (15.1) |
−8.8 (16.2) |
−6.5 (20.3) |
−3.2 (26.2) |
1.6 (34.9) |
4.6 (40.3) |
6.6 (43.9) |
5.7 (42.3) |
3.9 (39) |
0.7 (33.3) |
−4 (25) |
−8.8 (16.2) |
−1.4 (29.5) |
降水量 mm (inch) | 43 (1.69) |
46 (1.81) |
49 (1.93) |
50 (1.97) |
61 (2.4) |
56 (2.2) |
47 (1.85) |
60 (2.36) |
41 (1.61) |
55 (2.17) |
55 (2.17) |
49 (1.93) |
611 (24.06) |
平均降水日数 | 6.6 | 6.3 | 7.7 | 6.7 | 10 | 8.6 | 8.9 | 9.9 | 6.9 | 6.7 | 7 | 6.7 | 92 |
出典:MeteoSchweiz[9] |
人口動態
[編集]ツェルマットの人口は、5,759である(December 2015年現在[update])。2008年現在[update]、住人の35.9%は外国人である[2][10]。ここ10年 (2000年–2010年) にわたり、人口は6.4%の割合で変わった。この変化のうち、-3.2%が移住、7.1%が死亡や誕生によるものである[6]。
2000年現在[update]、人口のほとんどはドイツ語 (4,093人、68.4%) を母語とし、2番目にポルトガル語 (719人、12.0%) 、3番目にイタリア語 (474人、7.9%) が続く。また、226人はフランス語を、一人はロマンシュ語を話す[5]。
2008年現在[update]、人口の51.6%は男性、48.4%は女性である。人口のうち、1,840 (31.6%) はスイス人男性、1,166人 (20.0%) は非スイス人男性、1,837人 (31.5%) はスイス人女性、985人 (16.9%) は非スイス人女性である[12]。また、2000年時点で、2,214人 (約37.0%) はツェルマットで生まれ、住んでいる。720人 (12.0%) は、同じ郡内で生まれ、774人 (12.9%) はスイス国内で、2,039人 (34.1%) はスイス国外生まれである[5]。
2000年現在[update]、子供とティーンエイジャー (0–19歳) は21.3%、大人 (20–64歳) は70.2%、年配者 (64歳以上) は8.5%を占める[6]。
2000年現在[update]、自治体には独身、未婚者が2,763人いる。2,830人は既婚者であり、207は未亡人、188人は離婚者である[5]。
2000年現在[update]、2,441人は家族を持っており、家族には2.2人がいる[6]。1人や5人以上の128世帯を含む921世帯が存在する。2000年[update]時点で、アパートの住人のうち、2,167人 (52.1%) は永住者で、1,890人 (45.4%) は時期限定、103人 (2.5%) は空き家である[4]。2009年現在[update]、新しい住宅の居住割合は、1,000人中14.1人である[6]。
下記は、町の人口の移り変わりを示したグラフである[13]。
経済
[編集]ツェルマットの職業の約半分は、ホテルやレストラン産業である。
2010年[update]で、ツェルマットの失業率は1.9%である。2008年現在[update]、52人が第一次産業に従事し、23の事業所が存在する。また、567人は第二次産業に従事し、56の事業所が存在する。3,957人は第三次産業に従事し、433の事業所がある[6]。職業従事者は自治体に3,841人住んでおり、このうちの44.6%は女性が占める。
現在2008年[update]時点で、フルタイム労働者は4,261人であった。このうち、第一次産業は20人(このすべては農業)、第二次産業は538人(83人 (15.4%) は工場、385人 (71.6%) は建設業)、第三次産業は3,703人(531人 (14.3%) は卸売業・小売業または自動車修理、477人 (12.9%) は運輸・倉庫、2,178人 (58.8%) はホテルまたはレストラン、38人 (1.0%) は情報産業、54人 (1.5%) は保険・金融業、116人 (3.1%) は技術者・科学者、56人 (1.5%) は教育、87人 (2.3%) は健康)である[3]。
2000年[update]時点で、744人が自治体内に通勤し、89人が自治体の外へ通勤していた[14]。労働人口のうち、7.1%は公共交通機関を、2.6%は自家用車を使用している[6]。
ギャラリー
[編集]-
ツェルマットの山並み
-
ツェルマットの町並み
-
マッターホルン
-
ツェルマットの家
-
ツェルマット近くのWinkelmatten村
-
夜のツェルマット
-
ツムットの集落
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ Ständige und nichtständige Wohnbevölkerung nach institutionellen Gliederungen, Geburtsort und Staatsangehörigkeit スイス連邦統計局、2017年1月29日閲覧。
- ^ a b Swiss Federal Statistical Office - STAT-TAB, online database – Ständige und nichtständige Wohnbevölkerung nach institutionellen Gliederungen, Geburtsort und Staatsangehörigkeit accessed 30 August 2016
- ^ a b Swiss Federal Statistical Office STAT-TAB Betriebszählung: Arbeitsstätten nach Gemeinde und NOGA 2008 (Abschnitte), Sektoren 1-3 Archived 2014年12月25日, at the Wayback Machine. accessed 28 January 2011
- ^ a b Swiss Federal Statistical Office STAT-TAB - Datenwürfel für Thema 09.2 - Gebäude und Wohnungen Archived 2014年9月7日, at the Wayback Machine. accessed 28 January 2011
- ^ a b c d STAT-TAB Datenwürfel für Thema 40.3 - 2000 Archived 2014年4月9日, at the Wayback Machine. accessed 2 February 2011
- ^ a b c d e f g Swiss Federal Statistical Office accessed 4 October 2011
- ^ “Zermatt Inside”. Zermatt. 2013年10月8日閲覧。
- ^ Riffealptram on Riffelalp Resort website Archived 2014年3月3日, at the Wayback Machine.
- ^ “Temperature and Percipitation Average Values-Table, 1961-1990” (German, French, Italian). Federal Office of Meteorology and Climatology MeteoSwiss. 2009年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月8日閲覧。
- ^ Swiss Federal Statistical Office - Superweb database - Gemeinde Statistics 1981-2008 accessed 19 June 2010
- ^ “ツェルマット情報 - 2014” (pdf) (German). 9月 2015閲覧。
- ^ Ständige Wohnbevolkerung nach Geschlecht und Heimat am 31.12.2009.xls accessed 24 August 2011
- ^ Swiss Federal Statistical Office STAT-TAB Bevölkerungsentwicklung nach Region, 1850-2000 Archived 2014年9月30日, at the Wayback Machine. accessed 29 January 2011
- ^ Swiss Federal Statistical Office - Statweb Archived 2012年8月4日, at Archive.is accessed 24 June 2010