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2016年11月6日 (日) 10:06時点における版

B・J・トーマス
B. J. Thomas
出生名 Billy Joe Thomas
生誕 (1942-08-07) 1942年8月7日(82歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オクラホマ州ヒューゴ
学歴 ラマー統合高等学校卒業
ジャンル カントリーポップ
職業 シンガー
活動期間 1966年 - 現在

B・J・トーマスB. J. Thomas, 本名ビリー・ジョー・トーマス (Billy Joe Thomas), 1942年8月7日 - )は、アメリカ合衆国オクラホマ州ヒューゴー出身のポピュラー歌手1960年代から1970年代にかけてチャート1位を獲得するヒットソングを発表したことで知られる。

来歴

B・J・トーマスはオクラホマ州ヒューゴ出身でテキサス州ヒューストン周辺で育ち、同州ローゼンバーグのラマー統合高等学校(Lamar Consolidated High School)を卒業した。ソロ活動を開始する以前、トーマスは十代で教会の聖歌隊に参加しており、その後音楽グループ「ザ・トライアンフス」(The Triumphs)に参加していた[1]

1966年、B・J・トーマスとトライアンフスはアルバムI'm So Lonesome I Could Cry』(ペースメーカー・レコードレーベル)をリリースした。このアルバムには、ハンク・ウィリアムズのヒット曲「泣きたいほどの淋しさだ」(I'm So Lonesome I Could Cry)のカバー版がフィーチャーされた。同年、トーマスは同名のソロ・アルバムもリリースした(セプター・レコードレーベル)。

トーマスは1968年に、シングル曲「フックト・オン・ア・フィーリング」(Hooked on a Feeling)のリリースによって、再び音楽シーンでの成功を収める。この曲はエレクトリックシタールエレクトリックギターの一種)の音がフィーチャーされているのが特徴で、アルバム『On My Way』からのシングル・カットであった。1969年の映画『明日に向って撃て!』の主題歌として、トーマスはバート・バカラック作曲・ハル・デイヴィッド作詞の楽曲「雨にぬれても」(Raindrops Keep Fallin' on My Head)を歌い、同曲は1970年1月にビルボード・ホット100チャート1位を記録した。この曲は同名のアルバムにも収録されている。このほかの1970年代のヒット曲としては、「君を信じたい」(Just Can't Help Believing, 1970年ビルボードチャート9位、後にエルヴィス・プレスリーによってカバー)、「ロックンロール・ララバイ」(Rock and Roll Lullaby)、「アウト・オブ・タウン」(Everybody is Out Of Town)、「歓びのハレルヤ」(Mighty Clouds of Joy)などがある。

1975年、トーマスはアルバム『Reunion』(ABCレコードレーベル)をリリースした。このアルバムに収録されていたのが、彼の2作品目のチャート1位を記録するヒットシングルとなる曲「心にひびく愛の歌」((Hey Won't You Play) Another Somebody Done Somebody Wrong Song)である。トーマスはこの曲で1976年度のグラミー賞ベスト・カントリー・ソング部門(Grammy Award for Best Country Song)を受賞した。ABCレーベルにおいては彼はこのほかに「ソングス」(Songs)、「ドント・ウォーリー・ベイビー」(Don't Worry Baby, ザ・ビーチ・ボーイズのカバー)などの曲でチャート入りしている。

トーマスの1980年代の主要な楽曲には「Two Car Garage」「Whatever Happened to Old Fashioned Love」「New Looks from an Old Lover」などがある。そして彼は、『愉快なシーバー家』のテーマソング「As Long As We Got Each Other」(ジェニファー・ウォーンズとのデュエット)で新たなヒットを記録した。この曲は後にイギリスの歌手ダスティ・スプリングフィールドとのデュエットバージョンも収録され、『愉快なシーバー家』第4シーズンに用いられた。この曲の初リリースは、1985年のアルバム『Throwing Rocks At The Moon』(コロムビア・レコードレーベル)においてであった。

トーマスは2冊の書籍を執筆しており、映画『ジョリー』(Jory)で主演を務めている。また、コカ・コーラペプシなどいくつかの企業のCMジングルに、トーマスの声や音楽がフィーチャーされている。

近年では、トーマスはコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックの分野で新たなファンを獲得している。2002年、トーマスは1980年代末以来となるシングル「You Call That A Mountain」(同名のアルバムからのシングルカット)でチャート入りを果たした。2007年10月には、新曲のみで構成されたアルバム『Love To Burn』をリリースしている。

出典

  1. ^ Wirt, John (2007年2月9日). “The music never gets old for Thomas”. The Advocate (Online): pp. 2. http://www.2theadvocate.com/entertainment/music/5691606.html 2007年2月20日閲覧。 

外部リンク