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'''ナイロン アンチフリーズ'''({{Lang-en-us-short|Nylon Anti-Freeze}})とは、米マックレガー社製の防寒用スポーツジャケット。[[ハリントンジャケット]]の一種。[[ワーナー・ブラザース]]映画『[[理由なき反抗]]』で、[[ジェームズ・ディーン]]が着用した赤い[[ジャケット]]として有名。また、「ANTI-FREEZE」(アンチフリーズ)は双日インフィニティ株式会社が[[2006年]]に商標を登録している。 |
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[[ジェームズ・ディーン]]が着用した赤い[[ジャケット]]として有名。 |
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また、「ANTI-FREEZE」(アンチフリーズ)は双日インフィニティ株式会社が2006年に商標を登録している。 |
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==逸話== |
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*映画『[[理由なき反抗]]』([[1955年]])で[[ジェームズ・ディーン]]用の衣裳として用意された。当初、彼は黒の革ジャケットを着る予定だったが、急遽ワーナー・ブラザース初のカラー映画として制作されることが決まったため、カラー映画としてはえる色である赤いジャケットが選ばれた<ref>『理由なき反抗』特別版 DVD 特典映像</ref>。購入先は、ハリウッドブルーバードにあったMattson'sデパートメントストア。撮影用に2着が購入された。撮影終了後、ジェームズ・ディーンはこの2着のうち1着を友人であった作曲家の[[レナード・ローゼンマン]]に譲ったとの記録がある<ref>http://www.styleforum.net/showthread.php?t=17151</ref>。もう1着の行方は不明である。 |
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*日本では長い間、同じマックレガー製のゴルフ用ジャケット「[[ドリズラー]]」と誤認されてきた。いまだに、雑誌メディア等では[[ジェームズ・ディーン]]が「[[ドリズラー]]」を着たとの記述がある。DVD等でそれが間違いであることは容易に判別できる。 |
*日本では長い間、同じマックレガー製のゴルフ用ジャケット「[[ドリズラー]]」と誤認されてきた。いまだに、雑誌メディア等では[[ジェームズ・ディーン]]が「[[ドリズラー]]」を着たとの記述がある。DVD等でそれが間違いであることは容易に判別できる。 |
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*54年当時の値段は22ドル95セント |
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*オリジナルのマックレガー製品は、表地が光沢のある100%[[ナイロン]]製。裏地には防寒用に化学繊維のボアあるいはフリースを使用(50年代当時はナイロンのフリースのみ)。ジッパーはタロン製。後期のものにはチン・ストラップが付くが、映画に使用されたものはチン・ストラップがない。 |
*オリジナルのマックレガー製品は、表地が光沢のある100%[[ナイロン]]製。裏地には防寒用に化学繊維のボアあるいはフリースを使用(50年代当時はナイロンのフリースのみ)。ジッパーはタロン製。後期のものにはチン・ストラップが付くが、映画に使用されたものはチン・ストラップがない。 |
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*50年代当時のカラー展開は、「ウィンターホワイト」、「エバーグリーン」、「ファイアーブリック」、「ジェット・ブラウン」、「ライトグリーン」、「フラッグ・ブルー」、「ネイビー・ブルー」、「ホリーベリー・レッド」、「チャコール」の9色<ref>以上、Spokane Daily Chronicle紙 1954年12月13日号</ref>。 |
*50年代当時のカラー展開は、「ウィンターホワイト」、「エバーグリーン」、「ファイアーブリック」、「ジェット・ブラウン」、「ライトグリーン」、「フラッグ・ブルー」、「ネイビー・ブルー」、「ホリーベリー・レッド」、「チャコール」の9色<ref name="#1">以上、Spokane Daily Chronicle紙 1954年12月13日号</ref>。 |
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== 脚注 == |
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== 外部リンク == |
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2022年6月7日 (火) 23:31時点における最新版
ナイロン アンチフリーズ(米: Nylon Anti-Freeze)とは、米マックレガー社製の防寒用スポーツジャケット。ハリントンジャケットの一種。ワーナー・ブラザース映画『理由なき反抗』で、ジェームズ・ディーンが着用した赤いジャケットとして有名。また、「ANTI-FREEZE」(アンチフリーズ)は双日インフィニティ株式会社が2006年に商標を登録している。
逸話
[編集]- 映画『理由なき反抗』(1955年)でジェームズ・ディーン用の衣裳として用意された。当初、彼は黒の革ジャケットを着る予定だったが、急遽ワーナー・ブラザース初のカラー映画として制作されることが決まったため、カラー映画としてはえる色である赤いジャケットが選ばれた[1]。購入先は、ハリウッドブルーバードにあったMattson'sデパートメントストア。撮影用に2着が購入された。撮影終了後、ジェームズ・ディーンはこの2着のうち1着を友人であった作曲家のレナード・ローゼンマンに譲ったとの記録がある[2]。もう1着の行方は不明である。
- 日本では長い間、同じマックレガー製のゴルフ用ジャケット「ドリズラー」と誤認されてきた。いまだに、雑誌メディア等ではジェームズ・ディーンが「ドリズラー」を着たとの記述がある。DVD等でそれが間違いであることは容易に判別できる。
- 54年当時の値段は22ドル95セント
ディテール
[編集]- オリジナルのマックレガー製品は、表地が光沢のある100%ナイロン製。裏地には防寒用に化学繊維のボアあるいはフリースを使用(50年代当時はナイロンのフリースのみ)。ジッパーはタロン製。後期のものにはチン・ストラップが付くが、映画に使用されたものはチン・ストラップがない。
- 50年代当時のカラー展開は、「ウィンターホワイト」、「エバーグリーン」、「ファイアーブリック」、「ジェット・ブラウン」、「ライトグリーン」、「フラッグ・ブルー」、「ネイビー・ブルー」、「ホリーベリー・レッド」、「チャコール」の9色[3]。
- 50年代当時のサイズ展開は34〜46[3]。
脚注
[編集]- ^ 『理由なき反抗』特別版 DVD 特典映像
- ^ http://www.styleforum.net/showthread.php?t=17151
- ^ a b 以上、Spokane Daily Chronicle紙 1954年12月13日号