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「鞄」の版間の差分

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{{Redirect|かばん|aikoの曲|かばん (aikoの曲)|[[短歌]][[雑誌]]|かばん (短歌誌)}}
{{Redirect|かばん|[[安部公房]]の戯曲|棒になった男#第一景・鞄|aikoの曲|かばん (aikoの曲)|[[短歌]][[雑誌]]|かばん (短歌誌)|アニメ『けものフレンズ』の登場人物|けものフレンズ (アニメ)#登場キャラクター}}
{{Redirect|バッグ|数学用語|多重集合}}
{{統合文字|鞄}}
{{統合文字|鞄}}
[[File:Totebag.jpg|thumb|upright|現代のバッグの一例、[[トートバッグ]]。布製。比較的簡単に手作りすることができる。]]
[[File:Leather Official bag.JPG|thumb|upright|男性用レザーバッグ(手持ちでも肩掛けでも使えるタイプ)]]'''鞄'''(かばん、{{Lang-en-short|bag}} バッグ)は、何かを入れて、閉じてそれを保持したり保管したり運んだりできる、(通常は柔らかな)もの入れのこと<ref name="merriam-webster">[https://www.merriam-webster.com/dictionary/bag MerriamWebster, bag]. 「a usually flexible container that may be closed for holding, storing, or carrying something」</ref>。しなやかな[[素材]]でできた入れもので、上側に開口部があり、何かを運ぶために使うもの<ref name="Lex">[https://www.lexico.com/en/definition/bag Lexico, bag] 「A container made of flexible material with an opening at the top, used for carrying things.」</ref>。1人の人間が持ち運んだり、あるいは動かしたりすることのできる範囲の、(概して丈夫な材料でできた)[[西洋|洋風]]の物入れのこと<ref name="nippo">日本大百科事典『ニッポニカ』、鞄。</ref>。[[平仮名|ひらがな]]や[[片仮名|カタカナ]]で「かばん」・「カバン」と表記することもあるほか、[[英語]]からの[[借用語]]として「バッグ」<ref>[[wikt:bag]]</ref>と言ったりカタカナ表記することもある。


以下の説明では「鞄」「かばん」「バッグ」のいずれも使う。
[[File:Bag-Den.corp-deep blue,Kyoto2.jpg|thumb|280px|right|イタリアの[[ミペル・ザ・バッグショー]]で高い評価を得た京和鹿の皮と[[西陣織]]を使った日本製のバッグ。]]
'''鞄'''(かばん)は、[[荷物]]の運搬を目的とした取っ手がついた主として[[革]]や[[布]]でできた[[袋]]状の[[服飾]][[雑貨]]のこと。'''バッグ'''(bag)とも言う。服飾雑貨として認知されない袋状のものは取っ手がついていても単に「袋」と呼ばれ、主に収納目的のものは「[[ケース]]」と呼ばれることが多い。


== 概要 ==
== 概要 ==
鞄は、基本的には、何かを入れて運ぶための、ひとりで持てる程度の大きさの入れ物である。たいていはそれなりにしなやかな素材でできており、上側に開口部がある。
[[File:Bolsas-de-asa-rizada-o-retorciza-bolsapubli.jpg|thumb|180px|left|着色された紙製手提げ鞄]]
鞄には、[[ヒト]]が持ったり体に密着させたりするための1本か2本の取っ手やショルダーストラップ(肩掛け)、まれではあるがウェストバッグのように体に巻きつける[[ベルト (服飾)|ベルト]]がついている。また最近では、ベスト型の着る感覚の鞄も開発が進められている。袋の口は[[ジッパー]]や[[ボタン (服飾)|ボタン]](口金式)、紐、あるいは折りたたんで封ができるものが多く、旅行用鞄やアタッシェケースは施錠ができる。主となる袋状の収納空間以外に[[ポケット]]や間仕切りを用いて、整頓し易さや取り出しやすさを工夫してあることが多い。


主となる袋状の収納空間以外に[[ポケット]]や間仕切りを用いて、整頓し易さや取り出しやすさを工夫してあることが多いが、ポケットや間仕切りが一切無い鞄もある。
素材は[[革]]や[[化学繊維]]([[ナイロン]]など)・[[綿]]・[[麻 (繊維)|麻]]などを織った布が一般的である。加えて、[[金属]]、[[竹]]や[[籐]]の植物、[[ポリ塩化ビニル]]、[[ビーズ]]なども使われる。近年は軽くて丈夫な[[炭素繊維]]も使われている<ref>[http://www.nhk.or.jp/bizplus/navi/20141102.html "新素材"に商機あり! - Bizナビ - Bizナビ+ サンデー] NHK 2014年11月2日</ref>。


大きさも、用途などによってさまざまである。→[[#鞄の分類・種類]]
鞄は用途や運搬者によって大きさが違う。ポーチと呼ばれる[[財布]]が1つ入るほどの小さな鞄から、[[ゴルフクラブ]]一式を入れることができる[[ゴルフバッグ]]に至るまで、さまざまな大きさがある。


素材は、伝統的には[[革]]や[[布]]である。20世紀後半以降人工的な素材が用いられることも増えた。→[[#素材]]
市販される鞄の[[価格]]は、[[100円ショップ]]で求めることのできるような安価なものから、[[グッチ]]、[[シャネル]]など[[ブランド]]として確立した鞄のように数十万から数百万円する高価なものまで、こちらも多様である。


'''男性用のバッグ'''
なお、日本では[[家庭用品品質表示法]]の適用対象となっており雑貨工業品品質表示規程に定めがある<ref name="caa">{{Cite web|url=http://www.caa.go.jp/hinpyo/law/law_07.html|title=雑貨工業品品質表示規程|publisher=消費者庁|accessdate=2013-05-23}}</ref>。
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FreitagBag.jpg|[[メッセンジャーバッグ]]([[自転車]]や[[オートバイ]]に乗る時に便利)
Leather-hip-bags9.jpg|ヒップバッグ(素材:牛革)
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'''女性用のバッグ'''
日本に革鞄が導入されたのは、一説には、[[フランス]]に滞在していた商人[[山城屋和助]]が1893年(明治6年)に持ち帰り、職長森田七が模倣して作ったのが初めてと言われる<ref>[http://www.bag.or.jp/EXPO/WORLD/JAPAN.html 豊岡かばんEXPO、日本の鞄の歴史]</ref>。
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S.Oliver Bag Logomania grau.jpg|女性用ショルダーバッグの一例
Moroccan Womens bag.jpg|本革製、[[モロッコ]]製
Sacs Armaury - Boston taupe.jpg|素材に印刷布をつかったバッグ
Sacs Armaury.jpg|同一素材でいくつかの形を展開する例
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== 鞄の種類 ==
== 歴史 ==
[[古代エジプト]]や[[古代ギリシア]]にはすでにカバンがあったという<ref>[https://lux-collector.com/blogs/blog/the-history-of-bags Lux Collection, History of Bags]</ref>。下に写真を挙げる。

古代に全く言及せずいきなり中世から説明を始め、「鞄、つまり携帯用の、物を入れるための袋類が歴史上に明らかに登場するのは、[[中世]]のなかばに、[[サラセン]]風を取り入れて登場するオモニエール([[:fr:Aumônière]])という[[帯|腰帯]]につるす袋であり、これが袋物や鞄のいわば原型となった<ref name="nippo" />。また[[ポシェット]]([[:fr:pochette]])なども鞄の元型の一種と見なされており、こちらはもともとは[[十字軍]]遠征の影響で使われたものであった<ref name="nippo" />」と説明する百科事典もある。オモニエールは[[18世紀]]までさかんに使われ、[[19世紀]]に入ってからは、それまでの素材の[[皮革]]や[[カンバス地]]に加えて、[[ズック]]などが登場し素材が多様化してゆき、各種の鞄類に分化していった<ref name="nippo" />。

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Model Donkey Bag MET 26-3-252-254.jpeg|[[古代エジプト]]、おそらく[[パニア]]バッグ([[エジプト中王国]]、紀元前2030–1640年頃)
Bag, vegetable fibers - Museo Egizio, Turin S 7645 p01.jpg|古代エジプトのカバン(植物繊維、[[エジプト新王国]]、紀元前1539-1076年頃)
Leather bag for razors Leather - Museo Egizio, Turin S 8369 p01.jpg|古代エジプトのカバン(革製、エジプト新王国、紀元前1425-1353年頃)
Gymnasium scene Petit Palais ADUT00337.jpg|[[古代ギリシア]]、槍を持つ青年の前の壁にかけられたバッグ(紀元前490年頃)
Embroidery and lace- their manufacture and history from the remotest antiquity to the present day. A handbook for amateurs, collectors and general readers (1888) (14593879097).jpg|オモニエールの例([[13世紀]]のもの)
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== 鞄の分類・種類 ==
(それぞれ五十音順)
(それぞれ五十音順)
=== 形状による分類 ===
=== 保持のしかたによる分類 ===
[[#歴史]]の節を読めば分かるように、鞄の原型はポシェットのように肩にかけるものや、腰帯につけるものであったので、まずそちらから挙げ、その後に登場した手で持つものを最後に挙げる。
====手に持つもの====
[[File:Briefcase.jpg|thumb|240px|right|アタッシェケース。ブリーフケースとも呼ばれる。]]
;アタッシェケース〈{{lang|fr|attaché case}}〉/アタッシュケース/[[ブリーフケース]] :硬い箱型の手提げ鞄をいう。非常に薄く、入れられるのはハードカバー本1冊分程度の厚みの物まで。かつて[[大使館|大使館員]]、特に[[書記官]]や[[駐在武官]](フランス語で「アタッシェ」、{{lang|fr|attaché}})が書類を携帯するのに使用していたことからこの名がつけられている。一方「アタッシュ」は、[[アクサンテギュ]]の取れた{{lang|en|attache}}を英語読みした際の発音に由来し、日本語ではどちらの表記も用いられる<ref>{{Cite web |url=http://gogen-allguide.com/a/attache_case.html |title=アタッシュケース - 語源由来辞典 |work=語源由来辞典 |publisher=ルックバイス |accessdate=2014-09-29}}</ref>。
;[[ガーメントバッグ]] :[[背広]](ジャケットとスラックス、上下)を入れて半分に折りたたみ携行できるようにした鞄。
[[ファイル:Japanese school bag.jpg|right|thumb|240px|抱鞄(かかえかばん)の一例:手提げ式の学生鞄]]
;抱鞄(かかえかばん) :ビジネス用途で書類入れとして用いられた鞄。抱えて持つことが多かったが、[[大正時代]]半ばから手提げ式が多くなる。[[学生鞄]]としても広く用いられていたが、学生用としては現在衰退気味である(ごく一部の[[中学生]]、[[高校生]]が用いているのみ)。
;[[キャリーバッグ]](英:[[:en:Carrier bag|Carrier bag]]) :持ち運びに用いる小型から中型の鞄。手に持つタイプや肩に掛けるタイプなど、いろいろな形がある。紙またはプラスチック製の[[買物袋]]。
;[[クラッチバッグ]] :肩ひものついていない小型のハンドバッグ。
;[[ケリーバッグ]] :女性用ハンドバッグの一種。元祖は[[エルメス]]の旧「サック・ア・クロア」。
;セカンドバッグ :手で抱えて持つ小型の鞄。従来は大型の鞄の中に入れて用いられていた。
;ダレスバッグ(ドクターズバッグ、ロイヤーズバッグ、フレームトップケース、トップフレームブリーフケース) :マチ幅の広い口金式のブリーフケースをいう。アメリカの[[ジョン・フォスター・ダレス|ダレス特使]]が愛用していたことから日本の鞄専門店が自社製品にこの愛称をつけたが、アメリカでは携行品の多い[[医師]]が多用することからドクターズバッグ([[:en:Medical bag|Medical bag]])、あるいは多数の書類を持ち歩く弁護士が多用することからローヤーズバッグ(Lawyer's bag)といわれる。また、イギリスでは鞄の上側開口部が口金構造であることからフレームトップケース(Frame Top Case)、あるいはトップフレームブリーフケース(Top Frame Briefcase)と呼ぶ。素材は硬くて厚い[[牛革]]が用いられることが多い。かつては堅牢かつ容量自在なブリーフケースとして普及していたが、[[ナイロン]]製の軽量鞄に普及に押され気味である。[[Mr.ビーン]]も使用している。
[[File:Bag-Den.corp-deep red tote bag,Kyoto.jpg|thumb|240px|right|国産材のみで作られた高級トートバッグ(Den corporation製)。]]
;[[トートバッグ]] :四角い形状をしていて持ち手が2本ある鞄。多用途で用いられる。主に鞄上部(天)のみが開口部となっている場合が多い。薄手のものは折り畳んで小袋に入れ携帯できる。近年、[[レジ袋]]削減及び環境保護のための「マイバッグ」として注目されている。
;ドラムバッグ :[[ドラム缶|ドラム]]状をしている鞄。ロールボストンともいう。
[[File:All our luggage.jpg|thumb|240px|right|旅行によく使われるトロリーバッグ]]
;[[トロリーバッグ]]([[:en:Trolley case|Trolley case]]) :キャスター付きで、鞄に付属する取っ手の出し入れができる、主に旅行用の鞄。[[トローリーケース]]とも呼ばれている。
;[[ポーチ]]([[:en:pouch|pouch]]) :小物を入れる小型の鞄。英語でパウチ。
;ボストンバッグ(Boston bag) :[[旅行]]用として多く用いられる手提げの革製鞄。底が長方形。[[ボストン大学]]の学生達に愛用されていたことからこの名がある。日本では大正末から製造されるが、昭和初期からファスナー式が中心となる。[[マディソン・スクエア・ガーデン#「マジソンバッグ」|マジソンバッグ]]が有名。


====肩にかけるもの====
==== 長いストラップでや首にかけるもの ====
; ショルダーバッグ({{Lang-en-short|shoulder bag}})
[[File:Peace sign cloth shoulder bag - GeckoFest 2014.jpg|thumb|180px|right|カラフルな布製[[ショルダーバッグ]]。]]
: 肩にかけるための長いストラップがついたバッグ。[[襷|たすきがけ]]で使うものと、片方の肩にちょんとかけるものがある。[[総称]]的に使える用語。
;[[ショルダーバッグ]] ([[:en:Satchel (bag)|Satchel]]):片方の肩にかけて使用する鞄。
:; サッチェル(英:[[:en:Satchel (bag)|satchel]])
;スリーウェイバッグ(3WAYバッグ) :広く、手で持つ・肩にかける・背負うの3通りの携行方法のある鞄の総称である。ハバサック(第二次大戦中の米軍用行嚢)がこの一つ。
:: イギリスの伝統的な学生カバンであり、教科書・教材・ノート類を入れるのに使い、ストラップで斜めがけする。
;ポシェット(仏:[[:fr:pochette|pochette]]) :小物用の鞄。肩紐が長い。機能性に装飾性を兼ね備えており、ファッションアイテムとして広く女性に好まれる。
:; ポシェット(仏:[[:fr:pochette|pochette]])
[[File:Uniform (16859820106).jpg|thumb|180px|right|ランドセルを背負った小学生の[[通学]]風景。]]
:: 小さく、肩紐が長い、たすきがけ用のバッグ。小さいながら[[wikt:まち#名詞:襠|マチ(襠)]]がある。小物を入れるのに使う。装飾性を兼ね備えており、ファッションアイテムとして広く女性に好まれる。
;[[ランドセル]] :学童用の背負い革鞄。
:; サコッシュ(仏:[[:fr:Sacoche|sacoche]])
;[[リュックサック|リュック(リュックサック)]] :背負い鞄。
:: 元来は[[乗馬]]用の[[サドルバッグ]]を指す。日本でサコッシュとして普及しているものは、[[ロードレース (自転車競技)|自転車競技]]から生まれた、たすきがけの小さなタイプで、サドルバッグやポシェットのようなマチもない。補給食などの携行に用いられ、バイクライドが含まれる[[トライアスロン]]などでも使われる。
:; [[メッセンジャーバッグ]]
:: たすきがけで使う。移動する時は背中側に背負うようにすれば邪魔にならず、中のものを出す時はストラップをすべらせて腹側にすれば簡単に取り出せて便利。容量も大きい。
:
; [[頭陀袋]](ずだぶくろ)
: もともとは[[仏教]]の[[僧侶]]が用いていた、首からさげる鞄。使用時のかけかたが若干異なるだけで、ショルダーバッグと構造は同じ。[[和服]]で[[托鉢]]を行う際は首にかけて前側で使うが、最近では寺の僧侶も普段着(洋服)の時は、これを普通のショルダーバッグのようにたすきがけで使う。
<gallery>
Man carrying brown satchel - IMG 6261.jpg|サッチェル。イギリスの学生カバン。
Peace sign cloth shoulder bag - GeckoFest 2014.jpg|現代のカラフルな布製ショルダーバッグ。形はかばんの原型とほぼ同じで、伝統的な形を保っているタイプ。
Philly commuter.jpg|メッセンジャーバッグを斜めがけして背中側にし、電車で移動する女性。
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====腰につけるもの====
====腰につけるもの====
; ウェストバッグ
;ウェストバッグ :胴部分に巻きつけて使用されるベルト付き鞄。容量は小さいが両手が空き、下ろさずに出し入れできるので機能性が高い。収納物が増えるとバッグ部分を中心に下がってくる。
: 胴部分に巻きつけるベルト付きバッグ。容量は小さいが、両手が空き、つけたまま出し入れできるので機能性が高い。収納物が増えるとバッグ部分を中心に下がってくる。
;ベルトポーチ :[[ベルト (服飾)|ベルト]]に通して使う小型の鞄。ウェストバッグと同様、機能性が高い。警備員が使用する「[[鍵 (道具)|キー]]バッグ」もこの一種。
; ベルトポーチ
: [[ベルト (服飾)|ベルト]]に通して使う小型の鞄。ウェストバッグと同様、機能性が高い。警備員が使用する「[[鍵|キー]]バッグ」もこの一種。


====首にかけるもの====
====背負うもの====
; [[ランドセル]]
;[[頭陀袋]] :元々は仏教の僧侶が用いていた、首からさげる鞄。
: 背負う、革製の鞄。本来は日本の学童用だが、最近は欧米で大人の女性が日常的に使うことも流行している。
; [[リュックサック|リュック(リュックサック)]]
: 背負いカバン。
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ランドセル.jpg|ランドセル
HMI Gap Students Backpacking in Parque Patagonia - Edited.jpg|本格的なアウトドア活動や登山用のバックパック
Woman wearing red backpack (Unsplash).jpg|女性向きのおしゃれなリュック
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====手に持つもの====
; [[ガーメントバッグ]]
: スーツ(ジャケットとスラックス、上下)を入れて半分に折りたたみ携行できるようにした鞄。
; 抱鞄(かかえかばん)
: ビジネス用途で書類入れとして用いられた鞄。抱えて持つことが多かったが、日本では[[大正時代]]半ばから手提げ式が多くなり、[[学生鞄]]としても広く用いられていたが、現在では学生用としては衰退気味である(ごく一部の[[中学生]]、[[高校生]]が用いているのみ)。
; [[キャリーバッグ]](英:[[:en:Carrier bag|Carrier bag]])
: 持ち運びに用いる小型から中型の鞄。手に持つタイプや肩に掛けるタイプなど、いろいろな形がある。紙またはプラスチック製の[[買物袋]]。
; [[クラッチバッグ]]
: 肩ひものついていない小型のハンドバッグ。
; [[ケリーバッグ]]
: 女性用ハンドバッグの一種。元祖はエルメスの旧「サック・ア・クロア」。
; セカンドバッグ
: 手で抱えて持つ小型の鞄。従来は大型の鞄の中に入れて用いられていた。
; [[トートバッグ]]
: 四角い形状をしていて持ち手が2本ある鞄。多用途で用いられる。主に鞄上部(天)のみが開口部となっている場合が多い。薄手のものは折り畳んで小袋に入れ携帯できる。近年、[[レジ袋]]削減及び環境保護のための「マイバッグ」として注目されている。
; ドラムバッグ
: [[ドラム缶|ドラム]]状をしている鞄。ロールボストンともいう。
; [[トロリーバッグ]]'([[:en:Trolley case|Trolley case]])
: キャスター付きで、鞄に付属する取っ手の出し入れができる、主に旅行用の鞄。[[トローリーケース]]とも呼ばれている。
<!-- これは鞄の代表格ではないので、なるべく下のほうに配置する-->
; ブリーフケース({{lang|fr|brief case}})
: 書類を入れるためのかばん。あくまで少量の書類を入れるためのかばんであり、非常に薄く、入れられるのはせいぜいハードカバー本1冊分程度の厚みのものまで。かつて[[大使館|大使館員]]、特に[[書記官]]や[[駐在武官]](フランス語で「[[アタッシェ]]」、{{lang|fr|attaché}})が書類を携帯するのに使用していたことから「アタッシェケース」とも。そのフランス語が英語に入り[[アクサンテギュ]]の取れた{{lang|en|attache}}(英語では訛(なま)って「アタッシュ」と発音)を日本語で取り入れる場合もあり、日本語ではどちらの表記も用いられる<ref>{{Cite web|和書|url=http://gogen-allguide.com/a/attache_case.html |title=アタッシュケース - 語源由来辞典 |work=語源由来辞典 |publisher=ルックバイス |accessdate=2014-09-29}}</ref>。
; フレームトップケース(frame top case)
: イギリスでは「トップフレームブリーフケース」とも。アメリカでは「ドクターズバッグ」「ロイヤーズバッグ」、日本では「ダレスバッグ」とも。
: イギリスの呼び方は素直に鞄の構造をもとに呼んでいる。鞄の上側開口部が口金構造であることから。口金式のブリーフケースで、マチ幅の広いものをこう呼ぶ。素材は<u>硬くて厚い[[牛革]]</u>が用いられることが多い。アメリカでは携行品の多い[[医師]]がこれを多用することからドクターズバッグ([[:en:Medical bag|Medical bag]])、あるいは多数の書類を持ち歩く弁護士が多用することからローヤーズバッグ(Lawyer's bag)といわれる。日本の鞄専門店がアメリカの[[ジョン・フォスター・ダレス|ダレス特使]]が愛用していたことから自社製品に勝手にこの愛称をつけた(あくまで愛称である)。かつては堅牢かつ容量自在な鞄として普及していたが、[[ナイロン]]製の軽量鞄に普及に押され気味である。[[Mr.ビーン]]も使用している。
; [[ポーチ]]([[:en:pouch|pouch]])
: 小物を入れる小型の鞄。英語でパウチ。
; ボストンバッグ(Boston bag)
: 底が長方形。[[ボストン大学]]の学生達に愛用されていたことからこの名がある。日本では大正末から製造されるが、昭和初期からファスナー式が中心となる。[[マディソン・スクエア・ガーデン#「マジソンバッグ」|マジソンバッグ]]が有名。
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Garment Bags. (36424781664).jpg|ガーメントバッグ
Japanese school bag.jpg|抱鞄(かかえかばん)の一例。手提げ式の学生鞄
ANTORINI Executive Leather Briefcase.jpg|ブリーフケース。フランス語で「アタシェケース」、英語なまりで「アタッシュケース」とも。
Wriggle House - Full-Grain Genuine leather Holdall Travel Bag.jpg|手に持つタイプのトラベルバッグ(旅行かばん)
All our luggage.jpg|旅行によく使われるトロリーバッグ
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==== スリーウェイ ====
; スリーウェイバッグ(3WAYバッグ)
: 広く、手で持つ・肩にかける・背負うの3通りの携行方法のある鞄の総称である。ハバサック(第二次大戦中の米軍用行嚢)がこの一つ。


=== 使用目的による分類 ===
=== 使用目的による分類 ===
; [[学生鞄]]
: 学生が教科書類を運ぶための鞄。狭義では、革製の抱鞄を指すが、広義には肩に斜めがけする布製のショルダーバッグも指しうる。
; 楽器ケース
: [[ヴァイオリン]]や[[トランペット]]などの[[楽器]]を入れるための鞄。衝撃を受けると楽器の破損につながるので頑丈な“ハードケース”&#x3002;
; キューケース
: [[キュー (ビリヤード)|キュー]]を収納するための鞄。
; ゴルフバッグ
: [[ゴルフ]]道具(クラブやシューズなど)を入れるための鞄をいう。
; 水泳バッグ
: [[水泳]]用品([[水着]]、[[スイムキャップ]]、[[ゴーグル]]、[[タオル]]など)を入れるための[[巾着]]状の鞄をいう。プールバッグ、スイミングバッグともいう。
; [[サドルバッグ]]
: [[鞍]]や[[サドル]]、バイク・自転車に取り付ける鞄。
; [[シザーバッグ]](scissor pouch)
: 元々は[[美容師]]や[[花屋]]が[[鋏]]を入れるために使っていた小型の革製の鞄。現在は気軽な用途に使われている。ポーチの一種。
; 書道ケース
: [[書道]]の道具を収納するための鞄。
; ショッピングバッグ
: 買い物袋のこと。買い物時に持ち帰り用として店が提供または客が持参する、取っ手つきの紙袋・[[レジ袋]]・[[マイバッグ運動|エコバッグ]]などの総称。紙製のものは、耐久性を増すためにビニールがかぶせられているものもある。英語では女性の[[ホームレス]]を「ショッピングバッグ・レディ」と俗称するが、これは全財産をこのショッピングバッグ一つに入れて持ち歩いていることにちなむ。
; [[スーツケース]]: [[スーツ]]など[[洋服]]を入れて運搬するための中型ないし大型の鞄をいう。ハンガーに掛けたままの上下一着と[[ワイシャツ]]・革靴、その他少々のみを収められる寸法のものは特に'''ガーメントバッグ'''(garment bag)と呼ぶ。
; スポーツバッグ
: 学生がスポーツ用品を運ぶためのバッグ。<!--それらのうち、主素材がエナメルのスポーツバッグを「エナメルバッグ」と呼んでいる。-->
; [[タンクバッグ]]
: [[オートバイ]]の燃料タンク上に磁石でつける鞄を指す。手に持ったり肩から掛けて携行できるように[[ストラップ]]が装備されている。
; [[チョークバッグ]]
: [[ロッククライミング]]の[[チョーク]]を入れる時に使われていた鞄。現在は気軽な鞄として使われている。ウェストバッグに近い。
; [[胴乱]]
: 野外で採集した昆虫、植物などを破損させず持ち歩くための、固めのかばん。肩からさげる。
; [[ドキュメントケース]]
: ブリーフケースを少し薄手にしたデザインでより書類ケースに特化したもの。ジッパー全開式で抜き手(伸び手)と呼ばれる本体に収納可能な取っ手が付くモデルが多い。書類を仕舞うための小型の鞄、[[紙の寸法#A列|A4]]サイズで薄型の革製。[[ケース]]や[[ファイル (文具)|ファイル]]に近い。
; トラベルバッグ(旅行鞄){{Lang-en-short|travel bag}}
: [[旅行]]用の鞄。
; [[トロリーバッグ|トランク]]
: 大型のスーツケース。日本ではこの類として[[長持]]がある。
; ハンドバッグ({{Lang-en-short|handbag}})
: 婦人が[[財布]]や[[化粧品]]などの小物を入れて携行する小型の鞄をいう。女性服(特に[[ドレス]])にはポケットが少ないことから、成人女性の多くが携行する。[[:en:Purse|purse(英語版)]](女性用の肩紐のないハンドバッグ)
; ビジネスバッグ
: 広く、ビジネス用途のバッグの総称であり、一般的な[[ビジネスマン]]や[[OL]]が使用するもの。
; 武器ケース
: [[刀剣]]や[[弓 (武器)|弓]]、[[銃]]を収納するための鞄。
; [[ブリーフケース]]
: 書類(brief)用の鞄をいう。用いるのは主に[[ホワイトカラー]]の男性。時代とともに、書類以外の携行品を入れるためにマチ幅が広くなったり、携行の便宜のために肩掛け紐が付けられたものが生まれている。形は上記の抱え鞄によく似ているが、代表的な形状には、上部がファスナー式開口部となっているジップトップケース、上部開口部を蓋革(フラップ)が覆っているフラップトップケース、上部開口部が口金式となっているフーレムトップケース(ダレスバッグ)がある。倒れないように底に[[鋲|底鋲]]が付いていることが多い。
; ミュージックケース
: [[楽譜]]を入れるために用いていた鞄。
; [[メッセンジャーバッグ]]
: もともとメッセンジャーが使いやすいようにデザインされたバッグ。斜めがけしやすくて、容量がたっぷりのバッグ。
; 防弾鞄
: ブリーフケース型の[[防弾盾]]を指す。用いるのは主に[[セキュリティポリス]]。超高強力ポリエチレン繊維製で、貫通力の高い[[トカレフTT-33]]等の高速弾や刃物を用いた襲撃に対する防護能力を備えている<ref>[https://www.nipponzen.com/bodankaban-bag/ 防弾カバン/防弾バッグ|防刃機能搭載]</ref>。


== 素材 ==
; [[学生鞄]] :学生が持つ登下校用の鞄をいう。狭義では、革製の抱鞄を指す。
素材は一般には、しなやかさ(flexibility)を備えた布や革などである。一方で、古くから[[籐]]や[[竹]]など固めの植物性素材も使われることがある。
; 楽器ケース :[[バイオリン]]や[[トランペット]]などの[[楽器]]を入れるための鞄。衝撃を受けると楽器の破損につながるので頑丈な“ハードケース”&#x3002;
; キューケース :[[キュー (ビリヤード)|キュー]]を収納するための鞄。
; ゴルフバッグ :[[ゴルフ]]道具(クラブやシューズなど)を入れるための鞄をいう。
; [[サドルバッグ]] :[[鞍]]や[[サドル]]、バイク・自転車に取り付ける鞄。
; [[シザーバッグ]](scissor pouch) :元々は[[美容師]]や[[花屋]]が[[鋏]]を入れるために使っていた小型の革製の鞄。現在は気軽な用途に使われている。ポーチの一種。
; 書道ケース :[[書道]]の道具を収納するための鞄。
; ショッピングバッグ :買い物袋のこと。買い物時に持ち帰り用として店が提供または客が持参する、取っ手つきの紙袋・[[レジ袋]]・[[マイバッグ運動|エコバッグ]]などの総称。紙製のものは、耐久性を増すためにビニールがかぶせられているものもある。英語では女性の[[ホームレス]]を「ショッピングバッグ・レディ」と俗称するが、これは全財産をこのショッピングバッグ一つに入れて持ち歩いていることにちなむ。
; [[スーツケース]] :[[背広]]など[[洋服]]を入れて運搬するための中型ないし大型の鞄をいう。ハンガーに掛けたままの上下一着と[[ワイシャツ]]・革靴、その他少々のみを収められる寸法のものは特に'''ガーメントバッグ'''(garment bag)と呼ぶ。
; スポーツバッグ :学生が運動クラブ用品を運ぶために携行するバッグをいう。それらのうち、主素材がエナメルのスポーツバッグを「エナメルバッグ」と呼んでいる。
; [[タンクバッグ]] :[[オートバイ]]の燃料タンク上に固定して使用する鞄を指す。手に持ったり肩から掛けて携行できるように[[ストラップ]]が装備されている。
; [[チョークバッグ]] :[[ロッククライミング]]の[[チョーク]]を入れる時に使われていた鞄。現在は気軽な鞄として使われている。ウェストバッグに近い。
; [[ドキュメントケース]] :ブリーフケースを少し薄手にしたデザインでより書類ケースに特化したもの。ジッパー全開式で抜き手(伸び手)と呼ばれる本体に収納可能な取っ手が付くモデルが多い。書類を仕舞うための小型の鞄、[[A4]]サイズで薄型の革製。[[ケース]]や[[ファイル (文具)|ファイル]]に近い。
; [[トランク]] :大型のスーツケース。日本ではこの類として[[長持]]がある。
; [[ハンドバッグ]](handbag) :婦人が[[財布]]や[[化粧品]]などの小物を入れて携行する小型の鞄をいう。女性服(特に[[ドレス]])にはポケットが少ないことから、成人女性の多くが携行する。[[:en:Purse|purse(英語版)]](女性用の肩紐のないハンドバッグ)
; ビジネスバッグ :広く、一般的な[[ビジネスマン]]や[[OL]]が使用する鞄の総称である。
; 武器ケース :[[刀剣]]や[[弓 (武器)|弓]]、[[銃]]を収納するための鞄。
; [[ブリーフケース]] :書類(brief)用鞄をいう。[[ホワイトカラー]]の男性が非常に多く用いる。時代とともに、書類以外の携行品を入れるためにマチ幅が広くなったり、携行の便宜のために肩掛け紐が付けられたものが生まれている。形は上記の抱え鞄によく似ているが、代表的な形状には、上部がファスナー式開口部となっているジップトップケース、上部開口部を蓋革(フラップ)が覆っているフラップトップケース、上部開口部が口金式となっているフーレムトップケース(ダレスバッグ)がある。倒れないように底に[[鋲|底鋲]]が付いていることが多い。
; ミュージックケース :[[楽譜]]を入れるために用いていた鞄。
; [[メッセンジャーバッグ]] :


; 布
==脚注==
: 鞄の素材として使われる布は、[[織物|織った布]]の場合も、[[編み物|編んだもの]]の場合もある。
: 繊維種は[[綿]]、[[麻 (繊維)|麻]]、(20世紀なかばすぎからは)[[化学繊維]]など。近年は軽くて丈夫な[[炭素繊維]]も使われることがある<ref>[http://www.nhk.or.jp/bizplus/navi/20141102.html "新素材"に商機あり! - Bizナビ - Bizナビ+ サンデー] NHK 2014年11月2日</ref>。
; 革
: さまざまな革が使われる。とくに制限があるわけではない。
:
;人工皮革
: 20世紀後半から化学素材が安価に製造できるようになったので[[人造皮革|人工皮革]]製のカバンも増えた。革より安価に入手して革のように見せたい場合に使われる。
; 他
: 紙製の紙かばんも物品販売に使われている。20世紀後半以降は[[ポリ塩化ビニル]]、[[金属]]などが素材として使われることもある。表面に[[ビーズ]]が用いられることもある。

== かばんづくり、かばん製造業 ==
[[File:Sew Sew Modern Swap Finished - Flickr - Lori Hartman Designs.jpg|thumb|[[ハンドメイド]]したカバン]]
;アマチュア
世界各国の大人向けの裁縫教室で、布製の簡素なカバンづくりは入門的な題材の定番のひとつとして扱われていて、日本の裁縫教室でも同様である。日本の小学生の[[家庭科]]でもかばん作りが行われる。

;プロ
鞄を作る産業を'''かばん製造業'''と言う。

[[日本標準産業分類]]では小分類「206 かばん製造業」、細分類「2061 かばん製造業」となっている<ref name="e-stat-go">[https://www.e-stat.go.jp/classifications/terms/10/03/2061]</ref>。スーツケース,手提かばん,トランク,かかえかばん,ランドセル,肩掛かばん,書類入れ,スポーツ用バッグ,楽器用ケース,化粧用ケース,光学器具用ケース,携帯ラジオ用ケースなどを製造している事業者が該当するという<ref name="e-stat-go" />。

世界で鞄を多く[[輸出]]している国は、「旅行用品とハンドバッグ travel goods and handbags」という括りの2022年の金額ベースの統計では、国別でいうと[[中国]]が圧倒的に多く、次いで[[フランス]]、[[イタリア]]、[[ベトナム]]の順になっている<ref>[https://www.statista.com/statistics/1053055/travel-goods-and-handbags-leading-exporters-worldwide/]</ref>。
フランス、イタリアは1970年代などから若い女性向けのブランド品の鞄の輸出が伸びていた。

日本で特にカバンの[[製造]]が多いのは[[東京]]、[[大阪]]、[[名古屋]]、兵庫県[[豊岡]]で、これは「四大鞄産地」と呼ばれていて<ref name=4BIGS>[https://www.jtbbwt.com/files/user/stores/j6673-1/creative/a_day_of_us/toyooka_kaban/]</ref>、中でも豊岡が最大級<ref name=4BIGS />。豊岡はもともと[[柳行李]]の生産地だった。

なお、かばん製造業者は[[中小企業]]や小規模な店舗が多い。

[[File:The Bag Shop, Dublin.jpg|thumb|カバン専門店]]

== 市場規模 ==
世界のカバン市場の規模は2024年で538億ドル規模である<ref name=Stats>[https://www.statista.com/outlook/emo/fashion/accessories/luggage-bags/worldwide Luggage & Bags - Worldwide ]</ref>。カバンの世界市場は毎年 約7% 成長している<ref name=Stats />。

== 日本と鞄 ==
日本に革鞄が導入されたのは、一説には、[[フランス]]に滞在していた商人[[山城屋和助]]が1873年(明治6年)に持ち帰り、職長森田七が模倣して作ったのが初めてと言われる<ref>[http://www.bag.or.jp/EXPO/WORLD/JAPAN.html 豊岡かばんEXPO、日本の鞄の歴史]</ref>。

なお、日本では[[家庭用品品質表示法]]の適用対象となっており雑貨工業品品質表示規程に定めがある<ref name="caa">{{Cite web|和書|url=http://www.caa.go.jp/hinpyo/law/law_07.html|title=雑貨工業品品質表示規程|publisher=消費者庁|accessdate=2013-05-23}}</ref>。

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Bag-Den.corp-deep red tote bag,Kyoto.jpg|日本産の素材のみで作られたトートバッグ(Den corporation製)。
Bag-Den.corp-deep blue,Kyoto2.jpg|京和鹿の皮と[[西陣織]]を使った日本製のバッグ。(やはりDen製。イタリアの[[ミペル・ザ・バッグショー]]で高評価を得たという)
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== 脚注 ==
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=== 出典 ===
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* [[豊岡市]] - [[姫路市]] 鞄の生産地
* [[豊岡市]] - [[姫路市]] 鞄の生産地
* [[ティーバッグ]]
* [[ティーバッグ]]
* [[安部公房]]『鞄』 - [[1976年]]発表『笑う月』より。
* [[かばん語]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
{{Commons category|Bags}}
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*[http://www.kaban.or.jp/ 社団法人日本かばん協会]
* [http://www.kaban.or.jp/ 社団法人日本かばん協会]


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[[Category:鞄|*]]
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[[Category:袋]]

2024年7月21日 (日) 12:40時点における最新版

現代のバッグの一例、トートバッグ。布製。比較的簡単に手作りすることができる。
男性用レザーバッグ(手持ちでも肩掛けでも使えるタイプ)

(かばん、: bag バッグ)は、何かを入れて、閉じてそれを保持したり保管したり運んだりできる、(通常は柔らかな)もの入れのこと[1]。しなやかな素材でできた入れもので、上側に開口部があり、何かを運ぶために使うもの[2]。1人の人間が持ち運んだり、あるいは動かしたりすることのできる範囲の、(概して丈夫な材料でできた)洋風の物入れのこと[3]ひらがなカタカナで「かばん」・「カバン」と表記することもあるほか、英語からの借用語として「バッグ」[4]と言ったりカタカナ表記することもある。

以下の説明では「鞄」「かばん」「バッグ」のいずれも使う。

概要

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鞄は、基本的には、何かを入れて運ぶための、ひとりで持てる程度の大きさの入れ物である。たいていはそれなりにしなやかな素材でできており、上側に開口部がある。

主となる袋状の収納空間以外にポケットや間仕切りを用いて、整頓し易さや取り出しやすさを工夫してあることが多いが、ポケットや間仕切りが一切無い鞄もある。

大きさも、用途などによってさまざまである。→#鞄の分類・種類

素材は、伝統的にはである。20世紀後半以降人工的な素材が用いられることも増えた。→#素材

男性用のバッグ

女性用のバッグ

歴史

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古代エジプト古代ギリシアにはすでにカバンがあったという[5]。下に写真を挙げる。

古代に全く言及せずいきなり中世から説明を始め、「鞄、つまり携帯用の、物を入れるための袋類が歴史上に明らかに登場するのは、中世のなかばに、サラセン風を取り入れて登場するオモニエール(fr:Aumônière)という腰帯につるす袋であり、これが袋物や鞄のいわば原型となった[3]。またポシェットfr:pochette)なども鞄の元型の一種と見なされており、こちらはもともとは十字軍遠征の影響で使われたものであった[3]」と説明する百科事典もある。オモニエールは18世紀までさかんに使われ、19世紀に入ってからは、それまでの素材の皮革カンバス地に加えて、ズックなどが登場し素材が多様化してゆき、各種の鞄類に分化していった[3]

鞄の分類・種類

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(それぞれ五十音順)

保持のしかたによる分類

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#歴史の節を読めば分かるように、鞄の原型はポシェットのように肩にかけるものや、腰帯につけるものであったので、まずそちらから挙げ、その後に登場した手で持つものを最後に挙げる。

長いストラップで肩や首にかけるもの

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ショルダーバッグ(: shoulder bag
肩にかけるための長いストラップがついたバッグ。たすきがけで使うものと、片方の肩にちょんとかけるものがある。総称的に使える用語。
サッチェル(英
satchel
イギリスの伝統的な学生カバンであり、教科書・教材・ノート類を入れるのに使い、ストラップで斜めがけする。
ポシェット(仏:pochette
小さく、肩紐が長い、たすきがけ用のバッグ。小さいながらマチ(襠)がある。小物を入れるのに使う。装飾性を兼ね備えており、ファッションアイテムとして広く女性に好まれる。
サコッシュ(仏:sacoche
元来は乗馬用のサドルバッグを指す。日本でサコッシュとして普及しているものは、自転車競技から生まれた、たすきがけの小さなタイプで、サドルバッグやポシェットのようなマチもない。補給食などの携行に用いられ、バイクライドが含まれるトライアスロンなどでも使われる。
メッセンジャーバッグ
たすきがけで使う。移動する時は背中側に背負うようにすれば邪魔にならず、中のものを出す時はストラップをすべらせて腹側にすれば簡単に取り出せて便利。容量も大きい。
頭陀袋(ずだぶくろ)
もともとは仏教僧侶が用いていた、首からさげる鞄。使用時のかけかたが若干異なるだけで、ショルダーバッグと構造は同じ。和服托鉢を行う際は首にかけて前側で使うが、最近では寺の僧侶も普段着(洋服)の時は、これを普通のショルダーバッグのようにたすきがけで使う。

腰につけるもの

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ウェストバッグ
胴部分に巻きつけるベルト付きバッグ。容量は小さいが、両手が空き、つけたまま出し入れできるので機能性が高い。収納物が増えるとバッグ部分を中心に下がってくる。
ベルトポーチ
ベルトに通して使う小型の鞄。ウェストバッグと同様、機能性が高い。警備員が使用する「キーバッグ」もこの一種。

背負うもの

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ランドセル
背負う、革製の鞄。本来は日本の学童用だが、最近は欧米で大人の女性が日常的に使うことも流行している。
リュック(リュックサック)
背負いカバン。

手に持つもの

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ガーメントバッグ
スーツ(ジャケットとスラックス、上下)を入れて半分に折りたたみ携行できるようにした鞄。
抱鞄(かかえかばん)
ビジネス用途で書類入れとして用いられた鞄。抱えて持つことが多かったが、日本では大正時代半ばから手提げ式が多くなり、学生鞄としても広く用いられていたが、現在では学生用としては衰退気味である(ごく一部の中学生高校生が用いているのみ)。
キャリーバッグ(英:Carrier bag
持ち運びに用いる小型から中型の鞄。手に持つタイプや肩に掛けるタイプなど、いろいろな形がある。紙またはプラスチック製の買物袋
クラッチバッグ
肩ひものついていない小型のハンドバッグ。
ケリーバッグ
女性用ハンドバッグの一種。元祖はエルメスの旧「サック・ア・クロア」。
セカンドバッグ
手で抱えて持つ小型の鞄。従来は大型の鞄の中に入れて用いられていた。
トートバッグ
四角い形状をしていて持ち手が2本ある鞄。多用途で用いられる。主に鞄上部(天)のみが開口部となっている場合が多い。薄手のものは折り畳んで小袋に入れ携帯できる。近年、レジ袋削減及び環境保護のための「マイバッグ」として注目されている。
ドラムバッグ
ドラム状をしている鞄。ロールボストンともいう。
トロリーバッグ'(Trolley case
キャスター付きで、鞄に付属する取っ手の出し入れができる、主に旅行用の鞄。トローリーケースとも呼ばれている。
ブリーフケース(brief case)
書類を入れるためのかばん。あくまで少量の書類を入れるためのかばんであり、非常に薄く、入れられるのはせいぜいハードカバー本1冊分程度の厚みのものまで。かつて大使館員、特に書記官駐在武官(フランス語で「アタッシェ」、attaché)が書類を携帯するのに使用していたことから「アタッシェケース」とも。そのフランス語が英語に入りアクサンテギュの取れたattache(英語では訛(なま)って「アタッシュ」と発音)を日本語で取り入れる場合もあり、日本語ではどちらの表記も用いられる[6]
フレームトップケース(frame top case)
イギリスでは「トップフレームブリーフケース」とも。アメリカでは「ドクターズバッグ」「ロイヤーズバッグ」、日本では「ダレスバッグ」とも。
イギリスの呼び方は素直に鞄の構造をもとに呼んでいる。鞄の上側開口部が口金構造であることから。口金式のブリーフケースで、マチ幅の広いものをこう呼ぶ。素材は硬くて厚い牛革が用いられることが多い。アメリカでは携行品の多い医師がこれを多用することからドクターズバッグ(Medical bag)、あるいは多数の書類を持ち歩く弁護士が多用することからローヤーズバッグ(Lawyer's bag)といわれる。日本の鞄専門店がアメリカのダレス特使が愛用していたことから自社製品に勝手にこの愛称をつけた(あくまで愛称である)。かつては堅牢かつ容量自在な鞄として普及していたが、ナイロン製の軽量鞄に普及に押され気味である。Mr.ビーンも使用している。
ポーチpouch
小物を入れる小型の鞄。英語でパウチ。
ボストンバッグ(Boston bag)
底が長方形。ボストン大学の学生達に愛用されていたことからこの名がある。日本では大正末から製造されるが、昭和初期からファスナー式が中心となる。マジソンバッグが有名。

スリーウェイ

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スリーウェイバッグ(3WAYバッグ)
広く、手で持つ・肩にかける・背負うの3通りの携行方法のある鞄の総称である。ハバサック(第二次大戦中の米軍用行嚢)がこの一つ。

使用目的による分類

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学生鞄
学生が教科書類を運ぶための鞄。狭義では、革製の抱鞄を指すが、広義には肩に斜めがけする布製のショルダーバッグも指しうる。
楽器ケース
ヴァイオリントランペットなどの楽器を入れるための鞄。衝撃を受けると楽器の破損につながるので頑丈な“ハードケース”。
キューケース
キューを収納するための鞄。
ゴルフバッグ
ゴルフ道具(クラブやシューズなど)を入れるための鞄をいう。
水泳バッグ
水泳用品(水着スイムキャップゴーグルタオルなど)を入れるための巾着状の鞄をいう。プールバッグ、スイミングバッグともいう。
サドルバッグ
サドル、バイク・自転車に取り付ける鞄。
シザーバッグ(scissor pouch)
元々は美容師花屋を入れるために使っていた小型の革製の鞄。現在は気軽な用途に使われている。ポーチの一種。
書道ケース
書道の道具を収納するための鞄。
ショッピングバッグ
買い物袋のこと。買い物時に持ち帰り用として店が提供または客が持参する、取っ手つきの紙袋・レジ袋エコバッグなどの総称。紙製のものは、耐久性を増すためにビニールがかぶせられているものもある。英語では女性のホームレスを「ショッピングバッグ・レディ」と俗称するが、これは全財産をこのショッピングバッグ一つに入れて持ち歩いていることにちなむ。
スーツケース
スーツなど洋服を入れて運搬するための中型ないし大型の鞄をいう。ハンガーに掛けたままの上下一着とワイシャツ・革靴、その他少々のみを収められる寸法のものは特にガーメントバッグ(garment bag)と呼ぶ。
スポーツバッグ
学生がスポーツ用品を運ぶためのバッグ。
タンクバッグ
オートバイの燃料タンク上に磁石でつける鞄を指す。手に持ったり肩から掛けて携行できるようにストラップが装備されている。
チョークバッグ
ロッククライミングチョークを入れる時に使われていた鞄。現在は気軽な鞄として使われている。ウェストバッグに近い。
胴乱
野外で採集した昆虫、植物などを破損させず持ち歩くための、固めのかばん。肩からさげる。
ドキュメントケース
ブリーフケースを少し薄手にしたデザインでより書類ケースに特化したもの。ジッパー全開式で抜き手(伸び手)と呼ばれる本体に収納可能な取っ手が付くモデルが多い。書類を仕舞うための小型の鞄、A4サイズで薄型の革製。ケースファイルに近い。
トラベルバッグ(旅行鞄): travel bag
旅行用の鞄。
トランク
大型のスーツケース。日本ではこの類として長持がある。
ハンドバッグ(: handbag
婦人が財布化粧品などの小物を入れて携行する小型の鞄をいう。女性服(特にドレス)にはポケットが少ないことから、成人女性の多くが携行する。purse(英語版)(女性用の肩紐のないハンドバッグ)
ビジネスバッグ
広く、ビジネス用途のバッグの総称であり、一般的なビジネスマンOLが使用するもの。
武器ケース
刀剣を収納するための鞄。
ブリーフケース
書類(brief)用の鞄をいう。用いるのは主にホワイトカラーの男性。時代とともに、書類以外の携行品を入れるためにマチ幅が広くなったり、携行の便宜のために肩掛け紐が付けられたものが生まれている。形は上記の抱え鞄によく似ているが、代表的な形状には、上部がファスナー式開口部となっているジップトップケース、上部開口部を蓋革(フラップ)が覆っているフラップトップケース、上部開口部が口金式となっているフーレムトップケース(ダレスバッグ)がある。倒れないように底に底鋲が付いていることが多い。
ミュージックケース
楽譜を入れるために用いていた鞄。
メッセンジャーバッグ
もともとメッセンジャーが使いやすいようにデザインされたバッグ。斜めがけしやすくて、容量がたっぷりのバッグ。
防弾鞄
ブリーフケース型の防弾盾を指す。用いるのは主にセキュリティポリス。超高強力ポリエチレン繊維製で、貫通力の高いトカレフTT-33等の高速弾や刃物を用いた襲撃に対する防護能力を備えている[7]

素材

[編集]

素材は一般には、しなやかさ(flexibility)を備えた布や革などである。一方で、古くからなど固めの植物性素材も使われることがある。

鞄の素材として使われる布は、織った布の場合も、編んだものの場合もある。
繊維種は綿、(20世紀なかばすぎからは)化学繊維など。近年は軽くて丈夫な炭素繊維も使われることがある[8]
さまざまな革が使われる。とくに制限があるわけではない。
人工皮革
20世紀後半から化学素材が安価に製造できるようになったので人工皮革製のカバンも増えた。革より安価に入手して革のように見せたい場合に使われる。
紙製の紙かばんも物品販売に使われている。20世紀後半以降はポリ塩化ビニル金属などが素材として使われることもある。表面にビーズが用いられることもある。

かばんづくり、かばん製造業

[編集]
ハンドメイドしたカバン
アマチュア

世界各国の大人向けの裁縫教室で、布製の簡素なカバンづくりは入門的な題材の定番のひとつとして扱われていて、日本の裁縫教室でも同様である。日本の小学生の家庭科でもかばん作りが行われる。

プロ

鞄を作る産業をかばん製造業と言う。

日本標準産業分類では小分類「206 かばん製造業」、細分類「2061 かばん製造業」となっている[9]。スーツケース,手提かばん,トランク,かかえかばん,ランドセル,肩掛かばん,書類入れ,スポーツ用バッグ,楽器用ケース,化粧用ケース,光学器具用ケース,携帯ラジオ用ケースなどを製造している事業者が該当するという[9]

世界で鞄を多く輸出している国は、「旅行用品とハンドバッグ travel goods and handbags」という括りの2022年の金額ベースの統計では、国別でいうと中国が圧倒的に多く、次いでフランスイタリアベトナムの順になっている[10]。 フランス、イタリアは1970年代などから若い女性向けのブランド品の鞄の輸出が伸びていた。

日本で特にカバンの製造が多いのは東京大阪名古屋、兵庫県豊岡で、これは「四大鞄産地」と呼ばれていて[11]、中でも豊岡が最大級[11]。豊岡はもともと柳行李の生産地だった。

なお、かばん製造業者は中小企業や小規模な店舗が多い。

カバン専門店

市場規模

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世界のカバン市場の規模は2024年で538億ドル規模である[12]。カバンの世界市場は毎年 約7% 成長している[12]

日本と鞄

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日本に革鞄が導入されたのは、一説には、フランスに滞在していた商人山城屋和助が1873年(明治6年)に持ち帰り、職長森田七が模倣して作ったのが初めてと言われる[13]

なお、日本では家庭用品品質表示法の適用対象となっており雑貨工業品品質表示規程に定めがある[14]


脚注

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出典

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  1. ^ MerriamWebster, bag. 「a usually flexible container that may be closed for holding, storing, or carrying something」
  2. ^ Lexico, bag 「A container made of flexible material with an opening at the top, used for carrying things.」
  3. ^ a b c d 日本大百科事典『ニッポニカ』、鞄。
  4. ^ wikt:bag
  5. ^ Lux Collection, History of Bags
  6. ^ アタッシュケース - 語源由来辞典”. 語源由来辞典. ルックバイス. 2014年9月29日閲覧。
  7. ^ 防弾カバン/防弾バッグ|防刃機能搭載
  8. ^ "新素材"に商機あり! - Bizナビ - Bizナビ+ サンデー NHK 2014年11月2日
  9. ^ a b [1]
  10. ^ [2]
  11. ^ a b [3]
  12. ^ a b Luggage & Bags - Worldwide
  13. ^ 豊岡かばんEXPO、日本の鞄の歴史
  14. ^ 雑貨工業品品質表示規程”. 消費者庁. 2013年5月23日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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