「スヘルデ川」の版間の差分
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'''スヘルデ川'''([[オランダ語]]:Schelde、[[フランス語]]:Escaut)は、[[フランス]]北部、[[ベルギー]]西部および[[オランダ]]南西部を流れ[[北海]]に流入する[[川]]である。延長350km。名前は[[ラテン語]]のScaldisに由来する。 |
'''スヘルデ川'''([[オランダ語]]: Schelde、[[フランス語]]: Escaut)は、[[フランス]]北部、[[ベルギー]]西部および[[オランダ]]南西部を流れ[[北海]]に流入する[[川]]である。延長350km。名前は[[ラテン語]]のScaldisに由来する。 |
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源流はフランス・[[エーヌ県]]にある。北流してベルギーに入り、[[ヘント]]でリス川(レイエ川)を合わせ、東に転じる。流域最大の都市[[アントウェルペン]]近くで西に転じ、オランダに入って北海に流入する。古くはアントウェルペンの下流で2つの派流、東スヘルデ川と{{仮リンク|西スヘルデ川|nl|Westerschelde}}に分れて北海に注いでいたが、現在の河口は西スヘルデ川のみとなっており、{{仮リンク|東スヘルデ|nl|Oosterschelde}}は西スヘルデ川と運河で結ばれた湾となっている。また、東スヘルデの湾口には[[デルタ計画]]で設けられた{{仮リンク|東スヘルデ防潮水門|nl|Oosterscheldekering}}がある。 |
源流はフランス・[[エーヌ県]]にある。北流してベルギーに入り、[[ヘント]]でリス川(レイエ川)を合わせ、東に転じる。流域最大の都市[[アントウェルペン]]近くで西に転じ、オランダに入って北海に流入する。古くはアントウェルペンの下流で2つの派流、東スヘルデ川と{{仮リンク|西スヘルデ川|nl|Westerschelde}}に分れて北海に注いでいたが、現在の河口は西スヘルデ川のみとなっており、{{仮リンク|東スヘルデ|nl|Oosterschelde}}は西スヘルデ川と運河で結ばれた湾となっている。また、東スヘルデの湾口には[[デルタ計画]]で設けられた{{仮リンク|東スヘルデ防潮水門|nl|Oosterscheldekering}}がある。 |
2017年2月8日 (水) 18:00時点における版
スヘルデ川(オランダ語: Schelde、フランス語: Escaut)は、フランス北部、ベルギー西部およびオランダ南西部を流れ北海に流入する川である。延長350km。名前はラテン語のScaldisに由来する。
源流はフランス・エーヌ県にある。北流してベルギーに入り、ヘントでリス川(レイエ川)を合わせ、東に転じる。流域最大の都市アントウェルペン近くで西に転じ、オランダに入って北海に流入する。古くはアントウェルペンの下流で2つの派流、東スヘルデ川と西スヘルデ川に分れて北海に注いでいたが、現在の河口は西スヘルデ川のみとなっており、東スヘルデは西スヘルデ川と運河で結ばれた湾となっている。また、東スヘルデの湾口にはデルタ計画で設けられた東スヘルデ防潮水門がある。
水運上重要な川であり、運河でライン川、マース川さらにセーヌ川とつながり、ダンケルク、リール、ブリュッセル、リエージュ、といった工業都市を結んでいる。
歴史上、フランスと神聖ローマ帝国などの政治的・文化的な境界になったこともある。第二次世界大戦の激戦「スヘルデの戦い」が起きた場所でもある。