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2007年[[7月27日]]、[[大阪地方裁判所]]で本件の初公判が開かれ、同年[[9月26日]]、元店長に求刑の懲役10年を上回る懲役12年、元店員には求刑通り懲役10年の判決が下された<ref>{{Cite news|title=ペッパーランチ事件裁判、求刑を上回る懲役12年 |newspaper=Livedoorニュース|publisher=ライブドア|date=2007-09-27|url=http://news.livedoor.com/article/detail/3321794/|archiveurl=http://web.archive.org/web/20110311020923/http://news.livedoor.com/article/detail/3321794/|archivedate=2011-03-11}}</ref>。 |
2007年[[7月27日]]、[[大阪地方裁判所]]で本件の初公判が開かれ、同年[[9月26日]]、元店長に求刑の懲役10年を上回る懲役12年、元店員には求刑通り懲役10年の判決が下された<ref>{{Cite news|title=ペッパーランチ事件裁判、求刑を上回る懲役12年 |newspaper=Livedoorニュース|publisher=ライブドア|date=2007-09-27|url=http://news.livedoor.com/article/detail/3321794/|archiveurl=http://web.archive.org/web/20110311020923/http://news.livedoor.com/article/detail/3321794/|archivedate=2011-03-11}}</ref>。 |
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この事件を受け、ペッパーランチ及びペッパーフードサービスのホームページが謝罪文に切り替わり、[[ニッポン放送]]での[[ラジオ]][[コマーシャルメッセージ|CM]]は自粛され、公共広告機構(現: [[ACジャパン]])のCMに差し替えられた。また、[[ファミリーマート]]と提携し同5月末に販売を予定していた「ペッパーランチ弁当」は企画自体が白紙となった<ref>{{Cite news|title=ペッパーランチ共同開発の弁当中止 ファミリーマート|newspaper=J-CASTニュース|date=2007-05-18|url=http://news.livedoor.com/article/detail/3167542/}}</ref>。事件後、ペッパーフードサービスは心斎橋店との営業委託契約を解消し<ref name="osaka_nichinichi"/>、同店は閉店。また、役員報酬の20%カットの内部処分がIR情報で掲示された<ref>[http://web.archive.org/web/20071007193532/http://ir.eol.co.jp/EIR/3053?task=download&download_category=tanshin&id=459829&a=b.pdf 役員報酬の減額に対するお知らせ] ペッパーフードサービス 2007年5月18日発表(2007年10月7日時点の[[インターネット |
この事件を受け、ペッパーランチ及びペッパーフードサービスのホームページが謝罪文に切り替わり、[[ニッポン放送]]での[[ラジオ]][[コマーシャルメッセージ|CM]]は自粛され、公共広告機構(現: [[ACジャパン]])のCMに差し替えられた。また、[[ファミリーマート]]と提携し同5月末に販売を予定していた「ペッパーランチ弁当」は企画自体が白紙となった<ref>{{Cite news|title=ペッパーランチ共同開発の弁当中止 ファミリーマート|newspaper=J-CASTニュース|date=2007-05-18|url=http://news.livedoor.com/article/detail/3167542/}}</ref>。事件後、ペッパーフードサービスは心斎橋店との営業委託契約を解消し<ref name="osaka_nichinichi"/>、同店は閉店。また、役員報酬の20%カットの内部処分がIR情報で掲示された<ref>[http://web.archive.org/web/20071007193532/http://ir.eol.co.jp/EIR/3053?task=download&download_category=tanshin&id=459829&a=b.pdf 役員報酬の減額に対するお知らせ] ペッパーフードサービス 2007年5月18日発表(2007年10月7日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。[[日経レストラン]]が5月31日から6月1日にかけ行った[[インターネット]]調査では、事件の認知度は76.7%だった。また、この事件以降行動変化があったのは20.4%、その内訳で「夜、1人で飲食店に行くことを避けるようになった」と答えたのは55.3%だった<ref>{{Cite news|title=「夜、1人で外食」を避ける女性が過半|newspaper=日経レストラン|date=2007-06-18|url=http://nr.nikkeibp.co.jp/topics/20070618_1/}}</ref>。 |
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なお、この事件に関して2009年6月に運営会社である[[ペッパーフードサービス]]側が「事件の影響で業務に著しい打撃を受けた」として、服役中の元店長と元店員の2名に対し、約2760万円の損害賠償訴訟を起こしている<ref>{{Cite news|title=ステーキ店ペッパーランチ強姦事件、運営会社が元店長らに賠償請求|newspaper=朝日新聞|date=2009-06-27|url=http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200906270008.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20090629080421/http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200906270008.html|archivedate=2009-06-29}}</ref>。 |
なお、この事件に関して2009年6月に運営会社である[[ペッパーフードサービス]]側が「事件の影響で業務に著しい打撃を受けた」として、服役中の元店長と元店員の2名に対し、約2760万円の損害賠償訴訟を起こしている<ref>{{Cite news|title=ステーキ店ペッパーランチ強姦事件、運営会社が元店長らに賠償請求|newspaper=朝日新聞|date=2009-06-27|url=http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200906270008.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20090629080421/http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200906270008.html|archivedate=2009-06-29}}</ref>。 |
2017年9月4日 (月) 21:29時点における版
ペッパーランチは、日本の株式会社ペッパーフードサービスが運営する、ステーキ専門の飲食店チェーン[1]。ステーキや、飯と薄切りにした牛肉を鉄板の上で焼く「ペッパーライス」を主に提供している。
1994年に神奈川県の大船で1号店をオープン。直営とフランチャイズ両方でチェーン展開しており、日本国内の35都府県に出店している[2]。また、韓国、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、タイ、フィリピン、香港、マカオ、マレーシア、ベトナム、台湾、中国などアジア各国にも出店している。
2012年9月にUENO3153店でペッパーランチをゆっくりと楽しむというコンセプトで生まれたペッパーランチダイナー[3]という新業態をオープン。2013年3月にヨドバシAKIBA店をペッパーランチダイナーに改装し、2013年7月にはハウステンボスにも出展をした。[要出典]
沿革
- 1994年7月 - 「ペッパーランチ」FC1号店、大船店を開店(通算1号店)
- 1994年9月 - 「ペッパーランチ」直営1号店、浅草店を開店(通算2号店)
- 2003年3月 - 「ペッパーランチ」フードコート1号店を川越市に出店
- 2003年11月 - ソウルに韓国1号店を開店
- 2005年5月 - 台湾の台北に出店
- 2005年6月 - 農林水産大臣賞「新規業態開発部門」賞を受賞
- 2005年7月 - シンガポールに1号店出店
- 2012年6月 - 台湾の3店舗、K-MALL店、Global Mall店、Xindian Carrefour店の閉鎖を以て同地域から一時撤退。
- 2013年 - マレーシアのエリアフランチャイザーが台湾での営業権を獲得。
- 2012年9月上野にペッパーランチダイナーUENO3153店オープン。
- 2013年7月ペッパーランチダイナーをハウステンボスに出展。
- 2014年4月 - 中国蘇州第一号店蘇州泉屋店がオープン。
主なメニュー
- ビーフペッパーライス - ペッパーランチの代表メニュー[4]
- サービスステーキ - ひとくちカットで食べやすいステーキ
- ワイルドステーキ - 熟成期間を設けたステーキ[5]
- サーロインペッパーステーキ
- 100%ビーフ肉塊ハンバーグ
展開エリア 店舗数
(展開エリア、店舗数等はペッパーランチHP参照)[6]
国内 100店舗
- 東北:8店舗 青森県2店舗、秋田県1店舗、岩手県1店舗、宮城県3店舗
- 北陸:3店舗 新潟県2店舗、石川県1店舗
- 関東:49店舗 群馬県4店舗、茨城県2店舗、栃木県3店舗、千葉県7店舗、埼玉県5店舗、東京都22店舗、神奈川県6店舗
- 中部:13店舗 静岡県4店舗、愛知県6店舗、岐阜県2店舗、三重県1店舗
- 関西:10店舗 大阪府4店舗、奈良県2店舗、兵庫県4店舗
- 中国:3店舗 岡山県1店舗、広島県2店舗
- 四国:3店舗 愛媛県1店舗、香川県1店舗、徳島県1店舗
- 九州:11店舗 福岡県4店舗、大分県2店舗、宮崎県1店舗、長崎県2店舗、鹿児島県2店舗
海外 208店舗
- シンガポール:37店舗
- インドネシア:46店舗
- オーストラリア:7店舗
- タイ:16店舗
- 台湾:5店舗
- 中国:40店舗
- フィリピン:24店舗
- 香港:18店舗
- マカオ:1店舗
- マレーシア:5店舗
- 韓国:1店舗
- ベトナム:5店舗
- カンボジア:2店舗
- カナダ:1店舗
主な不祥事
この節へ新たな内容を追加する場合は、社会へ与えた影響の大きさや当事者である企業の沿革に重大な影響を及ぼした事象であったかどうかを十分吟味した上、また簡潔な記述を心がけて下さい。Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか#ウィキペディアは情報を無差別に収集する場ではありません |
強盗強姦事件
大阪府警は2007年5月16日、女性客を拉致監禁した上で強盗強姦を行ったとして、ペッパーランチ心斎橋店の店長と同僚の2名を強盗強姦と逮捕監禁致傷容疑で逮捕した。調べによれば2人は同年5月9日午前1時頃、同店で1人で食事をしていた女性客に対し、閉店作業を装い店舗のシャッターを閉めた上でスタンガン等を使い、「逃げたら殺す」などと脅した上で[7]、意識混濁する程[8]の大量の睡眠薬を飲ませ、被害者の携帯電話をチェック(ペッパーランチ入店直前に誰と連絡していたか履歴を確認)した後にGPS機能があるおそれがあったため携帯電話を破壊し、泉佐野市の貸しガレージに拉致監禁のうえ強姦し、約55,000円の現金を奪ったとされる[9]。ペッパーランチ店長は女性を翌日以降も強姦する予定で、全裸で手足を縛った状態でガレージに監禁した。女性はその後午前9時半ごろ、監禁されていたガレージから全裸のまま自力で脱出して事件が発覚した[10]。
ペッパーランチ店長は自分たちの身元を隠しておらず、最終的には女性を殺害する計画だったと考えられている。[要出典]
一般報道されたのは発生から1週間後の5月16日であり、それまでに心斎橋店の設備が撤去されていた。社長自身は5月16日の記者会見で翌日に事件のことを知ったと発言した。ペッパーフードサービスのIRでは、会社が事件を知ったのは12日と記載されている[11]。
また、この事件について記者会見が行われた翌日の5月17日には、株価が2万円のストップ安となった[12][13]。
この店長は元々ペッパーフードサービスの社員だったが、事件直前に独立し、問題の心斎橋店の運営を委託されていた。そのため事件発生の時点ではペッパーフードサービスとの雇用関係はなく、業務委託の関係だった[10]。
2007年7月27日、大阪地方裁判所で本件の初公判が開かれ、同年9月26日、元店長に求刑の懲役10年を上回る懲役12年、元店員には求刑通り懲役10年の判決が下された[14]。
この事件を受け、ペッパーランチ及びペッパーフードサービスのホームページが謝罪文に切り替わり、ニッポン放送でのラジオCMは自粛され、公共広告機構(現: ACジャパン)のCMに差し替えられた。また、ファミリーマートと提携し同5月末に販売を予定していた「ペッパーランチ弁当」は企画自体が白紙となった[15]。事件後、ペッパーフードサービスは心斎橋店との営業委託契約を解消し[10]、同店は閉店。また、役員報酬の20%カットの内部処分がIR情報で掲示された[16]。日経レストランが5月31日から6月1日にかけ行ったインターネット調査では、事件の認知度は76.7%だった。また、この事件以降行動変化があったのは20.4%、その内訳で「夜、1人で飲食店に行くことを避けるようになった」と答えたのは55.3%だった[17]。
なお、この事件に関して2009年6月に運営会社であるペッパーフードサービス側が「事件の影響で業務に著しい打撃を受けた」として、服役中の元店長と元店員の2名に対し、約2760万円の損害賠償訴訟を起こしている[18]。
食中毒発生事件
2009年8月23日から同年8月24日にかけて、山口県防府市の山陽自動車道佐波川サービスエリアにある「佐波川SA上り線店」で食事をした4名が腹痛や下痢の症状を訴え、うち2名が入院、検査の結果腸管出血性大腸菌O-157による食中毒と判明、同店舗は食品衛生法に基づき、山口県により3日間の営業停止を命じられている[19]。問題となった角切りステーキには、霜降り加工牛や牛肉や脂身を結着させた成型肉を使用していた[20]。岐阜県大垣市の食肉加工会社「大垣食肉供給センター協同組合」が8月3日に製造加工した「角切りステーキ」の肉の一部に、不良品(O-157に感染の疑い)のまま出荷したのが原因と見られる。この肉はオーストラリアから輸入し、同日にミンチ、成形加工。神奈川県厚木市や兵庫県神戸市の流通センターを経て、8月12日から26日に、九州を除く100の店舗に出荷された。この事件を受け、会社は9月4日、全店舗にて安全が確認されるまで、同メニューの販売の中止。9月7日から衛生管理の確認のため、全店舗を臨時休業すると発表した[21]。
9月11日、厚生労働省は「ペッパーランチ」でのO-157による食中毒患者数は、11都府県の23人、疑わしい事例も含めると全国で33人になると発表した。9月13日に岐阜県生活衛生課で行われた調査で大垣食肉供給センター協同組合が同社用に加工、出荷した「角切りステーキ」保存サンプルから検出された菌が、10都府県の患者14人の菌とDNAパターンが一致、これにより出荷の時点で菌に汚染されていたことを確認した[22]これにより食品衛生法に基づき、同組合に対し9月30日までに、対象製品の回収を命じる行政処分を出した。
2010年、ペッパーランチは汚染肉を納入した大垣食肉供給センター協同組合、販売した日本ミート販売などに、約12億円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した[23]。
脚注
- ^ コトバンク内ペッパーランチの記事より、『デジタル大辞泉プラス』の解説で「株式会社ペッパーフードサービスが展開するステーキ屋のチェーン。」と記述。また、ペッパーフードサービスの記事では、『日本の企業がわかる事典2014-2015』の解説より、"低価格ステーキ店「ペッパーランチ」が主力。"と記述。
- ^ “店舗情報”. ペッパーランチ. 2014年6月9日閲覧。
- ^ “ペッパーランチダイナー”. ペッパーランチダイナーHP. 2014年4月13日閲覧。
- ^ “メニュー”. ペッパーランチ. 2015年4月13日閲覧。
- ^ “ワイルドステーキ”. ペッパーランチ. 2015年4月13日閲覧。
- ^ “店舗情報”. ペッパーランチ. 2015年4月13日閲覧。
- ^ “食事中の女性客を拉致し暴行、ステーキ店長ら逮捕…大阪”. 読売新聞. (2007年5月16日)
- ^ FNNスーパーニュースアンカー 関西テレビ 5月28日放送[信頼性要検証]
- ^ “食事中女性にスタンガン、暴行店長ら逮捕”. 日刊スポーツ. (2007年5月17日). オリジナルの2007年5月20日時点におけるアーカイブ。、“女性客を拉致し乱暴、ステーキ店の店長らを起訴”. 読売新聞. (2007年5月30日). オリジナルの2007年6月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c “ネットのウワサを徹底検証!! ペッパーランチ事件の真相はこうだ!”. 週刊大阪日日新聞. (2007年6月9日)
- ^ 大阪心斎橋店における不祥事の経過についてのご報告 (PDF)
- ^ 事件当時、14万円前後だった株価は、1年で半値以下の6万円前後に下落した... - ペッパーフードサービス(東証マザーズ:3053)終値時系列データ
- ^ また、当時マザーズ5月9日から出来高を増やして下げ続けており、一時インサイダー取引の疑いも起こった
- ^ “ペッパーランチ事件裁判、求刑を上回る懲役12年”. Livedoorニュース (ライブドア). (2007年9月27日). オリジナルの2011年3月11日時点におけるアーカイブ。
- ^ “ペッパーランチ共同開発の弁当中止 ファミリーマート”. J-CASTニュース. (2007年5月18日)
- ^ 役員報酬の減額に対するお知らせ ペッパーフードサービス 2007年5月18日発表(2007年10月7日時点のアーカイブ)
- ^ “「夜、1人で外食」を避ける女性が過半”. 日経レストラン. (2007年6月18日)
- ^ “ステーキ店ペッパーランチ強姦事件、運営会社が元店長らに賠償請求”. 朝日新聞. (2009年6月27日). オリジナルの2009年6月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “ペッパーランチでO157 7都府県11人、食中毒疑い”. 共同通信. (2009年9月5日)
- ^ “食中毒のペッパーランチ、崩れた収益モデル”. 東洋経済オンライン. (2009年9月18日)
- ^ “大垣の業者肉にO157 ペッパーランチ食中毒”. 中日新聞. (2009年9月14日)[リンク切れ]
- ^ [1] 厚生労働省
- ^ “ペッパーランチが肉業者提訴 食中毒問題で”. 共同通信. (2010年12月10日)
外部リンク
- コトバンクでの解説記事
- ペッパーランチ とは ※『デジタル大辞泉プラス』の解説が掲載。
- ペッパーフードサービス とは ※『日本の企業がわかる事典2014-2015』の解説が掲載。
- ペッパーランチ