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「三教指帰注集」の版間の差分

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'''三教指帰注集'''(さんごうしいきちゅうしゅう)は、[[釈成安]]による[[三教指帰]]の注釈書。
'''三教指帰注集'''(さんごうしいきちゅうしゅう)は、[[釈成安]]による[[三教指帰]]の注釈書。


作者の釈成安についての詳細はわかっていないが、[[濟暹]]([[1025年]] - [[1115年]])と何らかの関係のあった人物ではないかと推測されている。序文の末から、成立は[[寛治]]2年([[1088年]])ということがわかる。[[天理図書館]]で覚明注とされる本や[[尊経閣文庫]]の『三教指帰注』などは、この三教指帰注集の下巻部分であることがわかっている。[[大谷大学]]図書館所蔵の本が唯一の完本であり、影印・翻刻ともに公刊されている。
作者の釈成安についての詳細はわかっていないが、[[濟暹]]([[1025年]] - [[1115年]])と何らかの関係のあった人物ではないかと推測されている。序文の末から、成立は[[寛治]]2年([[1088年]])ということがわかる。[[天理図書館]]で覚明注とされる本や[[尊経閣文庫]]の『三教指帰注』などは、この三教指帰注集の下巻部分であることがわかっている。[[大谷大学]]図書館所蔵の本が唯一の完本であり、影印・翻刻ともに公刊されている。


大谷大学図書館本は1996年6月27日付で[[重要文化財]]に指定されている<ref>{{国指定文化財等データベース2|name=三教指帰注集|register=201|item=8975|year=1996|jyear=平成8|month=6|date=27|cat1=重要文化財|accessdate=2017-09-15}}</ref>。
大谷大学図書館本は1996年6月27日付で[[重要文化財]]に指定されている<ref>{{国指定文化財等データベース2|name=三教指帰注集|register=201|item=8975|year=1996|jyear=平成8|month=6|date=27|cat1=重要文化財|accessdate=2017-09-15}}</ref>。
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[[Category:平安時代の仏教書]]
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[[Category:京都市の重要文化財]]
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2022年8月6日 (土) 18:17時点における最新版

三教指帰注集』(さんごうしいきちゅうしゅう)は、釈成安による『三教指帰』の注釈書。

作者の釈成安についての詳細はわかっていないが、濟暹1025年 - 1115年)と何らかの関係のあった人物ではないかと推測されている。序文の末から、成立は寛治2年(1088年)ということがわかる。天理図書館で『覚明注』とされる本や尊経閣文庫の『三教指帰注』などは、この『三教指帰注集』の下巻部分であることがわかっている。大谷大学図書館所蔵の本が唯一の完本であり、影印・翻刻ともに公刊されている。

大谷大学図書館本は1996年6月27日付で重要文化財に指定されている[1]

脚注

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  1. ^ 三教指帰注集1996年〈平成8年〉6月27日指定、重要文化財)、国指定文化財等データベース文化庁) 2017年9月15日閲覧。

参考文献

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  • 佐藤義寛『大谷大学図書館蔵「三教指帰注集」の研究』(大谷大学、1992年)

関連項目

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外部リンク

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