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「GREE」の版間の差分

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** 1月7日 - 未成年利用者が月額上限金額より多く課金していた問題で、社内調査で発覚してから4ヶ月間対策を講じなかった点を、[[森雅子]][[内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)|消費者相]]に問題視され、速やかに公表するように口頭で注意を受ける。<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0801B_Y3A100C1CR0000/ 消費者庁、グリーに口頭で注意 未成年への上限超え課金問題 ]日本経済新聞 2013年1月8日</ref>
** 1月7日 - 未成年利用者が月額上限金額より多く課金していた問題で、社内調査で発覚してから4ヶ月間対策を講じなかった点を、[[森雅子]][[内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)|消費者相]]に問題視され、速やかに公表するように口頭で注意を受ける。<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0801B_Y3A100C1CR0000/ 消費者庁、グリーに口頭で注意 未成年への上限超え課金問題 ]日本経済新聞 2013年1月8日</ref>
** [[1月18日]] - 未成年利用者が月額上限金額より多く課金していた問題で、追加調査の結果、対象者が5544人になったと発表した。<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD180PI_Y3A110C1TJ2000/ グリー、未成年の超過課金5544人に 733人から拡大「複数システムで不備」、総額は4937万円 ]日本経済新聞 2013年1月18日</ref>
** [[1月18日]] - 未成年利用者が月額上限金額より多く課金していた問題で、追加調査の結果、対象者が5544人になったと発表した。<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD180PI_Y3A110C1TJ2000/ グリー、未成年の超過課金5544人に 733人から拡大「複数システムで不備」、総額は4937万円 ]日本経済新聞 2013年1月18日</ref>

*[[2018年]](平成30年)

**[[supercell]]社との問題により、同社ゲームユーザーから怒りを買う結果となった。


== 機能 ==
== 機能 ==

2018年1月24日 (水) 10:47時点における版

GREE
ロゴ
URL gree.jp
言語 日本語
タイプ SNS
運営者 グリー株式会社
設立者 田中良和
収益 広告
有料コンテンツ利用料 など
営利性 営利
登録 サービス利用には登録が必要、
登録費用は無料
開始 2004年2月21日
現在の状態 運営中

GREE(グリー)は、グリー株式会社運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。2004年2月サービスをスタートした。

概要

創業者田中良和が個人的な趣味の一環として一人でGREEを開発し、サービスの提供を開始。その後、2004年12月設立されたグリー株式会社によってGREEの本格的な運営が開始された。

GREEは無料で登録できる。登録には携帯電話audocomoSoftBankのいずれか)のメールアドレスが必要となる。

現在はMobageとともに基本無料の携帯電話向けブラウザゲームを前面に押し出したSNSとして知られるが、当初はmixiのように交流機能を主軸としたPC向けのSNSだった。

名前の由来

名前の由来は社会心理学者のスタンレー・ミルグラムによる「Six Degrees of Separations」(六次の隔たり)から名付けられているとしている。これは「知り合いから知り合いへ人のつながりをたどっていくと、6回のつながりで世界の全ての人に行き着くことができる」という仮説であり、「ネットワークコミュニケーション代表されるインターネットの面白さ・便利さ・楽しさを新しく生み出していく存在でありたい」というメッセージが込められているとしている。

会員数

2011年9月末時点のGREE会員数は約2,700万人としている[1][2][3]

2011年4月にはOpenFeint米国モバイルソーシャルゲームプラットフォーム)の運営会社(カリフォルニア州に所在)を完全子会社化。翌2012年5月24日から、既存のGREEとOpenFeintのブランド名・会員データベース・コミュニケーション機能・ゲーム開発環境等を統合した新プラットフォーム「GREE Platform」を展開している。2012年3月現在の利用者数は約2.3億人(GREEと旧OpenFeintの合算)。

沿革

    • supercell社との問題により、同社ゲームユーザーから怒りを買う結果となった。

機能

ユーザーが自身のプロフィール画像写真似顔絵)を登録し、公開することが可能(各1000KBまで)。これとは別にフォトアルバムに載せた写真や動画を掲載することも可能。また、絵文字などによって装飾ができる。

日記

トラックバック機能などはないが、基本的な使い方は「ブログ」に似ており、そのためかそれを「ブログ」と呼ぶことも多い。日記の本文には、画像の紹介、動画の紹介、レビューの紹介、連携した各種サービスのコンテンツ紹介などが行える。

また、無料で簡単な文書装飾(絵文字html)をつける機能もある。日記はいつでも修正可能で、削除することもできる。コメントは、日記の主が削除できる他、コメントをつけたユーザーが自分のコメントを削除することもできる。また、各記事の「いいね!」をクリックすることで、その記事が良いと思ったことをワンクリックで簡単に伝えることも可能。

日記の公開範囲を「全体(全ユーザー)に公開」「友達の友達まで公開」「友達まで公開」の3段階から選択可能。他のブログサービスの内容をGREEのユーザーページ上に読み込ませることも可能であり、その場合もGREE上で他のユーザーはコメントを書き込むことができる。また、日記をRSSでフィードさせRSSの読み込みに対応したSNS、その他ウェブサイト上で日記の更新を知らせたい場合に利用可能。利用者はGREE独自のタグを覚えて編集をすることが多いが、パソコンでは携帯電話用機能の一部やタグが使えないことがあるため、多くの人は携帯電話で編集作業を行っている。

ひとこと

2009年10月に行われたリニューアルで追加された機能で、ホームおよび各ユーザーのトップページに配置されている。

TwittermixiボイスFacebookアップデートに似た機能で、140文字までのひとことを投稿し公開することができる。日記と同様、各々のひとことに返信としてコメントを付記したり、「いいね!」をつけることができる。TwitterやFacebookのアカウントと連携し、これらへ投稿したひとことを自動的に同期させることも可能。公開範囲の設定は日記と共通。コミュニティへの入会や、「新しく友達が増えた」などGREE内での出来事も、ひとこと内に自動的に追加される。

誕生日の寄せ書き

GREEで友達リンクしているユーザーの誕生日の前後1週間に、お祝いの寄せ書きを書くことができる。

フォトアルバム

デジタルカメラや携帯電話で撮影した画像や動画を最大200MB(プレミアム会員は1000MB)まで掲載可能。

レビュー

Amazon.co.jpで取り扱いのある商品と上映中の映画情報の大部分がレビューで紹介可能。レビューを行った商品の日記での紹介も可能。また、GREEプレミアム会員のレビューページを経由してAmazon.co.jpで商品の購入が行われた場合、経由されたプレミアム会員にAmazon.co.jpから紹介料が支払われる。

メール

GREE内でメッセージをやり取りできる。保存期間の制限はないが、容量の制限はある。GREEメールに画像や動画を貼ることはできない。

メッセージのやり取りに際して、青少年保護の観点から18歳未満の場合、送信者・受信者の年齢が一定の範囲内にないとメッセージが送信できないようになっている[9]

2005年以前のメールには送受信日時のデータはないが、2005年以降のメールから表示されるようになっている。 メールの外部エクスポート機能もある。

ニュース

閲覧において、GREEアカウントの登録やログインは不要。 芸能・コラム・スポーツ・音楽など幅広いジャンルから最新ニュースを確認することができる[10]

グリキュー

ユーザー同士で質問と回答を行えるサービス(みんなの質問)。当初は携帯電話向けのサービスだったが、やがて「GREEキャリア」と連動してPCでも閲覧が可能になった。2017年2月27日サービス終了となる

GREEプレミアム

通常のGREEは無料であるが、この機能は有料オプションであり、2006年10月2日の開始時点でフォトサービスの容量拡大、レビューでの個人アフィリエイト、GREEメール容量制限拡大が可能となっている。月額300円(税別)で、クレジット決済のみ対応している。

GREEコイン

ショップでアイテムの購入やガチャをする際に必要。 アプリではGREEコインは使用でき無いため、 それぞれ専用のAndroidコインの購入(モンプラならMAC)が必要となる 1回の購入金額はブラウザ、アプリ共に、300(税込¥324)~10.000(\10.800)C(コイン) 専用ページから支払方法と金額を選択する。(2016年9月29日利用契約一部変更)

pictpix

2017年1月30日正式版リリース

モバイル版GREE

モバイル版GREEは、PC版のほぼ全機能を携帯電話で利用可能にしたサービス。docomoSoftBankでは「GREE」として公式サイトになっているが、auではKDDIとグリーの共同サービスとして「au one GREE」という名称でサービスを提供している。またPC版では使えない機能が多くある。

携帯版独自のコンテンツとして、「踊り子クリノッペ」「釣り★スタ」「探検ドリランド」「ハコニワ」「モンプラ」「海賊王国コロンブス」「聖戦ケルベロス」「ドラゴンマスター」等の携帯ゲームがある。他には、ミュージック(着うたプロフ)、グリデコ(デコメール)、グリ占(占い)、グリ辞書(Wikipediaミラーサイト)、グリ街(地元のクチコミ2009年6月15日午後2時をもって閉鎖)などがある。これ以外にもアバターや、プロフィールの背景を変えられるプロフ機能がある。

これらのサービスを提供するアプリには、グリーが自社開発したアプリとサードパーティーから提供を受けたアプリがあり、これらのアプリは総称して「GREEアプリ」と呼ばれる。GREE内だけで使える仮想通貨「コイン」で各種アイテムを購入するシステムになっている。

2009年2月で、PC:1.3億PV、モバイル:100億PVとなり、アクセスの99%がモバイルである。

スマートフォン向けの専用アプリがあり、GREEでは専用アプリの使用を強く勧めている。 アプリがアップデートされることがあまりなく、不具合を起こし続けている。 ユーザーが個人制作したアプリが存在するが、使用している場合は強制退会の処置をされることもある。

グリゲー

携帯電話向けに配信されるゲーム。モバイル版の中核をなすコンテンツ群であり、グリーが自社開発したアプリもあるが、サードパーティーから提供を受けたアプリが多い。

おもにアイテム課金制をとり、登録や基本操作は無料だが、ゲームを有利に進行するための仮想アイテムを入手するためには、追加料金が必要になる。かつてテレビCMではその点に触れず『無料』の部分だけを強調していたため、児童がオプションの仮想アイテムを購入して、後から親が予想外に巨額の請求を受けるなど社会問題となり[11]批判を受け、やがてCMから「無料です」の音声が削除された。

アプリ内で使用する仮想通貨は、携帯電話キャリア電子マネー運営会社を通じて購入する仕組みになっている。仮想通貨には、かつて存在した「ゴールド」(アイコンは"G"と彫られた黄色のメダル)と現存する「コイン」(アイコンは"C"と彫られた灰色のメダル)があり、アプリによって使用できる仮想通貨が異なった。ゴールドとコインは共用できず、必要な仮想通貨が異なる場合は別個に購入しなければならないため、利便性に難があったが2011年7月20日をもってゴールドは廃止となり、コインと統合された。[12]

ミニゲーム

おもにワンボタンによる単純操作が特色の携帯ゲーム集。かつては定期的に新作が追加され、ゲームアプリの本数は300を超える。グリーが自社開発したアプリが多く、サードパーティーから提供を受けたアプリもある。

グリーが自社開発したアプリは、高得点をとると、段階に応じて2種類のアバターアイテムを取得できる。当初はアプリ起動時に「グリゲー」のロゴを表示した。当時公開されたアプリに今もその名残がある。2010年6月以降にリリースされた新作は起動時に「グリゲー」のロゴが表示されなくなる。

2007年11月から月単位で「グリゲーラリー」を実施していた。4本ないし5本のゲームがラリー対象に指定され、期間内の達成度に応じて記念の楯(アバターアイテム)が配布された。楯はの3種類があり、金の楯→上級者、銀の楯→中級者、銅の楯→プレイヤー全員が対象となっていた。やがてラリー対象のゲームは新作のみとなり、ラリーの日程にあわせて週に1本のペースで新作が定期的に追加された。グリゲーラリーは2010年7月に「ミニゲームラリー」と名称変更された。

ミニゲームラリーは2011年6月を最後に廃止された。理由は公表されていない。ある登録ユーザーがグリーの日記で「各アプリのイベントが同時期に集中するとイベント対応で忙しく、重荷になる」という趣旨の投稿を行い、ほぼ常時行われていたミニゲームラリーも主要なイベントであったため、これを受けて、サードパーティー製のアプリを利用しているユーザーの動向に影響することが社内で懸念されたためとみられる。

ミニゲームラリーの廃止に伴い、2011年7月には週1本のペースを改めて16本の新作を随時リリースした。それ以降、新作は追加されていない。

GREE公式アプリ

アプリを提供するサードパーティー

禁止行為

GREEには「GREE いくつかの約束」として、禁止行為がまとめられている。

  1. 個人を特定する内容を書かない。
  2. パスワードを教えない、携帯電話を貸さない。
  3. 異性との出会いを求める利用はしない。
  4. まわりに迷惑をかけることはしない。
  5. 不正な行為や操作、GREEの運営を妨害しない。
  6. お金儲けのためにGREEを利用しない。
  7. 他人の画像やイラストなどを勝手に使わない、掲載しない。

その他、反社会的行為やわいせつな行為、宗教活動および政治活動、無差別投稿などを禁止している。

退会

GREEを退会する際、アンケートに回答する必要がある。携帯電話・スマートフォン版のサイトにおいては、ここで退会しなくても自己解決できるような退会理由を選択した場合、解決方法のみを提示され、退会完了まで辿り着けない[19][20]

2011年10月現在、退会理由として以下の選択肢を選んだ場合、解決方法のみが表示される。

  • GREEからの通知メールが多い - 通知メール、知らない人からのメールの拒否設定を案内される。
  • 名前/年齢を隠したい - スマートフォン版では自己紹介の編集や、知らない人からのメール許可設定、友だち解除の案内が、携帯電話版ではプライバシー設定の案内が表示される。
  • 機種変更したい(携帯電話版のみ) - 機種変更やスマートフォン版の案内が表示される。
  • 名前/プロフを変えたい(携帯電話版のみ) - 自己紹介の編集、知らない人からのメール許可設定、友だち解除の案内が表示される。

以下の選択肢を選んだ場合も、選択によっては詳細な解決方法が表示されるが、退会のためのパスワードの最終確認がページ最下部にあり、退会を完了できる。

  • サイトが重い
  • 操作方法が不明
  • 友だちができない
  • 出会い目的など迷惑メール
  • 個人間トラブル
  • 面白いゲームがない
  • コインが無くなった
  • 欲しいデコメ素材がない(携帯電話版のみ)
  • 面白い占いがない(携帯電話版のみ)
  • 欲しい画像がない(携帯電話版のみ)

なお、PC向けの退会ページではアンケートの内容がまったく異なっており、どのような回答を行っても退会を引き留められることはない。

また、以下のいずれかに該当するユーザーは、前述の事項にかかわらず退会できない[21]

  • コミュニティの管理者である - コミュニティの閉鎖か、管理者の交代が必要。(強制退会させられた場合は管理者の交代ができない)
  • 『釣り★スタ』のチームに参加している - 事前にチームからの脱退が必要。
  • プラスコース(月額定額の有料コース)各種いずれかに加入している - 事前にプラスコースの退会が必要。

強制退会は、契約内容に違反した者を強制的に退会させるシステムである。 2010年頃にアカウント強制停止状態で誤って複数のユーザを停止してしまい、復旧できていない。 これらのおかげで、一度退会させられた人が戻ってくることを「出戻り」と呼んでいる。 なお、グリーでは「出戻り」を禁止している。

広告展開

2008年5月17日より、「金はない。時間はある。」「無料ゲームはgree.jp」というキャッチフレーズで、岸部四郎を起用したGREE初のテレビCMを放映し[22]、このCMの放映以降急速に会員数を増やした[23]

以降、主にゲームのスポットCMを中心に流すようになり、日夜問わず大量にオンエアされている。その頻度は、2010年10月現在、関東地区においてテレビCM放映回数第2位に入るほどである[24]

多くのCMでは、冒頭で『グリー』というサウンドロゴが入る。基本無料で遊べる1つのゲームコンテンツの内容を紹介した簡素なCMが多い。芸能人の起用は比較的少ないが、前述の岸部四郎のほか、ナインティナイン岡村隆史矢部浩之ベッキー木下優樹菜福山雅治EXILE(CMソングも担当)、明石家さんまがCMに起用されたことがある。恋愛系ゲームの場合は作品によってCM向けに声優が起用されることもある。

2010年6月にはテレビ朝日すっぽんの女たち」、同年の11月には日本テレビ系世界弾丸トラベラー」、同年の12月には「M-1グランプリ」でスポンサーを担当した。

2011年3月11日に発生した東日本大震災直後はCMの量が激減したが、半年後には平常時の状態に戻っている。この時期にサウンドロゴがリニューアルされた。

2010年頃まではコンテンツ名を隠し(「釣り★スタ」を「無料釣りゲーム」、「踊り子クリノッペ」を「ペットゲーム」、「トレジャーハンター」を「お宝発掘ゲーム」、「ハコニワ」を「ガーデニングゲーム」など)、かわりにGREEの名前を最前面に出したCMが中心だったが、2011年夏頃より放映されている『探検ドリランド』のCMでは、GREEのロゴは最後に小さく表示されるのみで、「ドリランド」自体のサウンドロゴが流される、「ドリランド」で検索を促すなど、珍しくコンテンツ名を最前面に出したCMとなっている。また、このCMではTOKIOが起用されており、企画の一環として同バンドをモデルにしたハンターカードが登場した。

2011年10月頃からは、を起用し、「ソーシャルネットワークはGREE」というキャッチフレーズで、GREEとしては初めて日記などのSNS機能をアピールしたCMを放映している。同年12月下旬には吉本興業とのコラボレートを実施した。

現在はMBSTBS系「EXILE魂」や「さんまのSUPERからくりTV」(2012年4月〜)フジテレビ系・「めちゃ×2イケてるッ!」(2012年4月〜)や「爆笑!大日本アカン警察」(2012年4月〜)テレビ朝日系・「ロンドンハーツ」(2012年4月〜)日本テレビ系・「行列のできる法律相談所」(2012年4月〜)テレビ東京系・「出没!アド街ック天国」(2012年4月〜)や「バカソウル」でスポンサーを担当。

「無料」表示に関する問題

テレビCMで「無料です」と宣伝しているものの無料で利用できる範囲は限定されており、「景品表示法(不当表示)に抵触する」として関西にある消費者団体から指摘を受け、「無料です」という音声を削除した[25]

児童被害

不特定多数の者とメールができる「非出会い系」と呼ばれているサイトの中で、GREEは2010年1年間で一昨年を212人上回る378人もの児童の被害者を出した。全体でみると対前年比で103人増の1,239人であることからGREEの増加分がその他のサイトの減少分をのみ込んでいるとの指摘があり、同業の団体から非難を浴びている[26]

過去に起こった刑事事件等

超過課金問題

2013年1月2012年4月26日から同年9月7日まで利用した一部の未成年利用者733人が、月額上限金額より多く課金(超過課金)していたことを発表した。超過総額は2811万円。プログラムの設定のミスが原因で、クレジットカード決済する場合は規制の対象にはなっていなかった。2012年9月の内部監査でプログラムの設定ミスに気づき、設定を変更するも、このときは発表せずにいた。発表が遅れたことに対し、GREEは「該当者が少ない」との理由から公表も返金もしていなかったが、外部からの指摘により発表することにした[29][30]

GREEは、その後の追加調査で新たに未成年利用者からの超過課金があったことを公表した。決済方法にGREEの月額コースや楽天Edy、そのほか他社決済システムとの接続時における仕様上の不具合が原因となり、超過課金が発生していたことを明らかにした。対象となる期間は2012年4月1日から2013年1月12日までで、対象人数は5544人。超過金額の合計は4937万170円[31][32][33]

GREEは超過課金問題に対し、ホームページに改めておわびを掲載し、対象となる未成年利用者に対してはメールで通知。また、新たにフリーダイヤルを設け、超過課金額については全額返金する予定である[34][35]

また、2012年9月の内部監査で気づいておきながら、2013年1月の外部から指摘されるまでの4ヶ月間、何も公表しなかったことを、森雅子消費者相に問題視され、速やかに公表するように口頭で注意を受けた。

脚注

  1. ^ 「商品に消費者の声反映」ファミマ、SNS活用でPB開発本格化 (SankeiBiz)
  2. ^ GREE×ファミリーマート×カルビー みんなが好きな味のポテトチップスをつくろう!(ファミリーマート)
  3. ^ グリー株式会社 プロフィール (Jobweb)
  4. ^ “「無料で遊べる」携帯ゲーム高額請求相次ぐ”. YOMIURI ONLINE. (2009年10月10日). http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091010-OYT1T00578.htm?from=yoltop 2009年10月12日閲覧。 及び読売新聞 2009年10月10日夕刊 3版1面
  5. ^ グリー、「コンプガチャ」を新規リリース中止へ--5月一杯ですべて終了
  6. ^ グリー、未成年に超過課金…733人に返金へ
  7. ^ 消費者庁、グリーに口頭で注意 未成年への上限超え課金問題 日本経済新聞 2013年1月8日
  8. ^ グリー、未成年の超過課金5544人に 733人から拡大「複数システムで不備」、総額は4937万円 日本経済新聞 2013年1月18日
  9. ^ ヘルプ - GREE - GREEメールを送る際、年齢制限により送信できないと表示されるのはなぜですか
  10. ^ ニュース - GREE
  11. ^ GREE、未成年の課金サービス利用を制限 テレビCM見直しも (ITmedia)、携帯ゲーム「グリー」、未成年者の課金は上限3万円(読売新聞、2009年10月16日
  12. ^ [重要]ゴールドに関するお知らせ
  13. ^ “GREE、グリー、初の全世界向けソーシャルゲーム「Zombie Jombie」を配信”. インターネットコム. (2012年3月15日). http://japan.internet.com/busnews/20120316/12.html 2012年3月16日閲覧。 
  14. ^ グリー、「BLEACH」のソーシャルゲーム『BLEACH×GREE(仮称)』の配信決定…事前登録開始
    GREEの方でも2012年度ニュースリリース内でメディア掲載歴として紹介された
  15. ^ グリー、『BLEACHソウルマスターズ』をSP・FP版「GREE」でリリース
  16. ^ 株式会社インデックス(旧社)のブランド時代も含む。
  17. ^ http://www.oratta.net/company/oratt/
  18. ^ 韓国の複数の芸能事務所との共同プロジェクト。
  19. ^ GREEの退会引き止めにユーザーの不満が爆発. サーチナ. 2011年10月5日
  20. ^ ヘルプ - GREE - GREEを退会したいのですが、アンケートを選択しても退会することができないのはなぜですか: 2011年10月6日閲覧
  21. ^ GREE の退会方法を教えてください
  22. ^ “GREE、初のテレビCMに岸部四郎を起用。公式プロフィールも開設”. Impress BB Watch. (2008年5月16日). http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21901.html 2011年10月3日閲覧。 
  23. ^ “GREE、500万会員突破 「岸部四郎さんのCMが好評」”. ITmedia. (2008年5月29日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/29/news120.html 2011年10月3日閲覧。 
  24. ^ ビデオリサーチ調べ。日本経済新聞 2010年12月7日朝刊
  25. ^ GREE「無料」CM取りやめ 消費者団体の申し入れで
  26. ^ 「非出会い系」被害の子供、GREEが突出 「特定社が増やす」と業界怒り. MSN産経ニュース. 2011年2月18日
  27. ^ 「グリー」で呼び出し少女乱暴、容疑で組員逮捕
  28. ^ 携帯ゲーム通じ「婚約」、自宅に女生徒連れ込む 読売新聞 2012年10月18日
  29. ^ グリー、未成年に超過課金…733人に返金へ 読売新聞 2013年1月7日
  30. ^ グリー、広がる不始末 未成年への超過課金、当初公表値は不正確 東洋経済 2013年1月18日
  31. ^ グリー、未成年の課金上限利用問題で追加公表--対象がさらに拡大 CNET Japan 2013年1月18日
  32. ^ グリーが新たな未成年の超過課金者を発表、計5,544人に総額4,937万円 マイナビニュース 2013年1月18日
  33. ^ “グリーの“優れた”ビジネス…新パッケージガチャ、射幸性強くコンプよりお金つぎ込む人も続出”. ビジネスジャーナル. (2013年2月3日). http://biz-journal.jp/2013/02/post_1437.html 2013年8月2日閲覧。 
  34. ^ 対象者5544人に拡大=未成年者ゲーム超過課金-グリー 時事通信 2013年1月19日
  35. ^ グリー 新たに未成年者への上限超課金 NHKニュース 2013年1月19日

関連項目

外部リンク