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[[File:Cocobolo wood.jpg|thumb|250px|ココボロ]]
{{分割提案|ダルベルギア・レトゥサ|date=2018年6月}}
'''ココボロ'''(cocobolo)は、中米原産の[[ツルサイカチ属]]の植物[[ダルベルギア・レトゥサ]]({{Snamei||Dalbergia retusa}} {{AU|Hemsl.}})および {{Snamei|D. granadillo}} {{AU|Pittier}}<ref>{{Harvcoltxt|Rich|1970|p=86}}.</ref><ref>[http://www.trafficj.org/cop14/Cop14-press5.pdf 第14回ワシントン条約締約国会議 in ハーグ 木材種 編]({{仮リンク|トラフィック (非営利団体)|label=トラフィック|en|Traffic (conservation programme)}})。{{Accessdate|2018-06-14}}</ref> の[[心材]]として得られる[[木材]]である。ただしギブス (2005)、ウォーカー (2006)、村山 (2013)、河村・西川 (2014) ではココボロ材を得られる樹木とし示されているのはダルベルギア・レトゥサのみである。
[[Image:Cocobolo chess pieces.jpg|thumb|300px|ココボロで製作されたチェス駒]]
'''ココボロ'''(cocobolo)は、中米原産の[[ツルサイカチ属]]の植物[[ダルベルギア・レトゥサ]]({{Snamei||Dalbergia retusa}}) {{Snamei|D. granadillo}}<ref>[http://www.trafficj.org/cop14/Cop14-press5.pdf 第14回ワシントン条約締約国会議 in ハーグ 木材種 編]({{仮リンク|トラフィック (非営利団体)|label=トラフィック|en|Traffic (conservation programme)}})。{{Accessdate|2018-06-14}}</ref> の[[心材]]として得られる[[木材]]である。ここでは、植物についも説明する。


[[ダルベルギア・ニグラ]](''D. nigra''、通称: [[ブラジリアン・ローズウッド|ブラジリアンローズウッド]]、附属書Iに記載)を除くツルサイカチ属の種全体が2017年10月4日から有効となっている[[ワシントン条約]]附属書IIに記載されている<ref>[https://www.cites.org/eng/app/appendices.php Appendices]. (CITES). {{Accessdate|2018-06-16}}</ref>ため、ココボロに関しても附属書IIが適用される。
== 植物 ==
[[メキシコ]]から[[パナマ]]までの[[中央アメリカ]]に原産する樹で、成長すると20メートル以上の高さになる。通常、幹は直立して円柱状の樹形になるが、根本近くで分枝することもある。ココボロとなる心材はオレンジ色から赤褐色だが、辺材はクリームがかった黄色と色味がくっきりと分かれる。辺材が利用される事は稀である。


主に[[楽器]]材や[[ナイフ]]の柄、[[象嵌]]細工、[[轆轤|ろくろ]]加工品などに用いられる(参照: [[#用途]])。
[[樹皮]]は褐色で縦に裂け目ができることがある。葉は奇数羽状複葉で、小葉は9ないし13枚あり、明るい黄緑色で裏側は白っぽい。白い蝶形花を1月から3月にかけて開く。


== 木材 ==
== 語源 ==
ココボロの語は[[アラワク語]]の kakabali に由来し、[[スペイン語]]を経由して[[英語]]に流入したとする説がある<ref>Stevenson & Waite (2011).</ref>。
ココボロ材は、密度(比重)が1以上ある「沈木」で、乾燥品はくすんだ色をしているが、[[ニス]]で仕上げると鮮やかなオレンジ色・朱色または赤褐色になり、木目が美しい。


== 外観 ==
[[ナイフ]]の柄、[[銃器]]の把、[[チェスの駒]]などの小さな木工品に好んで使われるが、ギターやベースなど楽器の胴にも使われる。幅1メートル以上の大きな材もとれるため、建具や家具、建築材にも使われている。
[[File:Cocobolo Maserung.jpg|thumb|200px|ココボロ材]]
ココボロ材の外観に関しては、同属の[[ローズウッド]]{{Refnest|group="注"|ココボロにもニカラグアローズウッドという異名があるが、ほかにローズウッドというと[[ダルベルギア・ニグラ]](通称: ブラジリアンローズウッド)や ''Dalbergia stevensonii''{{enlink|dalbergia stevensonii||sv|a=on}}(通称: [[ホンジュラスローズウッド]])、[[マルバシタン]](学名: ''Dalbergia latifolia''; 通称: [[インディアンローズウッド]])などが挙げられる(参照: [[ローズウッド (木材)]])。}}とは全く色調が異なり<ref name="m2013">村山 (2013).</ref>、切断直後の[[心材]]は黄橙色から深みのある赤色の地でこれに黄色や橙色、赤レンガ色の斑上の筋や斑紋が見られるが<ref name="aw">ウォーカー (2006).</ref>、空気に触れればすぐ橙色に変わり<ref name="k&n">河村・西川 (2014).</ref>、時間が経過するにつれて深みのある赤橙色の地に濃色の筋と斑紋が入った状態<ref name="aw" />、要は赤黒く落ち着いた色合いとなる<ref name="k&n" />。[[辺材]]は心材とは明らかに異なりほとんど白色に近い<ref name="aw" />か真っ白で、[[ウッドターニング]]愛好者はこの白さを生かすことが多い<ref name="k&n" />。[[木理]]は通直のものもあれば不規則なものもあるなど多様で、時には波状である場合もある<ref name="aw" />。

== 性質 ==
性質に関しては、[[気乾比重]]が0.98-1.20(平均1.09)<ref name="aw" />の「沈木」で{{要出典|date=2018年6月}}重くて硬いが、[[轆轤|ろくろ]]、[[切削]]、[[鉋]]のどれでも加工はしやすい<ref name="k&n" />。このように手道具であっても機械であっても加工性は悪くはないが、少し刃先を鈍磨させる性質を持つので刃先は常に鋭く研摩しておく必要がある<ref name="aw" />。乾燥はゆっくりと進み、その間に干割れや表面割れが起こりやすいが、乾燥後の寸度安定性は非常に高い<ref name="aw" />。ウォーカー (2006) は、機械工具を当てると[[精油]]が柔らかな芳香を放つとしているが、[[木工家]]の河村寿昌によれば匂いに関しては「あまり心地よくない、強い酸っぱさ」が感じられる<ref name="k&n" />。細かい木屑で皮膚が橙色に染まったり、かゆみを伴う炎症を起こしたりする場合がある<ref name="aw" />ので作業の際は注意を要する<ref name="k&n" /><ref name="m2013" />。剛性(木材の弾力性を表す尺度)は高い<ref name="aw" />。油性も高いので接着性は良くないものの<ref name="aw" />、油分が多いがためにろくろ加工の際はむしろサクサク削れていき<ref name="k&n" />、丁寧に作業を行えば素晴らしく滑らかな表面仕上がりとなり、[[大理石]]のような冷たい触感も生まれる<ref name="aw" />。ろくろ細工に理想的な木材である<ref name="aw" />。心材は耐久性があり、保存薬剤による処理は難しい<ref name="aw" />。乾燥品はくすんだ色をしているが、[[ニス]]で仕上げると鮮やかなオレンジ色・朱色または赤褐色になり、木目が美しい{{要出典|date=2018年6月}}。

== 用途 ==
[[Image:Cocobolo chess pieces.jpg|thumb|200px|ココボロで製作されたチェス駒]]
[[File:Ocarina a pistone cocobolo.JPG|thumb|200px|ココボロ製[[オカリナ]]]]
[[File:Cocobolo Fire Piston.jpg|thumb|200px|ココボロ製の[[圧気発火器]]]]

用途は、油分の多さや耐久性の高さ、防水性を生かして[[ナイフ]]などの[[食器]]類の柄<ref name="k&n" />、道具の柄、[[ブラシ]]の柄、[[職杖]]、[[ボーリング]]の球などに加工される<ref name="aw" />。また[[彫刻]]や[[木彫り]]にも高い適性が認められ、[[チェスの駒]]、[[宝石箱]]、[[象嵌細工]]の小箱などの小さな木工品に使われる<ref name="aw" />が、ギターなどの[[楽器]]材としても使われる<ref name="m2013" />。ほかに[[旋盤]]やろくろ加工品全般<ref name="k&n" />、美観に優れていることからスライスカットされて[[象嵌]]用の上質な[[化粧単板]]として装飾性の高い[[家具]]や[[羽目板]]にも用いられる<ref name="aw" />。[[銃器]]の把や幅1メートル以上の大きな材もとれるため、建具や家具、建築材にも使われている{{要出典|date=2018年6月}}。

== 備考 ==
[[パナマ]]では観光客向けの店でココボロ材から作られた彫刻が見られる<ref name="P&CR">{{Harvcoltxt|Condit|Pérez|Daguerre|2011}}.</ref>。また[[日本]]においては、ダルベルギア・レトゥサから得られたココボロ材を他のツルサイカチ属植物の[[ケランジィ|シタン]]({{Snamei|Dalbergia cochinchinensis}}; 通称あるいは商業名: パイオン)や{{仮リンク|マルバシタン|en|Dalbergia latifolia}}([[学名]]: {{Snamei|D. latifolia}}; 通称あるいは商業名: インドローズ)と共に[[仏壇]]に用いるための「[[シタン|本紫檀]]」として表示することが可能となっている<ref>[https://www.butudan-kousei.com/profile/kiyaku2015-ver0915.pdf 仏壇の表示に関する公正競争規約及び同施行規則]、別表2 唐木仏壇の正面表面材。2015年9月14日。{{Accessdate|2018-06-20}}</ref>。

== 大衆文化の中で ==
ココボロは、[[デビッド・ウッダード]]のバージョンのドリーマシンに関連付けられていました<ref>Allen、M.、[https://nytimes.com/2005/01/20/garden/20mach.html "Décor by Timothy Leary"]、''[[ニューヨーク・タイムズ]]''、2005年1月20日。</ref><ref>Stirt、J. A.、[https://www.bookofjoe.com/2005/01/dream_machine.html "Brion Gysin's Dreamachine—still legal, but not for long"], ''bookofjoe''、2005年1月28日。</ref>。[[ジム・ジャームッシュ]]の2013年の映画「[[オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ]]」は、ココボロと真鍮で作られた弾丸を特集しています<ref>Jarmusch、J.、[https://subslikescript.com/movie/Only_Lovers_Left_Alive-1714915 ''Only Lovers Left Alive'' 脚本]、subslikescript.com、2013。</ref>。ココボロデスクは、テレビ番組「[[ベター・コール・ソウル]]」でよく取り上げられます<ref>Bowman、D.、[http://www.avclub.com/tvclub/better-call-saul-bingo-216613 "''Better Call Saul''、'Bingo'"]、The A. V. Club、2015年3月16日。</ref>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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<references />
=== 注釈 ===
<!--==参考文献==-->
<references group="注" />
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=== 出典 ===
{{Reflist}}

==参考文献==
英語:
* Americas Regional Workshop (Conservation & Sustainable Management of Trees, Costa Rica, November 1996). (1998). ''Dalbergia retusa''. The IUCN Red List of Threatened Species 1998: e.T32957A9737916. {{doi|10.2305/IUCN.UK.1998.RLTS.T32957A9737916.en}}. Downloaded on '''16 June 2018'''.
* {{Cite book|last=Condit|first=Richard|first2=Rolando|last2=Pérez|first3=Nefertaris|last3=Daguerre|year=2011|url=https://books.google.co.jp/books?id=TqlGnkl8rPIC&dq=Dalbergia+retusa+cocobolo&hl=ja&source=gbs_navlinks_s|title=Trees of Panama and costa Rica|page=218|location=Princeton and Oxford|publisher=Princeton University Press|ref=harv|ncid=BB07557360}}
* {{Cite book|last=Rich|first=Jack C.|year=1970|title=Sculpture in Wood|url=https://books.google.co.jp/books?id=QvQT8vc4oikC&dq=cocobolo+Dalbergia+granadillo&hl=ja&source=gbs_navlinks_s|location=New York|publisher=Dover Publications|ref=harv|ncid=BA19027764}}
* "cocobolo" in Stevenson, Angus and Maurice Waite (eds.) (2011). [https://books.google.co.jp/books?id=4XycAQAAQBAJ&dq=kakabali+Dalbergia&hl=ja&source=gbs_navlinks_s ''Concise Oxford English Dictionary'', Twelfth Edition]. Oxford: Oxford University Press. {{ISBN2|978-0-19-960110-3}} {{NCID|BB06050567}}
日本語:
* エイダン・ウォーカー<!--Walker, Aidan--> 編、乙須敏紀 訳『世界木材図鑑』産調出版、2006年、82頁。{{ISBN2|4-88282-470-1}}(原書: ''The Encyclopedia of Wood'', Quarto, [https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA07614059 1989] & 2005.)
* 河村寿昌、西川栄明 共著、小泉章夫 監修『【原色】木材加工面がわかる樹種事典』誠文堂新光社、2014年、148頁。{{ISBN2|978-4-416-61426-6}}
* ニック・ギブス<!--Nick Gibbs--> 著、乙須敏紀 訳『木材活用ハンドブック』産調出版、2005年、94-95頁。{{ISBN2|4-88282-450-7}}(原書: ''The Wood Handbook'', Quarto, 2005.)
* 村山元春 監修、村山忠親 著『増補改訂 原色 木材大事典185種』誠文堂新光社、2013年、157頁。{{ISBN2|978-4-416-71379-2}}

== 関連項目 ==
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2022年10月31日 (月) 15:43時点における最新版

ココボロ材

ココボロ(cocobolo)は、中米原産のツルサイカチ属の植物ダルベルギア・レトゥサDalbergia retusa Hemsl.)および D. granadillo Pittier[1][2]心材として得られる木材である。ただしギブス (2005)、ウォーカー (2006)、村山 (2013)、河村・西川 (2014) ではココボロ材を得られる樹木として示されているのはダルベルギア・レトゥサのみである。

ダルベルギア・ニグラD. nigra、通称: ブラジリアンローズウッド、附属書Iに記載)を除くツルサイカチ属の種全体が2017年10月4日から有効となっているワシントン条約附属書IIに記載されている[3]ため、ココボロに関しても附属書IIが適用される。

主に楽器材やナイフの柄、象嵌細工、ろくろ加工品などに用いられる(参照: #用途)。

語源

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ココボロの語はアラワク語の kakabali に由来し、スペイン語を経由して英語に流入したとする説がある[4]

外観

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ココボロ材

ココボロ材の外観に関しては、同属のローズウッド[注 1]とは全く色調が異なり[5]、切断直後の心材は黄橙色から深みのある赤色の地でこれに黄色や橙色、赤レンガ色の斑上の筋や斑紋が見られるが[6]、空気に触れればすぐ橙色に変わり[7]、時間が経過するにつれて深みのある赤橙色の地に濃色の筋と斑紋が入った状態[6]、要は赤黒く落ち着いた色合いとなる[7]辺材は心材とは明らかに異なりほとんど白色に近い[6]か真っ白で、ウッドターニング愛好者はこの白さを生かすことが多い[7]木理は通直のものもあれば不規則なものもあるなど多様で、時には波状である場合もある[6]

性質

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性質に関しては、気乾比重が0.98-1.20(平均1.09)[6]の「沈木」で[要出典]重くて硬いが、ろくろ切削のどれでも加工はしやすい[7]。このように手道具であっても機械であっても加工性は悪くはないが、少し刃先を鈍磨させる性質を持つので刃先は常に鋭く研摩しておく必要がある[6]。乾燥はゆっくりと進み、その間に干割れや表面割れが起こりやすいが、乾燥後の寸度安定性は非常に高い[6]。ウォーカー (2006) は、機械工具を当てると精油が柔らかな芳香を放つとしているが、木工家の河村寿昌によれば匂いに関しては「あまり心地よくない、強い酸っぱさ」が感じられる[7]。細かい木屑で皮膚が橙色に染まったり、かゆみを伴う炎症を起こしたりする場合がある[6]ので作業の際は注意を要する[7][5]。剛性(木材の弾力性を表す尺度)は高い[6]。油性も高いので接着性は良くないものの[6]、油分が多いがためにろくろ加工の際はむしろサクサク削れていき[7]、丁寧に作業を行えば素晴らしく滑らかな表面仕上がりとなり、大理石のような冷たい触感も生まれる[6]。ろくろ細工に理想的な木材である[6]。心材は耐久性があり、保存薬剤による処理は難しい[6]。乾燥品はくすんだ色をしているが、ニスで仕上げると鮮やかなオレンジ色・朱色または赤褐色になり、木目が美しい[要出典]

用途

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ココボロで製作されたチェス駒
ココボロ製オカリナ
ココボロ製の圧気発火器

用途は、油分の多さや耐久性の高さ、防水性を生かしてナイフなどの食器類の柄[7]、道具の柄、ブラシの柄、職杖ボーリングの球などに加工される[6]。また彫刻木彫りにも高い適性が認められ、チェスの駒宝石箱象嵌細工の小箱などの小さな木工品に使われる[6]が、ギターなどの楽器材としても使われる[5]。ほかに旋盤やろくろ加工品全般[7]、美観に優れていることからスライスカットされて象嵌用の上質な化粧単板として装飾性の高い家具羽目板にも用いられる[6]銃器の把や幅1メートル以上の大きな材もとれるため、建具や家具、建築材にも使われている[要出典]

備考

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パナマでは観光客向けの店でココボロ材から作られた彫刻が見られる[8]。また日本においては、ダルベルギア・レトゥサから得られたココボロ材を他のツルサイカチ属植物のシタンDalbergia cochinchinensis; 通称あるいは商業名: パイオン)やマルバシタン英語版学名: D. latifolia; 通称あるいは商業名: インドローズ)と共に仏壇に用いるための「本紫檀」として表示することが可能となっている[9]

大衆文化の中で

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ココボロは、デビッド・ウッダードのバージョンのドリーマシンに関連付けられていました[10][11]ジム・ジャームッシュの2013年の映画「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」は、ココボロと真鍮で作られた弾丸を特集しています[12]。ココボロデスクは、テレビ番組「ベター・コール・ソウル」でよく取り上げられます[13]

脚注

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注釈

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  1. ^ ココボロにもニカラグアローズウッドという異名があるが、ほかにローズウッドというとダルベルギア・ニグラ(通称: ブラジリアンローズウッド)や Dalbergia stevensonii (sv(通称: ホンジュラスローズウッド)、マルバシタン(学名: Dalbergia latifolia; 通称: インディアンローズウッド)などが挙げられる(参照: ローズウッド (木材))。

出典

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  1. ^ Rich (1970:86).
  2. ^ 第14回ワシントン条約締約国会議 in ハーグ 木材種 編(トラフィック英語版)。2018年6月14日閲覧。
  3. ^ Appendices. (CITES). 2018年6月16日閲覧。
  4. ^ Stevenson & Waite (2011).
  5. ^ a b c 村山 (2013).
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p ウォーカー (2006).
  7. ^ a b c d e f g h i 河村・西川 (2014).
  8. ^ Condit, Pérez & Daguerre (2011).
  9. ^ 仏壇の表示に関する公正競争規約及び同施行規則、別表2 唐木仏壇の正面表面材。2015年9月14日。2018年6月20日閲覧。
  10. ^ Allen、M.、"Décor by Timothy Leary"ニューヨーク・タイムズ、2005年1月20日。
  11. ^ Stirt、J. A.、"Brion Gysin's Dreamachine—still legal, but not for long", bookofjoe、2005年1月28日。
  12. ^ Jarmusch、J.、Only Lovers Left Alive 脚本、subslikescript.com、2013。
  13. ^ Bowman、D.、"Better Call Saul、'Bingo'"、The A. V. Club、2015年3月16日。

参考文献

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英語:

  • Americas Regional Workshop (Conservation & Sustainable Management of Trees, Costa Rica, November 1996). (1998). Dalbergia retusa. The IUCN Red List of Threatened Species 1998: e.T32957A9737916. doi:10.2305/IUCN.UK.1998.RLTS.T32957A9737916.en. Downloaded on 16 June 2018.
  • Condit, Richard; Pérez, Rolando; Daguerre, Nefertaris (2011). Trees of Panama and costa Rica. Princeton and Oxford: Princeton University Press. p. 218. NCID BB07557360. https://books.google.co.jp/books?id=TqlGnkl8rPIC&dq=Dalbergia+retusa+cocobolo&hl=ja&source=gbs_navlinks_s 
  • Rich, Jack C. (1970). Sculpture in Wood. New York: Dover Publications. NCID BA19027764. https://books.google.co.jp/books?id=QvQT8vc4oikC&dq=cocobolo+Dalbergia+granadillo&hl=ja&source=gbs_navlinks_s 
  • "cocobolo" in Stevenson, Angus and Maurice Waite (eds.) (2011). Concise Oxford English Dictionary, Twelfth Edition. Oxford: Oxford University Press. ISBN 978-0-19-960110-3 NCID BB06050567

日本語:

  • エイダン・ウォーカー 編、乙須敏紀 訳『世界木材図鑑』産調出版、2006年、82頁。ISBN 4-88282-470-1(原書: The Encyclopedia of Wood, Quarto, 1989 & 2005.)
  • 河村寿昌、西川栄明 共著、小泉章夫 監修『【原色】木材加工面がわかる樹種事典』誠文堂新光社、2014年、148頁。ISBN 978-4-416-61426-6
  • ニック・ギブス 著、乙須敏紀 訳『木材活用ハンドブック』産調出版、2005年、94-95頁。ISBN 4-88282-450-7(原書: The Wood Handbook, Quarto, 2005.)
  • 村山元春 監修、村山忠親 著『増補改訂 原色 木材大事典185種』誠文堂新光社、2013年、157頁。ISBN 978-4-416-71379-2

関連項目

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