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'''ジュリアス・インドンゴ'''('''Julius Indongo'''、[[1983年]][[2月12日]] - )は、[[ナミビア]]の[[プロボクサー]]。元[[世界ボクシング協会|WBA]]・[[国際ボクシング連盟|IBF]]世界[[スーパーライト級]][[統一世界王者|統一王者]]<ref>[https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2017/08/21/kiji/20170820s00021000336000c.html クロフォード Sライト級4団体王座統一、12年ぶり3人目快挙] スポニチアネックス 2017年8月21日</ref>。小村のオヌムタイ (Onumutai) 出身で、2017年8月現在はナミビアの首都[[ウィントフック]]在住{{R|ringtv}}
'''ジュリアス・インドンゴ'''('''Julius Indongo'''、[[1983年]][[2月12日]] - )は、[[ナミビア]]の[[プロボクサー]]。[[ウィントフック]]出身。元[[世界ボクシング協会|WBA]]・[[国際ボクシング連盟|IBF]]世界[[スーパーライト級]][[統一世界王者|統一王者]]。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
=== アマチュア時代 ===
=== アマチュア時代 ===
インドンゴは10歳のときにラジオでボクシングの試合を聞いてボクサーになることを決意し、地元の工業大学に通いつつ、17歳のときにボクシングを開始した<ref name=ringtv>[https://www.ringtv.com/514563-african-village-espn-julius-indongo-sets-sights-history/ FROM AFRICAN VILLAGE TO ESPN: JULIUS INDONGO SETS HIS SIGHTS ON HISTORY] The Ring{{en icon}} 2017年8月18日</ref>
インドンゴは10歳のときにラジオでボクシングの試合を聞いてボクサーになることを決意し、地元の工業大学に通いつつ、17歳のときにボクシングを開始した。


2002年に学校を卒業したインドンゴは同時期にナミビアの全米選手権大会で優勝したが、その後肺結核を罹患し、完治までの2年を闘病生活に費やした{{R|ringtv}}
2002年に学校を卒業したインドンゴは同時期にナミビアの全米選手権大会で優勝したが、その後肺結核を罹患し、完治までの2年を闘病生活に費やした。


2006年にボクシングに復帰したインドンゴはキャリアを積み、[[2008年北京オリンピックのボクシング競技|2008年の北京オリンピック]]でナミビア代表となったが、ウォームアップ中に右手を骨折してしまった{{R|ringtv}}。しかしインドンゴは棄権を選択せず、右手を使用しないままでの試合に臨んだが、第一ラウンド終了後にレフェリーストップが掛かり、インドンゴは敗退した{{R|ringtv}}
2006年にボクシングに復帰したインドンゴはキャリアを積み、[[2008年北京オリンピックのボクシング競技|2008年の北京オリンピック]]でナミビア代表となったが、ウォームアップ中に右手を骨折してしまった。しかしインドンゴは棄権を選択せず、右手を使用しないままでの試合に臨んだが、初回終了後にレフェリーストップ負け(RTC負け)が掛かり、インドンゴは敗退した<ref>[https://www.ringtv.com/514563-african-village-espn-julius-indongo-sets-sights-history/ FROM AFRICAN VILLAGE TO ESPN: JULIUS INDONGO SETS HIS SIGHTS ON HISTORY] The Ring 2017年8月18日</ref>


=== プロ時代 ===
=== プロ時代 ===
2009年、25歳のときにプロデビューし{{R|newera|ringtv}}、デビュー後は14連勝した<ref name=newera>[https://www.newera.com.na/2015/02/06/beware-blue-machine-ready-conquer-world/ Beware, ‘Blue Machine’ ready to conquer the world] NEW ERA{{en icon}} 2015年2月6日</ref>。その後、無敗のまま[[世界ボクシング機構|WBO]]アフリカ[[スーパーライト級]]王座を獲得した{{R|newera}}
2009年、25歳のときにプロデビューし、デビュー後は14連勝した<ref>[https://www.newera.com.na/2015/02/06/beware-blue-machine-ready-conquer-world/ Beware, ‘Blue Machine’ ready to conquer the world] NEW ERA{{en icon}} 2015年2月6日</ref>。その後、無敗のまま[[世界ボクシング機構|WBO]]アフリカ[[スーパーライト級]]王座を獲得した。


2016年12月3日、[[モスクワ]]の[[メガスポルト]]で[[国際ボクシング連盟|IBF]]・[[国際ボクシング機構|IBO]]世界スーパーライト級王者の[[エドゥアルド・トロヤノフスキー]]と対戦し、初回40秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/indongo-dethrones-ibf-champ-troyanovsky-crushing-40-second-knockout-361504 Indongo dethrones IBF champ Troyanovsky with crushing 40 second knockout] Fightnews.com 2016年12月3日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/43048/ トロヤスフスキー40秒で沈む、インドンゴ殊勲の戴冠] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月4日</ref>。
また、2015年にはWBO世界ランキング15位にランキングしている{{R|newera}}。


==== IBF世界スーパーライト級王座 ====
2016年12月3日、[[モスクワ]]の[[メガスポルト]]でIBF世界スーパーライト級王者の[[エドゥアルド・トロヤノフスキー]]と対戦し、初回40秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/indongo-dethrones-ibf-champ-troyanovsky-crushing-40-second-knockout-361504 Indongo dethrones IBF champ Troyanovsky with crushing 40 second knockout] Fightnews.com 2016年12月3日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/43048/ トロヤスフスキー40秒で沈む、インドンゴ殊勲の戴冠] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月4日</ref>。

==== WBA・IBF世界スーパーライト級統一王座 ====
2017年4月15日、[[グラスゴー]]の[[The SSE Hydro]]で[[世界ボクシング協会|WBA]]世界スーパーライト級王者の[[リッキー・バーンズ]]と王座統一戦を行い、12回3-0(120-108、118-110、116-112)の判定勝ちを収め王座統一に成功、IBF王座の初防衛並びにWBA王座の獲得に成功した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/indongo-dominates-burns-unify-wba-ibf-140lb-titles-400948 Indongo dominates Burns to unify WBA and IBF 140lb titles] Fightnews.com 2017年4月15日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/indongo-new-wba-super-lightweight-champion#.WPwxYUXyhdg Indongo, new WBA Super Lightweight Champion] WBA公式サイト 2017年4月15日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/46678/ インドンゴまたも殊勲、バーンズ下しSL級2冠統一] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月16日</ref><ref>[http://www.ibf-usba-boxing.com/ Indongo Defends IBF Junior Welterweight Belt Against Burns] IBF公式サイト 2017年4月18日</ref>。
2017年4月15日、[[グラスゴー]]の[[The SSE Hydro]]で[[世界ボクシング協会|WBA]]世界スーパーライト級王者の[[リッキー・バーンズ]]と王座統一戦を行い、12回3-0(120-108、118-110、116-112)の判定勝ちを収め王座統一に成功、IBF王座の初防衛並びにWBA王座の獲得に成功した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/indongo-dominates-burns-unify-wba-ibf-140lb-titles-400948 Indongo dominates Burns to unify WBA and IBF 140lb titles] Fightnews.com 2017年4月15日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/indongo-new-wba-super-lightweight-champion#.WPwxYUXyhdg Indongo, new WBA Super Lightweight Champion] WBA公式サイト 2017年4月15日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/46678/ インドンゴまたも殊勲、バーンズ下しSL級2冠統一] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月16日</ref><ref>[http://www.ibf-usba-boxing.com/ Indongo Defends IBF Junior Welterweight Belt Against Burns] IBF公式サイト 2017年4月18日</ref>。


==== 主要4団体王座統一への挑戦 ====
2017年6月29日、同年8月19日に[[ネブラスカ州]][[リンカーン (ネブラスカ州)|リンカーン]]の[[:en:Pinnacle Bank Arena|ピナクル・バンク・アリーナ]]でWBA・IBF世界スーパーライト級[[統一世界王者|統一王者]]のジュリアス・インドンゴと[[世界ボクシング評議会|WBC]]・[[世界ボクシング機構|WBO]]世界スーパーライト級統一王者の[[テレンス・クロフォード]]の間で主要4団体の王座統一戦を行うと[[トップランク社]]が発表した<ref>[http://boxingnews.jp/news/49099/ ロマチェンコV3戦、クロフォードvsインドンゴ統一戦] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月1日</ref>。
2017年6月29日、同年8月19日に[[ネブラスカ州]][[リンカーン (ネブラスカ州)|リンカーン]]の[[:en:Pinnacle Bank Arena|ピナクル・バンク・アリーナ]]でWBA・IBF世界スーパーライト級[[統一世界王者|統一王者]]のジュリアス・インドンゴと[[世界ボクシング評議会|WBC]]・[[世界ボクシング機構|WBO]]世界スーパーライト級統一王者の[[テレンス・クロフォード]]の間で主要4団体の王座統一戦を行うと[[トップランク社]]が発表した<ref>[http://boxingnews.jp/news/49099/ ロマチェンコV3戦、クロフォードvsインドンゴ統一戦] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月1日</ref>。


2017年8月19日、[[ネブラスカ州]][[リンカーン (ネブラスカ州)|リンカーン]]の[[:en:Pinnacle Bank Arena|ピナクル・バンク・アリーナ]]で[[世界ボクシング評議会|WBC]]・[[世界ボクシング機構|WBO]]世界スーパーライト級統一王者の[[テレンス・クロフォード]]と王座統一戦を行い、プロ初黒星となる3回1分18秒TKO負けを喫しスーパーライト級王者として初となる主要4団体の王座統一に失敗、WBA王座の初防衛、WBC王座の獲得、IBF王座の2度目の防衛並びにWBO王座の獲得に失敗し、[[2004年]]9月18日に[[ミドル級]]で[[バーナード・ホプキンス]]が主要4団体の王座を統一して以来の快挙を逃した<ref>[http://fightnews.com/undisputed-crawford-annihilates-indongo-three/3189 Undisputed: Crawford annihilates Indongo in three] Fightnews.com 2017年8月19日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/crawford-es-el-nuevo-campeon-amb-y-hace-historia#.WZktSvhJZdg Crawford is the new WBA Champion and makes history] WBA公式サイト 2017年8月19日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/50579/ クロフォードがインドンゴをKO、12年ぶり4団体統一] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月20日</ref><ref>[http://wbcboxing.com/wbceng/news/9158-terence-crawford-undisputed-world-champion TERENCE CRAWFORD, UNDISPUTED WORLD CHAMPION] WBC公式サイト 2017年8月21日</ref><ref>[http://www.ibfusbaregistration.com/ibfusba_02APR2014/index.php/news/144-crawford-ko-win-in-3rd-over-indongo-for-ibf-junior-lightweight-title CRAWFORD KO WIN IN 3RD OVER INDONGO FOR IBF JUNIOR LIGHTWEIGHT TITLE] IBF公式サイト 2017年8月25日</ref>。
2017年8月19日、[[ネブラスカ州]][[リンカーン (ネブラスカ州)|リンカーン]]の[[:en:Pinnacle Bank Arena|ピナクル・バンク・アリーナ]]で[[世界ボクシング評議会|WBC]]・[[世界ボクシング機構|WBO]]世界スーパーライト級統一王者の[[テレンス・クロフォード]]と王座統一戦を行い、プロ初黒星となる3回1分18秒KO負けを喫しスーパーライト級王者として初となる主要4団体の王座統一に失敗、WBA王座の初防衛、WBC王座の獲得、IBF王座の2度目の防衛並びにWBO王座の獲得に失敗し、[[2004年]]9月18日に[[ミドル級]]で[[バーナード・ホプキンス]]が主要4団体の王座を統一して以来の快挙を逃した<ref>[http://fightnews.com/undisputed-crawford-annihilates-indongo-three/3189 Undisputed: Crawford annihilates Indongo in three] Fightnews.com 2017年8月19日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/crawford-es-el-nuevo-campeon-amb-y-hace-historia#.WZktSvhJZdg Crawford is the new WBA Champion and makes history] WBA公式サイト 2017年8月19日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/50579/ クロフォードがインドンゴをKO、12年ぶり4団体統一] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月20日</ref><ref>[http://wbcboxing.com/wbceng/news/9158-terence-crawford-undisputed-world-champion TERENCE CRAWFORD, UNDISPUTED WORLD CHAMPION] WBC公式サイト 2017年8月21日</ref><ref>[https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2017/08/21/kiji/20170820s00021000336000c.html クロフォード Sライト級4団体王座統一、12年ぶり3人目快挙] スポニチアネックス 2017年8月21日</ref><ref>[http://www.ibfusbaregistration.com/ibfusba_02APR2014/index.php/news/144-crawford-ko-win-in-3rd-over-indongo-for-ibf-junior-lightweight-title CRAWFORD KO WIN IN 3RD OVER INDONGO FOR IBF JUNIOR LIGHTWEIGHT TITLE] IBF公式サイト 2017年8月25日</ref>。


{{Main|テレンス・クロフォード 対 ジュリアス・インドンゴ戦}}
{{Main|テレンス・クロフォード 対 ジュリアス・インドンゴ戦}}


2018年1月5日、ルー・ディベラが主催しているディベラ・エンターテイメントと契約した<ref>[https://fightnews.com/dibella-entertainment-signs-ex-champ-indongo/11670 DiBella Entertainment signs ex-champ Indongo] Fightnews.com 2018年1月5日</ref>。
2018年1月5日、従来所属していたMTC・サンシャイン・プロダクションズから離脱してルー・ディベラが主催しているディベラ・エンターテイメントと契約した<ref>[https://fightnews.com/dibella-entertainment-signs-ex-champ-indongo/11670 DiBella Entertainment signs ex-champ Indongo] Fightnews.com 2018年1月5日</ref><ref>[https://www.boxingscene.com/julius-indongo-inks-promotional-pact-with-lou-dibella--124031 Julius Indongo Inks Promotional Pact With Lou DiBella] BoxingScene.com 2018年1月5日</ref>。トレーナーはデビューからプロモーターとマネージャー兼任でネストール・トビアスが務めていたが、移籍を機にラリー・ブラウンに変更と共に[[2020年]]まで2年契約になった事が発表された<ref>[https://www.boxingscene.com/indongos-promoter-furious-says-boxer-still-under-contract--124050 Indongo's Promoter is Furious, Says Boxer is Still Under Contract] BoxingScene.com 2018年1月6日</ref>。


==== WBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦出場 ====
2018年2月10日、同年3月9日に[[サウスダコタ州]][[デッドウッド]]のデッドウッド・マウンテン・グランドでWBC世界スーパーライト級2位の[[レジス・プログレイス]]と元WBC世界スーパーライト級王者でWBC世界スーパーライト級4位の[[ビクトル・ポストル]]の間でWBC世界スーパーライト級[[暫定王座]]決定戦を行うとの報道がなされたが<ref>[http://www.boxingscene.com/regis-prograis-very-motivated-impress-against-viktor-postol--125137 Regis Prograis Very Motivated To Impress Against Viktor Postol] Boxing Scene.com 2018年2月10日</ref>、同月12日にポストルが練習中に右手を負傷しWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦への出場を辞退したため、ポストルの代わりにインドンゴが出場することになった<ref>[https://fightnews.com/postol-injured-indongo-steps-vs-prograis/13956 Postol injured, Indongo steps in vs. Prograis] Fightnews.com 2018年2月12日</ref>。
2018年2月10日、同年3月9日に[[サウスダコタ州]][[デッドウッド]]のデッドウッド・マウンテン・グランドでWBC世界スーパーライト級2位の[[レジス・プログレイス]]と元WBC世界スーパーライト級王者でWBC世界スーパーライト級4位の[[ビクトル・ポストル]]の間でWBC世界スーパーライト級[[暫定王座]]決定戦を行うとの報道がなされたが<ref>[http://www.boxingscene.com/regis-prograis-very-motivated-impress-against-viktor-postol--125137 Regis Prograis Very Motivated To Impress Against Viktor Postol] Boxing Scene.com 2018年2月10日</ref>、同月12日にポストルが練習中に右手を負傷しWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦への出場を辞退したため、ポストルの代わりにインドンゴが出場することになった<ref>[https://fightnews.com/postol-injured-indongo-steps-vs-prograis/13956 Postol injured, Indongo steps in vs. Prograis] Fightnews.com 2018年2月12日</ref>。


2018年3月9日、[[サウスダコタ州]][[デッドウッド]]のデッドウッド・マウンテン・グランドでWBC世界スーパーライト級2位の[[レジス・プログレイス]]とWBC世界スーパーライト級[[暫定王座]]決定戦を行い、2回2分54秒TKO負けを喫しIBF、WBAに続くWBCでの王座獲得に失敗した<ref>[https://fightnews.com/prograis-annihilates-indongo-wbc-title/16357 Prograis annihilates Indongo for WBC title] Fightnews.com 2018年3月10日</ref>。
2018年3月9日、サウスダコタ州デッドウッドのデッドウッド・マウンテン・グランドでWBC世界スーパーライト級2位のレジス・プログレイスとWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行い、2回2分54秒TKO負けを喫しIBF、WBAに続くWBCでの王座獲得に失敗した<ref>[https://fightnews.com/prograis-annihilates-indongo-wbc-title/16357 Prograis annihilates Indongo for WBC title] Fightnews.com 2018年3月10日</ref>。

== 戦績 ==
* プロボクシング:24戦 22勝 (11KO) 2敗
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{{Fightstatscont|1|2009年7月25日|☆|4R|判定3-0|ポハムバ・マンドゥメ|{{NAM}}|プロデビュー戦}}
{{Fightstatscont|2|2009年9月12日|☆|4R|判定3-0|ポハムバ・マンドゥメ|{{NAM}}|}}
{{Fightstatscont|3|2009年10月31日|☆|2R 1:56|TKO|ダニエル・ホセア|{{NAM}}|}}
{{Fightstatscont|4|2010年3月20日|☆|4R|判定2-0|フェスツ・ンギヒディンワ|{{NAM}}|}}
{{Fightstatscont|5|2010年5月29日|☆|4R|判定3-0|サムエル・カパプ|{{NAM}}|}}
{{Fightstatscont|6|2010年8月7日|☆|2R|TKO|ロウレンス・モヨ|{{NAM}}|}}
{{Fightstatscont|7|2011年3月19日|☆|10R|判定3-0|サムエル・カパプ|{{NAM}}|ナミビア[[ライト級]]王座決定戦}}
{{Fightstatscont|8|2011年6月11日|☆|10R|TKO|ピーター・マラキア|{{NAM}}|ナミビア防衛1}}
{{Fightstatscont|9|2011年11月5日|☆|6R|判定3-0|シラス・マンデヤ|{{ZIM}}|}}
{{Fightstatscont|10|2012年3月20日|☆|4R 2:02|TKO|メシャック・コンドワニ|{{ZIM}}|}}
{{Fightstatscont|11|2012年10月12日|☆|2R 0:29|TKO|ジェームス・オンヤンゴ|{{KEN}}|}}
{{Fightstatscont|12|2013年3月20日|☆|1R 1:25|KO|アビアス・シリムプムブウェ|{{ZAM}}|}}
{{Fightstatscont|13|2013年5月11日|☆|10R|判定|ネルソン・バンダ|{{ZAM}}|}}
{{Fightstatscont|14|2014年3月1日|☆|1R 2:17|KO|ジョエル・ムウェワ|{{ZAM}}|}}
{{Fightstatscont|15|2014年7月26日|☆|3R 0:45|TKO|イスマエル・タクズワ・クチョチャ|{{ZIM}}|WBOアフリカ防衛1}}
{{Fightstatscont|16|2014年12月6日|☆|12R|判定3-0|カイザー・マバザ|{{RSA}}|WBOアフリカ防衛2}}
{{Fightstatscont|17|2015年3月20日|☆|12R|判定3-0|イブラヒム・クラッス|{{TAN}}|WBOアフリカ防衛3}}
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{{Fightstatscont|20|2016年8月6日|☆|1R|TKO|ファビアン・ルイモ|{{TAN}}|WBOアフリカ防衛6}}
{{Fightstatscont|21|2016年12月3日|☆|1R 0:40|KO|[[エドゥアルド・トロヤノフスキー]]|{{RUS}}|[[国際ボクシング連盟|IBF]]・[[国際ボクシング機構|IBO]]世界スーパーライト級タイトルマッチ}}
{{Fightstatscont|22|2017年4月15日|☆|12R|判定3-0|[[リッキー・バーンズ]]|{{GBR}}|[[世界ボクシング協会|WBA]]・[[国際ボクシング連盟|IBF]]・[[国際ボクシング機構|IBO]]世界スーパーライト級王座統一戦<br>WBA王座獲得・IBF・IBO防衛1}}
{{Fightstatscont|23|2017年8月19日|★|3R 1:48|KO|[[テレンス・クロフォード]]|{{USA}}|[[世界ボクシング協会|WBA]]・[[世界ボクシング評議会|WBC]]・[[国際ボクシング連盟|IBF]]・[[世界ボクシング機構|WBO]]世界スーパーライト級王座統一戦<br>WBA・IBF陥落}}
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== 獲得タイトル ==
== 獲得タイトル ==
74行目: 99行目:
* [http://www.dbe1.com/team/julius-indongo/ JULIUS INDONGO] - {{Official website|http://www.dbe1.com|name=DiBella Entertainment}}
* [http://www.dbe1.com/team/julius-indongo/ JULIUS INDONGO] - {{Official website|http://www.dbe1.com|name=DiBella Entertainment}}
* {{Twitter|juliusindongo|Julius Indongo}}
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* [https://web.archive.org/web/20110524233124/http://au.sports.yahoo.com/olympics/athletes/profile/-/225617/julius-munyelele-indongo/ Yahoo! Sports Julius Indongo profile]
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[[Category:ナミビアのボクサー]]
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[[Category:スーパーライト級世界王者]]
[[Category:スーパーライト級世界王者]]
[[Category:世界ボクシング協会世界王者]]
[[Category:世界ボクシング協会世界王者]]

2018年8月12日 (日) 07:25時点における版

ジュリアス・インドンゴ
基本情報
本名 ジュリアス・ムンイェレレ・インドンゴ
通称 Blue Machine(ブルーマシーン)
階級 スーパーライト級
身長 179cm
リーチ 181cm
国籍 ナミビアの旗 ナミビア
誕生日 (1983-02-12) 1983年2月12日(41歳)
出身地 ウィントフック
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 24
勝ち 22
KO勝ち 11
敗け 2
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ジュリアス・インドンゴJulius Indongo1983年2月12日 - )は、ナミビアプロボクサーウィントフック出身。元WBAIBF世界スーパーライト級統一王者

来歴

アマチュア時代

インドンゴは10歳のときにラジオでボクシングの試合を聞いてボクサーになることを決意し、地元の工業大学に通いつつ、17歳のときにボクシングを開始した。

2002年に学校を卒業したインドンゴは同時期にナミビアの全米選手権大会で優勝したが、その後肺結核を罹患し、完治までの2年を闘病生活に費やした。

2006年にボクシングに復帰したインドンゴはキャリアを積み、2008年の北京オリンピックでナミビア代表となったが、ウォームアップ中に右手を骨折してしまった。しかしインドンゴは棄権を選択せず、右手を使用しないままでの試合に臨んだが、初回終了後にレフェリーストップ負け(RTC負け)が掛かり、インドンゴは敗退した[1]

プロ時代

2009年、25歳のときにプロデビューし、デビュー後は14連勝した[2]。その後、無敗のままWBOアフリカスーパーライト級王座を獲得した。

2016年12月3日、モスクワメガスポルトIBFIBO世界スーパーライト級王者のエドゥアルド・トロヤノフスキーと対戦し、初回40秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した[3][4]

2017年4月15日、グラスゴーThe SSE HydroWBA世界スーパーライト級王者のリッキー・バーンズと王座統一戦を行い、12回3-0(120-108、118-110、116-112)の判定勝ちを収め王座統一に成功、IBF王座の初防衛並びにWBA王座の獲得に成功した[5][6][7][8]

2017年6月29日、同年8月19日にネブラスカ州リンカーンピナクル・バンク・アリーナでWBA・IBF世界スーパーライト級統一王者のジュリアス・インドンゴとWBCWBO世界スーパーライト級統一王者のテレンス・クロフォードの間で主要4団体の王座統一戦を行うとトップランク社が発表した[9]

2017年8月19日、ネブラスカ州リンカーンピナクル・バンク・アリーナWBCWBO世界スーパーライト級統一王者のテレンス・クロフォードと王座統一戦を行い、プロ初黒星となる3回1分18秒KO負けを喫し、スーパーライト級王者として初となる主要4団体の王座統一に失敗、WBA王座の初防衛、WBC王座の獲得、IBF王座の2度目の防衛並びにWBO王座の獲得に失敗し、2004年9月18日にミドル級バーナード・ホプキンスが主要4団体の王座を統一して以来の快挙を逃した[10][11][12][13][14][15]

2018年1月5日、従来所属していたMTC・サンシャイン・プロダクションズから離脱してルー・ディベイラが主催しているディベイラ・エンターテイメントと契約した[16][17]。トレーナーはデビューからプロモーターとマネージャー兼任でネストール・トビアスが務めていたが、移籍を機にラリー・ブラウンに変更と共に2020年まで2年契約になった事が発表された[18]

2018年2月10日、同年3月9日にサウスダコタ州デッドウッドのデッドウッド・マウンテン・グランドでWBC世界スーパーライト級2位のレジス・プログレイスと元WBC世界スーパーライト級王者でWBC世界スーパーライト級4位のビクトル・ポストルの間でWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行うとの報道がなされたが[19]、同月12日にポストルが練習中に右手を負傷しWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦への出場を辞退したため、ポストルの代わりにインドンゴが出場することになった[20]

2018年3月9日、サウスダコタ州デッドウッドのデッドウッド・マウンテン・グランドでWBC世界スーパーライト級2位のレジス・プログレイスとWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行い、2回2分54秒TKO負けを喫しIBF、WBAに続くWBCでの王座獲得に失敗した[21]

戦績

  • プロボクシング:24戦 22勝 (11KO) 2敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2009年7月25日 勝利 4R 判定3-0 ポハムバ・マンドゥメ ナミビアの旗 ナミビア プロデビュー戦
2 2009年9月12日 勝利 4R 判定3-0 ポハムバ・マンドゥメ ナミビアの旗 ナミビア
3 2009年10月31日 勝利 2R 1:56 TKO ダニエル・ホセア ナミビアの旗 ナミビア
4 2010年3月20日 勝利 4R 判定2-0 フェスツ・ンギヒディンワ ナミビアの旗 ナミビア
5 2010年5月29日 勝利 4R 判定3-0 サムエル・カパプ ナミビアの旗 ナミビア
6 2010年8月7日 勝利 2R TKO ロウレンス・モヨ ナミビアの旗 ナミビア
7 2011年3月19日 勝利 10R 判定3-0 サムエル・カパプ ナミビアの旗 ナミビア ナミビアライト級王座決定戦
8 2011年6月11日 勝利 10R TKO ピーター・マラキア ナミビアの旗 ナミビア ナミビア防衛1
9 2011年11月5日 勝利 6R 判定3-0 シラス・マンデヤ ジンバブエの旗 ジンバブエ
10 2012年3月20日 勝利 4R 2:02 TKO メシャック・コンドワニ ジンバブエの旗 ジンバブエ
11 2012年10月12日 勝利 2R 0:29 TKO ジェームス・オンヤンゴ  ケニア
12 2013年3月20日 勝利 1R 1:25 KO アビアス・シリムプムブウェ ザンビアの旗 ザンビア
13 2013年5月11日 勝利 10R 判定 ネルソン・バンダ ザンビアの旗 ザンビア
14 2014年3月1日 勝利 1R 2:17 KO ジョエル・ムウェワ ザンビアの旗 ザンビア
15 2014年7月26日 勝利 3R 0:45 TKO イスマエル・タクズワ・クチョチャ ジンバブエの旗 ジンバブエ WBOアフリカ防衛1
16 2014年12月6日 勝利 12R 判定3-0 カイザー・マバザ 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 WBOアフリカ防衛2
17 2015年3月20日 勝利 12R 判定3-0 イブラヒム・クラッス タンザニアの旗 タンザニア WBOアフリカ防衛3
18 2015年10月3日 勝利 12R 判定3-0 ゾラリ・マラリ 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 WBOアフリカ防衛4
19 2016年3月26日 勝利 9R TKO アラン・カモテ タンザニアの旗 タンザニア WBOアフリカ防衛5
20 2016年8月6日 勝利 1R TKO ファビアン・ルイモ タンザニアの旗 タンザニア WBOアフリカ防衛6
21 2016年12月3日 勝利 1R 0:40 KO エドゥアルド・トロヤノフスキー ロシアの旗 ロシア IBFIBO世界スーパーライト級タイトルマッチ
22 2017年4月15日 勝利 12R 判定3-0 リッキー・バーンズ イギリスの旗 イギリス WBAIBFIBO世界スーパーライト級王座統一戦
WBA王座獲得・IBF・IBO防衛1
23 2017年8月19日 敗北 3R 1:48 KO テレンス・クロフォード アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBAWBCIBFWBO世界スーパーライト級王座統一戦
WBA・IBF陥落
24 2018年3月9日 敗北 2R 2:54 TKO レジス・プログレイス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦
テンプレート

獲得タイトル

脚注

  1. ^ FROM AFRICAN VILLAGE TO ESPN: JULIUS INDONGO SETS HIS SIGHTS ON HISTORY The Ring 2017年8月18日
  2. ^ Beware, ‘Blue Machine’ ready to conquer the world NEW ERA(英語) 2015年2月6日
  3. ^ Indongo dethrones IBF champ Troyanovsky with crushing 40 second knockout Fightnews.com 2016年12月3日
  4. ^ トロヤスフスキー40秒で沈む、インドンゴ殊勲の戴冠 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月4日
  5. ^ Indongo dominates Burns to unify WBA and IBF 140lb titles Fightnews.com 2017年4月15日
  6. ^ Indongo, new WBA Super Lightweight Champion WBA公式サイト 2017年4月15日
  7. ^ インドンゴまたも殊勲、バーンズ下しSL級2冠統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月16日
  8. ^ Indongo Defends IBF Junior Welterweight Belt Against Burns IBF公式サイト 2017年4月18日
  9. ^ ロマチェンコV3戦、クロフォードvsインドンゴ統一戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月1日
  10. ^ Undisputed: Crawford annihilates Indongo in three Fightnews.com 2017年8月19日
  11. ^ Crawford is the new WBA Champion and makes history WBA公式サイト 2017年8月19日
  12. ^ クロフォードがインドンゴをKO、12年ぶり4団体統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月20日
  13. ^ TERENCE CRAWFORD, UNDISPUTED WORLD CHAMPION WBC公式サイト 2017年8月21日
  14. ^ クロフォード Sライト級4団体王座統一、12年ぶり3人目快挙 スポニチアネックス 2017年8月21日
  15. ^ CRAWFORD KO WIN IN 3RD OVER INDONGO FOR IBF JUNIOR LIGHTWEIGHT TITLE IBF公式サイト 2017年8月25日
  16. ^ DiBella Entertainment signs ex-champ Indongo Fightnews.com 2018年1月5日
  17. ^ Julius Indongo Inks Promotional Pact With Lou DiBella BoxingScene.com 2018年1月5日
  18. ^ Indongo's Promoter is Furious, Says Boxer is Still Under Contract BoxingScene.com 2018年1月6日
  19. ^ Regis Prograis Very Motivated To Impress Against Viktor Postol Boxing Scene.com 2018年2月10日
  20. ^ Postol injured, Indongo steps in vs. Prograis Fightnews.com 2018年2月12日
  21. ^ Prograis annihilates Indongo for WBC title Fightnews.com 2018年3月10日

関連項目

外部リンク

前王者
エドゥアルド・トロヤノフスキー
IBF世界スーパーライト級王者

2016年12月3日 - 2017年8月19日

次王者
テレンス・クロフォード
前王者
リッキー・バーンズ
WBA世界スーパーライト級王者

2017年4月15日 - 2017年8月19日

次王者
テレンス・クロフォード