「オスカル・バルデス」の版間の差分
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2018年11月6日 (火) 09:25時点における版
基本情報 | |
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本名 | オスカル・ラファエル・バルデス・フィエロ |
通称 | The King |
階級 | フェザー級 |
身長 | 166cm |
リーチ | 168cm |
国籍 | メキシコ |
誕生日 | 1990年12月22日(34歳) |
出身地 | ソノラ州ノガレス |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 24 |
勝ち | 24 |
KO勝ち | 19 |
敗け | 0 |
引き分け | 0 |
無効試合 | 0 |
獲得メダル | ||
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男子 ボクシング | ||
メキシコ | ||
パンアメリカン競技大会 | ||
銀 | 2011 グアダラハラ | バンタム級 |
オスカル・ラファエル・バルデス・フィエロ(Óscar Rafael Valdez Fierro、男性、1990年12月22日 - )は、メキシコのプロボクサー。ソノラ州ノガレス出身。現WBO世界フェザー級王者。一発一発重いフックとストレートを武器にKOを量産する選手。サウル・アルバレスのカネロ・プロモーションズとボブ・アラムのトップランク所属。トレーナーはマヌエル・ロブレス。
来歴
アマチュア時代
2008年、中華人民共和国の北京で開催された北京オリンピックにバンタム級(54kg)で出場し、1回戦で敗退した[1]。
2009年、イタリアのミラノで開催された2009年世界ボクシング選手権大会にフェザー級(57kg)で出場し、準決勝でワシル・ロマチェンコに敗退した[2]。
2011年、アゼルバイジャン共和国のバクーで開催された2011年世界ボクシング選手権大会にバンタム級(56kg)で出場し、2回戦でジョセフ・ディアスに敗退した[3]。
2011年、パンアメリカン競技大会にバンタム級(56kg)で出場し、決勝でラザロ・アルバレスに敗退した[4]。
2012年、イギリスのロンドンで開催されたロンドンオリンピックにバンタム級(56kg)で出場し、準々決勝でジョン・ジョー・ネビンに敗退した[5]。
プロ時代
2012年11月3日、バルデスはプロデビューを果たし2回1分35秒TKO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。
2012年12月7日、アメリカデビュー戦。ラスベガスのテキサス・ステーション・カジノでコルベン・ページと対戦し、2回2分24秒TKO勝ちを収めた。
2014年4月12日、MGMグランド・ガーデン・アリーナでマニー・パッキャオVSティモシー・ブラッドリー第2戦の前座でアドリアン・ペレスとNABF北米スーパーフェザー級ジュニア王座決定戦を行い、4回1分23秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2014年5月17日、ザ・フォーラムでノエル・エチェベリアと対戦し、エチェベリアの6回終了時棄権によるTKO勝ちを収め初防衛に成功した。
2014年7月26日、ファン・ルイスとNABF北米フェザー級ジュニア王座決定戦を行い、8回3-0(3者共に80-71)の判定勝ちを収めデビューからの連続KO勝利は11で止まったが、NABFジュニア王座の2階級制覇を達成した。
2015年9月11日、ザ・コスモポリタン内チェルシー・ボール・ルームで元世界ランカーのクリス・アバロスと対戦し、5回1分17秒TKO勝ちを収めた。
2016年4月9日、MGMグランド・ガーデン・アリーナでマニー・パッキャオVSティモシー・ブラッドリー第3戦の前座で元IBF世界フェザー級王者のエフゲニー・グラドビッチとNABO北米フェザー級王座決定戦を行った。試合はグラドビッチの手数の多さに押されたがパワーで押し返し4回にダウンを奪い、グラドビッチがひどく出血していたため主審が試合終了を宣告。4回2分14秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2016年7月23日、MGMグランド・ガーデン・アリーナでテレンス・クロフォードVSビクトル・ポストルの前座でWBO世界フェザー級王者のワシル・ロマチェンコが王座を返上したことに伴いWBO世界フェザー級2位のマティアス・ルエダとWBO世界フェザー級王座決定戦を行い、2回に左ボディアッパーで2度ダウンを奪い試合終了。2回2分18秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[6]。
2016年11月5日、トーマス&マック・センターで行われたマニー・パッキャオVSジェシー・バルガスの前座でWBO世界フェザー級2位の大沢宏晋(ロマンサジャパン)と対戦し、7回1分50秒TKO勝ちを収めWBO世界フェザー級王座の初防衛に成功した[7][8]。
2017年4月22日、 スタブハブ・センター・テニスコートでWBO世界フェザー級1位のミゲル・マリアガと対戦し、12回3-0(119-108、116-111、118-109)の判定勝ちを収めWBO世界フェザー級王座の2度目の防衛に成功した[9][10]。同日、WBOは最新ランキングを発表し、マリアガ戦に勝利し王座を防衛したバルデスをWBOの2017年4月度の月間MVPに選出した[11][12]。
2017年9月22日、ツーソンのツーソン・コンベンションセンターでWBO世界フェザー級4位のジェネシス・セルバニアと対戦し、12回3-0(116-110、119-111、117-109)の判定勝ちを収めWBO世界フェザー級王座の3度目の防衛に成功した[13][14]。
2017年10月11日、WBOは最新ランキングを発表し、上述のセルバニア戦の勝利を評価し、バルデスをWBOの2017年10月度の月間MVPに選出した[15]。
2018年3月10日、スタブハブ・センター・テニスコートで元WBA世界スーパーバンタム級王者でWBO世界フェザー級10位のスコット・クィッグと対戦しWBO世界フェザー級王座の防衛を目指す予定だったが、前日計量でクィッグがフェザー級の規定体重である126ポンドを2.8ポンド(1.27kg)体重超過の128.8ポンドを計測し、通常であれば再計量が行われる事例であったが、カリフォルニア州コミッションのルールにおいて、規定体重を2ポンド以上超過した場合には、既に限界まで減量をしている選手がさらに減量をすれば健康が危険に晒されるとの判断から、再計量は認められないと定められているため再計量は行われず、クィッグは失格となった。そのため、バルデス陣営とクィッグ陣営の間で交渉を行い、クィッグがファイトマネー10万ドル(約1000万円)から20%の罰金(約200万円)をバルデスとコミッションに支払うことで一旦は合意するが、バルデス陣営が出した試合当日の朝に再度計量を行い体重増を136ポンドまでに抑えるという条件をクィッグが拒否したことで紛糾[16]、最終的にクィッグがさらに追加の罰金を払うことで試合当日の体重増を制限する条件は加えられないことで決着した[17]。試合はバルデスが勝つか引き分けで王座防衛となりクィッグが勝てば王座が空位となる条件で行われ[18][19]、試合時の体重がクィッグの142.2ポンドに対してバルデスが135.6ポンドと体重差が6.6ポンド(2.99kg)ある中で[20]、バルデスが12回3-0(117-111が2者、118-110)の判定勝ちを収めたためWBO世界フェザー級王座の4度目の防衛に成功した[21][22]。この試合でバルデスは顎を骨折して歯も折り、クィッグは鼻を骨折し、体重超過した理由を試合前から右足を疲労骨折していたからだとした[23][24]。
獲得タイトル
脚注
- ^ “29.Olympic Games - Beijing, China - August 9-24 2008”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2018年6月30日閲覧。
- ^ “15.World Championships - Milan, Italy - September 1-12 2009”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2018年6月30日閲覧。
- ^ “16.AIBA World Championships - Baku, Azerbaijan - September 26 - October 8 2011”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2018年6月30日閲覧。
- ^ “16.Panamerican Games - Guadalajara, Mexico -October 21-29 2011”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2018年6月30日閲覧。
- ^ “30.Olympic Games - London, Great Britain - July 28 - August 12 2012”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2018年6月30日閲覧。
- ^ バルデスがルエダを2回で撃沈、WBOフェザー新王者 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月24日
- ^ Valdez retains WBO featherweight title Fightnews.com 2016年11月5日
- ^ 大沢宏晋7回TKO負け、ラスベガスで世界奪取ならず Boxing News(ボクシングニュース) 2016年11月6日
- ^ Valdez retains WBO belt in war with Marriaga Fightnews.com 2017年4月23日
- ^ バルデス判定V2、カーソンのトリプル戦は3王者防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月23日
- ^ WBO RANKING APRIL 2017 WBO公式サイト 2017年4月22日
- ^ 亀田和毅と久我勇作がWBOランク入り、テテ正規王者 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月27日
- ^ Valdez retains WBO featherweight belt Fightnews.com 2017年9月23日
- ^ セルバニア及ばす、王者バルデスがダウン応酬制す Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月23日
- ^ WBO RANKING OCTOBER 2017 WBO公式サイト 2017年10月11日
- ^ “Oscar Valdez Manager: Quigg Refused 2nd Day Weigh-In - Said 'No'”. Boxing Scene.com (2018年3月11日). 2018年3月28日閲覧。
- ^ “Former junior featherweight world titleholder Scott Quigg fails to make weight for Oscar Valdez bout”. ESPN.com (2018年3月10日). 2018年3月28日閲覧。
- ^ Quigg misses weight, nearly 3 pounds heavy Fightnews.com 2018年3月9日
- ^ 元王者のクイッグ計量失格、WBOフェザー級戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月10日
- ^ “Oscar Valdez fends off Scott Quigg to defend featherweight crown”. ESPN.com (2018年3月11日). 2018年3月28日閲覧。
- ^ Valdez defeats Quigg to keep WBO feather belt Fightnews.com 2018年3月11日
- ^ バルデスがクイッグ振り切る WBOフェザー級V4 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月11日
- ^ “Oscar Valdez overcomes brutal test with decision win over Scott Quigg”. LA.TAIMES (2018年3月10日). 2018年3月28日閲覧。
- ^ “Oscar Valdez's Manager Gives Update on Broken Jaw, Recovery”. Boxing Scene.com (2018年3月12日). 2018年3月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
空位 前タイトル保持者 ワシル・ロマチェンコ |
WBO世界フェザー級王者 2016年7月23日 - 現在 |
次王者 N/A |