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== 関連項目 ==
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* [[B-R5RBの大虐殺]] - ゲーム内で行われた大規模な戦い。
* [[B-R5RBの大虐殺]] - ゲーム内で行われた大規模な戦い。


== 外部リンク ==
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2019年3月1日 (金) 00:37時点における版

EVE Online
ジャンル MMORPG
対応機種 Windows 7/8.1/10/macOS
開発元 CCP Games
運営元 CCP Games
バージョン Parallax(2015年11月03日)
CLIENT VER. 13.07.917625
人数 多人数型
メディア ダウンロード
運営開始日 2003年3月
利用料金 基本無料 (月額課金有り)
対象年齢 ESRBT(13歳以上)
PEGI12[1]
コンテンツ
アイコン
[PEGI]VIOLENCE[1]
デバイス キーボードマウス
必要環境 ( )内は推奨スペック
OS:Windows 7 / 8.1 / 10
CPU:Intel/AMD Dual Core @2.0GHz 要SSE2 (Intel i7 Series or AMD X4 @ 2.0 GHz)
RAM:2GB (4GB)
VGA:AMD Radeon 2600 XT または NVIDIA GeForce 8600 GTS (AMD Radeon 6790 または NVIDIA GeForce GTX 560 または最小 1 GB VRAM 以上)
HDD:20GB以上
サウンドカード:SSE / Direct Sound 互換
DirectX:9.0c
ネットワーク環境:ADSL環境以上(ブロードバンド環境以上)
OSMac OS X v10.7 以降(OS X v10.9 以降)
CPU:Intel Core 2 Duo @2.0GHz(Intel Core i Series @3.0Ghz)
RAM:2GB (8GB)
VGA:256MB (1GB) VRAM / NVIDIA Geforce 320m または Intel HD 3000 (NVIDIA GeForce 675mx)
HDD:20GB以上
ネットワーク環境:ADSL環境以上(ブロードバンド環境以上)
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EVE Online』(イブ オンライン)は、アイスランドCCP Games英語版が発売している宇宙を舞台としたMMORPGである。

概要

プレイヤーは、5,000以上の星系からなる宇宙で生活する一市民となり、各種の宇宙船を乗り回して“生活”をする。

プレイスタイルの自由度が非常に高く、戦闘、生産、採掘、商売、領有権争いなど多様なプレイスタイルがきちんと成立しつつ、プレイヤー同士が取引やプレイヤーコープを通して関係しながら生活している。

EVE ONLINE世界は、単一のユニバース(サーバ)で構成され、世界中のプレイヤーが同一の世界でプレイすることが出来る。同時接続者数6万人以上を実現するシステムも斬新である。アメリカ、EU、ロシアを中心に世界200以上の国や地域からの参加があり、インターナショナルな雰囲気となっている。

プレイヤーは単独で行動することも、会社 (Corp) を興し、仲間を集めると共に、会社同士の同盟(Alliance)を組んで1000人~規模の集団として行動することも可能になっている。

対人戦は、セキュリティのレベルをリング状に配することによって、避けたい人から対人主体の人までシームレスに、かつ、お互いを無視できない関係に保ちつつ共存させている。

EVE ONLINEは、これらを成立させる細かい作りこみや、大量のデータを捌ける便利なインターフェースが特徴である一方、ゲーム世界には便利すぎるものを持ち込まない、インフレを前提にしないなどクレバーで丁寧な作りこみが行われている。

また、社外ツールやWebアプリによるサポートも盛んに行われており、充実している。

ゲーム画面からは「硬派で本格的なSFゲーム」といった印象を受けるが、実際はかなりの幅広い層をターゲットにしている。今では軽い部類となったクライアントや、リファインされつづけているチュートリアルなど初心者も楽しめる。チャットをせず黙々としたソロプレイを好む人や、集団プレイで仲間と共に行動したい人という、多くのMMORPGでは相容れがたい両者の主張を、独自のシステムによって見事に共存させている。

特徴

戦闘

戦闘は宇宙戦艦を落としあったり、宇宙ステーションを破壊したりすることで行う。戦闘スタイルには、対NPC戦、対人戦、攻城戦、領有権争いなどがある。

戦闘システムは反射神経の要求は下げつつ、素早い決断が必要になっており、年齢層を特定しない。そして、周到な準備が功を奏するように出来ている。

対NPC戦は、ミッションを受けて討伐するのが基本で、単独での戦闘も、10人程度での戦闘も楽しめる。また、サイト攻略、大規模侵略など、大規模戦闘のコンテンツも追加されてきている。

対人戦は、Corp同士の戦闘や無差別攻撃なども行える。通りかかる艦船を拿捕して身代金を要求する海賊、無法地帯で領有権を争う1000人規模の戦闘なども行われている。

星系の中心にあった四大帝国間の争いにプレイヤーが参加可能になり、より手軽にPvPを楽しむこともできる。実際に100近い艦船を含む艦隊どうしの中規模戦闘も行われている。

商売

ゲーム内ではプレイヤー主体の自由経済、つまり運営やサーバのシステムなどによる干渉が最小になっており、複雑なサプライチェーンの中でプレイヤーが自由に役割を担える。

マーケットでは、投機やデイトレード、転売や貿易や運搬業、廃品回収といった事も可能で、本物の経済学者による分析・四半期レポートの発行が行われている。

採掘

採掘船を用いて宇宙に無数に散らばる小惑星から鉱石を採掘してそれを精製したり売却したりできる。

採掘も艦隊で行うスタイルがあり、特定の物資は特定の場所でしか採れない、あるいは、無法地帯に出かけていけば儲けが大きいなど多様性がある。そして、EVE経済において、常に欠かせないものとなっている。

生産

複雑なサプライチェーンがあり、高級品の作成にはステーションが必要になるなど。弾薬、艦船、巨大戦艦、ステーションの構築など。 また、特定の船を作成するには危険な領域に行かねばならない、EVE経済の変動に振り回されるなど、奥の深いものになっている。

無法地帯

アウターリングでは、数100〜数1000人規模のアライアンスが領有権を争い、そこでは、プレイヤー経営の基地建築や星系を豊かにするなど、一人ではできないコンテンツもある。

グラフィック

驚異的なグラフィックというのも、このゲームの大きな魅力の一つである。公式サイトで公開されているムービーは、そのほぼ全てがゲーム内の画像によって構成されている。各種宇宙船のデザインも細部まで非常に作りこまれており、またグラフィックやサウンドなどに関するゲーム設定が豊富に用意されているため、高性能パソコンから一般的なゲームパソコンまで様々な環境でプレイできるようになっている。

コンテンツ追加

ゲームリリースよりこれまでの間、年に2回のペースでゲームの大型拡張が実装されてきているが、拡張に伴う追加料金などは発生せず、月額プレイ料金のみでゲームを楽しむことが可能である。また、2011年からはひとつの拡張パックにおいて、より長期的で頻繁なコンテンツの追加、アップデートが行われるようになっている。 また、クライアントの大幅な作りかえなども何度か行われており、グラフィックやアバターシステムなど根本的なところにも手が入っている。

サーバ

現在(2011/6時点)EVE ONLINEのサーバは2つ(Tranquility,Serenity)が稼動中で、そのうちの「Tranquility」ではピーク6万人以上[1]ユーザーが同時接続し、その一人一人が広大な宇宙のあちこちで活動する、単一サーバーとしては世界最大規模のゲームサーバーとなっている。「Serenity」は中国マーケット向けの専用サーバである。またこの他に、必要に応じて稼動するテスト用サーバの「Singularity」、「Duality」もある。

システム

3D画面に人は出てこないが、顔写真で個性が主張できる。航行中は船がアバターとなる。船の操船は、オートパイロットがあったり射撃も自動で行われるため、反射神経は重要ではない。しかし、戦闘の進行は秒単位で行われるため、素早い決断能力が勝敗を決める。戦闘で沈んだ場合、船やモジュールは失われ、経済的損失があるため緊張感がある。(船に対しては保険制度も存在する)

4大帝国ごとに船の特徴が決まっており、決定的な優劣はない。また、船はモジュール構成とスキルによって性能が決まるため、カスタム出来る範囲が広い。船の性能は大型艦が小型艦の上位互換であると言ったような直線的なものではなく、特定の専門分野に秀でたTech2船などもあり、小型船でも戦術次第で大型艦を撃破することが可能である。スキル以外に艦船の選択に対する制限がないことから、戦術的な自由度はかなり高い。

船の役割としては、火力担当、回復担当、ジャミング担当、捕獲担当、偵察担当、艦隊能力強化担当、高機動船、空母、運搬船、堀船などがあり、スキルやモジュールによって極めることもバランスを取って兼任することも出来る。このため、ソロ/艦隊、または、対NPC/対人ともに楽しめる。

Corpシステムは、様々な役割を分担することが可能で、会社口座や会社倉庫、株式なども組み込まれており、アライアンスや敵味方の指定なども出来るため、しっかりしたマネージメントを行うことも可能である。Corpのマネージメントに対する報酬としてゲーム内の給与を受け取っている者もいる。

また、プレイヤーによるステーションの建設 / 運営も可能となっている。

経済は、NPC販売によるアイテムの供給が極小化されており、多くのアイテムはプレイヤーの生産やNPCのドロップによって供給される。

マーケットの多くがプレイヤーの取引のみで成立しているため、価格の変動がダイナミックであり、各段階で儲けが分配され、プレイヤーが創意工夫することで様々なスタイルの商売が可能となっている。

このゲームに経験値は存在しない。

取得したいスキルを指定しておくと時間の経過に応じてスキルポイント(SP)が付加され、一定量のSPが蓄積されることでスキル取得となる。

それぞれのスキルにはスキルレベルが5段階あり、スキルの効果はスキルレベルに比例することがほとんどだが、取得に必要なスキルポイントはレベルが進むにつれ飛躍的に増大するため、プレイ期間とキャラクターの能力は単純な比例関係にあるわけではない。分野を絞ったスキルの習得を行えば、半年ほどで、その分野においてはプレイ歴数年のプレイヤーに対抗しうるレベルの能力まで到達することも可能である。

取得制限は下位スキルを習得する事のみでトレードオフは無いが、300以上ある全てのスキルを最大まであげるには数十年の期間が必要となるために完全な万能キャラクターの作成は事実上不可能である。

ログオフ中にもスキルポイントの蓄積は行われるため、自分のペースでプレイしやすいとの評価もある。

RMT (リアルマネートレード)

RMTは禁止で大規模なアカウント削除も行われている。その際、大きく物価が変動するなど変化も見られた模様。

逆に、PLEXというプレイ権をゲーム内で流通する仕組みがあり、CCP自体がRMTを行っているとも言える。

PLEXを買ってゲーム内通貨に換金することもできるし、ゲーム内で稼ぎの良いプレイヤーは無料でプレイし続けることも可能である。

ただし、ISKの代わりにPLEXを売るという業者も出てきているので、これでRMTがなくなったわけではない。

日本語版

2012年3月29日、待望の日本語版がリリースされた。

メニューやアイテム名、NPCとの会話など多くが日本語化された。正確には言語切り替え機能に日本語が追加された。

プレイに必要な情報も有志によって多くが日本語化されているため、多少の英語知識があれば困ることはない。日本人コミュニティも発達してきており、PvPやユーザー領への進出などCorpやアライアンス単位でも行われている。

しかし、プレイヤーはインターナショナルなのでコミュニケーションが取りづらいという問題があり、情報吸収が遅れる難点がある。開発者Blogの同時翻訳や優秀な自動翻訳の装備が望まれる。

日本語版については、固有名詞も日本語化してしまったため、今度は日本人コミュニティ内のコミュニケーションに支障が出るという弊害も出ている。外国人と艦隊行動を共にするなら、専門用語や固有名詞を使ったコミュニケーションは欠かせないので、ミッションに慣れたら英語モードに切り替えることも検討したほうが良い。

ダウンロード、お試し、ゲーム内プレイ権の適用は区別はないが、自動的にNEXON経由でしか課金できないページに飛ばされる。NEXONアカウントとの括りつけの際、不可逆になっているのでNEXONポイントが買えるか事前に確認したほうが良い。

2017年3月31日をもってNEXONとの契約を終了し、今後リリースされる内容の日本語化は行われなくなることが発表された。

経緯

元々日本語でのチャットに対応しており、最低限のサポートはあった。

過去に何度か日本語化が試みられたが、プレイに支障の出るところを翻訳したり、単語の直訳をして誤訳になっているなど実際のゲームプレイを想定しない中途半端なもので、テストの段階で立ち消えになっていた。

CCPは2009年に日本語化を断念したことを発表したが、2011年に今度はNEXONとのパートナーシップ契約を結んだことを発表し、次なるローカライズ言語として日本語版を正式にリリースすることが発表された。

また、壁のひとつとなっていた課金が日本語化されたため、自分で安全を確認しながら課金することが出来るようになった。

脚注

  1. ^ a b 公式サイトより

関連項目

外部リンク