「グルコン酸ナトリウム」の版間の差分
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2019年4月13日 (土) 10:43時点における版
グルコン酸ナトリウム | |
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sodium (2R,3S,4R,5R')-2,3,4,5,6-pentahydroxyhexanoate | |
別称 グルコン酸ソーダ | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 527-07-1 |
日化辞番号 | J6.666D |
E番号 | E576 (pH調整剤、固化防止剤) |
特性 | |
化学式 | C6H11NaO7 |
モル質量 | 218.14 g mol−1 |
外観 | 白ないし黄色みを帯びた白色の結晶性粉末 |
匂い | わずかな特異臭 |
密度 | 1.8 g cm−3 |
融点 |
170-175 °C, 268 K, -113 °F |
沸点 |
196-198 °C(分解) |
水への溶解度 | 59 g/100 mL |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
グルコン酸ナトリウム(グルコンさんナトリウム、sodium gluconate)はグルコン酸のナトリウム塩で、化学式C6H11O7Naで表される有機化合物。日本では、1998年9月に新しく食品添加物(E576)に指定された。
生成
D-グルコース(ブドウ糖)を原料とし、水酸化ナトリウムでpHを調整しながら微生物発酵させることで得られる。グルコン酸は、グルコースの1位アルデヒドがカルボン酸へと酸化されている。
用途
タンパク質の冷凍変性防止作用や水分活性低下効果、キレート作用などを持つ。 食品添加物としては味噌・醤油、魚肉練り製品、パン、プロセスチーズなどに調味料、pH調整剤、イーストフード、乳化剤、発酵調整剤などとして使用される[1]。工業用としては金属処理、繊維工業における漂白・糊抜き、製紙工業における漂白・脱墨、コンクリートの凝結遅延剤などとして使用される[2]。
安全性
脚注
- ^ 食品添加物データシート(横浜市衛生研究所)
- ^ “グルコン酸ソーダ[工業用途]”. 扶桑化学工業. 2012年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月28日閲覧。
- ^ 国際化学物質安全性カード グルコン酸ナトリウム ICSC番号:1737 (日本語版), 国立医薬品食品衛生研究所
外部リンク
- 国際化学物質安全性カード グルコン酸ナトリウム (ICSC:1737) 日本語版(国立医薬品食品衛生研究所による), 英語版