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2019年9月13日 (金) 02:15時点における版
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
![]() 〒779-2305 徳島県海部郡美波町奥河内字弁財天84-1 |
設立 | 1996年6月5日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 4480001007950 |
事業内容 | 乗合バス事業・貸切バス事業 |
代表者 |
代表取締役会長 打山昇 代表取締役社長 打山秀明 |
資本金 | 2550万円 |
外部リンク | https://www.kaifu-kanko.co.jp/ |
海部観光株式会社(かいふかんこう、英語: Kaifu kanko co., ltd.)は、徳島県海部郡美波町に本社を置く貸切バス・高速路線バス事業者、旅行会社である。コーポレート・ステイトメントとして「徳島の先頭を走り続けたい」を掲げている[1]。
会社概要
- 本社:徳島県海部郡美波町奥河内字弁財天84番地の1
- 登録番号:徳島県知事登録旅行業第2種108号、社団法人全国旅行業協会正会員
- 創業:1996年6月5日
- 代表取締役:打山昇(会長)、打山秀明(社長)
- 営業所:阿南営業所(阿南市津乃峰町東分99-9)、徳島駅前営業所(徳島市一番町2-18)、松茂営業所(板野郡松茂町広島字北川向四ノ越11-6)
- 無人チケット売り場:徳島駅前チケット売り場[2]、松茂チケット売り場[2]
- 関連会社:株式会社フロンティアK(観光バス事業)
特徴
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/ca/Kaifu_Kanko_My_Express_Aero_Queen_MS96JP.jpg/250px-Kaifu_Kanko_My_Express_Aero_Queen_MS96JP.jpg)
1996年(平成8年)6月5日、当時バス運転士として働いていた打山昇(現会長)が会社を創業し[1][3]、同年7月10日付で旅行業登録を受け[3]、旅行会社として事業を開始したという比較的新しい事業者である[4]。その後は1998年(平成10年)2月10日付で一般貸切旅客自動車運送事業について認可を取得(四運自旅第71号)し[3]、いわゆる「観光バス」「貸切バス」の運行を手掛けるようになった。貸切バスの運行では、阪急交通社主催ツアー専用のバスを所有・運行している。
バス事業では当初観光ツアー向けの貸切バス運行のみを手掛けていたが、2006年(平成18年)10月に阿南・徳島⇔東京(新宿・東京駅)便の運行を開始したのを皮切りに、いわゆる「(高速)ツアーバス」に参入[1][5]。2013年8月の新高速乗合バス制度施行と同時に高速乗合バスに移行し、現在では「マイ・エクスプレス(“MY Express”)」のブランド名を用い、徳島⇔東京便以外にも徳島⇔大阪・神戸便を設定・運行するなど、業容を拡大している。
東京⇔徳島間のツアーバスは途中大阪(梅田駅付近)に停車する便(停車しない日もあり)もあったため、東京⇔大阪間の利用者も多かった。トイレ付きの3列独立シートを採用している東京⇔大阪間のツアーバスでは、料金が比較的安めに設定されていた。
2011年4月27日に2列12席の全席個室タイプの車両「マイ・フローラ (“MY Flora”) 」を、さらに2012年4月1日からは3列独立21席で「マイ・フローラ」と同様な大型化粧室を備えた車両「マイ・リピート (“MY Repeat”) 」を東京⇔徳島便に就航させるなど、車両施策の面でも主力路線である東京⇔徳島便を中心に特徴的な施策を採っている。なかでも「マイ・フローラ」は、2列12席・全席完全個室タイプという座席配置のほかに、土足厳禁で乗車時に専用の上履きに履き替えるシステム、各座席への小型液晶テレビの設置(地上デジタル放送やBSデジタル放送を楽しめる)、大型トイレの採用(桜交通がロータリーエアーサービスから継承したキラキラ号に匹敵する広さのものを採用している)など、非常に豪華な装備となっている。
運行路線
東京線(阿南 - 東京)
阿南市津乃峰町の海部観光阿南営業所と東京地区を結ぶ。バスの種類別(マイ・フローラ、マイ・リピート、マイ・トリニティ)に1日最大3往復運行される。京王電鉄バスの高速バス予約サイト「ハイウェイバスドットコム」での予約が可能。
以前は一部の便が大阪(梅田)・神戸(三宮)を経由していたが、2017年1月より停車を取り止めている。
走行距離が700kmを超える[6]ため、乗務員は2人体制をとっている。また、途中2 - 3カ所のパーキングエリア、サービスエリアを経由し、休憩をとる行程となっている。
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マイフローラ
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マイリピート
関西線(阿南 - 大阪国際空港)
海部観光阿南営業所から大阪の中心部である梅田を経由し、大阪国際空港(伊丹空港)までを結ぶ。途中、神戸淡路鳴門自動車道・室津パーキングエリアにて休憩をとる。1日8往復運行されている。うち1往復は三宮、4往復はなんばを経由する[7]。
神戸(三宮・新神戸)への運行は休止と再開を繰り返している。
-
4列シート車
関西線(徳島 - 大阪国際空港)
海部観光徳島営業所から大阪の中心部である梅田を経由し、大阪国際空港(伊丹空港)までを結ぶ。途中、神戸淡路鳴門自動車道・室津パーキングエリアにて休憩をとる。1日3往復運行されている。うち1往復はなんばを経由する[7]。徳島始発2018年6月14日開設。
関西線(藍住 - 大阪国際空港)
藍住町・パルス藍住(場外馬券売り場・ゆめタウン徳島向かい)から梅田を経由し、大阪国際空港(伊丹空港)までを結ぶ。途中、神戸淡路鳴門自動車道・室津パーキングエリアにて休憩をとる。1日3往復運行されている。うち1往復は三宮、1.5往復はなんばを経由する[7]。2019年3月1日開設[8][9]。
京都線(徳島 - 京都)
徳島と京都駅(八条口)の間を1往復運行する。途中、神戸淡路鳴門自動車道・室津パーキングエリアにて休憩をとる[7]。2018年6月14日開設[10]。
停留所
- 徳島県内
- 阿南津乃峰(JR四国阿波橘駅から約300m)
- 阿南ホテルサンオーシャン(JR四国阿南駅からから約500m)
- 阿南那賀川(国道55号阿南道路・道の駅公方の郷なかがわ隣)
- 小松島(国道55号徳島南バイパス・日開野交差点そば)
- 大野(徳島市八万町、国道55号線・大野交差点そば)
- 徳島駅前営業所(徳島駅から約150m)
- 藍住ゆめタウン前パルス藍住
- 松茂とくとく前(上り便のみ)
- 松茂物産館前(下り便のみ)
- バスポート松茂
- 高速鳴門バスストップ
- 関西地区
- 東京地区
不祥事
2018年6月12日、当時入社したばかりの50代男性運転手(他事業者での経験あり。本件の2日後に依願退職)が大阪線に乗務中、ギアを低速のまま走行していたところ、同乗の指導員にギアを上げるよう指示されたが、これに従わなかったばかりでなく、停車予定がない淡路島南PAに入って以後の運転を拒否する事態が発生した。指導員は乗務前のチェックを受けていなかったため運転することができず、乗客は約1時間後に到着した救援便で目的地に向かった。乗客からの苦情で四国運輸局が監査を行ったところ、安全などに関する講習を運転手全員に受けさせていなかったとして、同年10月24日付で文書警告した[11]。
同年11月9日、海部観光は徳島市内の阿波観光ホテルで記者会見し、陳謝した[12]。
同年11月12日、海部観光は公式ホームページに「お詫びと御報告」を掲載した[13]。
関連項目
脚注・出典
- ^ a b c 「海部観光、阿南・徳島 - 東京線高速ツアーバスに横3列シートの新型車両「MY Repeat」を投入」 海部観光が新型車両「マイリピート (MY Repeat) 」の導入に際して発表したプレスリリース(Microsoft Word文書)。2012年3月16日発表。
- ^ a b “券売機での乗車券購入”. 海部観光株式会社公式ホームページ内高速バス.jp. 2019年5月15日閲覧。
- ^ a b c 海部観光株式会社 会社情報
- ^ 当初は有限会社として創業され、のちに株式会社に改組された。その名残で、現在でも運行する高速ツアーバスや観光バスの集合・待機所等の看板に「海部観光有限会社」と表記したものが見られる。
- ^ 「海部観光、阿南・徳島〜東京線高速ツアーバスに横2列シートの最高級車両投入」 日刊工業新聞グループサイトに掲載された企業発表記事。
- ^ 大阪駅停車の便が740km、それ以外の便については710kmと案内されている。また、所要時間については前者が約11時間、後者が約10時間とされている。
- ^ a b c d 時刻表2019年5月15日 - 海部観光
- ^ “徳島・藍住町と大阪空港直結 海部観光 3月に高速バス新路線”. 徳島新聞. (2019年1月29日) 2019年5月15日閲覧。
- ^ “海部観光の高速バス 藍住-伊丹の運行開始”. 徳島新聞. (2019年3月2日) 2019年5月15日閲覧。
- ^ “海部観光が京都線運行開始 14日から”. 徳島新聞. (2018年6月12日) 2018年6月19日閲覧。
- ^ “バス運転手、指導員に逆上し運行中止 淡路で乗客放置 徳島の海部観光”. 徳島新聞. (2018年11月6日) 2019年7月10日閲覧。
- ^ “「なぜこんなことを・・・」 乗客放置のバス運転手、泣きながら反省 海部観光、謝罪会見で明かす”. 徳島新聞. (2018年11月9日) 2019年7月10日閲覧。
- ^ “お詫びと御報告”. 海部観光. (2018年11月12日) 2019年7月12日閲覧。