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藍住町

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あいずみちょう ウィキデータを編集
藍住町
藍の館
地図
町庁舎位置
藍住町旗 藍住町章
藍住町旗  藍住町章
1957年1月1日制定
日本の旗 日本
地方 四国地方
都道府県 徳島県
板野郡
市町村コード 36403-7
法人番号 8000020364037 ウィキデータを編集
面積 16.27km2
総人口 35,135[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 2,159人/km2
隣接自治体 徳島市鳴門市板野郡板野町北島町上板町名西郡石井町
町の木 クスノキ
町の花
藍住町役場
町長 髙橋英夫
所在地 771-1292
徳島県板野郡藍住町奥野字矢上前52番地1
北緯34度07分36秒 東経134度29分42秒 / 北緯34.12664度 東経134.49511度 / 34.12664; 134.49511座標: 北緯34度07分36秒 東経134度29分42秒 / 北緯34.12664度 東経134.49511度 / 34.12664; 134.49511
外部リンク 公式ウェブサイト

藍住町位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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藍住町(あいずみちょう)は、徳島県の北東部に位置する板野郡に属する。

概要

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町名のとおり染料の阿波藍の一大産地としての歴史を持つ[1]。阿波国の戦国時代には阿波国の特産品とされ、江戸時代には徳島藩によってその生産や保護が奨励された[1]。明治時代には徳島県の藍生産は作付面積も生産量も日本全国の過半数を占めたが、その後は化学染料の大量輸入などによって衰退した[1]。しかし、天然染料の藍が見直されるようになり、藍住町では藍のワークショップ、幼稚園や小学校での藍学習が行われているほか、 町内には藍染めの普及や阿波藍の復興の拠点となる「あいずみ藍工房」、藍の博物館である「藍の館」などが整備されている[1]

2019年(令和元年)には日本遺産「藍のあるさと 阿波~日本中を染め上げた至高の青を訪ねて」を構成する自治体の一つとなっている[1]。また、かおり風景100選「吉野川流域の藍染めのかおり」にも選ばれている。町制施行60周年にあたっては町のマスコットキャラクターの「あいのすけ」が誕生した[1]

室町時代阿波国守護細川氏三好氏が本拠地とした「勝瑞城跡」や、徳島県第一号店である大型ショッピングモールゆめタウン徳島」なども主な名所である。

徳島市の中心駅でもあるJR徳島駅より車で約30分(約12km)という立地の比較的な良さ、そして町内全域が平地となっていることからの宅地開発のしやすさから徳島市鳴門市ベッドタウンとして宅地開発が進んでいる。3万5千人という人口を有し、徳島県内では徳島市阿南市鳴門市吉野川市に次いで5番目に人口の大きい自治体である。 なお、町名の由来は前身の藍園村住吉村が合併した際にそれぞれの頭文字を取ったことに起因する。

地理

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吉野川に沿って東西に細長く広がる徳島平野の下流域のうち、吉野川の左岸(北岸)に位置している[2]。町の南端を吉野川が流れる[2](藍住町の南に位置する徳島市との境界は吉野川上にある)。また、町の西端から北端にかけて吉野川の支流となっている旧吉野川が流れている[2](北側の板野町鳴門市との境界は旧吉野川上にある)。

吉野川は「四国三郎」の異名を持ち、日本三大暴れ川に数え上げられている。江戸時代以前から町内でも度々洪水を起こしてきたということが知られており、高地蔵などが見られる。

町は吉野川と旧吉野川の二つの河川に挟まれたデルタ地帯にある。町内には正法寺川を除いて大きな河川なく、標高は河川堤防や高速道路の盛土部分などを除いて5メートル以下であり、特に東部付近では2.5メートル程度しかない[2]

地形

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河川

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一級河川

山地

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  • 町内には山が無い。

隣接する自治体

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歴史

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人口

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元々は農業地域で田園が広がっていたが、高速道路やバイパスが整備されて以降、宅地開発が大きく進んだ。 藍住町は町であるにもかかわらず、徳島県内の市町村では鳴門市吉野川市に次いで5番目に多い3万5千人という人口を有している。この人口は、町村に限れば四国で最も多い。また、町民の平均年齢は44.8歳(2019年7月)と全国の市区町村と比較してもかなり低く、若い世代の割合が高いベッドタウンである。 過去10年の人口増加率は10%と、北島町石井町と並び徳島県でもっとも発展している町の一つでもある。四国地方2035年まで人口増加が予測されている市町村は、藍住町と香川県宇多津町のみである[10]。2045年には吉野川市を追い抜き徳島県で4位の人口をもつ自治体になると予想されている。

藍園村、住吉村の合併後の最初の1955年の国勢調査では、人口は10,544人であったがその後は減少し続け1万人を割った。1965年の国勢調査では最低人口の9,726人を記録したが、その後は徳島市のベッドタウンとして宅地開発された結果、増加に転じ1985年の国勢調査では22,619人、2000年国勢調査では3万人を突破して30,368人、2015年国勢調査では34,626人を記録している。[11] [12][8]。今後も2035年頃まで藍住町の人口は増加し続け、3万6千人弱まで上ると予測されている。町民の平均年齢は44.8歳(2019年7月)。

藍住町と全国の年齢別人口分布(2005年) 藍住町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 藍住町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
藍住町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 10,244人
1975年(昭和50年) 13,676人
1980年(昭和55年) 19,713人
1985年(昭和60年) 22,619人
1990年(平成2年) 25,674人
1995年(平成7年) 28,408人
2000年(平成12年) 30,368人
2005年(平成17年) 32,286人
2010年(平成22年) 33,338人
2015年(平成27年) 34,626人
2020年(令和2年) 35,246人
総務省統計局 国勢調査より


地域

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大字

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郵便番号 大字名 読み
771-1201 奥野
字猪熊・字東中須・字前川・字和田は771-1202、字矢上前は771-1203
おくの
771-1210 徳命
字元村・字元村東は771-1211、字前須東・字前須西は771-1212
とくめい
771-1220 東中富
字長江傍示は771-1221、字北傍示は771-1222、字敷地傍示・字天王傍示は771-1223、字大塚傍示・字慶長・字東安永・西安永・鑓場傍示は771-1224
ひがしなかとみ
771-1230 富吉
字須崎・字富吉・字豊吉は771-1231、字地神・字穂実は771-1232
とみよし
771-1240 乙瀬 おとぜ
771-1250 矢上
字西、字原は771-1251・春日、北分は771-1252・江ノ口、安任は771-1253
やかみ
771-1260 笠木
字東野は771-1261・字中野、字西野は771-1262
かさぎ
771-1264 住吉
字逆藤、字神蔵、字千鳥ケ浜は771-1265・字藤ノ木、字若宮は771-1266・乾、江端は771-1267
すみよし
771-1270 勝瑞
字幸島は771-1271・字成長は771-1272・字正喜地、東勝地は771-1273
しょうずい

警察・消防

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町内には警察署はなく、北島町にある徳島板野警察署が管轄し消防署も北島町にある板野東部消防組合が管轄している。

  • 藍住町藍住東交番
  • 藍住町藍住西交番
  • 板野東部消防組合第二消防署

公園

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医療機関

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  • 浜病院
  • 稲次病院
  • 矢野医院
  • 近藤外科内科
  • 富本小児科内科
  • 西条内科耳鼻科
  • 藍住たまき青空クリニック
  • 増田クリニック
  • 濱歯科
  • 枡富歯科医院
  • あい歯科
  • コウケン歯科

郵便局

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  • 勝瑞郵便局
  • 藍住郵便局
  • 藍住富吉郵便局

公共施設

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  • 藍住町総合文化ホール
  • 藍住町民体育館
  • 藍住町体育センター
  • 藍住町立図書館
  • 藍住町武道館
  • 藍住町商工会館
  • 藍住町老人福祉センター(藍翠苑)
  • 藍住町保健センター
  • 藍住町勤労女性センター
  • 板野東部ファミリーサポートセンター
  • 藍住町中央クリーンステーション
  • 藍住町西クリーンステーション

行政

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歴代町長

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友好都市

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  • 日本の旗 日本河北町山形県西村山郡) - 藍住町は藍、河北町は最上紅花という、いずれも天然染料の産地であることから、昭和60年代から交流が始まり、1991年(平成3年)に友好都市提携を締結した[14]

町章

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町章

議会

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町議会

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衆議院

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当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
山口俊一 71 自由民主党 76,879票
中野真由美 50 立憲民主党 43,473票
久保孝之 58 日本共産党 8,851票

経済

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大型商業施設であるゆめタウン徳島

産業人口は15,060人。

農業

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洋ニンジンの全国有数の産地で、一方で「愛住ねぎ」など新作物の栽培にも取り組んでいる[1]

工業

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中堅企業が多く立地しており、藍染めの生産をしている[8][15]

製造業

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醸造業

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かつては大豆の産地として知られ、それを原料として味噌の醸造が盛んに行われており、全国的にも知られるようになった[15]

商業施設

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家電量販店

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教育

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町内には若年層の人口が多く、町立中学校は2つ、町立小学校は4つ設置されている。

徳島県立徳島北高等学校

高等学校

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中学校

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小学校

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幼稚園

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  • 藍住町立藍住東幼稚園
  • 藍住町立藍住西幼稚園
  • 藍住町立藍住南幼稚園
  • 藍住町立藍住北幼稚園

交通アクセス

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鉄道

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自動車

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路線バス

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高速バス

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県道

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  • 徳島県道1号徳島引田線
    • 藍住町を南北に貫く幹線道路。町内は徳島自動車道と立体交差している地点より南が2車線、より北が4車線となっている。
  • 徳島県道14号松茂吉野線
    • 藍住町を東西に貫く幹線道路で、町内は全線に渡って2車線である。
  • 徳島県道29号徳島環状線徳島環状道路徳島北環状道路
    • 県道松茂吉野線よりも南の藍住町内を東西に結ぶ幹線道路で、町内は全線に渡って4車線である。
  • 徳島県道225号檜藍住線
    • 藍住町の中央の地域を南北に結ぶ道路。県道徳島引田線から分岐して鳴門市大麻町へと続く。1車線であるが、町役場や町立図書館、町民体育館などの多くの公共施設が道沿いにある。藍住中学校もこの道路に面しており、進学塾などもこの通りには多く見られる。
  • 徳島県道41号徳島北灘線
    • 藍住町内のやや東寄りの地域を南北に結ぶ道路。町内は県道松茂吉野線以南が2車線、以北が2車線~1.5車線となっている。
  • 徳島県道137号土成徳島線
    • 吉野川北岸を東西に結ぶ道路。沿線は田園風景が広がる地区が多いが、信号が少なく短時間で東西方向を結ぶため交通量自体は多い。

観光

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名所

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勝瑞義家塚碑

社寺・史跡

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公共施設

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商業施設

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文化

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催事

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  • 藍住町商工会納涼祭
  • あいずみスマイリーマルシェ

出身有名人

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g 町制施行65周年記念誌”. 鳴門市. 2024年9月29日閲覧。
  2. ^ a b c d 西山賢一、中尾賢一、古田昇、橋本寿夫、石田啓祐. “藍住町地域の地下地質”. 阿波学会紀要 第52号. 2024年9月29日閲覧。
  3. ^ 町村の廃置分合”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  4. ^ a b 藍住町章”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  5. ^ a b 図典 日本の市町村章 p190
  6. ^ 町民の歌”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  7. ^ 町の花と木”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j 藍住町の紹介”. 藍住町. 2012年8月12日閲覧。
  9. ^ 藍住町民のちかい”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  10. ^ 国立社会保障・人口問題研究所「日本の市区町村別将来推計人口」平成20年12月推計。
  11. ^ 町の位置及び面積”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  12. ^ 市町村別指標2012”. 藍住町. 2012年8月12日閲覧。
  13. ^ “徳島・藍住町長選、髙橋氏が無投票で初当選”. 徳島新聞. (2017年11月15日). https://www.topics.or.jp/articles/-/4412 2018年10月15日閲覧。 
  14. ^ 藍住町議会だより 114号 2023年(令和5年)8月25日”. 藍住町議会. 2024年9月29日閲覧。
  15. ^ a b c 特産品紹介”. 藍住町. 2019年1月19日閲覧。

参考文献

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  • 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113 

関連項目

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  • あいの里 - 札幌市のニュータウンで、かつて当該地域に徳島県の出身者が入植し、藍を栽培していたことに由来する。

外部リンク

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