石川美子
表示
石川 美子(いしかわ よしこ)は、日本のフランス文学者、明治学院大学名誉教授。専門はロラン・バルト研究、風景画論、自伝研究。
略歴
[編集]徳島県板野郡藍住町出身。徳島県立城南高等学校から京都大学文学部フランス文学科、東京大学大学院人文社会系研究科を経てパリ第7大学で博士号を取得[1]。専修大学助教授を経て、2001年より明治学院大学文学部フランス文学科教授[2]。
20世紀フランスの哲学者で批評家、ロラン・バルトを中心に現代批評、自伝文学、旅行記、風景画に関しての著作、翻訳を手がけている[3]。
著作
[編集]- 『自伝の時間 ひとはなぜ自伝を書くのか』(中央公論社、1997年)ISBN 978-4120027314
- 『旅のエクリチュール』(白水社、2000年)ISBN 978-4560046807
- 『青のパティニール 最初の風景画家』(みすず書房、2014年)ISBN 978-4622078449
- 『ロラン・バルト 言語を愛し恐れつづけた批評家』(中央公論新社〈中公新書〉、2015年)ISBN 978-4121023391
- 『山と言葉のあいだ』(ベルリブロ、2023年)ISBN 978-4991330506
翻訳
[編集]- パトリック・モディアノ『サーカスが通る』(集英社、1995年)ISBN 978-4087732146
- リュシアン・フェーヴル『ミシュレとルネサンス 「歴史」の創始者についての講義録』(藤原書店、1996年)ISBN 978-4894340367
- 『新たな生のほうへ 1978-1980(ロラン・バルト著作集 10)』(みすず書房、2003年)ISBN 978-4622081203。
- 『記号の国 1970(ロラン・バルト著作集 7)』(みすず書房、2004年)ISBN 978-4622081173。新訳版[4]
- ロラン・バルト『零度のエクリチュール 新版』(みすず書房、2008年)ISBN 978-4622073802。新訳版[5]
- 『ロラン・バルトの遺産』(中地義和共訳、みすず書房、2008年)ISBN 978-4622074335
- エリック・マルティ、アントワーヌ・コンパニョン、フィリップ・ロジェ
- ロラン・バルト『喪の日記』(みすず書房、2009年、新装版2015年、2023年)ISBN 978-4622096245
- 『ロラン・バルトによるロラン・バルト』(みすず書房、2018年)ISBN 978-4622086918。新訳版[6]
- ロジェ・フリゾン=ロッシュ『結ばれたロープ』(みすず書房、2020年)ISBN 978-4622088813
監修
[編集]- 『文学のユートピア 1942-1954(ロラン・バルト著作集 1)』渡辺諒訳(みすず書房、2004年)ISBN 978-4622081111
- 『演劇のエクリチュール 1955-1957(ロラン・バルト著作集 2)』大野多加志訳 (みすず書房・2005年)ISBN 978-4622081128
- 『現代社会の神話 1957(ロラン・バルト著作集 3)』下澤和義訳(みすず書房、2005年)ISBN 978-4622081135
- 『記号学への夢 1958-1964(ロラン・バルト著作集 4)』塚本昌則訳 (みすず書房、2005年)ISBN 978-4622081135
- 『批評をめぐる試み 1964(ロラン・バルト著作集 5)』吉村和明訳 (みすず書房、2005年)ISBN 978-4622081128
- 『テクスト理論の愉しみ 1965-1970(ロラン・バルト著作集 6)』野村正人訳(みすず書房、2006年)ISBN 978-4622081166
- 『ロマネスクの誘惑 1975-1977(ロラン・バルト著作集 9)』中地義和訳 (みすず書房、2006年)ISBN 978-4622081197
- 『断章としての身体 1971-1974(ロラン・バルト著作集 8)』吉村和明訳(みすず書房、2017年)ISBN 978-4622081180
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 著書『ロラン・バルト -言語を愛し恐れつづけた批評家』中公新書(著者略歴)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 石川美子(明治学院大学フランス文学科教員紹介)