「バンゲリング帝国三部作」の版間の差分
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なお、同じくハドソンより発売されたファミコン版『[[ロードランナー#ハドソン版|ロードランナー]]』の説明書にはバンゲリング帝国への言及はなく、単に金鉱から「金塊を持って無事に脱出」することが目的とされている。 |
なお、同じくハドソンより発売されたファミコン版『[[ロードランナー#ハドソン版|ロードランナー]]』の説明書にはバンゲリング帝国への言及はなく、単に金鉱から「金塊を持って無事に脱出」することが目的とされている。 |
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== ブローダーバンド社による言及 == |
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バンゲリング帝国の名はチョップリフターのマニュアルに初登場している。ロードランナーのマニュアルでは未確認である。レイド・オン・バンゲリングベイのマニュアルに再び登場し、そこで前作ロードランナーもバンゲリング帝国に関係していた事が示唆されている。発案元であるブローダーバンド社のバンゲリング帝国への言及は極めて断片的なのでその全体像を把握するのは困難だが、一応提示されている細かな情報を箇条書きすると以下のようになる。 |
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* バンゲリング帝国は、[[カリブ海]]のどこかにある[[ミニ国家]]である。 |
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* バンゲリング帝国は、陸海空の各兵器を生産できる技術力を持つ。チョップリフターとバンゲリングベイの敵兵器がそれである。 |
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* ロボットを開発できる高度な科学技術を持つ。ロードランナーの番兵がそれに当たる。 |
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* 人口知能を備えた究極の戦争機械(=アンドロイド)をも開発できる高度な科学力を持つ。バンゲリングベイのパッケージの顔アップがそれである。 |
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*即席空母アディクエイト(''adequate'')と5機のヘリコプター(''wildfire z-39'')でバンゲリング湾を急襲したフォーセズオブグッド(''forces of good'')とはバンゲリング帝国の監視を主な活動にしていたアメリカ国籍の[[NGO]]団体のようである。彼らの作戦成功後は新聞報道され祝勝パレードが開かれている。 |
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*チョップリフターで操作するヘリコプターは、[[郵便区分機]](''mail-sorting equipment'')を装って密輸された部品を組み立てて出動させたとある。詳しい意味は不明だが、フォーセズオブグッドはバンゲリング国内で同時にビジネスを手掛ける潜入スパイを送り込んでおり、捕虜になった仲間を助ける経緯を示してると思われる。 |
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*レイド・オン・バンゲリングベイでは「再び」世界征服計画を開始したとあるので、これは前作ロードランナーで一度諦めた事があるのを示している。フォーセズオブグッドの潜入員に金塊を奪われて資金難に陥ったのがその理由と考えられる。 |
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== 関連項目 == |
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2020年4月29日 (水) 05:16時点における版
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バンゲリング帝国三部作は、『バンゲリングベイ』『ロードランナー』『チョップリフター』の世界観を共有する3作品を指す。
概要
バンゲリング帝国とは、『バンゲリングベイ』の舞台であり、『ロードランナー』ではバンゲリング帝国に強奪された金塊の奪還、『チョップリフター』ではバンゲリング帝国に捕まった捕虜の救出劇が描かれている。
これらはBrøderbund社でオリジナル版の制作が行われていた当時より考案されていた設定であり、これを受けてアイレムによりアーケードに移植された『ロードランナー』でも「バンゲリング帝国の逆襲」なる副題がつけられていた。
バンゲリング帝国
ハドソンより発売されたファミコン版『バンゲリングベイ』の攻略本『ケイブンシャ大百科別冊 ファミリーコンピュータゲーム必勝法シリーズ3 バンゲリングベイ』(勁文社)には設定が事細かに記されている。(ただし、『必勝法シリーズ』は独自にストーリーを脚色している傾向があるため、注意が必要である)
舞台は、カリブ海近辺に建設された帝国の前進基地であるとしている。この基地周辺10キロの空間は物理的に外界と途絶され、内部は北と南、東と西がその両端で繋げられている異空間となっている。
バンゲリング帝国とは「未知の機械化人間」の集団であり、彼らの次元波動機は次元と空間を自在に操るという。ファミコン版のパッケージに描かれているドクロ状の姿をした影が、帝国兵サイバーダインである。『バンゲリングベイ』の主人公側勢力は「アメリカ合衆国海軍」の精鋭であり、カリブ海周辺での演習中に超常現象により基地周辺の空間へと引き込まれるかたちとなった。
なお、同じくハドソンより発売されたファミコン版『ロードランナー』の説明書にはバンゲリング帝国への言及はなく、単に金鉱から「金塊を持って無事に脱出」することが目的とされている。
ブローダーバンド社による言及
バンゲリング帝国の名はチョップリフターのマニュアルに初登場している。ロードランナーのマニュアルでは未確認である。レイド・オン・バンゲリングベイのマニュアルに再び登場し、そこで前作ロードランナーもバンゲリング帝国に関係していた事が示唆されている。発案元であるブローダーバンド社のバンゲリング帝国への言及は極めて断片的なのでその全体像を把握するのは困難だが、一応提示されている細かな情報を箇条書きすると以下のようになる。
- バンゲリング帝国は、カリブ海のどこかにあるミニ国家である。
- バンゲリング帝国は、陸海空の各兵器を生産できる技術力を持つ。チョップリフターとバンゲリングベイの敵兵器がそれである。
- ロボットを開発できる高度な科学技術を持つ。ロードランナーの番兵がそれに当たる。
- 人口知能を備えた究極の戦争機械(=アンドロイド)をも開発できる高度な科学力を持つ。バンゲリングベイのパッケージの顔アップがそれである。
- 即席空母アディクエイト(adequate)と5機のヘリコプター(wildfire z-39)でバンゲリング湾を急襲したフォーセズオブグッド(forces of good)とはバンゲリング帝国の監視を主な活動にしていたアメリカ国籍のNGO団体のようである。彼らの作戦成功後は新聞報道され祝勝パレードが開かれている。
- チョップリフターで操作するヘリコプターは、郵便区分機(mail-sorting equipment)を装って密輸された部品を組み立てて出動させたとある。詳しい意味は不明だが、フォーセズオブグッドはバンゲリング国内で同時にビジネスを手掛ける潜入スパイを送り込んでおり、捕虜になった仲間を助ける経緯を示してると思われる。
- レイド・オン・バンゲリングベイでは「再び」世界征服計画を開始したとあるので、これは前作ロードランナーで一度諦めた事があるのを示している。フォーセズオブグッドの潜入員に金塊を奪われて資金難に陥ったのがその理由と考えられる。