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「クラッシュ・バンディクー4 さくれつ!魔神パワー」の版間の差分

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『'''クラッシュ・バンディクー4 さくれつ!魔神パワー'''』(クラッシュバンディクーフォー さくれつ!まじんパワー、''Crash Bandicoot: The Wrath of Cortex'')は、[[コナミホールディングス|コナミ]](現・[[コナミデジタルエンタテインメント]])が発売した[[PlayStation 2|プレイステーション2]]、[[Xbox (ゲーム機)|Xbox]]、[[ニンテンドーゲームキューブ]]用の[[アクションゲーム]]。[[クラッシュ・バンディクーシリーズ]]の第4作。


== 概要 ==
== 概要 ==
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本作からハードウェアがPlayStation 2を始めとした、いわゆる[[ゲーム機#第6世代(1990年代末 - 2000年代中盤)|第6世代]]に移ったことから、グラフィックが格段に向上した。一方で、以前の作品に比べロード時間が長いことがしばしば批判の対象となっている。
本作からハードウェアがPlayStation 2を始めとした、いわゆる[[ゲーム機#第6世代(1990年代末 - 2000年代中盤)|第6世代]]に移ったことから、グラフィックが格段に向上した。一方で、以前の作品に比べロード時間が長いことがしばしば批判の対象となっている。

2020年1月1日 (水) 08:30時点における版

クラッシュ・バンディクーシリーズ > クラッシュ・バンディクー4 さくれつ!魔神パワー
クラッシュ・バンディクー4
さくれつ!魔神パワー
Crash Bandicoot: The Wrath of Cortex
ジャンル アクション
対応機種 PlayStation 2[PS2]
Xbox
ニンテンドーゲームキューブ[GC]
開発元 トラベラーズテイルズ
発売元 コナミ
人数 1人
メディア [PS2]CD-ROM
[Xbox]DVD-ROM
[GC]8cm光ディスク
発売日 [PS2] 2001年12月20日
[PS2(Best)] 2002年10月17日
[Xbox] 2002年10月24日
[GC] 2003年12月4日
[Xbox 360] 2006年7月30日
[PS4] 2016年8月29日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
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クラッシュ・バンディクー4 さくれつ!魔神パワー』(クラッシュバンディクーフォー さくれつ!まじんパワー、Crash Bandicoot: The Wrath of Cortex)は、コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が発売したプレイステーション2Xboxニンテンドーゲームキューブ用のアクションゲームクラッシュ・バンディクーシリーズの第4作。

概要

クラッシュ・バンディクーシリーズのメインタイトルの4作目。ユニバーサルインタラクティブスタジオ制作、コナミ発売、ゲーム開発はトラベラーズテイルズが行った。なおクラッシュ・バンディクーシリーズはもともとソニー・コンピュータエンタテインメント(現・ソニー・インタラクティブエンタテインメント)から発売されていたが、本作から発売の版権がコナミに移っている。

始めは2001年12月20日PlayStation 2用として発売されたが、翌2002年10月24日Xbox版が、さらに翌年の2003年12月4日にはニンテンドーゲームキューブ版も発売され、結果として3種類の機種での発売となった。

本作からハードウェアがPlayStation 2を始めとした、いわゆる第6世代に移ったことから、グラフィックが格段に向上した。一方で、以前の作品に比べロード時間が長いことがしばしば批判の対象となっている。

ストーリー

悪の科学者ネオ・コルテックスは、これまで幾度世界征服を企んでは、そのたびにクラッシュに阻止され続けてきた。失敗を重ねてきたコルテックスは、世界征服の前にまずクラッシュを葬ることを計画する。その為の会議の最中にエヌ・トロピーが、ネオ・コルテックスが最近研究室に籠っている理由を問いただす。コルテックスは研究の末、クラッシュを倒すための秘密兵器として、スーパーバンディクーであるクランチを作ったが、完成にはエネルギーが足りないことを明かす。それを聞いたウカウカは、4人の魔神を復活させ、エネルギー不足を補う作戦を実行。魔神復活により天変地異が起こり、魔神復活を知ったクラッシュは魔神達を倒すべく、新たな冒険へ旅立った。

ゲームシステム

  • システム部分は前作『クラッシュ・バンディクー3』を完全に引き継いでいる。ワープルームと呼ばれる部屋からステージを選択する形式である。ワープルームは5つの部屋に分かれており、1つの部屋につき5つのステージへ行けるようになっている。5ステージ全てをクリアするとその部屋のボスステージに挑戦できるようになり、ボスを倒せば次の部屋へ行けるようになる。
  • 各ステージのゴールにたどり着けば「パワーストーン」を入手できる。これを集めていくのが醍醐味である。またステージ内に置かれている全ての箱を壊しゴールすればダイヤが手に入るシステムも従来同様。
  • ステージは、クラッシュを進ませる従来の奥スクロール型のものから、CRカプセルやCRサブマリンなどの乗り物専用のものなど、多くの種類がある。
  • 新アクションとして「ソロソロあるき」を追加。前作で習得した新アクションは最初は使用できず、ボス戦をクリアしなければならない。なお、スーパーボディプレスはある条件を満たさないと使用できない。
  • 前作では乗り物ステージでしか使用できなかったココはアクションステージでもプレイヤーキャラとして使用できるようになった。ただし、前作と同様に特定のステージでしか使用できない。
  • 前作まで、カラーダイヤの入手方法は多様であったが本作では全てドクロの足場に乗ってドクロコースをクリアすると入手できる方式となった。前作までと違い、ドクロコースやカラーダイヤコース専用のBGMはない。
  • 本作ではアイテムが入った箱は全て自動習得である。また、アクアク箱はニトロ箱のように跳ねるようになっている。本作での?箱は基本的に中身は全てリンゴのみである(一部1UPあり)。

登場キャラクター

  • クラッシュ・バンディクー(声:山口勝平
  • ココ・バンディクー(声:小暮英麻
  • アクアク(声:緒方賢一
  • ネオ・コルテックス(声:飯塚昭三
  • クランチ・バンディクー(声:岸祐二
  • ウカウカ(声:大友龍三郎
  • エヌ・ジン(声:中多和宏
  • エヌ・トロピー(声:池田勝
  • タイニータイガー(声:台詞無し)
  • ディンゴダイル(声:台詞無し)
  • 地の魔神 ロッコ(声:くわはら利晃
  • 水の魔神 ワーワ(声:山口勝平)
  • 炎の魔神 パイロ(声:清水敏孝
  • 風の魔神 ローロ(声:池田勝)

乗り物

クラッシュ専用
  • CR(クラッシュ)パタフライ
奥スクロールの空中ステージで登場。ミサイルを発射できる。
  • CRジャイロ
プロペラが付いている浮遊機械で、装備すると空中移動ができるようになる。『クラッシュ・バンディクー2』で登場した「ジェットパック」に近いものと言える。
  • CRサブマリン
小型の潜水艦。水中ステージでのみ登場。魚雷発射機能などを備える。
  • CRバギー
1人乗り用のバギー。左右操作とスピードアップのみコントロールできる。
  • CRローダー
クラッシュが乗り込める操縦型の小型ロボット。ジャンプなどの基本アクションが繰り出せるほか、右腕にリンゴバズーカが搭載されている
  • CRカプセル
クラッシュが中に入れるほどの大きさのカプセル。専用のステージでのみ登場し、クラッシュが中に入った状態でゴロゴロ転がりながら進んでいく。基本的に攻撃を受けてもはじかれるだけでダメージは受けないが、足場から転落するとミス。
ココ専用
  • CC(ココ)ローラー
ピンク色を基調としたキックスクーター。津波から逃げるイベントで使用する。
  • CCボード
ココ愛用のスノーボード。こちらは雪崩から逃げるイベントで使用。
クラッシュ/ココ共用
  • CRグライダー/CCファイター
長い翼をもったグライダー。上昇、下降、旋回など自由自在に動かせることが特徴。

ステージ

アクション

今作はココが特定のアクションステージでもプレイヤーキャラとして使用できるようになったため、クラッシュとココによって使用できるアクションが違う。前作と同様にボス戦をクリアすると新アクションを覚えることができるが、そのうち1つはある条件を満たさないと覚えられない。

共通アクション
  • 移動
方向キーまたはアナログスティックで移動できる。アナログスティックでは滑らかな移動が可能。
  • ジャンプ
×ボタンでジャンプする。長く押すほどより高くジャンプ出来る。
  • スピードシューズ
ネオ・コルテックスを倒すと習得。R2を押しながら移動するとダッシュして、より早く移動出来る。このアクションでタイムアタックでトロフィーを獲得しやすくなる。
クラッシュのアクション
  • スピンアタック
□ボタンでスピンして敵を倒したり箱を壊せるが、誤って行うとリンゴが飛んでいってしまう。水中ステージでも出来る。
  • しゃがむ
○ボタンでしゃがんで避けられる。
  • ハイハイ
○ボタンを押しながら方向キーかアナログスティックでしゃがみながらハイハイで低い所を通ることが出来る。
  • ハイジャンプ
○ボタンを押しながら×ボタンでジャンプすると通常より高いジャンプが出来、普通のジャンプでは届かない所へ届ける。スライディング中にジャンプするとこのジャンプとなって、より遠くへ飛ぶことが出来る。
  • スライディング
移動しながら○ボタンを押すと低い体勢の状態でスライディングをし、敵を倒したり箱を壊せる。
  • ボディプレス
ジャンプ中に○ボタンを押すとボディプレスをして、箱を壊したり敵を倒せる。ボディプレスでしか壊れない鉄ワク箱を壊せる。スーパーボディプレスを習得すると出来なくなる。
  • ソロソロあるき
今作唯一の新アクション。地の魔人でのクランチを倒すと習得。L2ボタンを押しながら方向キーかアナログスティックで移動するとソロソロ歩きながらゆっくり移動する。通常は触れただけで爆発するニトロ箱の上を歩くことができるが、ニトロ箱の上に乗ったままソロソロあるきを解除すると即座に爆発してしまうてで注意。
  • ダブルジャンプ
水の魔人でのクランチを倒すと習得。ジャンプ中にもう一度×ボタンを押すとさらにジャンプして、ハイジャンプよりさらに高く飛ぶことが出来る。ハイジャンプと組み合わせばより高くジャンプ出来る。
  • たつまきスピンアタック
炎の魔人でのクランチを倒すと習得。スピンアタックのパワーアップ版で、□ボタンを連打すれば長くスピンアタックが出来、ジャンプ中にたつまきスピンアタックをすれば滞空時間が長くなってより遠くへジャンプ出来る。ただし、長くたつまきスピンアタックをした場合は連続で行うことは出来ない。今作では水中ステージでも行うことができ、水中では移動速度が上がる。
  • リンゴバズーカ
風の魔人のクランチを倒すと習得。止まっている状態でL1ボタンを押すとバズーカを構えて照準が出て、方向キーかアナログスティックで照準を動かして○ボタンでリンゴを発射して攻撃する。リンゴバズーカでのリンゴは無限で、持っているリンゴは減らない。強力だが、特定のステージやボス戦では使用できない。前作ではリンゴに照準を合わせて発射するとリンゴを入手できたが、本作ではリンゴにリンゴバズーカのリンゴを発射して当てても入手出来ず、粉砕してしまう。また前作ではロックオンできなかったC箱は、本作ではロックオンすることができ、リンゴを発射して壊すことが出来る。
  • スーパーボディプレス
ある条件を満たすと習得。ボディプレスのパワーアップ版で、ボディプレスの攻撃範囲が広くなって落下速度が速くなっている。
ココのアクション
  • カラテキック
□ボタンでカラテキックをして敵を倒したり箱を壊せるが、スピンアタックと同じく誤って行うとリンゴが飛んでいってしまう。
  • あしばらい
○ボタンで足払いをして、1段目の箱を楽に壊したり敵を倒したりできる。
  • ストンピング
ジャンプ中に○ボタンを押すと落下攻撃のストンピングをして、ボディプレスと同じように鉄ワク箱を壊したり敵を倒すことができるが、ボディプレスとは違ってこのアクションを行った後、少しの間隙ができてしまうので注意。スーパーストンピングを習得すると出来なくなる。
  • スーパーストンピング
スーパーボディプレスを習得したと同時に習得。ストンピングのパワーアップ版で、攻撃範囲が広くなっている。ストンピングと同じくこのアクションを行った後、少しの間隙ができてしまうので注意。

関連項目

外部リンク

その他公式サイト