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'''Chihiro'''('''チヒロ''')は、セガ(後の[[セガ・インタラクティブ]])と[[マイクロソフト]]が共同開発した[[アーケードゲーム]]用[[アーケードゲーム基板|システム基板]]である。名称の由来は公式には明らかにされていない。[[鬼束ちひろ]]から取ったとも[[宮崎駿]]作品の『[[千と千尋の神隠し]]』から取ったとも言われている。
'''Chihiro'''('''チヒロ''')は、セガ(後の[[セガ・インタラクティブ]])と[[マイクロソフト]]が共同開発した[[アーケードゲーム]]用[[アーケードゲーム基板|システム基板]]である。名称の由来は公式には明らかにされていない。[[鬼束ちひろ]]から取ったとも[[宮崎駿]]作品の『[[千と千尋の神隠し]]』から取ったとも言われている。


[[Xbox]]がベースのためXboxへの移植が容易であり、[[Microsoft Windows|Windows]]([[DirectX]])との親和性が高く開発がしやすいという特徴も受け継いでいる。ソフトウェアは[[GD-ROM]]で供給されている。
[[Xbox (ゲーム機)|Xbox]]がベースのためXboxへの移植が容易であり、[[Microsoft Windows|Windows]]([[DirectX]])との親和性が高く開発がしやすいという特徴も受け継いでいる。ソフトウェアは[[GD-ROM]]で供給されている。


2006年の時点で稼働していたセガのアーケードゲームタイトルの多くはこの基板で稼働しており、セガのアーケード部門の中核を担っていた。しかしその後マイクロソフトとの契約が切れ、生産が終了したため、『MJ2』から『MJ3』、『三国志大戦』から『三国志大戦2』などのメジャーバージョンアップの際に、コンバージョンキットのみが販売され、新規筐体での販売が一切行われなかった、ということがあった。その後は次世代の主力基板である[[LINDBERGH]]への移行が進み、『三国志大戦』はVer.2.1でLINDBERGHに移行した。他ブランドでの採用例であったナムコ(開発は[[ポリゴンマジック]])の『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE』シリーズは、3以降は自ブランドのプラットフォームに移行している(3では主力基板の[[System N2]])。
2006年の時点で稼働していたセガのアーケードゲームタイトルの多くはこの基板で稼働しており、セガのアーケード部門の中核を担っていた。しかしその後マイクロソフトとの契約が切れ、生産が終了したため、『MJ2』から『MJ3』、『三国志大戦』から『三国志大戦2』などのメジャーバージョンアップの際に、コンバージョンキットのみが販売され、新規筐体での販売が一切行われなかった、ということがあった。その後は次世代の主力基板である[[LINDBERGH]]への移行が進み、『三国志大戦』はVer.2.1でLINDBERGHに移行した。他ブランドでの採用例であったナムコ(開発は[[ポリゴンマジック]])の『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE』シリーズは、3以降は自ブランドのプラットフォームに移行している(3では主力基板の[[System N2]])。

2020年1月1日 (水) 08:35時点における版

Chihiroチヒロ)は、セガ(後のセガ・インタラクティブ)とマイクロソフトが共同開発したアーケードゲームシステム基板である。名称の由来は公式には明らかにされていない。鬼束ちひろから取ったとも宮崎駿作品の『千と千尋の神隠し』から取ったとも言われている。

XboxがベースのためXboxへの移植が容易であり、WindowsDirectX)との親和性が高く開発がしやすいという特徴も受け継いでいる。ソフトウェアはGD-ROMで供給されている。

2006年の時点で稼働していたセガのアーケードゲームタイトルの多くはこの基板で稼働しており、セガのアーケード部門の中核を担っていた。しかしその後マイクロソフトとの契約が切れ、生産が終了したため、『MJ2』から『MJ3』、『三国志大戦』から『三国志大戦2』などのメジャーバージョンアップの際に、コンバージョンキットのみが販売され、新規筐体での販売が一切行われなかった、ということがあった。その後は次世代の主力基板であるLINDBERGHへの移行が進み、『三国志大戦』はVer.2.1でLINDBERGHに移行した。他ブランドでの採用例であったナムコ(開発はポリゴンマジック)の『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE』シリーズは、3以降は自ブランドのプラットフォームに移行している(3では主力基板のSystem N2)。

詳細なスペックは公式には公開されていない。

部品調達難に伴い、バンダイナムコエンターテインメント(旧:ナムコ、旧:バンプレスト)のタイトルは2015年7月に修理サポート終了が発表された他[1]、セガ・インタラクティブ(旧:セガ)のタイトルも2017年3月31日を以って修理サポートが終了した[2]

主なタイトル

脚注

  1. ^ 『弊社商品の保守対応終了について』バンダイナムコエンターテインメント 2015年7月
  2. ^ 弊社製品保守対応の終了についてセガ・インタラクティブ、セガ・ロジスティクスサービス 2016年11月

外部リンク