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『'''ソニック&テイルス'''』(ソニック アンド テイルス, SONIC & TAILS)は、セガ(後の[[セガゲームス]])が[[1993年]][[11月19日]]に発売した[[ゲームギア]]用のアクションゲーム。<ref>{{cite web|url=http://sega.jp/archive/segahard/gg/soft.html|title=[セガハード大百科] ゲームギア対応ソフトウェア(セガ発売)|publisher=[[セガゲームス|セガ]]|accessdate=2015-05-31|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120601115130/http://sega.jp/archive/segahard/gg/soft.html|archivedate=2012年6月1日}}</ref> [[ソニックシリーズ]]における初のゲームギア用のオリジナル作品である。日本国外では『'''SONIC THE HEDGEHOG CHAOS'''』(ソニック ザ ヘッジホッグ カオス)というタイトルで発売された([[ヨーロッパ|欧州]]などでは[[マスターシステム]]でも発売)。 |
『'''ソニック&テイルス'''』(ソニック アンド テイルス, SONIC & TAILS)は、セガ(後の[[セガゲームス]])が[[1993年]][[11月19日]]に発売した[[ゲームギア]]用のアクションゲーム。<ref>{{cite web|url=http://sega.jp/archive/segahard/gg/soft.html|title=[セガハード大百科] ゲームギア対応ソフトウェア(セガ発売)|publisher=[[セガゲームス|セガ]]|accessdate=2015-05-31|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120601115130/http://sega.jp/archive/segahard/gg/soft.html|archivedate=2012年6月1日}}</ref> [[ソニックシリーズ]]における初のゲームギア用のオリジナル作品である。日本国外では『'''SONIC THE HEDGEHOG CHAOS'''』(ソニック ザ ヘッジホッグ カオス)というタイトルで発売された([[ヨーロッパ|欧州]]などでは[[マスターシステム]]でも発売)。 |
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『[[ソニックアドベンチャー|ソニックアドベンチャーDX]]』([[ニンテンドーゲームキューブ]])や『[[ソニック メガコレクション|ソニック メガコレクションプラス]]』([[PlayStation 2|プレイステーション2]]、[[Xbox]])に収録されたほか、『SONIC CHAOS』(マスターシステム版)が[[2009年]][[3月17日]]より、[[Wii]]の[[バーチャルコンソール]]で配信されている(要500[[ニンテンドーポイント|Wiiポイント]])。 |
『[[ソニックアドベンチャー|ソニックアドベンチャーDX]]』([[ニンテンドーゲームキューブ]])や『[[ソニック メガコレクション|ソニック メガコレクションプラス]]』([[PlayStation 2|プレイステーション2]]、[[Xbox (ゲーム機)|Xbox]])に収録されたほか、『SONIC CHAOS』(マスターシステム版)が[[2009年]][[3月17日]]より、[[Wii]]の[[バーチャルコンソール]]で配信されている(要500[[ニンテンドーポイント|Wiiポイント]])。 |
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==概要== |
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2020年1月1日 (水) 09:20時点における版
ジャンル | アクションゲーム |
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対応機種 | Sega Master System, ゲームギア |
開発元 | アスペクト |
発売元 | セガ(後のセガゲームス) |
人数 | 1人 |
メディア | ロムカセット |
発売日 |
[MS]:1993年10月25日 [GG]:1993年11月19日 [VC]:2009年3月17日 |
『ソニック&テイルス』(ソニック アンド テイルス, SONIC & TAILS)は、セガ(後のセガゲームス)が1993年11月19日に発売したゲームギア用のアクションゲーム。[1] ソニックシリーズにおける初のゲームギア用のオリジナル作品である。日本国外では『SONIC THE HEDGEHOG CHAOS』(ソニック ザ ヘッジホッグ カオス)というタイトルで発売された(欧州などではマスターシステムでも発売)。
『ソニックアドベンチャーDX』(ニンテンドーゲームキューブ)や『ソニック メガコレクションプラス』(プレイステーション2、Xbox)に収録されたほか、『SONIC CHAOS』(マスターシステム版)が2009年3月17日より、Wiiのバーチャルコンソールで配信されている(要500Wiiポイント)。
概要
ゲームギアでのソニックシリーズとしては『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』に続く3作目で、初のゲームギアオリジナル作品(ただし、前2作もメガドライブ版の移植ではなく全く異なる作品である)。ゲームギア版では初めて、プレイヤーキャラクターに相棒のテイルスが登場して能力の違う2人を選んでプレイできるようになった。また、メガドライブ版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』より追加されたアクションであるスピンダッシュがゲームギア版では初めて登場したほか、今作のみのキャラクターごとの違う専用アクションやアイテムが登場するのも特徴である。前作のゲームギア版の『ソニック2』に比べてコンティニューを増やしやすくなったりアクト3のボス戦の前にリングが設置されるなど、前作より難易度は下がっている。
ソニックとテイルスの違い
ゲーム開始時に「ソニック」か「テイルス」のどちらかを選んでプレイできる。一度選ぶと途中で交代することが出来ず、ゲームをやめない限り再度選ぶことが出来ない。キャラクターの性能と難易度と設定などは全く違う。
ソニックの能力はスピード向けでテイルスに比べて速い。ソニック専用アクションのストライクダッシュは一瞬だけ無敵状態になって、スピンダッシュより速く移動できるが、敵にぶつかるとダメージを受けてしまうので注意が必要である。さらに、ソニック専用アイテムのロケットシューズは一定時間空を飛んで空中の移動ができる。難易度は普通だがスペシャルステージに行くことができるので、真のエンディングを出すことができる。ゲームスタート時のコンティニューは0回で、増やす方法はスコアを5万点ごとに1回、スペシャルステージでカオスエメラルドを取得すると1回(最大で5個なので5回まで増やせる)、ゴールパネルでテイルスの絵柄が出ると1回増える。
テイルスの能力はバランス向けでソニックに比べてスピードは速くないが、使いやすいので初心者向け。テイルス専用アクションのヘリテイルは一定時間だけ空を飛ぶことが出来るがスピードは移動より遅い。その代わり、このアクションを使うことで高いところへ楽に行くことができるので便利。難易度は低めだがスペシャルステージには行くことができないので、必ず通常のエンディングになる。ゲームスタート時のコンティニューは3回で、増やす方法はスコアを3万点ごとに1回、ゴールパネルでソニックの絵柄が出ると1回増える。
スペシャルステージ
スペシャルステージはソニックをプレイしている時のみ行くことが可能。各ゾーンのアクト1とアクト2でリングを100個集めると残り人数が1機増えると同時にステージをクリアした扱いで自動的にスペシャルステージにワープする。ただし、カオスエメラルドを5個全部入手した時点でスペシャルステージにワープできなくなり、リングを100個集めても残り人数が1機増えるだけになる。
スペシャルステージはステージ中のどこかにカオスエメラルドが隠されており、1分以内に見つけるとクリアとなる。時間内にカオスエメラルドを見つけなかったり穴に落ちたりすると終了になる。ステージ中にリングがたくさん配置されており、スペシャルステージでのみ登場するビッグリングを取るとリングを10個入手できる。また、同じくスペシャルステージでのみ登場するタイマーはこれを入手すると制限時間がしばらくの間だけ止まるようになる。
カオスエメラルドを1個入手するとコンティニューが1回増えるようになり、ドクター・エッグマンの持っているカオスエメラルド1個を除いて、これを5個全部集めた状態で最終ゾーンをクリアすると真のエンディングを見ることが出来る。
ステージ
本作の舞台は前作と同じく「サウスアイランド」。各ゾーンに3つまでのアクトが存在する。全6ゾーン、全18ステージ。最後のステージにはドクター・エッグマンが発明したボスのロボットと対決する。最終ゾーンではドクター・エッグマンと対決する。
- ZONE1 TURQUOISE HILL ZONE(ターコイズヒルゾーン)
- ソニック・ザ・ヘッジホッグのグリーンヒルゾーンと似ている草原地帯を舞台となっているステージ。敵や仕掛けが少なくてステージ自体は難しくないので、ソニックとテイルスの能力と操作に慣れるようにしていく。ロケットシューズが初めて配置されているので、これを取って操作に慣れるようにしていく。
- ZONE2 GIGALOPOLIS ZONE(ギガロポリスゾーン)
- 都会地帯を舞台となっているステージ。複雑な地形になっていて、仕掛けが多くなっている。ビッグ10リングがたくさん配置されている場所が数ヶ所存在する。このゾーンにはロケットシューズは配置されていない。
- ZONE3 SLEEPING EGG ZONE(スリーピングエッグゾーン)
- ドクター・エッグマンによって作られた地帯を舞台となっているステージ。ホッピングが初めて配置されているので、これを取って操作に慣れるようにしていく。仕掛けやホッピングが多く、ホッピングを駆使してステージを進んで行く。
- ZONE4 MECHA GREEN HILL ZONE(メカグリーンヒルゾーン)
- グリーンヒルゾーンがドクター・エッグマンによって機械化地帯に変えられた舞台となっているステージ。スプリングやスプリングを装備している敵が多く配置されているので、スプリングを駆使してステージを進んで行く。アクト2の天井が針だらけになっている場所があり、上に飛ばされるスプリングに気をつけながら進んで行く。
- ZONE5 AQUA PLANET ZONE(アクアプラネットゾーン)
- 水をイメージをした遺跡を舞台となっているステージ。水の遺跡だが、水の地形はあまりないので水に気をつけながら進んで行く。水中に入ってしまったら窒息ミスをしないように泡を取るか水中から脱出するようにしていく。ビッグ10リングがたくさん配置されている場所が存在する。
- ZONE6 ELECTRIC EGG ZONE(エレクトリックエッグゾーン)
- エッグマンの基地を舞台となっている最終ステージ。敵や仕掛けが多くなって、ゾーン2よりさらに複雑な地形になっている。ドクター・エッグマンの対決に勝つとカオスエメラルドを入手できる。カオスエメラルドが全部揃っていない時やテイルスでプレイしている場合は通常のエンディングになるが、ソニックでスペシャルステージでカオスエメラルドを5個入手した状態で全部揃えてクリアすると、真のエンディングが見られる。
アイテム
- ビッグ10リング
- リングが10枚増える。
- ハイスピード
- 一定時間、移動速度が速くなる。
- 1UP
- 残り残機が1機増える。
- 無敵
- 一定時間、光のバリアが身を包み、無敵となる。
- ロケットシューズ
- ソニックをプレイしているときのみ取得可能。一定時間、空中を飛んで移動できる。
- ホッピング
- 乗ると高く跳ねながら移動して、通常より高くジャンプして高いところへ行くことができる。
- タイマー
- スペシャルステージでのみ登場。一定時間、制限時間が止まる。
ゴールパネル
各ゾーンのアクト1とアクト2のゴール前にあるプレートを通過するとアクトをクリアになる。通過した際に書かれていた絵柄のフリッキー以外のパネルの効果によってさらにボーナスがもらえることがある。もらえるボーナスは以下の通り。
- フリッキー
- スコアボーナスのみ。通過した際の速度分でスコアが加算される。1キロで10点もらえるので、最大9990点もらえる。
- 裏返し
- 何も書かれていないパネル。もう一度通過し直し。
- リング
- フリッキーの絵柄のボーナスの加え、リングを10個入手。
- ソニック
- フリッキーの絵柄のボーナスの加え、使用しているキャラクターによってもらえるボーナスが違う。ソニックの場合は残り人数が1機増え、テイルスの場合はコンティニューが1回増える。
- テイルス
- フリッキーの絵柄のボーナスの加え、使用しているキャラクターによってもらえるボーナスが違う。ソニックの場合はコンティニューが1回増え、テイルスの場合は残り人数が1機増える。
操作方法
- 方向ボタンの左右で移動、方向ボタンの上で上を向く、方向ボタンの下でしゃがむ、1ボタンか2ボタンでジャンプ。
- 止まってしゃがんでいる状態に1ボタンか2ボタンでスピンダッシュ。
- スピンダッシュの状態のままに1ボタンか2ボタンを連打すると、通常より速いスピンダッシュになる。
- 止まって上を向いている状態に1ボタンか2ボタンでキャラクターごとの専用アクション。ソニックの場合はストライクダッシュ、テイルスの場合はヘリテイル。
- ソニックのストライクダッシュの状態のままに1ボタンか2ボタンを連打すると、通常より速いストライクダッシュになる。
- テイルスのヘリテイルの状態で空を飛んでいる間、方向ボタンで移動。
- ロケットシューズの状態で空を飛んでいる間、方向ボタン左右で方向切り替え、方向ボタン上下で高さを調整。
- ホッピングに乗っている状態で方向ボタン左右で移動、1ボタンか2ボタンでジャンプして降りる。
音楽
- ZONE4「MECHA GREEN HILL ZONE」のBGMには、ゲームギア版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』の「GREEN HILLS ZONE」のBGM(『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』の日本・欧州版OPテーマ曲「Sonic‐You Can Do Anything」の原曲でもある)をリミックスしたものが使用されている。
海外版のマスターシステム版との違い
- テレビ画面に最適化しているため画面サイズが異なる。また、ゲームギア版と比べて見やすい画面に変更されている。
- 音源が異なり、BGMも違うところがある。例えば、オープニングのBGMは全く別のものとなっている。
- 日本国外のバージョンであるため、前述の通りタイトル名が異なる。また、タイトル画面やゾーンの紹介演出画面も全く違うものとなっている。
関連項目
- ソニック&テイルス2 - 本作の続編であるが、日本国外では『SONIC THE HEDGHOG TRIPLE TROUBLE』というタイトルで発売された。