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ソニックアドベンチャー2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ソニックアドベンチャー2
SONIC ADVENTURE 2
ジャンル ハイスピード3Dアクション
対応機種 ドリームキャスト
PlayStation 3
Xbox 360
Microsoft WindowsSteam用)
開発元 セガ
発売元 セガ
プロデューサー 中裕司
ディレクター 飯塚隆
上川祐司
Keith Palmer(助監督)
デザイナー 上川祐司
シナリオ 前川司郎
プログラマー 片野徹
音楽 瀬上純
床井健一
熊谷文恵
大谷智哉
美術 星野一幸
上川祐司
シリーズ ソニックシリーズ
人数 1~2人
メディア GD-ROM
発売日 2001年6月23日(DC)
2012年10月4日(PS3)
2012年10月5日(Xbox 360)
2024年1月23日(Steam)
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
ダウンロードコンテンツ あり
対応言語 日本語
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ソニックアドベンチャー2 バトル
SONIC ADVENTURE 2: BATTLE
ジャンル ハイスピード3Dアクション
対応機種 ニンテンドーゲームキューブ
開発元 ソニックチーム
発売元 セガ
シリーズ ソニックシリーズ
人数 1~2人
メディア ニンテンドーゲームキューブ用8cm光ディスク
発売日 2001年12月20日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
対応言語 日本語
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ソニックアドベンチャー2』(SONIC ADVENTURE 2)は、2001年6月23日ドリームキャスト用ソフトとしてソニックチームの制作でセガより発売されたハイスピード3Dアクションゲーム

概要

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前作『ソニックアドベンチャー』の続編であるが、今作は「プロジェクト・シャドウ」に関する謎を主軸に物語が描かれているため、前作とのストーリーの繋がりはなく、前作をプレイしていなくともゲームの趣旨は理解することが可能(前作の出来事が少々台詞で出る程度)。プレイヤーキャラクターは前作同様6名。前作にあったアドベンチャーフィールドは廃止され、ミニゲーム的要素はカートレースのみとなった。

発売当日の2001年6月23日[注 1]、翌日の6月24日の2日間に限り、ソニックシリーズの10周年を記念した限定版「ソニックアドベンチャー2 バースディパック」が販売されていた。限定版は付録として、過去のソニックシリーズのゲーム音楽を収録したサウンドトラックCD(ゴールドディスク仕様)とシリーズの歴史を振り返る小型ブックレット、そして記念メダルが同梱されていた。

シャドウ・ザ・ヘッジホッグルージュ・ザ・バットはこの作品が初登場となり、以降レギュラーキャラクターとなる。

本作のストーリー上の続編としては『ソニック ヒーローズ』、『ソニックバトル』、『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』、そして『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』の前日譚を描いたプロローグアニメーション作品『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ:闇の序章』と、収録ゲーム作品『シャドウ ジェネレーションズ』が存在する。

2001年12月20日に、本作のバトルモードおよびグラフィックを強化した『ソニックアドベンチャー2 バトル』がニンテンドーゲームキューブで発売された。略称は「2バトル」「SA2B」など。

2012年10月4日と翌日の10月5日に、「セガ・ドリームキャスト復刻プロジェクト」の第5弾タイトルとしてPlayStation 3用とXbox 360用の移植版が、それぞれダウンロード販売が開始された。両機種版はDC版をベースにHD化されたものだが、別途ダウンロードコンテンツにてGC版『ソニックアドベンチャー2 バトル』相当に拡張することも可能。ただし「2バトル」にアップグレードしていなくてもDC版には存在しなかった占いの館と闇の取引所がオープンされており、チャオのステータス表記もGC版「2バトル」に準拠されている。また、ビジュアルメモリゲームボーイアドバンス(『ソニックアドバンス』『ソニックアドバンス2』との連動も含む)との連動が削除されているため、チャオガーデンにあるおでかけマシーンがたびだちマシーンに変更されている。なお、当作のCMは「大きいランニングマシンの上をみんなで走って撮影した」とプロデューサーの中裕司Twitterで発言している[1]

この移植版は、2012年11月19日Steamでも再発売された。2023年12月16日に行われた「ソニック公式ファンミーティングツアー2023-2024 in大阪」イベント[2]で、『ソニックアドベンチャーDX』と共に2024年の早い時期にSteamにて日本でも配信開放されることが発表された[3]。後日改めて日本国内Steam版配信を2024年1月23日に開放決定とアナウンスをして[4]、配信開放された[5][6]

開発

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本作はソニックチームからわずか11人がアメリカに派遣され、現地で5人増員して、その規模で開発していた。ソニックチームの面々は慣れない異国の地で開発に取り組んでいたため、飲みに行くどころか夕食も休みの日にどこかへ行くのにも皆一緒であり、まさに合宿状態であった。当時は少人数ながらもワンチームで2年に1本のペースで新作を出していくという使命のもと、アメリカで開発を続けていた[7]

ストーリー

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ヒーロー編ストーリー

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自由を愛する主人公、ソニック・ザ・ヘッジホッグが突然軍施設からの逃亡者として捕獲されてしまう。なんとか軍の手を逃れ、街を抜けるソニックの前に、自らと瓜二つの黒いハリネズミが現れる。ソニックはこの自分と瓜二つの黒いハリネズミと間違われて追われる身となっていることを悟り、挑むが、黒ハリネズミはカオスエメラルドを扱うことが可能で、初見の技ということもありソニックは黒ハリネズミに遅れを取る。彼はシャドウと名乗り、ソニックの前から姿を消したが、その周囲にはいつの間にか逃亡者である己を取り囲む包囲網が出来上がっていた。軍の基地の監獄にソニックは投獄されてしまうが、エミー・ローズの手による助けと情報の提供によって、シャドウがDr.エッグマンと行動を共にしていることを知る。ひとまずは窮地を脱したソニック達はその後、エッグマンからの人々へ向けた全世界支配の大宣言と、従わせる力誇示のための月半面破壊の悪行を目撃する。ソニックは、テイルス、ナックルズ、エミー達と共にシャドウとエッグマンを追い、宇宙に佇む廃墟のスペースコロニー・アークへと向かう。

ダーク編ストーリー

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自称悪の天才科学者Dr.エッグマンは、自身の憧れの祖父Pr.ジェラルド・ロボトニックが生前遺したという軍の最高機密兵器を我がものとするために軍の施設を襲撃する。施設最奥部で眠っていた黒い影は、自身の因縁の相手ソニック・ザ・ヘッジホッグと見間違える程よく似た、別の存在だった。自らをシャドウと名乗り、己を目覚めさせた礼にカオスエメラルドを用意すれば願いを叶えると言うこの存在こそが、祖父が遺した軍の最高機密兵器であった。シャドウはスペースコロニー・アークで待っていると言い姿を消す。

カオスエメラルドを集めるために夜の大都市に現れていたシャドウ・ザ・ヘッジホッグは、自身に迫る軍の追跡を見下ろしながら、脳裏に浮かぶ、過去の忌まわしい事件とマリアが遺した最後の言葉を思い出していた。「お願いよシャドウ 私のかわりに… いつかかならず」「あの星に住むすべての人達に…」シャドウは遺されたマリアの無念に報いるためにも復讐を固く約束する。

ゲームシステム

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ストーリーモードでは、ヒーローサイドかダークサイドを選ぶことになる。最初からどちらでも選択可能。ヒーローサイドではソニック、テイルス、ナックルズの3人、ダークサイドではシャドウ、エッグマン、ルージュのいずれかを操作することになる。誰を操作するかは、ストーリーモードの状況で自動的に変更される(ステージ名が表示されている左側の帯の色で、誰を操作するのか判別できる。例:ソニック=青、テイルス=黄、ナックルズ=オレンジ、など)。

今作では、前作『ソニックアドベンチャー』にあったアドベンチャーフィールドが廃止され、アクションステージとイベントのみでゲームが進行していく。また各キャラクターのレベルアップアイテムはステージ中に配置されている。

ステージ終了時にはステージ中の行動で入ったステージスコアにクリアまでにかかった時間で決まるタイムボーナスが加算され、AからEまでの五段階の評価がなされる。ただし各ステージの2nd・3rdミッション、およびカートステージではタイムのみで評価が決まる他、ステージ内のリングを全て集められれば評価は必ずAランクになる[注 2]

今作では、ヒーローキャラとダークキャラのVS論を導入しており、ヒーローとダークで対応し同じ能力を持ったキャラクターが一人ずつ存在する。同じ能力のキャラクターは、ストーリーモードの最中に直接戦うこともある。ヒーローサイド、ダークサイドの両方をクリアすると、ラストシナリオがプレイできるようになる。また今作では、2P対戦モードが存在し3種類の対戦形式が選べる。対戦モードでは、リングを集めることで必殺技を使うことができる。隠しキャラクターを使うことも可能である。

ミッションの種類

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ミッションは全5種類用意されている。ランク評価システム導入により、今作では一度クリアしたミッションは何度でも挑戦できるようになった。

また、1stミッションで制限時間が設定されているステージでは2nd・3rd・5thミッションでは制限時間はない。

1stミッション
各キャラクターの目的(後述)をクリアする。ステージによっては制限時間が設定されており、時間内にクリアしなければならないものもある。
カートステージではターゲットを追跡し、発見出来ればクリアとなる。
2ndミッション
ステージ内のリングを100枚集める。
3rdミッション
ステージ内のどこかにいる「迷子のチャオ」を探し出す。
基本的にレベルアップアイテム「太古のメロディ」を入手していないとクリア不可能(一部例外あり)。
カートステージでは車に衝突せずにクリアする。そのため、車に衝突した場合は即ミスとなり、ステージの最初からやり直しになる。
4thミッション
1stミッションのクリア条件に加え、制限時間が設定されており、時間以内にクリアする。
1stミッションで制限時間が設定されているステージでは更に短く設定されている。
ソニック、シャドウ、テイルス、エッグマンがプレイヤーキャラクターのステージではポイントマーカーは設置されていない。
カートステージでは壁に衝突せずにクリアする。そのため、壁に衝突した場合は即ミスとなり、ステージの最初からやり直しになる。
Lastミッション
1stミッションのクリア条件に加え、敵の増加や強化、ステージ構造や仕掛けの変更などステージの難易度が高く設定されたハードモードをクリアする。

登場キャラクター

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プレイヤーキャラクター

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以下に、キャラクターの性能や、ゲーム上の目的、物語の背景などを示す。また各ステージで流れるBGMも、各キャラクターのイメージ、テーマにあったジャンルの音楽が採用されている。またヒーローサイドのソニック、テイルズ、ナックルズのテーマソングは前作『ソニックアドベンチャー』での楽曲を、違う伴奏に歌詞を載せたリバイバル楽曲である。

ソニック・ザ・ヘッジホッグ
声 - 金丸淳一
主人公。今回の彼は、シャドウ(後述)と間違われて軍に捕らえられるがすぐに脱出。その後、自分そっくりのハリネズミ、シャドウと出会い再び軍に捕らえられてしまう。助けに来たテイルス、エミー、そしてルージュを追っているナックルズと共に、エッグマンを追うことになる。
ステージ最終地点にあるゴールリングに触れるとステージクリアとなる。基本的に前作とシステムは変わらない。足が速く、ハイスピードアクションを楽しむことが出来る。新しく追加されたアクションは、レールの上を滑るグラインド、狭い場所をくぐり抜けるサマーソルトなど。また前作のライトスピードダッシュは、溜めなくとも発動可能なライトダッシュへ変化した。アイテムを手に入れることでバウンドアタック、マジックハンド、ファイヤーサマーソルトも使用可能になった。グラインドアクションの追加に伴い靴のデザインが変更された。また、前作と比べ若干大人びた雰囲気を醸し出している。
ソニックのステージで流れるBGMは、ロックヘヴィメタル系で構成されている。
テーマソングおよびヒーローサイドのエンドソングは「It Doesn't Matter」(リバイバル)
マイルス "テイルス" パウアー
声 - 村田あつき
ソニックが軍に捕まってしまったことを知ったテイルスは、ソニックを助けるためにプリズンアイランドへ赴く。エッグマンに襲われているエミーを助け、共にソニックを助けに行くことになる。
ゲーム上の目的は、ステージ最後にあるゴールリングに触れることである。今作のテイルスは、トルネードを改造した足歩行マシン「サイクロン」に乗っており、前作のガンマのようなロックオンシューティングアクションを楽しむことが出来る。その反面、テイルスの最大の魅力であったプロペラ飛行が出来なくなったため、行動範囲は格段に狭くなった。ロックオンすることでホーミング弾で敵をまとめて破壊でき、スコアを稼げる。また、前作のガンマと異なりロックオン以外にバルカン砲も撃てる。また、「体力」という概念が追加され、リングを所持していない状態で敵からダメージを受けても体力ゲージが残っている限り即ミスにはならずに体力ゲージが減り、0になるとミスになるシステムになった。それに伴い、リングを所持している状態でもダメージを受けて体力ゲージが0になった場合はリング所持に関わらずミスとなる。減少した体力はリングやカオスドライブ、アイテムバルーンにあるライフを取ることで回復する。レベルアップアイテムの装備により、硬いコンテナを破壊するバルカン砲が撃てたり、ホバリングが可能になる。チャオガーデンに限り、サイクロンから降りた状態でプレイが可能で、その際はプロペラ飛行が可能[注 3]。前作と異なり、身体を丸めてのジャンプはなくなった。前作の功績を称えられ、政府からカオスエメラルドを贈られている。
テイルスのステージで流れるBGMは、ポップロックサザンロック系で構成されている。
テーマソングは「Believe in Myself」(リバイバル)
ナックルズ・ザ・エキドゥナ
声 - 神奈延年
女コウモリ、ルージュにマスターエメラルドを盗まれてしまうナックルズ(どういう経緯で盗まれたかは不明)。ルージュを追いかけ口論する最中、エッグマンが現れマスターエメラルドを奪っていく。だが、ナックルズはエッグマンに盗られるぐらいならと、マスターエメラルドを破壊する。マスターエメラルドを欲するルージュとエメラルドのカケラ探しを競い合うことになる。
ゲーム上の目的は前作と同様、ステージ上に散らばっているエメラルドのカケラを3つ集めること。ただし、ステージによってはカケラ以外のものも探すことになる[注 4]。前作に比べステージが広いため難しくなった。また、エメラルドの探知レーダーは一つずつしか反応しなくなったが、反応なしのものを入手することもできるうえ、高ポイントにつながる。そのため基本的に入手する順番は自由。ステージに配置されているモニターを調べるとカケラのある場所のヒントを教えてくれるが、ポイントが大幅に下がってしまう。貰えるヒントは全部で3つまでで、それ以上モニターを調べることはできない。少ないヒントほど高ポイントを獲得できる。今作の彼は水中を泳ぐ能力が追加され、水中にもカケラを探しに行くことになる。アナログキー1回転+攻撃ボタンでスパイラルアッパーが使える。また、レベルアップアイテムを入手することで、硬いコンテナを破壊できるようになる。息継ぎする必要がなくなるアイテム「エアーネックレス」がある。
今作から、ナックルズにはトレジャーハンターとしての設定が追加される。前作よりもコミカルな行動が目立つが、終盤ルージュとの戦闘後においては正義漢的な一面も見せた。
ナックルズのステージで流れるBGMは、ヒップホップ(主にオールドスクール)で構成されている。
テーマソングは「Unknown From M.E.」だが、リバイバルというよりかは、リミックスカバーに近い。
シャドウ・ザ・ヘッジホッグ
声 - 遊佐浩二
もう一人の主人公。プリズンアイランドにある軍の施設に封印されていた黒いハリネズミ。エッグマンによって封印を解かれ、封印を解いてくれたエッグマンの願いを叶えるべく、エッグマンに協力する。
ゲーム上の目的は、ステージ最後にあるゴールリングに触れることでステージクリアとなる。基本的なアクションは、ソニックと同様。ただし、レベルアップアイテムが少なく、バウンドアタックとマジックハンドは使用不可能。
また、ヒーロー・ダーク含め全てのキャラクターの中で最もステージ数が少ないキャラクターでもある。
シャドウのステージで流れるBGMは、ビッグビートテクノ系で構成されている。
テーマソングおよびダークサイドのエンドソングは「Throw It All Away」
Dr.エッグマン
声 - 大塚周夫
軍の施設に封印されている、エッグマンの祖父Pr.ジェラルドが遺した軍の最高機密兵器シャドウを手に入れるため施設に侵入する。シャドウからスペースコロニーアークの究極兵器エクリプスキャノンを起動させるように進言され、エクリプスキャノンの起動力であるカオスエメラルドを集めることになる。
今作でエッグマンはソニックシリーズアクションゲーム本編の中では初のプレイヤーキャラクターとなった(アクションゲーム本編以外でなら、『ソニックドリフト』が初)。ゲーム上の目的は、ステージ最後にあるゴールリングに触れることである。エッグマンはエッグモービルに逆関節の脚と武装を装着したメカに搭乗しており、ガンマのようなロックオンシューティングアクションを楽しむことができる。基本的な動作はテイルスと同様。また、体力の最大値がアップするアイテムが存在する(テイルスにはない)。チャオガーデンに限り、エッグモービルから降りた状態でプレイ可能。
性格はこれまでよりシリアスだが、短気でどこか抜けている所は変わらず、詰めの甘さで失敗することもしばしば。また、ソニックのことを憎みつつも、彼の力を認める節がある。ラストシナリオのエンディングでは、テイルスと仲睦まじい様子で「幼い自分にとって祖父はヒーローだった」「祖父のような科学者になりたいと思っていた」と当時の祖父への憧れや自身の夢を語るなどの一面を見せる。
エッグマンのステージで流れるBGMは、デジタルロックなどで構成されている。
テーマソングは「E.G.G.M.A.N.」
ルージュ・ザ・バット
声 - 落合るみ
宝石専門のトレジャーハンター。ルージュはマスターエメラルドを盗むが、エッグマンとナックルズのジャマによりマスターエメラルドが砕け散ってしまう。一かけらも渡したくないルージュは、ナックルズとカケラ探しを競いあうことになる。また、カケラ入手と自分の本来の仕事も兼ねて、エッグマンに協力を申し出る。
ゲーム上の目的はナックルズと同様、ステージ上に散らばっているエメラルドのカケラを3つ集めること。ただし、カケラ以外のものも探すことになる。基本的な動作はナックルズと同様である。ただ、ナックルズはパンチで攻撃するのに対し、ルージュはキックで攻撃する(性能や操作方法は同じ)。また、ルージュは基本的に、目的のものを探すのが地上であるので、水中で息継ぎ不要なアイテムがないが、落ちても泳ぐことはできる。ランダムで、水中のごく浅いところにカケラが隠されることもある。
ルージュのステージで流れるBGMは、ボサノバジャズ系などで構成されている。
テーマソングは「Fly in the Freedom」

非プレイヤーキャラクター

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エミー・ローズ
声 - 川田妙子
ソニックが捕まったと聞き駆けつける途中、彼と瓜二つのシャドウと出会う。エッグマンに襲われるがテイルスに助けられ、共にソニックを助けに行く。今回はストーリー上ソニック達と行動を共にするが、プレイヤーキャラクターではない(自分は「か弱い女の子」を自称しており、自慢のピコピコハンマーで攻撃することはできない)。
対戦モードでは隠しキャラクターとして使用可能。前作と違い、ソニック並みの速度で走り、スピンジャンプやスピンダッシュ、ホーミングアタックなどが使えるようになっている(ピコピコハンマーまで出せる)。GC版では差別化が図られて移動速度やジャンプ力が低下し、スピンダッシュも使用できなくなったが少ないリングの枚数で必殺技を使用でき、かつ強力になっている。
テーマソングは、前作に引き続き「My Sweet Passion」
マリア・ロボトニック
声 - 白鳥由里
シャドウの回想シーンに現れる少女。Pr.ジェラルドの孫娘でエッグマンの従姉妹。アークで産まれたが先天性免疫不全症候群NIDS)を患っており、アークの医療施設で治療を受け生活していた。そのため無菌室となっているアークから出ることを許されず、窓に浮かぶ地球に憧れを抱いていたが、事件の犠牲となり若くして命を落としてしまう。「プロジェクト・シャドウ」は、もともとは彼女の病を治す術を模索するためのものだった。年齢は12歳(『ソニックX』から)。彼女との記憶がシャドウの行動原理となっているが、その記憶も長年封印されたことである誤解を生んでいる。
GC版『ソニックアドベンチャー2 バトル』に限り、ゲームボーイアドバンスと接続しているときだけマリアのスキンをメニュー画面に設定できる「マリアのテーマ」が販売される。配信版の場合はエンブレムを180枚全て集めると超低確率で販売されるようになる。
Pr.ジェラルド
声 - 大塚周夫
Dr.エッグマン、マリアの祖父。本名ジェラルド・ロボトニック。シャドウを創り出したとされている、「プロジェクト・シャドウ」の責任者。アークとエクリプスキャノンを製作した張本人でもある。
大統領
声 - 有本欽隆
連邦政府の大統領。
秘書
声 - 堀越真己
メニュー画面を変更するところであるコマンドを入力するとスキンに使えるようになる。
GUNの兵士
声 - 大川透落合弘治
GUNに所属している一般兵。しかしGUNは戦力殆どをメカに頼っているため、少々頼りない。
オモチャオ
声 - 小桜エツ子
テイルスの製作したチャオ型メカ。アクションステージの至る所に配置され、触れるとヒントやアドバイスをくれる。攻撃、持つ、投げることが出来るが、物凄く嫌がる。持ったままゴールリングに触れると、ステージによって違うセリフを喋る。
闇の取引所でたまに売っている「オモチャオのテーマ」は、オモチャオのスキンをメニュー画面に設定できるようになるアイテム。
チャオ
声 - 佐々木朋子
謎の生命体。現在は開発による環境破壊のため、限られた場所でしか生息していない。チャオが生息している場所をチャオガーデンと呼び、今作でもここに行くとチャオと触れ合える。対戦モードにおいては、テイルスが作った2足歩行マシン「チャオウォーカー」に乗って戦う(どのように操縦しているかは不明)。『ソニックアドベンチャー2 バトル』ではダークチャオ、ダークチャオウォーカーが追加されている。ダークチャオウォーカーはエッグマンが作ったらしい。
ビッグ・ザ・キャット
声 - なし
『ソニックアドベンチャー』で初登場したのんびり屋の猫。今作はストーリーに関わらないが、DC版ではアクションステージのいたる箇所に登場している[注 5]。DC版のみ(ダークキャラとして)対戦モードで使用可能で、エッグマンと同様に2足歩行マシンに乗って戦う。また、ラストシナリオでのあるイベントシーンで特定のボタンを押すとビッグが出現する裏技がある。
ティカル
声 - 麻生かほ里(ボイスは『ソニックアドベンチャー2 バトル』のみあり)
『ソニックアドベンチャー』で初登場、古代ナックルズ族の族長パチャカマの娘。慈愛に満ち皆から慕われているが、覇権主義者の父親とは対立していた。今作はストーリーには関わらないが、対戦モードで使用可能。素早く身軽な行動ができるが、他のキャラクターに比べ、レーダー範囲が狭い。
メタルソニック
声 - なし
ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』で初登場したソニックのライバル。ソニックとは別人とされ、基本的に喋らない。今作もストーリーに関わらないが、対戦モードで使用可能。DC版ではシャドウと同等の必殺技を使用しており、いわゆるコンパチキャラクターに近いものだったが、GC版では差別化されて必殺技が使えなくなった。代わりに全キャラクター中最も走行速度が速い。さらに攻撃を防ぐバリア展開機能を持つ。ただしブレーキが効かない。
カオス
声 - なし
『ソニックアドベンチャー』で初登場したキャラクター。前作はラストボスだったが、今作はストーリーに関わらない。対戦モードで使用可能。本作に登場するのはカオスエメラルドをまったく取り込んでいない、前作におけるカオス0の状態である。DC版ではルージュのコンパチキャラクターのようなものだったが、後のGC版では差別化された。全キャラクター中最も必殺技が強力だが、行動速度は全キャラクター中最も遅い。
チャクロン
声 - なし
前作に引き続きチャオレースに登場する。前作のようなインパクトのある走りではない。

ステージ

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ナックルズ、ルージュ以外のステージにはポイントマーカー(チェックポイント)が配置されており、通過するとその時点でのリング数に応じてアイテム(アイテムなし・リング5枚・リング10枚・リング20枚・ハイスピード・バリア、バリア取得時は電磁バリア)を獲得し、画面右下に通過時のタイムが表示される。また通過以降は、ステージ外落下などでミスをしてもポイントマーカーがある場所からやり直しできる。ただし、スコアの点数は0になってしまうため、最高ランクのAを目指す場合は一からやり直す必要がある(ステージによっては最初のポイントマーカーからのやり直しなら挽回できることもある)。

ヒーローサイド

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ステージ1 City Escape(シティエスケープ)(ソニック)
急勾配の坂道に作られた街を駆け下って行く。ボードによる滑走や建物の壁面を垂直に駆け下るなど、前作の要素も散りばめられている。終盤ではGUNが保有する、2車線程度の広さの道路を完全に塞いでしまうほどの大型トレーラーが登場し、ソニックを追いかけてくる。
ステージ2 Wild Canyon(ワイルドキャニオン)(ナックルズ)
風の吹き出す縦穴が特徴的な谷。ストーリーで訪れた時点でまだ地面を掘る手段を持っていない為、地中にはカケラは一切隠されていない。
ステージ3 Prison Lane(プリズンレーン)(テイルス)
ソニックが捕まっているGUNの施設。他のステージに比べて開けた場所が少ない。
ステージ4 Metal Harbor(メタルハーバー)(ソニック)
GUNの海上基地。ロケットへの乗り込みシーンでは制限時間を過ぎるとロケットが発射されてしまい、制的にミスとなってしまう。
ステージ5 Green Forest(グリーンフォレスト)(ソニック)
プリズンアイランドの森。ツタでの移動や地盤沈下など大きな移動が多いステージ。ストーリーの流れ上、1stミッションでは8分の制限時間が設定されている。
ステージ6 Pumpkin Hill(パンプキンヒル)(ナックルズ)
カボチャや幽霊などが多く見られる山。谷底では上昇気流が吹いているため、万が一足を踏み外しても助かるが、そのまま何もしないでいると上昇気流の勢いを超えて落下し、ミスとなってしまう。
ステージ7 Mission Street(ミッションストリート)(テイルス)
主に高速道路が舞台となっている。道路の一部が崩れ落ちたり、爆薬によって鉄柱を倒して乗って行くなど全体的に足場が不安定なステージ。
ステージ8 Aquatic Mine(アクアティックマイン)(ナックルズ)
水没した鉱脈。水中での操作が多く、水位を調整する事で行ける場所が変わる。後述する「エアーネックレス」が手に入るが、カケラの場所によっては取得しなくてもクリア可能。
ステージ9 Route 101(ルート101)(テイルス)
通常のシューティングとは違い、カーレースを行う。制限時間内に大統領が乗るリムジンに追いつく事でクリアとなる。
ステージ10 Hidden Base(ヒドゥンベース)(テイルス)
エッグマンが拠点とする遺跡。脆い壁やブロックは破壊できるが、ロックオンが出来ない為バルカン砲で壊す必要がある。
ステージ11 Pyramid Cave(ピラミッドケイブ)(ソニック)
ピラミッド内部の通路。点在する扉は砂時計をひっくり返すか、鍵を拾って台座に置かないと開かない。通路にある輪はくぐると得点が入る。
ステージ12 Death Chamber(デスチェンバー)(ナックルズ)
遺跡に作られた基地の中心部。赤・緑・青の色で通路や部屋が分けられており、モニターのヒントも主に色が使われている。このステージにも前述の砂時計がある。
ステージ13 Eternal Engine(エターナルエンジン)(テイルス)
アークのエンジンへの道。通路にダイナマイトが仕掛けられている。攻撃してダイナマイトを爆発させると穴が開いてしまい、吸い込まれると外に放り出されてミスになる。テイルスのステージではAランク獲得スコアは高い。
ステージ14 Meteor Herd(メテオハード)(ナックルズ)
アーク外部の小惑星。当たるとダメージを受ける隕石が頻繁に飛来してくる。縦に長く、移動用のロケットが多く設置されている。巨大なコンテナや一部の壁は落ちている隕石をパンチで飛ばして当てると壊せる。
ステージ15 Crazy Gadget(クレイジーガジェット)(ソニック)
アークのコントロールルームへ続く通路。手動の重力変更装置が仕掛けられており、ステージの最後は足場の側面や裏側を辿る迷路になっている。ストーリーモード時のみ、最後の部屋に入るまでは2分経つごとにエッグマンから催促のメッセージが流れてくる。また最後のメッセージが流れる空間では、重力変更装置を操作した後に下手に動くと落下してミスになるところが多いため、慎重な操作が必要。
ステージ16 Final Rush(ファイナルラッシュ)(ソニック)
アーク表面のエクリプスキャノン近部。大小のグラインドレールが張り巡らされており、平坦な足場はかなり少ない。

ダークサイド

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ステージ1 Iron Gate(アイアンゲート)(エッグマン)
シャドウが封印されている基地。5つのエリアに分かれており、隔壁を破壊するごとに警報が流れるが、最後の隔壁は自力では破壊できない。
ステージ2 Dry Lagoon(ドライラグーン)(ルージュ)
湿地帯に建てられた遺跡。カメがGUNのロボットに囲まれており、ロボットを破壊するとカメの背中に乗って別のエリアに進めるようになる。
ステージ3 Sand Ocean(サンドオーシャン)(エッグマン)
エッグマンが自身の基地へと帰る道。ヒドゥンベースに比べて動く足場が多く、ストーリーで訪れた時点ではまだホバリングができないため、難易度はやや高い。
ステージ4 Radical Highway(ラジカルハイウェイ)(シャドウ)
GUNが警備を続ける高速道路。橋の欄干やフェンスによるグラインドや、平行棒での大車輪などのトリックポイントが多い。
ステージ5 Egg Quarter(エッグクウォーター)(ルージュ)
エッグマンの基地の入口。警備用のロボットが徘徊しており、見つかったままだと回避不能のレーザー攻撃を食らってしまうが、すばやく影に隠れればやり過ごせる。
ステージ6 Lost Colony(ロストコロニー)(エッグマン)
アークの廃棄されたコロニー。部屋に入った際にはほとんど照明が点いておらず落下しやすいが、敵を倒すと数秒間だけ明るくなる。
ステージ7 Weapon's Bed(ウェポンズベッド)(エッグマン)
カオスエメラルドがあるGUNの施設。起動していなかったり複数の爆弾を積んだタイプのロボットが多いため、ステージの長さに対してAランク獲得スコアは高め。
ステージ8 Security Hall(セキュリティホール)(ルージュ)
GUNの巨大金庫。金庫は掘る事で開けられる(Gマークが点滅していると掘れる)、Gマークの点滅していない金庫はエリアごとにステージのどこかにあるスイッチに触れてロックを解除する必要がある。1stミッションでは5分の時間制限があり、1分経つごとにエッグマンから催促の通信が流れてくる。
ステージ9 White Jungle(ホワイトジャングル)(シャドウ)
プリズンアイランドのジャングル。こちらもストーリーの流れ上、1stミッションでは10分の制限時間が設定されている。ただし、グリーンフォレストよりも操作時間は短い。
ステージ10 Route 280(ルート280)(ルージュ)
ルート101と同様、カーレースを行う。制限時間内にテイルスが操縦するトルネードに追いつくとクリアとなる。
ステージ11 Sky Rail(スカイレール)(シャドウ)
機関車の線路が通っている渓谷。ステージ自体はかなり短いが、大半がグラインドレールで構成されている。1UPが多く設置されている。
ステージ12 Mad Space(マッドスペース)(ルージュ)
アーク外部の小惑星群。一部の星には重力が発生しており、裏側まで歩ける。ヒントメッセージは強力な磁場がよって狂っており、すべて本来のヒントとは逆に「メッセージを逆さまに右から読む」または「逆の意味で解釈する」の2パターンになっている。
ステージ13 Cosmic Wall(コズミックウォール)(エッグマン)
アーク外部からコントロールルーム間の宇宙空間。重力が弱く、ホバリングすると上昇していく。ヒーロー・ダークの両サイドステージ中最も長いステージで、Aランク獲得スコアも高く設定されている。
ステージ14 Final Chase(ファイナルチェイス)(シャドウ)
エクリプスキャノンの砲身へ向かう道。ファイナルラッシュとは対照的にグラインドレールは少なく、重力が発生している柱を乗り継いで進む。

ラストシナリオ

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ファイナルステージ Cannon's Core(キャノンズ コア)(テイルス→エッグマン→ルージュ→ナックルズ→ソニックの順)
コントロールルームからアーク最深部への最短路。時間を止めるスイッチが設置されており、これを使ってレーザーや水流を止めることができる(なお、画面左上に表示されているステージのプレイ時間カウントも停止する)。最深部が前作のロストワールドに酷似している。なお、ポイントマーカーはエッグマンパート中の1か所にしか存在しないが、ポイントマーカー通過〜ルージュに交代するまでの区間以外でミスした場合はミスしたキャラクターのスタート地点から交代した時点でのスコアを引き継いで再開となる(キャラクター交代地点が事実上のポイントマーカー、かつスコアのセーブポイントとなっている)。

隠しステージ

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Green Hill(グリーンヒル)(全キャラクター共通)
初代『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の同名ゾーンAct1を3Dアレンジしたステージ。急停止した際の効果音なども再現されている。ランク評価はされるが、クリアの特典は無く、記録もされない。

レベルアップアイテム

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マジックグローブ(ソニック)
ウィンドウ切り替えで「マジックハンド」を選ぶと、近くにいる敵を小さくして持つことができる(倒したことになる)。さらに持った敵を他の敵に投げつけて攻撃することもできる。
ライトシューズ/エアーシューズ(ソニック/シャドウ)
リングに沿って光速移動をする「ライトダッシュ」が使用可能になる。前作と違ってスピンでパワーを溜めなくても、リングのそばに行くことですぐ発動できる。
太古の光(ソニック/シャドウ)
スピンでパワーを溜め、最大まで溜めてから敵の群れの前に行くと敵に沿って敵を倒しながら先に進むことができる「ライトアタック」が使用可能になる。但し、どこに進むのかは分からないので、使う場合は注意が必要。
バウンスブレスレット(ソニック)
ジャンプ中にBボタンを押すと「バウンドアタック」が使用できる。高くジャンプしてから行えば通常より高いところへ行く事もできる。また、敵への攻撃も可能。
通常の数倍の高さまで飛べるバグ技が存在する。
フレイムリング(ソニック/シャドウ)
サマーソルトが炎を纏った強力な「ファイヤーサマーソルト」になり、鉄のコンテナを破壊できるようになる。
太古のメロディ(全キャラクター共通)
各ステージに必ずある遺跡[注 6]の近くでのみ使用可能で、使用すると別の道へのルートやアイテムが出現したりする。
カートステージを除く各ステージの3rdミッション(迷子のチャオ探し)は、基本的にこのアイテムが無ければクリアできない。
拡散ミサイル(テイルス/エッグマン)
ロックオンミサイルの爆発範囲が広がり、一発のミサイルで複数の敵を巻き込むことが可能になる。
ブースター/ジェットエンジン(テイルス/エッグマン)
ジャンプ中にボタンを押し続けると、ゆっくり落下することができる。
バズーカ砲/大砲(テイルス/エッグマン)
バルカン砲の威力が上がり、鉄のコンテナを破壊できるようになる。
シャベルクロー/ピックネイルズ(ナックルズ/ルージュ)
地面や壁に穴を掘ることが可能になる。空中から落下して掘ることも可能。
エアーネックレス(ナックルズ)
水中での息継ぎが無用になり、ずっと水中にいても溺れる事がなくなる。
ハンマーグローブ/アイアンブーツ(ナックルズ/ルージュ)
パンチ/キックの威力が上がり、鉄のコンテナを破壊できるようになる。
サングラス/トレジャースコープ(ナックルズ/ルージュ)
ウィンドウ切り替えで装着でき、普段見えないものが見えるようになる。ジャンプで外れる。
ナックルズ・ルージュのステージの5thミッションでは基本的に必須となる。
剛性強化パーツ(エッグマン)
マシンの装甲が強化され、体力ゲージの上限がアップする。

ボス

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ヒーローサイド

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ビッグフット(ソニック)
正式名称F-6t ビッグフット。二足歩行と飛行が可能であり、機銃での掃射やミサイルの発射などの攻撃をする。弱点はコックピットだが、普段は飛行しているため、着地の隙を狙う必要がある。
ただし、飛行ルート次第では、木箱を足場にすることで飛行中にコックピットを狙うことも可能。
エッグマン(テイルス)
エッグウォーカーに乗ったエッグマンとの対戦。プレイヤーと同様にバルカンとホーミング弾、至近距離時にはパンチを使う。
シャドウ(ソニック)
プレイヤーが操作するソニックと同様の能力を持つ。
キングブーブ(ナックルズ)
巨大なオバケの親玉。通常時では攻撃を受け付けないが、日光に弱い。
エッグゴーレム(ソニック)
エッグマンによって改造された石像。拳を振り下ろすと反動で足場が下がる程の威力を持つが、頭が弱点。
ルージュ(ナックルズ)
基本はプレイヤーが操作するルージュとほぼ変わらないが、必殺技を使って遠距離でも攻撃をしてくる。
エッグマン(テイルス)
一回目の攻撃にミサイル乱射や通常の二倍の威力を持つ極太レーザー攻撃を備えた強敵。
シャドウ(ソニック)
崩れて行く足場の上で走り続けながら戦う。ある程度こちらが遅れると必殺技で攻撃してくることがある他、体力が減ってくると攻撃しようとしてもジャンプして防御されるため、隙を突いて攻撃しなくてはならない。

ダークサイド

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ホットショット(シャドウ)
正式名称B-3x ホットショット。ビッグフットの改良型。機銃の下にレーザー砲が追加されており、ロックオンレーザーを放つようになっている。弱点はビッグフットと同様コックピット。
テイルス(エッグマン)
ヒーローサイドのエッグマンと同様。
フライングドッグ(ルージュ)
正式名称R-1/A フライングドッグ。ビッグフット・ホットショットの改良型。足が無く常に飛行しており、着地の隙を狙うことは不可能。攻撃手段・弱点はホットショットと同様。
ソニック(シャドウ)
ヒーローサイドのシャドウと同様。
エッグゴーレム(エッグマン)
ソニックに撃破され回路が壊れたことにより暴走しているエッグゴーレム。ソニックとは違い胸部が弱点。
ナックルズ(ルージュ)
ヒーローサイドのルージュと同様。
テイルス(エッグマン)
攻撃パターンはヒーローサイドのエッグマンと変わらないが、こちらは体力を増やせるためヒーローサイドより多少楽になっている。
ソニック(シャドウ)
ヒーローサイドのシャドウと同様。

ラストシナリオ

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バイオリザード(シャドウ)
「プロジェクト・シャドウ」の過程で誕生した、巨大なトカゲの姿をした究極生命体のプロトタイプ。凶暴かつ生命維持装置が無ければ生存できない失敗作で、ジェラルドによって封印されていた。後ろ足と目が存在せず、本来目に当たる部分にはパイプが通っている。表皮は攻撃を全く受け付けないが、背中の生命維持装置のみダメージが通る。
ファイナルハザード(スーパーソニック&スーパーシャドウ)
ダメージを負ったバイオリザードが、エクリプスキャノンの砲口へとカオスコントロールでワープし、無理矢理アークを地球に落とそうとしている。本作のラストボスで宇宙空間での戦闘となり、ソニック、シャドウはスーパー化して立ち向かう。生命維持装置は既に壊されており、体にかかる大きな負担によって皮膚の一部が腫瘍の様に腫れ上がっており、そこに体当たりすることでのみダメージを与えられる。使用曲はCrush 40作曲「Live & Learn」。

チャオガーデン

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チャオが生息している場所。今作ではアドベンチャーフィールドが無いため、アクションステージでチャオキーを手に入れることでステージクリア後かステージセレクト(一度でもチャオキーを入手してステージクリアしたことがあるキャラクターのみ)からアクセス可能。

前作と違うのは、普通のチャオガーデンのほかに、とある条件を満たすことで出現するヒーローガーデンとダークガーデンが存在することである。この3つのガーデンはそれぞれ時間の流れが異なっており、普通のガーデンを中間に、ヒーローガーデンは時間の流れが早く、ダークガーデンは遅くなっている。ヒーローキャラとダークキャラのどちらで育てたかで、チャオの属性も変化するようになっている。また、アイテムの入手や、チャオに習い事をさせたりできる。チャオは、ビジュアルメモリに転送することで、ミニゲームが遊べ、こちらでも育てられる。育成したチャオは、チャオレースに参加させられる。チャオレースで優勝すると、エンブレムが手に入る。前作『ソニックアドベンチャー』のチャオがビジュアルメモリに入っている場合、転生扱いで2に転送できる。

なお、『ソニックアドベンチャー2 バトル』と配信版の追加コンテンツでは新たに、育てたチャオ同士で戦わせる、"チャオカラテ"がプレイできる。こちらも優勝すると、エンブレムを入手できる。

キャラクターそのものとしてテイルス/エッグマンを操作できるのはこのエリアのみ。

『ソニックアドベンチャー2 バトル』ではゲームボーイアドバンスとジョイキャリーすることでゲームボーイアドバンスおよび同ハードのソフト『ソニックアドバンス』『ソニックアドバンス2』にチャオを連れて行くことができ、チャオのプチガーデンが遊ぶことができる(『ソニックアドバンス』がなくてもチャオのプチガーデンだけでも遊ぶことは可能)。またメモリーカード間でチャオを交換する「ひっこし」も追加されている。過去にイベントやエンジョイプラスパックに同梱されていた限定ディスクで特別なチャオが配信されており、テイルス、ナックルズ、エミーを模したチャオが入手可能。

配信版ではビジュアルメモリ・ゲームボーイアドバンスおよび『ソニックアドバンス』シリーズとの連動要素が削除されたため、おでかけマシーンがたびだちマシーンに変更された。

脚注

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注釈

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  1. ^ 6月23日」はセガが公式で制定した、ソニック・ザ・ヘッジホッグの誕生日である。
  2. ^ ポイントマーカーでのボーナスや掘り当てたリングは含まれない。また一部のステージでは磁力バリアが必要だったり根本的にリングをすべて集めることができないステージも存在するが、逆にリザルト画面での表示以上にリングを集められるステージも存在する。
  3. ^ チャオロビーでは通常プレイヤーキャラクターの攻撃アクションは行えないが、テイルスのみシッポ攻撃が行えるバグがある。
  4. ^ カケラ等の配置位置はランダム。ただし、ハードモードであるLastミッションではカケラ等の配置位置は固定されており、毎回同じである。
  5. ^ GC版では削除されたが、一部のステージではビッグがいた場所にリングが配置されるようになった。しかしこのリングはほとんどの場合取得できない上に、リングの全回収にはこのリングも含まれる。
  6. ^ 太古のメロディ未入手時の場合、遺跡を調べることができ、各キャラクターがセリフを発する。

出典

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  1. ^ Yuji Naka / 中 裕司 [@nakayuji] (2021年10月9日). "中裕司のツイート 2021年10月9日の発言". 日本国内. X(旧Twitter)より2021年10月9日閲覧
  2. ^
    ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】 [@SonicOfficialJP] (2023年12月16日). "「ソニック公式ファンミーティングツアー2023-2024 in大阪」イベント 開催 - ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】". 日本国内. X(旧Twitter)より2024年2月18日閲覧
    ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】 [@SonicOfficialJP] (2023年12月16日). "「ソニック公式ファンミーティングツアー2023-2024 in大阪」イベント 記念撮影写真 - ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】". 日本国内. X(旧Twitter)より2024年2月18日閲覧
  3. ^ ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】 [@SonicOfficialJP] (2023年12月16日). "「ソニック公式ファンミーティングツアー2023-2024 in大阪」イベント 新情報発表 - ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】". 日本国内. X(旧Twitter)より2024年2月18日閲覧
  4. ^ ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】 [@SonicOfficialJP] (2024年1月20日). "『ソニックアドベンチャーDX』&『ソニックアドベンチャー2』Steam版日本国内配信日決定 - ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】". 日本国内. X(旧Twitter)より2024年2月18日閲覧
  5. ^
    ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】 [@SonicOfficialJP] (2024年1月23日). "『ソニックアドベンチャーDX』&『ソニックアドベンチャー2』Steam版日本国内配信開始 - ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】". 日本国内. X(旧Twitter)より2024年2月18日閲覧
    ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】 [@SonicOfficialJP] (2024年1月23日). "『ソニックアドベンチャー2』追加ダウンロードコンテンツ「バトルパック」も開放 - ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】". 日本国内. X(旧Twitter)より2024年2月18日閲覧
  6. ^ セガ公式アカウント🦔 [@SEGA_OFFICIAL] (2024年1月23日). "『ソニックアドベンチャーDX』&『ソニックアドベンチャー2』Steam版日本国内配信開始 - セガ公式アカウント🦔". 日本国内. X(旧Twitter)より2024年2月18日閲覧
  7. ^ 徳間書店『Nintendo DREAM』2016年11月号38ページ

関連項目

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外部リンク

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