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== 歴史 ==
== 歴史 ==
* [[1781年]]([[天明]]元年) - 三好野の前身の米問屋「藤屋」が岡山の[[西大寺 (地名)|西大寺]]で創業。
* [[1781年]]([[天明]]元年) - 三好野の前身の米問屋「藤屋」が岡山の[[西大寺 (旧市域)|西大寺]]で創業。
* [[1874年]]([[明治]] 7年) - 岡山市天瀬、高級旅館「三好野」を始める
* [[1874年]]([[明治]] 7年) - 岡山市天瀬、高級旅館「三好野」を始める
* [[1891年]](明治24年) - [[山陽鉄道]]敷設に協力したことにより、岡山駅開業と同時に駅構内の支度所の運営をまかされる。4月に[[山陽鉄道]]が[[倉敷市]]まで延長されたのを機に、[[駅弁]]の販売を始めた。
* [[1891年]](明治24年) - [[山陽鉄道]]敷設に協力したことにより、岡山駅開業と同時に駅構内の支度所の運営をまかされる。4月に[[山陽鉄道]]が[[倉敷市]]まで延長されたのを機に、[[駅弁]]の販売を始めた。

2020年1月25日 (土) 02:29時点における版

株式会社三好野本店
miyoshino Honten
種類 株式会社
略称 みよしの、三好野
本社所在地 702-8002
岡山県岡山市中区桑野131番地の6
設立 1937年
(創業1781年)
業種 サービス業
法人番号 8260001025987 ウィキデータを編集
事業内容 弁当の製造販売、レストラン運営など
代表者 代表取締役社長 若林昭吾
外部リンク http://www.miyoshino.com/
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株式会社三好野本店(みよしのほんてん)は岡山県岡山市中区に本社を構える会社である。

概要

駅弁などの弁当製造からサービスエリアの経営まで幅広い事業を展開している。

現社長の若林昭吾は、岡山商工会議所副会頭など地元の各種団体の要職を歴任する一方、「若さま」の愛称で地元民放局の番組でレギュラー出演し、明るい性格で得意の駄洒落を披露するなどしている。

歴史

  • 1781年天明元年) - 三好野の前身の米問屋「藤屋」が岡山の西大寺で創業。
  • 1874年明治 7年) - 岡山市天瀬、高級旅館「三好野」を始める
  • 1891年(明治24年) - 山陽鉄道敷設に協力したことにより、岡山駅開業と同時に駅構内の支度所の運営をまかされる。4月に山陽鉄道倉敷市まで延長されたのを機に、駅弁の販売を始めた。
  • 1901年(明治34年) - 岡山駅プラットホームの北側に洋館2階建ての支度所を開業。
  • 1919年(大正 8年) - 「合資会社三好野」 を設立。
  • 1937年(昭和12年) - 株式会社に改組。
  • 1958年昭和33年) - 岡山駅前に弁当工場、レストラン・喫茶・宴会場・結婚式場を備えた「三好野会館」(旧本社)を建設し、当時は珍しかった自動ドアも取り付けられていた。
  • 1959年(昭和34年) - 屋上にビヤガーデンをオープン。本格的なビヤガーデンとして、西日本で第1号。
  • 1963年(昭和38年) - 「祭ずし」を発売。
  • 1970年(昭和45年) - 岡山市青江に結婚式場・宴会場・レストラン・喫茶などもつ「ニューみよしの」を建設、弁当折詰製造工場を移転(現存せず)。
  • 1974年(昭和49年) - 倉敷市に「くらしきミヨシノ」を開設し、中国自動車道勝央サービスエリア下り線にサービスエリアの営業を始める。
  • 1978年(昭和53年) - 中国自動車道七塚原サービスエリア下り線にサービスエリアの営業を始める。
  • 1980年(昭和55年) - 岡山県勝田郡に三好野本店勝央工場を建設。
  • 1995年平成 7年) - 阪神・淡路大震災発生時は朝7時まで弁当約九千個を製造し、同じ岡山市にある岡南飛行場より自衛隊ヘリコプターで納入。1月18日は自力でトラック輸送した物を含め、合計21,500食を神戸市に供給。その後も避難所や民間の病院を中心に供給を続けた。米子自動車道蒜山高原サービスエリア上り線にサービスエリアの営業を始めた。
  • 2001年(平成13年) - 岡山市中区桑野に「おかやまミヨシノお弁当工房」「オフィスセンター」を建設して、岡山市青江より移転。
  • 2011年(平成23年) - 主に女性向けのオフィス宅配ランチ「おべんとDeli」を始める。
  • 2013年(平成25年) - (現在の)三好野本店に事業を譲渡した後に、商号を山陽デリカサービス(東京都国分寺市光町)に変え、本店を岡山市から国分寺市に移転させる。
  • 2014年(平成26年) - 高松駅弁の会社解散により、JR四国高松駅駅弁の製造を受託(JR四国子会社のステーションクリエイト東四国が販売)[1]

 事業を譲渡した山陽デリカサービス(東京都国分寺市光町)が、5月15日に東京地裁立川支部によって特別清算開始決定を受ける。[2]。  4月1日に岡山第二合同庁舎(中国四国農政局等)のレストランの営業を始める。  7月1日に中国自動車道七塚原サービスエリア上り線にサービスエリアの営業を始める。  9月1日に、津山市・新見市・玉野市とタイアップし、地域特産駅弁シリーズ3種を同時発売する。  12月5日に、岡山駅前に開店したイオンモール岡山内の「タカシマヤ フードメゾン」に、お弁当店(edesse)と蒜山スイーツ店(desser)を開店する。

  • 2015年(平成27年) -4月に、新大阪駅 エキマルシェの「旅弁当にぎわい」で岡山駅弁の販売が始まる。
  • 2016年(平成28年)-3月31日えきまえミヨシノ閉館
  • 2016年(平成28年)-4月1日勝央サービスエリア上り線の運営を開始
  • 2017年(平成29年)-東京駅改札内「駅弁屋 祭」で岡山駅弁の販売が始まる
  • 2018年(平成30年)-8月予讃線松山駅で駅弁販売が始まる。事業停止した鈴木商店からレシピを引き継ぎ、「松山名物醤油めし」を販売。
  • 2018年(平成30年)-9月山陽新幹線広島駅で駅弁販売が始まる
  • 2018年(平成30年)-9月祭ずし発売45周年を記念して、「桃太郎の祭ずしプレミアム」を発売

主な商品・店舗

駅弁

桃太郎の祭ずし
祭ずし
岡山の伝統的な料理「ばらずし」を駅弁としたもの。日持ちの関係から、寿司飯の中に干瓢などを混ぜることが出来ず、ご飯の中に具の混じっている「ばらずし」と差別化するため名称を変えようということになり、若林英治の発案により「祭ずし」と命名された。三好野本店はこの名称を商標登録している。
エビあさり穴子、酢でしめたママカリなどの海の幸と竹の子、椎茸蓮根などの野菜を使い、錦糸卵を散らしている。
祭ずし系統の商品として、「桃太郎の祭ずし」「祭ずし 匠」「お祭り弁当(祭ずしとおかず折りの組み合わせ)」「八角祭弁当(祭ずしとおかずを八角のパッケージにまとめたもの)」などがある。

駅弁以外の弁当

各種直販弁当のほか、以前は岡山県内のサークルKサンクスのコンビニ弁当の生産請負も行っていた。

店舗

  • 飲食店
  • 高速道路サービスエリア飲食店、売店(勝央サービスエリア上下線・蒜山高原サービスエリア上り線・七塚原サービスエリア上下線)を運営。

脚注

  1. ^ 「高松駅弁」製造委託先は岡山に/JR四国グループ - 四国新聞、2014年6月19日
  2. ^   東京都 (株)山陽デリカサービス - 東京都倒産情報 、2014年6月2日

外部リンク