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== 脚注 ==
== 脚注 ==

2020年1月25日 (土) 04:13時点における版

北村 春江
きたむら はるえ
生年月日 (1928-07-11) 1928年7月11日(96歳)
出生地 日本の旗 京都府京都市
出身校 立命館大学法学部
前職 兵庫県芦屋市長
現職 弁護士
所属政党 無所属
称号 藍綬褒章
旭日中綬章
配偶者 北村巌

第15・16・17代 兵庫県芦屋市長
当選回数 3回
在任期間 1991年4月27日 - 2003年6月10日
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北村 春江(きたむら はるえ、1928年7月11日 - )は、日本政治家弁護士。元兵庫県芦屋市長(第15・16・17代)。夫は弁護士北村巌

来歴

京都府京都市生まれ、大阪府育ち[1]。1945年に立命館専門学校に入学。1952年に立命館大学法学部を卒業。性別による職場での不平等を経験したことから法律家を目指す。1956年に立命館大学の女子卒業者で初めて司法試験に合格し[1]司法修習を経て1959年弁護士登録。大阪家庭裁判所調停委員や芦屋市教育委員会委員長を務める。

1991年芦屋市長選挙に無所属で出馬し、初当選を果たした。1992年藍綬褒章受章。市長在職中の1995年には阪神・淡路大震災に遭遇し、芦屋市も被害を受ける。2003年の芦屋市長選には出馬せず[2]、政界を引退した。同年、井戸敏三兵庫県知事より兵庫県知事表彰を受ける。2004年旭日中綬章受章。

2015年1月18日深夜放送のNNNドキュメント阪神・淡路大震災から20年② ガレキの街の明暗 誰のための復興か」でのインタビューに応じ、VTR出演している。

人物

  • 夫・北村巌も北村春江同様弁護士で、長男は検察官を務める法曹一家である。
  • 日本で初めての女性の市長である(町村長は北村が就任する以前に前例がある)[注釈 1]

著作物

  • 坂本福子、大森典子、寺沢勝子、畠山美智子、淡谷まり子、神谷咸吉郎ほか (共著)「第3分科会基調報告 (第26回人権擁護大会シンポジウム)」『自由と正義』第34巻第8号、日本弁護士連合会、東京、1983年8月、121-130頁、ISSN 0447-7480 
  • 北村春江「家族の変容と婦人問題」『現代日本の国家と法』 2巻、乾昭三; 畑中和夫; 山下健次 (編纂)、有斐閣〈講座現代日本社会の構造変化〉、1986年。 
  • 芦田英機、北村春江、政井孝道「座談会 自治体は何をすべきか--大震災から半年が過ぎて (まちづくりを問い直す--防災と自治)」『年報自治体学』第9号、良書普及会、1996年、161-190頁。 
  • 「ひと筆 芦屋市長の3期12年をふり返って」『Liberty & justice』第55巻第1号、日本弁護士連合会、2004年1月、18-20頁、ISSN 0447-7480 
  • 「震災後10年 (特集 阪神・淡路大震災--10年を振り返って)」『消防科学と情報』第79号、消防科学総合センター、2005年、11-15頁、ISSN 0911-6451 
  • 日本弁護士連合会両性の平等に関する委員会 編「第2部第1章2節 3 弁護士から芦屋市長への転身と阪神淡路大震災」『女性弁護士の歩み : 3人から3000人へ』明石書店、2007年。ISBN 978-4-7503-2511-8 

脚注

注釈

  1. ^ 芦屋市2代目女性市長は伊藤舞、2019年4月の統一地方選挙で初当選[3]

出典

  1. ^ a b 植田絵里奈 (2008年10月27日). “自ら道を切り拓く—女性の社会進出のパイオニア、北村春江氏”. Rs be ambitious!. 立命館大学. 2019年5月2日閲覧。
  2. ^ 「第15回統一地方選シリーズ(3)今期限りで引退する 兵庫県芦屋市長北村春江さん」『Women's perspective』第547号、市川房枝記念会出版部、2003年4月、5-7頁、ISSN 1345-7098 
  3. ^ “大接戦制した伊藤氏 芦屋で2人目の女性市長誕生”. 神戸新聞. (2019年4月22日). オリジナルの2019年4月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190422001647/https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201904/0012264502.shtml 2019年5月2日閲覧。 

関連資料