「Macintosh Plus」の版間の差分
Darklanlan (会話 | 投稿記録) →日本向け仕様: 漢字Talkと漢字ROMについて加筆 |
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日本向けモデルにはOSに日本語をサポートする[[漢字Talk]]が用意され、[[JIS X 0208|JIS]]第1水準相当の3304字のフォントパターンを収録した[[漢字ROM]]としてのデータを含む256KBのROMが搭載された<ref name=":0">{{Cite journal|和書|author=柴田文彦|year=1986|title=TEST ROOM : Macintosh Plus with 漢字Talk|journal=[[月刊アスキー]]|volume=10|issue=7|pages=139-143| |
日本向けモデルにはOSに日本語をサポートする[[漢字Talk]]が用意され、[[JIS X 0208|JIS]]第1水準相当の3304字のフォントパターンを収録した[[漢字ROM]]としてのデータを含む256KBのROMが搭載された<ref name=":0">{{Cite journal|和書|author=柴田文彦|year=1986|title=TEST ROOM : Macintosh Plus with 漢字Talk|journal=[[月刊アスキー]]|volume=10|issue=7|pages=139-143|issn=0386-5428}}</ref>。{{要検証範囲|また、標準RAMは2MBとなっていた。|date=2018年7月}}漢字ROMがないオリジナルのMacintosh Plusでも漢字Talkは使用でき、その際フォントはディスクからRAMに読み込まれる<ref name=":0" />。 |
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== 関連項目 == |
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2020年1月25日 (土) 17:29時点における版
Macintosh Plus | |
製造元 | アップル |
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種別 | 一体型パソコン |
発売日 |
![]() |
販売終了日 | 1990年10月15日 |
OS | 3.0 -- 7.5.5(7.5.2を除く) |
CPU | @ 8 MHz |
メモリ |
1 MB(150 ns 30ピンSIMM) 4MBまで拡張可能 (内蔵) |
Macintosh Plus(マッキントッシュ プラス)は、Macintosh 128K、Macintosh 512Kに続く、アップルのパーソナルコンピュータMacintoshの3番目のモデルである。1986年1月16日、アメリカ合衆国にて2599ドルで発売された[1]。過去2モデルはRAMのみの増設ができなかったが、SIMMによって4MBまで拡張することが可能になった。初期モデルは過去モデルと同様のベージュ色だったが、1987年にプラチナカラーに変更された[2]。System 7を動かすことができる最古のモデルでもある。
概要
SCSIポートを備えた最初のMacintoshである。これによりサードパーティー製の外付けハードディスクドライブ、CD-ROMドライブなどが利用できるようになった[3]。その後長い間SCSIポートはiMacにて廃されるまでMacintoshの標準増設インターフェースとして用いられ続けた。但しPlusではSCSIの業界標準仕様が定められる前に設計されたものであり、仕様に100%準拠しているわけではない。SCSIポートのスペース確保のために、本体背面のシリアルポート(モデム/プリンタ)がD-SUBからミニDINコネクタに変更されている。
キーボードやマウスは旧機種と共通のインターフェースを備えていた。ADBが導入されるのは後継機種のMacintosh SEからである。なお本機の標準キーボードよりカーソルキーとテンキーが備え付けられた。
旧機種においてはメインRAM(DRAM)がロジックボードに直付けされていて増設は困難だったが、本機においてはSIMMの採用により増設することができた。30ピンSIMMは最大16MBをサポートすることができるが、本機は22本のアドレスラインしか配線されていなかったため、最大では4MBとなる。
本体内蔵フロッピーディスクドライブは3.5インチ両面800KBのタイプが採用された。シリアルインターフェース経由にて800KBタイプの外付けフロッピーディスクドライブを接続することもできた。後方互換性も確保されており、旧機種にて用いられていた400KBのフロッピーディスクの読み書きもサポートされた。
旧機種向けに作られたシリアルポート接続のハードディスクドライブを接続することができた。ファイルシステムにはHFSが採用された。
システムは3.0となった。ロジックボードには旧機種の倍となる128KBのシステムROMが取り付けられ、これによりHFS、SCSIなどの新たな要素がサポートされた。
ディスプレイは旧機種と同様、9インチ、72ppi、512×342ピクセルのモノクロCRTが内蔵されていた。外付けディスプレイには対応していない。
Macintosh 512Kと同じように、旧機種からのアップグレードキットも提供されていた。作業はアップルの技術者によって行われた。ロジックボードと本体背面のケース(インターフェース類が異なるため)は交換されるが、前面のパネルはそのまま残すことができた。
旧機種同様、冷却ファンは省かれて、動作不良や故障の原因となっていた。特にRAMを4MBに増設した際には放熱が不十分になりがちで、そのため、サードパーティーより冷却ファンが発売されていて、それを取り付けるユーザーが多かった[4]。ハードディスクや拡張スロットを内蔵したMacintosh SEにてようやく冷却ファンが備え付けられた。
日本向け仕様
日本向けモデルにはOSに日本語をサポートする漢字Talkが用意され、JIS第1水準相当の3304字のフォントパターンを収録した漢字ROMとしてのデータを含む256KBのROMが搭載された[5]。また、標準RAMは2MBとなっていた。[要検証 ]漢字ROMがないオリジナルのMacintosh Plusでも漢字Talkは使用でき、その際フォントはディスクからRAMに読み込まれる[5]。
関連項目
出典
- ^ “The 25 Greatest PCs of All Time”. PCWorld (2006年8月11日). 2016年5月20日閲覧。
- ^ “History of computer design: Macintosh Plus”. Landsnail.com (1998年5月17日). 2016年5月20日閲覧。
- ^ “ScuzzyGraph and ScuzzyGraph II”. Low End Mac. 2015年7月10日閲覧。
- ^ Still Useful after All These Years -- The Mac Plus
- ^ a b 柴田文彦「TEST ROOM : Macintosh Plus with 漢字Talk」『月刊アスキー』第10巻第7号、1986年、139-143頁、ISSN 0386-5428。