Macintosh LC
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Macintosh LC(マッキントッシュ エルシー)とは、Apple Computerが1990年に発売した[1]、Macintosh LCシリーズのデスクトップパソコン。また、その後継機種を含めたMC68020・MC68030・MC68LC040搭載のデスクトップMacintoshのシリーズの総称。「LC」は低価格でカラー表記が可能な「ローコストカラー」の略で「LC」を意味すると言われている[1]。
初代Macintosh LCは、Macintoshの低価格路線の第一弾として、上位機種にあたるMacintosh IIシリーズの廉価版Macintosh IIsi、下位機種にあたる白黒モニタ一体型のMacintosh Classicとともに発表された。ピザボックスと呼ばれる薄型の特徴的な筐体を持っており[2],純正の12インチモニタMacintosh 12" RGB Displayと横幅がぴったり合うように設計されていた。CPUとして16MHzのMC68020を搭載しており、カラー対応のMacintoshとしては、当時最も廉価でコンパクトな機種だった[3]。
当時、米国では教育市場で広く使われていたApple IIからMacintoshへの移行を担う戦略機種でもあり,LC PDSスロットにApple IIe カードを搭載すると、Apple IIとしても利用できた。
脚注
[編集]- ^ a b 週刊アスキー. “祝 Macintosh 30周年!! 低価格のカラー表示を目指したLCシリーズ|Mac”. 週刊アスキー. 2020年1月20日閲覧。
- ^ “Apple Macintosh LC Repair” (英語). iFixit. 2022年9月7日閲覧。
- ^ “Mac LC | Low End Mac”. lowendmac.com. 2022年9月7日閲覧。
関連項目
[編集]- Performa - LCシリーズにソフトウェア、キーボードをバンドルして販売されたモデル。
- Macintosh LC 475 - ピザボックス筐体の最終モデル、Power Macintosh化が可能。
- Macintosh LC 630 - Power Macintosh 6200, 6300シリーズに引き継がれる新筐体デザインで登場した最後の68K Macの一つ